詰んでる近未来設定その3 社会と経済
この国のアンドロイドの数は約3億体ほどが稼働しており
第一次産業から第6次産業そして行政に従事している。
彼らは24時間365日働く事が可能であり、また人間と違って
労働基準法も適用されないため生産活動は大幅に増加した。
結果あらゆるモノ、サービスの値段が下がりデフレとなり
社会福祉に関わる費用も大幅に下落したが、代わりに賃金も下がり
格差は絶対的に固定化し以前からの富裕層のみが富を独占している。
ほとんどの人間はもはや働いた金で生活は不可能になった時
国は給付金の支給を決定し、国民はその金で生活を行っている。
最早人間が労働することは社会にとって必須ではないが
男性に関しては一定の年齢以内に人間かアンドロイドと繁殖して
子供が生まれないと税金が5倍になり、年々子供が産まれなくなっている
状況において税金の支払いの為、また国の所有物である繁殖用アンドロイドを
養う為に働きに出かけている。