活動報告
個人的な嗜好を少し語ろうと思う。
私は自身の創作でも、他人の創作でも基本的に「なんとかしてやろう」「なんとかする」っていうそれが好みである。
気に入ったらまとめ買いするし、何度だって読み直す。
あと、基本的に悪役が好きだ。理想を掲げてそれを実行する悪なんて大好物だ。奇麗事の正義なんて糞食らえである。力こそ正義、理想こそ我が誇りなのだ。
というわけで、創作活動もそう言ったものが反映されるわけである。
「このはと」世界の主人公格など、揃いも揃って文字通り悪役揃いだ。分かっていて悪行を重ねるし、虐げることだって厭わない。そこには理想や理念があり、その前には必要な犠牲と割り切って進んでやっている。
当然、犠牲者にも言い分はあるだろうが、彼らの前にあっては「弱いのが悪い」と一蹴される。それこそが世界システムだと強者の論理を貫く。
だが、そこにあるのは「なんとかしなくてはならない」「誰かがやらねばならない」というそれが根底にある。だからこそ、悪行だろうが、なんだろうが行うのだ。
ただ、彼らだって人間だ。趣味にだって走るし、下心だってある。
なんてのが描きたいのだが、どうもそういう才能が欠如しているらしい。