投稿記事

2023年 07月の記事 (10)

童貞同盟は如何にして瓦解したか 第六話

翌日、ミナトからもらった情報は、結局タケルだけに教えた。
ショウはまだ登校できない状況だとのメッセージが届いたからだ。
『ネットで注文した服がまだ届いてないからどこにも出られない』なんて嘆きと一緒に。
食事は精液だけで事足りるとしてもずっと閉じこもってるのは気が塞ぐもんな。

放課後、タケルと一緒に教わった住所に向かう。

「何っ? って事は、俺もお前もミナトくんに負けてたのか?」
「そうらしい。兄貴より弟のほうが先に大人になっちまってたとはね」

自転車を走らせる事20分。
大きなバイパスから路地に入った川沿いの小さなアパート。周囲は竹やぶに囲まれていて見通しは効かない。
教えてもらわないと辿り着けそうにない場所。目印も無いから地図なし初見で到達するのは難しいだろうな。

アパートにある集合ポストのほとんどがガムテープで封印されていて使用中なのは二部屋ぶんだけ。
元々は単身でこの街に来た船員さんや工場作業員さんたちが住んでいたようだ。
ただ、古いけれどボロっちくなくちゃんと手入れはされていて、今でも十分生活できる雰囲気を保っている。

「この部屋らしい」

部屋番号の横には『Men’s Alliance(メンズ アライアンス)』とのプレートが。

教えてもらっていた暗証番号を押すとロックが解錠する装置がドアにある。
俺はミナトに教わった通りの番号を入力してロックを外し、一呼吸、覚悟を決めてからドアをそっと開けた。


⇒続きは「全部閲覧プラン」でお楽しみいただけます!
ご参加ご登録、お待ちしております!

【 300円 】プラン以上限定 支援額:300円

プランに加入すると、この限定特典に加え、今月の限定特典も閲覧できます 有料プラン退会後、
閲覧できなくなる特典が
あります

バックナンバー購入で閲覧したい方はこちら
バックナンバーとは?

月額:300円

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

童貞同盟は如何にして瓦解したか 第五話

ひと口、ショウの熱い体液を――飲んだ。

もやもやしていたモノがさっと消えた。
美味しいじゃないか! なんで今まで無理だと遠ざけてたんだろう?

俺もタケルもショウに頼んで何杯もお代わりした。

「もうじきお前らも俺と同じくらい美味い精液をいっぱい出せるようになるぞ!」
そんな言葉を聞いて、俺は嬉しくなった。

そうして気分が晴れやかなまま帰宅しオナニーして自分のを口にした。
悪くはない、けど、ショウのモノよりは今一つ。
早く俺もショウみたいになりてぇ!

ここで童貞膜の範囲が広がっていることに気付いた。

「えっ!? 忘れてた? 童貞膜を剥ぎ取ってショウを助ける事も、俺やタケルまでショウみたいにならないようにする事も?」
精液を飲みたい気持ちと飲んだらダメだという気持ちが俺の中に生まれている。

いや、やはり童貞膜は不要だ。
誰かの体液で膜を消さなくちゃダメだ。
誤解を恐れず弟に頼んでみた。

「……精液をくれって……、兄ちゃん、変態になっちゃったの?」

誤解されたーーーーー!

【 300円 】プラン以上限定 支援額:300円

プランに加入すると、この限定特典に加え、今月の限定特典も閲覧できます 有料プラン退会後、
閲覧できなくなる特典が
あります

バックナンバー購入で閲覧したい方はこちら
バックナンバーとは?

月額:300円

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

童貞同盟は如何にして瓦解したか 第四話

諦めてなんかいない。
まだ挽回の、救えるチャンスはある――そう信じていた。

ショウも俺たちも元どおりになるはずと行動を起こしていたけれど、ショウの口から放たれた言葉は俺とタケルの期待をあっさり打ち消した。

もう、俺たちもショウみたいに……。

【 300円 】プラン以上限定 支援額:300円

プランに加入すると、この限定特典に加え、今月の限定特典も閲覧できます 有料プラン退会後、
閲覧できなくなる特典が
あります

バックナンバー購入で閲覧したい方はこちら
バックナンバーとは?

月額:300円

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

童貞同盟は如何にして瓦解したか 第三話

今まで風邪すら罹ったことの無いショウが学校を休んだ。

俺の胸騒ぎはさらに大きくなった。
ショウは本当に体調を崩したせいで休んだのか?
童貞膜が関係あるんじゃないか?

昼休みにスマホで連絡を取ってみたら「インフルエンザ」だと言うけど本当は違うんじゃないか?

タケルに不安を打ち明けたら見舞いがてら確認してみることになった。

放課後、タケルと俺の前に現れたショウは……、
ショウのカラダは――

【 300円 】プラン以上限定 支援額:300円

プランに加入すると、この限定特典に加え、今月の限定特典も閲覧できます 有料プラン退会後、
閲覧できなくなる特典が
あります

バックナンバー購入で閲覧したい方はこちら
バックナンバーとは?

月額:300円

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

童貞同盟は如何にして瓦解したか 第二話

童貞同士で同盟を結成した俺たち。
言い出しっぺのショウに乗せられチンコに黒い膜を作る奇妙な塗り薬をぬる羽目になった。

いくら抜け駆けを防ぐためとはいえなかなかこれは恥ずかしい。
他の奴らの目には触れないようにしないと、バレたら絶対にいじられまくる。

ショウの言う通り小便をしてもオナッて射精しても剥がれる事も無くしっかりとチンポを黒く染めている。
痒くなったり腫れたりもしないので次第に黒チンポにも見慣れて来たころ、微妙な変化を感じてしまった。

「精液の量が増えてる?」

精力がアップして精液が増えたのなら喜ばしい事なので気にする必要など無いのだが、
ショウの言葉を聞いた俺は妙な不安と胸騒ぎを覚えていた。

【 300円 】プラン以上限定 支援額:300円

プランに加入すると、この限定特典に加え、今月の限定特典も閲覧できます 有料プラン退会後、
閲覧できなくなる特典が
あります

バックナンバー購入で閲覧したい方はこちら
バックナンバーとは?

月額:300円

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

« 1 2

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索