投稿記事

擬人化の記事 (38)

禍津神ROSS 2022/08/01 22:32

擬人化競走馬の紹介その25「シンクウカン」


こんにちは。本日も擬人化した競走馬を紹介していきます。

衣装




関係性


アマルガムウェーブ。父親。軽薄そうなのであんまり好きじゃない。
というか擬人化して初対面でナンパされたので蹴り飛ばした。

幼駒時代

評価額は7600万円。
母ブラウンカンはデュアルカラーの初仔であり、
ハイビジョン・フルカラーの全姉。




現役時代はヴィクトリアマイルを制している。
シンクウカンが初仔となる。

初仔なのもあって評価は未知数。誕生年に有力馬が多く、
成長具合から晩成なのもあって最初はさほど期待されて
いなかった面もある。



2歳時

2001年11月にデビューして勝利。
2歳時はこれだけである。



3歳時

GⅢのフェアリーSに格上挑戦して5着。
オープン戦のヒヤシンスSで3着となり、賞金不足もあって
クラシック戦は諦めて地道にステップアップする事に。
1勝クラスを勝利するも、2勝クラスは5戦して勝利無し。
12月の香取特別にて勝利をして3勝クラスに昇格する。



4歳時

3勝クラスで始動して勝利しオープン入り。
総武Sを勝ち賞金を加算してGⅡ阪神牝馬Sへ出走。
勝利して初重賞を挙げる。

母が勝利したヴィクトリアマイルにて初GⅠ挑戦。
3番人気と人気も悪くなかったが、中間で先頭に立つとそのまま前で
競馬する事となり、スタミナ切れして4着となった。

宝塚記念の人気投票でギリギリ出走権を獲得して出走するも、
特に出番無く11着となる。

再び賞金獲得の為にGⅢ関屋記念に出走し勝利。
オールカマーと天皇賞(秋)で2着と好走してさらに賞金を加算。
古馬戦線はリュウジョウが強すぎて無理と判断し海外遠征へ。

アメリカGⅢレッドスミスHにて海外初挑戦ながら2着となると、
香港GⅠ香港カップに出走。
特に目立った成績も無かったので6番人気となる。
1番人気は日本馬、【戦場を選ばない勇者】アグネスデジタル。
直線で先頭になるもすでに満身創痍のシンクウカンに迫る
アグネスデジタル。それでも粘るシンクウカン…
2頭並んだところがゴール地点であった。
アタマ差で勝ったのは―シンクウカン。
初GⅠ勝利が勇者撃破という偉業となった。



5歳時

そのまま海外遠征を続行。
アメリカGⅠガルフストリームパークTHに出走。
前走が評価され1番人気となり、期待に応えて勝利。
牝馬限定戦サンタマルガリータSは2着。
ドバイGⅠドバイゴールデンシャヒーンも2着となり一度帰国。

リベンジの為にヴィクトリアマイルに出走。
昨年の覇者である同期エフシックスとの叩き合いになると
思われたが―相手が違い過ぎた。
2着に4馬身つけて快勝。現役牝馬最強の座に就く。

イギリスGⅠコロネーションCも勝利。
宝塚記念にて人気投票3位となり出走の為に急遽帰国。
しかし中1週出走もあり、疲労が影響してか3着に。

凱旋門賞を狙えると判断し、再び海外へ。
キングジョージ6世&クイーンエリザベスSへの出走を表明。
凱旋門賞と同格のレースに勝てれば…と考えていたが、
さすがにレベルが違っていたか、4着に敗れる。
アメリカに移してロデオドライヴSを勝利してから
牝馬ダート最強決定戦BCディスタフに参戦。
―敵はいなかった。1番人気のアゼリに3馬身以上つけて勝利。
この辺りから「こいつ化け物だ」と思われ始める。

帰国してエリザベス女王杯に出走。
三冠牝馬シャザイカイケンが参戦してくるも、菊花賞からの
出走もあってシャザイカイケンは精彩に欠けていた。


となれば相手にならず、3馬身差で快勝する。
香港GⅠ香港ヴァーズを圧勝して2004年を終える。

6歳時

2005年。まずは1頭の競走馬を紹介しなければならない。

その馬の名は―ディープインパクト。

史実にて無敗三冠を達成。国内敗北は1度だけ。
GⅠを7勝し、種牡馬としても大成功した名馬である。
そのディープのクラシック戦が2005年からなのだが…

この世界のディープは、とにかく運が悪い。

デビューが遅すぎて皐月賞・ダービーは間に合わず。
菊花賞は出走するも大逃げ馬によってペースが狂わされ敗戦。
されど有馬記念で奇跡の末脚を見せて初GⅠ勝利。
才能はあるが「競馬」は苦手という馬になっている。

シンクウカンに話を戻すと、
始動3戦は2着2着3着と勝ちは無かったが、以降は負け無し。
ザ・ゴールドカップ、ダイアナS、パシフィッククラシック、
ジョッキークラブゴールドC、BCフィリー&メアスプリント、
香港マイルと連勝を続ける。



7歳時

オーナーから年内引退と国内専念が発表される。
これにメディアはこぞって
シンクウカンvsディープインパクト
による最強決定戦という風に報道して世間を賑やかせた。

1戦目大阪杯。大逃げ馬による超高速ペースとなり、
ディープはついていけず惨敗。勝ったのはシンクウカン。
2戦目宝塚記念。昨年の三冠牝馬セカンドアナト参戦。


しかし大逃げ馬により大阪杯の焼き増し状態となり、
シンクウカンが勝利。
3戦目天皇賞(秋)。ディープは凱旋門賞に出走した為不在。
となれば敵はおらず1着となる。
4戦目ジャパンC。1番人気はイギリス馬ヴィジャボード。
海外にて活躍したクナイ、ダービー馬デュープレックスも参戦。


また大逃げ馬が出るが、有馬記念以来の末脚で―2着に。
勝ったのはシンクウカンであった。
引退試合の有馬記念はシンクウカンが1番人気。
出遅れこそあったが、大逃げ馬により超縦長展開となった事で
すんなり先頭グループに合流すると、そのまま1着となった。

ネタバレ

どうしてこんなにもディープインパクトに勝てたのか。
それはゲームの仕様を突いたからである。
レース開始前に「戦法」を選択する事ができます。
「大逃げ」「逃げ」「先行」「差し」「追込」から1つを
選びます。NPCの馬が何を選んでいるかは確認できるので、
どういう展開になるかある程度読めます。

その中に1頭でも大逃げする馬がいると、先頭と後方グループの
差が広がりすぎて、差し・追込を選んだ馬が圧倒的に不利になる
というのがゲームの仕様となっています。
大逃げした馬は体力使い果たして惨敗する事が多いので、
「所有馬2頭以上の場合、1頭大逃げさせ残りを先行にする」事で
所有馬を有利に走らせられます。

ディープインパクトは差し・追込タイプなので、大逃げがいると
ディープが圧倒的に不利になるわけです。

――もし、ディープレベルの馬で、前で競馬する馬が出てきたら?
その答えはポモージェ編にて。



産駒(擬人化)

なし



といった感じで今回の紹介は以上になります。
次回をお楽しみに!

フォロワー以上限定無料

無料プラン以上に加入されている方限定で、エッチな部分も公開します。

無料

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

禍津神ROSS 2022/07/24 12:59

擬人化競走馬の紹介その24「ナイトホーク」



キャラクターデータ



 名前:ナイトホーク
 由来:【航空機F-117の愛称】
 身長:160cm
 体重:47.3kg
  B:84(C) W:60 H:84
  父:ブラッククラウン
  母:ジェットウイング
母の父:ホワイトポインター
誕生年:2000年  引退:2005年
 成績:22戦10勝 GⅠ:4勝



【キャラの特徴】

・普段は男らしい言動をしているが内心はビビり。
 レースに勝つ事で自信を得ている。
・機械好きで夢は「空を飛ぶ事」。
 多方面から知識を得ながら何度も失敗している。
・綺麗好きでしっかり整頓されてないと気が済まない。
・スイッチを入れるのが苦手。物事を始めるのは遅く、
 後から全部片づけようとする。



【競走馬データ】

父のブラッククラウンは紹介済みなので割愛。

母ジェットウイングは中日新聞杯を制した重賞馬。
祖母スリージェットは輸入馬であり父は名馬ダマスカス。

母父のホワイトポインターはブラッククランの同期。
禍津神牧場生産馬初の種牡馬でありかしわ記念を勝利。
種牡馬としては「モンスター・スミス」の異名を持つ
名種牡馬ミセリコルデを輩出している。

幼駒時代の評価は同期では2番目くらい。
シアトルスルーの最終産駒にしてフルカラーの産駒の大物
エーレクラルハイトが世間的にも注目されていた。
しかし調教師界隈では「こちらの方が大物では?」と
隠れて話題になっていた。

調教師として選ばれたのはリターンアナトの主戦だった騎手。
ウイニングチケットで日本ダービーを勝利してから怪我で
騎手を引退し調教師となり、2年目からGⅠ馬、しかも
リターンアナトの産駒で達成。その後はあまりパッとしない
活躍であまり注目されていなかったところに巷で話題の
ナイトホークが預託される事となった。

デビューは―2003年3月4週。あまりにも遅すぎた。
もう桜花賞の前哨戦も終わろうかという時期のデビューである。
理由はナイトホークのゲート難にあった。
とにかく出ない。ゲート開いても走らないのであった。
競走馬がゲート開いたら走り出すのは訓練の賜物であり、
中にはゲート開いてもトコトコ歩き出すどころか歩行すらしない
馬も存在する。これらを矯正するのに時間を要してしまった。
それでも初レースで初勝利を挙げると格上挑戦としてオープン戦
スイートピーSに出走。が、6着と掲示板にも載れず。
順当に出走した条件戦は連勝。抽選を潜り抜けて秋華賞へ。
しかしここは桜花賞馬スティルインラヴとオークス馬
アドマイヤグルーヴの2強体制。
割り込む事ができず、6着となった。
再び条件落ちしたがすぐに勝利してオープンに復帰。
母が勝利した中日新聞杯は4着に終わり、2003年を終える。

2004年。始動戦の愛知杯は5着。ダート戦エンプレス杯を勝利。
ダート馬疑惑が出る中、阪神大賞典に出走するも3着。
賞金は足りたので天皇賞(春)に出走。
1番人気はゼンノロブロイ…だったのだが、7番人気のアイポッパー
が激走して波乱を起こして勝利。ナイトホークは8着。
次でダメならダート転向しようと考えて目黒記念に出走。

が、ここからナイトホークは大きく化ける事となる。

敵になりそうなのがリンカーンしかいなかったとはいえ、
ここを8馬身差で圧勝。日本ダービーの後に行われたレースなので
注目度はやや低かったがその圧勝劇により各陣営の警戒度が増す
事に。
宝塚記念の人気投票にて27位にランクイン。
上位馬半数が回避したので出走確定となり当日に。
当日の1番人気はアマルガムウェーブ産駒シンクウカン。
ゼンノロブロイ、スティルインラヴ、タップダンスシチー、
アイポッパー、シルキーブレイド、ファインモーション、
ヘヴンリーロマンス、アドマイヤグルーヴ、ローエングリンと、
メンバーは超豪華。ナイトホークは6番人気。
最後の直線でシンクウカンとの叩き合いになりつつ、
後方から追い上げてきたエーレクラルハイト。しかし伸びきった
ナイトホークがクビ差で勝利。初GⅠ勝利を挙げた。
ローテーションの厳しさもあってバテたナイトホークは夏を全休。
ぶっつけ本番で天皇賞(秋)へ。
宝塚記念の影響で1番人気に選ばれる。メンバーはほぼ同じ。
となれば敵はおらず、1着ゴール。
次走のジャパンC。海外勢で強いのはおらず、3歳代表の
キングカメハメハは引退済み。
海外帰りのシャドウカリバーンがいるが国内GⅠは勝利無し。
前を走るタップダンスシチーと追いかけるゼンノロブロイ。
その間で走るナイトホークは2頭の隙を突いてクビひとつ分伸び、
1着でゴールイン!GⅠ3連勝を挙げた。
昨年秋古馬三冠を達成して引退したリュウジョウ。
その後継となるべく挑んだ有馬記念。当然の1番人気。
2番人気はこれで引退となる賞金王ハーヴェストエイジ。
牝馬三冠+菊花賞という前代未聞の成績シャザイカイケン。
この禍津神三強にゼンノロブロイとタップダンスシチーが挑む
形に。
――が、距離不安もあって大逃げで誤魔化そうとしたのが仇に。
これまで先頭馬をマークする逃げで戦ってきたナイトホークだが、
弱点としてスタートから中間まで様子見をする癖があり、今回も
様子見をした結果―先頭から200m以上引き離される事に。
前で走って耐え続けるナイトホークにそれだけの差を覆す力は無く、
4着に敗戦。勝ったのはゼンノロブロイであった。

2005年。有馬記念の疲労を回復するのに時間を要して大阪杯に
ぶっつけ本番で挑戦。その所為もあって2着に敗戦。
次走は天皇賞(春)。昨年の覇者アイポッパー、
菊花賞でシャザイカイケンの2着となったオペラシチー、
驚異の追い込み馬ヒシミラクル等、ライバルが多い中1番人気。
が、レースは一方的な展開となった。
最後の直線で抜け出したナイトホークがリードを稼ぎ続ける中、
ヒシミラクルは前が防がれて進出が遅れてしまい、抜け出して
猛追するも届かず。ナイトホークが1着となった。
日本競馬の主役は自分だと示したが―ここが限界を迎えた。
連覇を狙った宝塚記念はエルドラドⅡの末脚に屈し2着。
天皇賞(秋)は覚醒したマイラーダイワメジャーに負け5着。
ジャパンCはアルカセットの抜群のレース展開に負け6着。
引退試合となった有馬記念。大逃げを行い、しかし残り100mまで
先頭だったナイトホーク。誰もが勝利を確信した刹那―
いるはずの無い衝撃が、大外から全てを覆した。

11番人気―ディープインパクト、初GⅠ勝利

(ディープインパクトについては次回シンクウカン編にて)

ナイトホークは2着と大健闘し、ターフを去った。

繁殖入りしたナイトホークは初年度から重賞馬を輩出。
特にGⅠ10勝のバイパーゼロはダート女王バラクーダ、
二本ダービー馬オールドヨーゼフへと繋がれている。



【産駒(擬人化)】

バイパーゼロ





といった感じで今回の紹介は以上になります。
次回をお楽しみに!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

禍津神ROSS 2022/07/18 21:55

擬人化競走馬の紹介その23「シャザイカイケン」



キャラクターデータ



 名前:シャザイカイケン
 由来:【謝罪会見】
 身長:150cm
 体重:39.8kg
  B:75(A) W:56 H:78
  父:ドゲザ
  母:プリンシパル
母の父:ノーザンダンサー
誕生年:2001年  引退:2004年
 成績:14戦9勝 GⅠ:5勝



【キャラの特徴】

・落ち着いた物腰で言葉遣いも上手。
 礼儀作法・マナーに詳しい。
・人に物事を教えるのが得意。
 問題児達の指導員としても活動している。
・普段は優しいが怒ると笑顔のまま罵倒してくる。
・身体が弱く無理するとすぐ熱を出す。
 弱っている時はすごく甘えてくる。
・エロ耐性皆無。キスシーンだけで顔が真っ赤に
 なって倒れる。



【競走馬データ】

父はスノウノイズの活躍から飛躍を遂げ始めたドゲザ。
スノウノイズ後も産駒がオークスを制し、海外GⅠを
勝利し、評価が上がってきた頃。

母プリンシパルだが、母はモンテオーカン。
ハイビジョン・フルカラーの母デュアルカラーの妹に
あたる。
母父は…ノーザンダンサー。
世界の血統図を塗り替えた化け物種牡馬である。
そしてこのプリンシパルが、ノーザンダンサー最後の
産駒である。
1987年に種牡馬を引退する事になったノーザンダンサー。
その引退直前に滑り込みでモンテオーカンを種付け。
プリンシパルが誕生したのであった。
現役時代はGⅡを勝利。ノーザンダンサーの仔という事
で世間的の期待もされていた。

そのプリンシパルはこれまでに
・海外GⅠ勝利のファーストソリスト
・日本ダービーを制したシルキーブレイド
を輩出。シャザイカイケンは4番目の産駒になります。

幼駒時代の評価は勿論高く…とはいかなかった。
評価は下から数えて中間寄り程度。
クラブに売却してクラブ所属で走らせる予定で育成を
行っていました。
が、運命の悪戯というべきか…
2歳になりクラブに売却する日。プリンシパルの仔が
高熱を出して寝込んでしまった。
輸送不可能となり、またクラブオーナーから
「体質弱い馬は利益出せないからその仔は買えない」
と、買い取り拒否。
仕方なく禍津神牧場所属で走らせる予定の馬を売却。
売れ残ったプリンシパルの仔を禍津神牧場所属で
走らせる事に。
父ドゲザが命名される際に候補に挙がっていた
「シャザイカイケン」の名で出走する事となった。

2003年7月にデビューを迎えたシャザイカイケン。
父ドゲザからのシャザイカイケンと、名前の面白さ
からか1番人気に。
絶好のスタートをして先頭に立つと―かかってしまい
暴走し始める。

※かかる
 騎手の減速指示を無視して加速する事。
 大抵スタミナ切れして負ける。

前で粘るも3着に敗戦。
次走の未勝利戦も3着。やはりこの程度なのかとやや
諦めムードに。
―が、ここからシャザイカイケンの快進撃が始まる。
3戦目で初勝利を挙げると条件戦も勝ち連勝。
賞金が足りたので2歳GⅠ阪神JFに出走。
1番人気はリターンアナト産駒のクラベスアナト。
牡馬相手に重賞勝利しており、勝ち確と見られていた。
シャザイカイケンは6番人気。

クラブ関係者「あれが例の売れ残りですか」
オーナー「クラベスほどじゃないですけど走りますよ」
クラブ関係者「じゃあ勝ったら謝罪会見ですな」

なんて笑い話をしながらスタート。
最終コーナー曲がって先頭はクラブ馬シェイクサミット。
シャザイカイケンとクラベスアナトが横並びで2番手。
全然伸びないクラベスを置いてシャザイカイケンが加速。
シェイクサミットも躱すと―1着でゴールイン。
シェイクサミットの3馬身つけての完勝であった。

オーナー「え~この度は…このような大舞台に~」
    「うちのシャザイカイケンが勝利してしまい~」
    「クラブ関係者の方には大変申し訳なく~」

そして何故か表彰式で謝罪会見を始めるオーナーであった。

まっこの後山ほどやるんですが

2004年。チューリップ賞を始動戦に選び出走。
昨年の完勝もあり1番人気になると2馬身差で勝利。
なおこの時の4着がツンギレ女王様ことスイープトウショウ。
本番桜花賞でも文句なしの1番人気。
しかし徹底的にマークされて中団に閉じ込められる展開に。
最後の直線で進路を防がれて負けたか―と思った残り100m。
前の馬を躱すと他馬が止まって見える加速力で勝利。
あまりの怪物ぶりに観客が一瞬言葉を失ったほどである。
そしてオークスだが、完全に勝ち確ムードである。
ドゲザ産駒がオークスの適性が高いのは証明済み。
そして当日は、まさしく独壇場。
前を走るダンスインザムードを躱すと伸びる伸びる。
追走するスイープトウショウを影を踏ませず勝利。
夏を全休して9月のローズSを完勝。
三冠最終戦の秋華賞。1番人気。
最後の直線でリードを稼ぎに入るが猛追する
ダンインザムードに追いつかれ―しかしアタマ差残して
勝利。牝馬三冠を達成。
そして始まるいつもの謝罪会見…と思ったが、

オーナー「来週の菊花賞に出走します」

菊花賞出走馬「来るんじゃねぇぇぇ!!?」

前代未聞の秋華賞→菊花賞の連闘である。
というのも…この年の菊花賞出走馬があまりにもパッと
せず、禍津神牧場からも出走馬が他にいなかったのだ。

オーナー「軽く走らせるだけでいいぞ」

当日は1番人気。しかし軽く走らせた影響か最後の直線で
オペラシチーとのたたき合いになり…しかしあっさりと
抜き去って1着でゴール。
牝馬による菊花賞制覇は1947年のブラウニー以来、
57年ぶりの快挙…しかも連闘でという異常な記録を
叩き出した。
しかしそれで燃え尽きてしまったのか…
エリザベス女王杯は8着。
ダート適性があるからと出たチャンピオンズCは4着。
有馬記念は6着となり、引退する事となった。



【産駒(擬人化)】

ゴールデンエイジ




ケイカクドオリ




シャザイランド





といった感じで今回の紹介は以上になります。
次回をお楽しみに!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

禍津神ROSS 2022/07/17 23:24

擬人化競走馬の紹介その22「ハーヴェストエイジ」



キャラクターデータ



 名前:ハーヴェストエイジ
 由来:【豊穣の時代】
 身長:172cm
 体重:68kg
  父:ブライアンズタイム
  母:アナトユタカヒメ
母の父:サクラユタカオー
誕生年:1996年  引退:2004年
 成績:67戦23勝 GⅠ:19勝



【キャラの特徴】

・自分のペースで物事を考え余り周囲の意見を聞かない。
 態度自体は柔らかで接しやすく感じる。
・幼少期に脚が弱かったのが影響して身体を強くする為、
 身体を丈夫にする野菜・果物の研究を行っている。
・牧場に負担を与えない為に研究費用はレースで調達
 している。
・元賞金王なのに威圧感が無いので初対面の人には
 「牧場のスタッフ」と勘違いされている。



【競走馬データ】

同期はスノウノイズとティタニアアナト。

父ブライアンズタイムはアメリカから輸入されてきた
種牡馬。成績はそこそこで、本来は親戚にあたる
サンシャインフォーエヴァーという馬を購入しようとして
交渉したら値段が高くなりすぎて断念。
その代用として日本に購入された経緯がある。
しかしナリタブライアンやサニーブライアンといった
名馬を多数輩出。さらに28歳まで種牡馬を続けており、
日本でその地位を確立するほどに繁栄した。

なお親戚のサンシャインフォーエヴァーは種牡馬としては
失敗。日本に輸入されるも日本でも上手く行かず…

母アナトユタカヒメは牧場の祖ファーストアナトの仔。
阪神JFを勝利するも以後は成績振るわず。

母父サクラユタカオーは中距離で活躍した日本馬。
種牡馬として有力馬を多数輩出している。

幼駒時代の評価は「脚部が弱く大成できるか怪しい」。
脚が通常よりも曲がり気味であり、地面との衝撃で起こる
負荷が蓄積しやすく怪我しやすかった。
牧場長とスタッフは脚部不安解消の為に、伝説の装蹄師を
頼る事となる。
「骨折と腱断裂以外の脚の故障は全部治してみせる」
と豪語する先生のアドバイスの下に蹄鉄を制作。
また食事による改善を試みた結果、脚部の問題は瞬く間に
改善され、トレーニングにも多大な影響を及ぼす事となる。

デビュー戦は1998年6月1週。2歳馬の新馬戦は6月から開始
されるので、最も早くデビューする事となった。
1番人気で1着。2着のザカリヤは後に重賞勝利しており、
レベルの高いレースとなった。
次走の条件戦も圧勝。11月に京王杯2歳Sに出走し2着。
2歳GⅠのホープフルSに出走すると3番人気。
アドマイヤコジーンとアドマイヤベガに次ぐ形となる。
なお後のGⅠ馬テイエムオペラオーは10番人気。
エイジは先行競馬で粘って2着。勝ったのは
アドマイヤベガであった。
4戦2勝2着2回と好成績となり、来年の主役候補として
期待されるようになった。

1999年。始動戦の京成杯は勝利するも前哨戦の弥生賞は
7着大敗。騎手が代理になっていたので仕方がない。
こうして迎えた皐月賞…また主戦騎手が海外に行ったので
代理騎手が乗る事に。3番人気となった。
アドマイヤベガの勝ち確ムードで出走となったが位置取り
が最後方となる。
最終コーナー曲がった段階で前が団子状態。
物凄い末脚で脱落していく馬を躱すベガ。
先頭のブルーケーポイントを躱して前に出るエイジ。
最内からニョキっと出てきたシャープフライト。
3頭が同時にゴール。勝ったのは――
ハーヴェストエイジであった。
素晴らしいレースに観客が大盛り上がりする中、オーナーは
今後について頭を悩ませ始める。
ハーヴェストエイジの脚は改善されたとはいえ弱い事には
変わりなく、スタミナ強化のトレーニングはほとんどできずに
いた影響で、2000mまでが限界と考えていた。
2400mの日本ダービーは勝ち目は無く怪我のリスクも高い。
考えて…海外に遠征する事となった。
ダービーを蹴ってイギリスのGⅡダンテSに出走。
しかし初遠征もあり13着に大敗。
フランスダービー(2100m)に出走して3着と好走。
アメリカのセクレタリアトSは2着。
シャドウエルターフマイルSも2着となり、アメリカの芝なら
いけるとアメリカ芝短距離王者決定戦BCターフスプリントに
出走。3番人気となった。
またこの辺りから先行競馬から逃げ競馬に転向し、先頭でレース
を引っ張るようになった。
その甲斐あってか終始先頭のまま1着でゴール。短距離の適性を
発揮したのであった。
日本に帰国してマイルCSに出走。
しかし短距離王者ブラックホークとのたたき合いに負け2着。
アメリカのハリウッドダービーで1着を取り、1999年は終了。
11戦5勝GⅠ3勝。3歳馬とは思えないレース数となった。

2000年になるが、さすがに長いので省略しつつ紹介。
この年は全世界の短距離GⅠを中心に出走。
9戦3勝GⅠ3勝を挙げる。
時々惨敗するので馬券の予想屋が頭を抱える事に。

2001年。アジアのマイル王となるべくA・M・Cに挑戦。
オーストラリアのフューチュリティS。
ドバイのドバイターフ。
香港のチャンピオンズマイル。
日本の安田記念を対象とし、全勝できたら完全制覇となる。

(なお現在は実施されていない)

しかし、敵はいなかった。
フューチュリティは楽勝。
ターフは出遅れるも驚異的な末脚で勝利。
チャンピオンズも敵はおらず。
安田記念は猛追するアグネスデキタルを押さえて勝利。
ヒヤヒヤさせる場面もありながらA・M・Cを完全制覇。
そして宝塚記念の人気投票で1位に選出される。
これは出ないとファンに失礼という事で出走。
2000mまでしか体力が持たないと考えていたが、これまでの
レース経験によりスタミナがついたのか、圧勝。
もはや止められる馬はおらず、ジャックルマロワ賞と
アイルランドチャンピオンSを勝利。
次走は芝最高賞金額のGⅠジ・エベレスト。
勝利確定―と思われたが、レース前に軽い怪我を負う。
レースに影響は無いと判断して出走するも―3着。

そしてここからエイジは不調に陥っていく。

BCマイルに出走するも8着惨敗。
香港マイルも5着に敗戦。
2002年になり短距離から中距離まで走るも全部10着以下。
香港カップで2着となり復調の兆しを見せるが、
2002年はなんと1回も勝てずに終わってしまう。

2003年。アメリカの芝GⅠを4着で始動。
2回目のフューチュリティSを勝利して18ヶ月ぶりの勝利。
日本の高松宮記念にて1着を取り完全復活…?
チャンピオンズマイルと安田記念を2着。
イギリスのエクリプスSは12着惨敗。
サセックスSも2着となりもウッドバインマイルSと
スプリンターズSは勝利。
雪辱を期して挑んだBCマイルは2着。
オーストラリアの短距離GⅠを9着。香港マイルを2着。
12戦4勝GⅠ4勝と2001年ほどじゃないにしても復活を果たす。

2004年。フューチュリティSは勝利するも他のレースは勝てず。
このまま勝ち無しで引退か…と思われたマイルCSで見事に勝利!
有終の美を…と思っていたら有馬記念に出走する事に。
2200mより長い距離なんて走った事無い上に、この年の中長距離
GⅠを連勝中のナイトホークがいるので敗北は確定。
ならば!と大逃げでレースをかく乱させる作戦に出るもスタミナ
切れで12着。勝ったのはゼンノロブロイ。

※なおハーヴェストエイジが大逃げしなかった場合を後から
 確認したところ、ナイトホークが圧勝してました。

こうして引退を迎えたハーヴェストエイジは最高金額で種牡馬入り。
大活躍とまではいかなかったが、ゴールデンエイジが自身を超える
活躍を見せるなど、ポテンシャルの高さを見せてくれた。
他にもロードトラクターといった種牡馬が活躍しており、
その血は未来にしっかりと引き継がれている。




種牡馬となったクラウンゲッター。しかし現役時にイジメを
受けていた影響か、牝馬に関心を持たず種付けに難航。
有力馬を輩出できず、種牡馬を引退。
その血を繋げる事はできなかった。
しかし後に弟のミスフォーチュン、シンゲツが種牡馬として
GⅠ馬を輩出。ダートを中心にGⅠ馬を輩出し後継種牡馬を
複数輩出。ナシダーの血は未だに継承されている。










ハーヴェストエイジが引退した2004年。1頭の牝馬がデビューし、
牝馬ながら朝日杯FSを制覇しGⅠ馬となった。
その名はクナイ。ハーヴェストエイジの半妹である。

エイジの妹とあってデビュー時から注目を浴びてきた彼女…

しかし誰が予想しただろうか…この忍者が、兄すら超える化け物
であると…



【産駒(擬人化)】

ゴールデンエイジ





といった感じで今回の紹介は以上になります。
次回をお楽しみに!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

禍津神ROSS 2022/06/19 22:19

擬人化競走馬の紹介その21「クラウンゲッター」



キャラクターデータ



 名前:クラウンゲッター
 由来:【王冠の入手】
 身長:159cm
 体重:55kg
  父:ブラッククラウン
  母:ナシダー
母の父:アリダー
誕生年:1998年  引退:2003年
 成績:28戦10勝 GⅠ:4勝

国内での姿



海外での姿



【キャラの特徴】

・大人しく嫌とは言えないタイプ。
・背の低さ等もあってライバル達にイジメられて
 きた。心配させたくなくて誰にも相談せずに
 いた。
・世話焼きでもあり、悩んでいる後輩達を見ると
 つい手を貸してあげてしまう。
・イジメの影響で異性に対して関心を持てない。
 活躍し始めてからすり寄ってくる女達に
 嫌気を覚えている。



【競走馬データ】

同期はエレクトロアナトとリュウジョウ。
父ブラッククラウンはこのシリーズはお馴染みの
名種牡馬。
母ナシダーの初仔であり、唯一の殿堂入り馬。
8歳まで走ったナシダーと違い早熟馬が多く、
GⅠを1勝したら衰え始める仔が多かった。

幼駒時代の評価は「競走馬になれるか怪しい」といった
感じ。大人すぎて闘争心が感じられず、勝負事に向いて
いないのではないかと思われていた。

デビューしたのは2000年の10月。
2番人気ながら勝利。次走の条件戦も3番人気で勝利。
7番人気でホープフルSに出走。5着と好走。

2001年。GⅢのきさらぎ賞に出走するも4着。
2着以内なら皐月賞の出走権を得られる若葉Sは9着と大敗。
日本ダービーの出走権を得る為に出走した青葉賞は3着。
優先出走権を得られず賞金不足となりクラシック路線を
断念。年内を条件戦に費やす事になった。

2002年。オープン馬となりアメリカJCCに出走。
4番人気からの勝利で初重賞となった。
GⅢ新潟大賞典で2着、GⅡ目黒記念で勝利して宝塚記念へ
出走する事に。
が、相手が悪すぎた。日本ダービーを制覇したリュウジョウ。
三冠牝馬のエレクトロアナト。強力すぎる同期が立ち塞がる。
結果は7着。勝てるビジョンが一切湧かない完敗であった。
札幌記念を5着。天皇賞(秋)を5着。
中日新聞杯を2着…1勝のみでこの年を終える事となる。

2003年。厩舎内でトラブルが起きている事に気づいた。
クラウンゲッターが同厩舎の馬とトレーニング中に噛みつかれ
そうになったり、意図的に進路を塞がれる事を多発するように
なった。気の弱いクラウンゲッターが厩舎内の格付けで最下位
扱いされてしまい、他馬からイジメられてるようになって
しまったのだ。
転厩を考えたものの、これまで親身に世話をしてくれた調教師
の為にも所属をそのままにし…海外遠征をさせる事に。
国内はリュウジョウとシンボリクリスエスの2強状態。
心機一転という意味もあった。
しかしアメリカでの1戦目は11着惨敗。
出走が1月4週と急な遠征とレースにゲッターがまったく慣れず、
コンディション調整に失敗したのが敗因であった。
そこで次走を3月3週のオーストラリアGⅠランヴェットSに決め、
早々にオーストラリアへ移動し、慣らしていく事に。
これがクラウンゲッターを大きく化けさせる事となった。
迎えた当日。近走の悪さから9番人気となったクラウンゲッター。
3番手につけて好走するも1番人気のジェイドハントに前を
塞がれて前に出れずに直線に。残り100mでもまだジェイドハント
の後ろ。これは無理―と思われた瞬間、横から抜いたクラウン
ゲッターが一気に加速し――1着でゴールイン。
ついにGⅠ馬となったクラウンゲッター。
次走は同じくオーストラリアGⅠのクイーンエリザベスS。
すっと先頭に立ちそのまま最後の直線に。
勝てるか―と思った瞬間内からワイルドコンフィデンスが強襲。
アタマ差で負けて2着に。
しばらくオーストラリアGⅠが無くなるのでアメリカに再遠征。
しかしWRターフクラシックSは7着。
マンハッタンSは8着と敗戦。
長距離適性を見て長距離GⅠのグッドウッドCに出走。
が…思えばこれまで3000m走らせた事が無い上に芝が重くて
パワーを要する欧州競馬場。一度は先頭に立つもスタミナが
尽きて4着。
次走はアメリカに戻ってノーザンダンサーターフS。
オーストラリアでしか勝てないのか…そう思われていたが、
ここを1着で勝利。
そこで調教師がハっと思い出した。3歳の青葉賞からずっと、
2400mで走らせてなかったと。
2400mと相性良いのかもしれない。そう考えた調教師は同じく
アメリカの2400mGⅠであるターフクラシック招待Sに出走。
前走が買われて1番人気になると―1着でゴールイン。
2400mなら勝てるのか…?そう考えてアメリカの芝GⅠ最高峰
のBCターフに登録…しようとして、諦める事に。
理由は主戦騎手にあった。主戦騎手がリュウジョウと同じで
あり、日程的に天皇賞(秋)に出走が決まっている主戦騎手
がBCターフに出走するのが不可能であった。
やむなく10月4週にやっている3100mGⅠのロイヤルオーク賞
に出走し…4着に敗戦。
主戦騎手の鞍上を考慮して11月1週の長距離GⅠメルボルンC
に出走して6着。
鞍上に振り回されながら12月2週に香港ヴァーズに出走。
当日は不良馬場。ここまでの不良馬場はクラウンゲッターは
初体験。勝利よりも無事に戻ってきてくれれば…そう考えて
いたが…

クラウンゲッター、不良馬場にとんでもなく強かった…!

食らいついてくるミランを1馬身離して1着。
3着のオリエンタルバーリンとは5馬身差。ここまでの着差は
初であり、不良馬場との相性の良さが出たレースとなった。

翌年も現役続行…と考えていたが、全てを出し切ってしまった
のか、香港ヴァーズ直後からガクっと調教タイムが低下。
回復が見られず…競争寿命を迎えてしまった。
そのまま引退、ターフを去った。

種牡馬となったクラウンゲッター。しかし現役時にイジメを
受けていた影響か、牝馬に関心を持たず種付けに難航。
有力馬を輩出できず、種牡馬を引退。
その血を繋げる事はできなかった。
しかし後に弟のミスフォーチュン、シンゲツが種牡馬として
GⅠ馬を輩出。ダートを中心にGⅠ馬を輩出し後継種牡馬を
複数輩出。ナシダーの血は未だに継承されている。



【産駒(擬人化)】

なし


といった感じで今回の紹介は以上になります。
次回をお楽しみに!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

1 2 3 4 5 6 7

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索