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2023年 05月の記事 (4)

カスカナ文庫 2023/05/25 14:12

【AI】お胸は手書きで理想の形に仕上げるべし【ゲーム制作】

ゲームの制作に入っています。

1作目は、とにかく完成させることが目標なので、超短編にして、できるだけ早く出す予定です。

裏ではシナリオを中心に進めていますが、それはまだ見せられる状態ではないので、キャラクターデザイン中の画像を置いておきます。

次の画像はヒロイン予定の女の子です。

構図は3Dモデルのスクリーンショットを使って制御していますが、その元になっているモデルはVRoidです。

これは3Dアバター用のモデルなので、裸体を表現するためのものではありません。そのため、脱がせた場合にはところどころに、特に胸に違和感が出ます。

これは服を着た状態での胸の形なので、上に持ち上げられ、少し潰れています。透明なブラを付けていると考えると、理解しやすいと思います。

そういうわけで、お胸部分は直接書いて、理想的な形になるように修正しています。

書き直すといっても、大きさとか形を調整してあげるだけです。あとは細かい部分は全部AIがやってくれるので、大したことはしていません。

生成ガチャがダメなわけではありませんが、細かい部分は直接書いたりして画像を編集する方が圧倒的に早いです。

上の場合は、元の3Dモデルの大きさでは物足りなかったので、がっつりと盛ってみました。最終結果と比べてみると、胸部分が大幅に変わっていますね。

このように、3Dモデルで構図を決める場合、服を着ている場合はそのまま使えそうですが、脱がせると手書きでの修正が必須そうです。

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カスカナ文庫 2023/05/16 20:22

【技術解説】「AI生成」と「AI一部利用」の違い

AI作品の取り扱い一時停止について

上の記事の通り、DLSiteで「AI生成作品」の販売が一時停止になりました。

お取扱い継続作品:作品形式がノベル、ゲームの作品

ただ、この記載の通り、私が販売を予定しているゲームジャンルは影響を受けないので、今回の決定による当サークルへの影響は無いかと思います。

A. ゲーム性が低い・または文章量が少なく、AIイラストの依存度が高い作品についてはお取り扱いできません。
AI作品についてのよくあるご質問

ちなみに、この記載があることから、ただのビューワー機能内蔵の画像生成CG集をゲームとして販売することもできないので、中身のないゲームもどきが紛れ込むことはなさそうです。

AI利用にはユーザーの納得感が重要

「AI生成作品」の販売を停止、「AI一部利用」については販売を継続いたします。

また、このように、「AI一部利用」判定であれば、AI使用のイラスト集でも申請可能だそうです。しかし、このAI一部利用に当たるかどうかの基準は曖昧です。

最も重要な基準は「ユーザーが納得できること」だそうです。

AI使用を隠されると言うことは、ステルスマーケティングと近い感覚で、ユーザーは騙されたと感じるそうです。私はこの説明でかなりしっくりきました。

せっかくなので、少しだけ「AI生成」と「AI一部利用」を考えてみます。

AI生成

まずはAI生成から見ていきます。

まずこれらは確実に「AI生成」に該当します。

詳しい説明は省きますが、いわゆるプロンプト(文字情報)のみで画像を生成しています。

かなり細かい部分まで書き込まれていますが、これと同じデザインは確率上再現できません。文字情報として「細かく書いて」と指示しているだけで、どのように書くのかは文字のみでは制御不可能だからです。

つまり、この緻密なデザインの衣装を着た別のイラストは、今の技術では作成できないので、AI生成による同一人物の複数のイラストを、うまく使うのは難しいです。

しかし画像生成は、背景などの非人物画像には有効に使えるので、これはこれで使用します。

もはや大量の画像を人力で確認できない

ちなみに上の画像の制作過程で、似たような画像を何十枚も生成しています。

もし、これらをCG集として販売する場合。販売サイトのスタッフが、これら全てを人力で確認しなければいけないそうです。これはもうAI利用の良し悪し以前に、対応が間に合わないので制限する、というのは当然ですね。

AI一部利用?

次に私が研究している方法です。上が3DCGによる元画像、下がAIによる調整後の画像です。

3Dモデルからスクリーンショットを書き出し、それを元に細部の書き込みをAIが行っています。こちらにもプロンプトは使われていますが、実際に影響しているのは書き込み部分だけです。

確かに書き込み部分を生成していますが、この場合は構図を維持できるので、(ほぼ)同じ衣装を着たイラストを作成できます。つまりゲームなどに組み込みやすいです。

さて、この形式で作った画像をCG集として販売したとしましょう。
この場合は「AI生成」でしょうか?
それとも「AI一部利用」でしょうか?

どちらの判定になるかは運営側の判断ですが、最終的にはユーザー側の納得感の問題に行き着くので、今のところ厳密な定義や正解の境界線はありません。

しばらくは、どのような形でAIを使用しているかを説明し、ユーザーに納得してもらうということが、より重要になっていきそうです。

ちなみに私の場合、AIは画像以外にも使っています。

企画はChatGPT、脚本はAIのべりすと、プログラミングにはCopilotを用いています。こちらに関してはゲーム開発を始めたら、その時点で解説していきます。

余談

先週はじめにRPGツクールの最新作である「RPG Maker Unite」が発売されました。

この1週間様子を見ましたが、その出来があまりにもひどいと界隈で話題になっています。あるユーザーの意見では、まともに使えるようになるまでには年単位でアップデートを待つべきだそうです。

流石にこれは待てないので、一つ前のRPGツクールである「RPGツクールMZ」で最初の開発を進めたいと考えてます。

Uniteを使う1番の目的はAndroid向けの出力だったので、残念ながら当面はスマホ対応できそうにありません。これはゲームの作り方がスマホ向けに縦画面を前提にするのか、PC向けに横画面を前提にするのかで大きな違いがあります。

キャラクターを魅せる場合は縦画面の方が作りやすいので、実はエロゲは縦画面の方が向いている説があります。実際に上の画像も全部縦に長い構図ですが、これは単純に縦の方が作りやすいからですね。

細かいことは、とりあえずMZで1作品を作りながら考えることにして、ゲーム制作を本格的に開始してきたいと思います。

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カスカナ文庫 2023/05/07 22:45

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カスカナ文庫 2023/05/02 21:14

【イラスト練習】立ち絵と表情

今回は立ち絵の練習です。
左は元の3Dモデル、右はAI処理後の画像です。

AIを活用すると、表情ごとにポーズを変えても、あまり大きな作画コストにはならないので、積極的に立ち絵を動かすことができそうです。

ポーズの参考元はウマ娘のユキノビジンです。

ウマ娘の動きを改めて観察してみましたが、3D立ち絵が会話の一言ごとに変化して、キャラが動き続けるのは結構とんでもない仕様です。

これだけ動くウマ娘でも、同じポーズのまま表情だけ変わる場合もあるので、やはり表情だけの差分は、ちゃんと使い所がありそうです。

指は正しく手書きで補正しても、AI変換の際に崩れます。今の所これが一番の難点。

指というのはAIがとても苦手な部分です。指は写真やイラストごとに見え方が異なり、必ずしも5本全部が綺麗に見えているわけではないので、ほとんどのAIは正しい指の形を認識できません。

AI的には「なんかこの部分は4本とか5本とか画像ごとにバラバラやな。よっしゃ、この部分は適当に書いておけばええんやな!今回は6本にしといたろ!」くらいの感覚です。

指問題は、Midjourneyの最新版は改善したみたいですが、StableDiffusion系ではまだ解決できていません。

AIイラストを見たら、指が綺麗に描けているかを即確認するのが癖になってしまいました。

この記事に載せている画像の指はどれも変なので、製品版には使えません。綺麗に見えている部分もありますが、構造的にはやっぱりおかしいです。

指は最終的にはAIで補正せずに、直接書き込んで完成させることも視野に入れた方が良いですね。

特殊な衣装もまた、AIが正しく認識できないので、形が変わりやすい部分です。

今回の場合は、スカーフや袖部分などが標準的なセーラー服のものではないので、消されたり歪んだりしています。それぞれの画像を比べてみるとよくわかると思います。

それ以外の標準的な部分は綺麗に陰影が付いていますね。

服に関しては書き込むとキリがないので、変わりやすい部分は、元々の3Dモデルのテクスチャを調整して、無難な形にしておく方が最終的に手間が省けそうです。

余談

RPG Maker Uniteが4月27日に発売と直前の25日発表されましたが、今度は販売プラットフォームの不具合で、三度目の発売延期になりました。販売開始の見込みは5月8日だそうです。

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