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小説の記事 (4)

黒鉦サクヤ 2024/04/04 00:36

因習村ちっくな寄せ集め新刊のチラ見せ

ご挨拶

道路に降り積もった桜の花びらを舞いあげながら車で走るのが、この季節好きだなーと感じる瞬間です。皆様いかがお過ごしでしょうか。
桜は枝垂れ桜と八重桜の色が濃いものが一番好きなんですけど、運転してるときに山桜の淡い色がまだ葉のついてない木々の間に見えてるのも好きですねー。

新刊の話

さて、新刊の原稿やらねばと思いながらちまちま書いてるんですが、いつも通りの内容なので安心してください。
今日も載せる予定のお話前半部分をチラ見せです。
滅んだはずの街が生き返ってるよ、あれれー?なお話です。雑な説明ですが間違いではないです。
相変わらず、溶けたり食べられたり違うものになってたりしますが、グロさよりは美しさを!をモットーに書いております。頑張ります。
ポチッと読んだよって押してもらえるだけで応援になります。いつも押してくださる方々、ありがとうございます。覚えてます!
これからもちまちまと頑張りまーす!

それではまた

今月も週1くらいの更新でいきたいと思います。
エアコンのクリーニングの予約もしたし、暑さに弱すぎる生き物なので夏に向けて少しでも快適な空間づくりに余念がありません。きれいで涼しい空気を浴びるぞ!
それではまた来週、お会いいたしましょー!

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滅んだ街を調査に来た男の話。滅んだはずなのに活気があるが、それが王都まで届かないのはおかしいと調査する。

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黒鉦サクヤ 2024/03/03 22:34

3月のショートショート付き

ご挨拶

気温差が凄まじく花粉も飛びまくっており私はかなり弱ってますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
1月にすぐに次のをなんて言っておりましたが、身内に不孝があったりとオフが多忙でこんなに遅くなってしまいました。
今後はもう少しポンポンと出せるようになるかなーという感じですが、日々体温が35℃あるかないかの低体温で低血圧な虚弱体質のため、無理せず更新していきたいと思います。低血圧の低体温過ぎて動けないの、本当に良くない……。

pixivリクエスト納品しました

skebなどのコミッションは常時募集中なのですが、先日初めてpixivリクエストでご依頼いただきました。ありがとうございます!
勇者の息子が邪神に変わってしまうという、とても私好みのリクエストで楽しく書かせていただきました。
人間と異物が一体化して異形化していくの楽しいなー!とウキウキでした。
あと、性欲解消のためでもないし、勇者の息子が男に手淫されてるけどBLではないなということでBLタグつけてません。タグって付けるの難しいですね……。
そんな【勇者の息子の成れの果て(R18)】は下記からどうぞ!
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21633497

今のところ、ご依頼100%の確率で異形化なんですが、私に求められているのはこれ!?とときめいております。
これからもドンドコお待ちしております。

また、Fantiaやskebでも依頼可能です。Fantiaは全年齢と成人向けのプランを分けているので、全年齢向けならそちらがオススメです。
skeb→ https://skeb.jp/@sky0o00
ファンティア→ https://fantia.jp/fanclubs/500585/commissions
近々、相談も可能な『つなぐ』などでも受注予定ですが、ご縁がありましたらご依頼お待ちしております。

新刊予定

通販とイベント参加をお休みしておりましたが、そろそろ再開しようかなーと思っております。
発行するものはダークファンタジーの短編詰め合わせで、今までと特に変わりありません。分厚いの出してもいいんですけど、今は手製本楽しいしなーということで、手製本と電子書籍で出すのが目標です。
あと、イベント参加は今年もオンラインをメインに、オフは委託などを考えております。イベント主催したりするの好きだし(前やってた)、イベント参加も大好きなんですけど、遠征する体力が……おぉぉ、地元でオリジナル創作オンリーやってほしいー。
委託は下記で行なっておりますので、ダークファンタジーのショートショートがお好みでしたらぜひ!
架空ストア https://store.retro-biz.com/i21308.html

ショートショートの冒頭(本編はプランで公開)

pixivリクエストでいただいたテーマと似てるものをあえて書いてみました。着地点も全部違うんですけど、異形化と精神変化を入れてみたかっただけです。あと男女の下剋上で執事×お嬢様です。描写自体は特にないけど睡眠○されてるところもあり~なお話。
冒頭部分だけ載せてます。残りは無料チケット( JSkRHJHFcv6 )発行しましたので、気になる方はそちらを使うか、お茶会プランを登録いただいてご覧くださいませ。なお、無料チケットは月末に解約しないとそのまま継続になってしまいます。こちらでも忘れないようにアナウンスしようと思いますが、その点だけお気を付けくださいませ。
 
【女神にされたお嬢様】R18・ダークファンタジー・異形化・精神変化・女神化
 
 「お嬢様、目に見えないから何もされていないとお思いでしょうが、それは間違いなのですよ。この世の中には、隠された思いが山ほどあるのです」
 
 このように、と執事がお父様だった植物に手を差し伸べる。周りには、お父様と同様に植物になりかけたまま私を見つめるメイドや弟の姿があった。足元から上に向かって蔓のようなものが伸び、顔だけを残して体を覆い花を咲かせている。ゆっくりと顔が干からびていくのを、私は止めることができない。大好きな弟の顔が痩けこけ、目の光が消えていく。
 
「みんなを元に戻してちょうだい。どうしてこんなことを」
「もう、完全に取り込まれてしまったので無理な話です。彼らはお嬢様の栄養となるのですよ。私がこんなことをしたのは、あなたを私の女神にするためですし。適性があるというのに、愚かな旦那様は頑なに拒んだ」
 
 にっこりと微笑んで、執事は私に近づいてきた。
 怖い。何を考えているか分からないのは元からだけれど、もう本当に分からない。執事は正しいことだけを言っているように思えたから、子供の頃は良き兄のような存在として、今は大切な使用人として信じていた。普段は真面目でキリッとしている好青年なのに、笑うと優しく見える笑顔も好きだった。きっと誰もが彼を信じていたと思う。
 けれど、彼は許せないことに、お父様たちを異形の者とした。信じていたのに。隠された思いが云々って、本人が隠してるんだから分かるはずもない。それを分かれというのが無理な話だ。
 私は震えながら後ろに下がり間をあけるけれど、止まることなく執事は距離を詰めてくる。すぐに壁に追い詰められ、私は身を震わせながらも執事を睨みつけた。
 
「きっと、お父様が正しいんだわ。あなたは狂っている。皆を植物にして私の栄養ですって? そんなもの要らないわ」
「いいえ、そのうち自ら手を伸ばすでしょう。私はそれを待つだけです。お嬢様の体から、女神の芽が出ますから」
「そんなもの出るわけ……んあぁぁあっ」
 
 ドクン、と下腹部が疼く。内臓といえば内臓だけれど、自分で軽く慰めたことしかない場所から液体が零れ落ちるのを感じる。太腿を濡らしていくのが気持ち悪いが身悶えるたびに、こぷりこぷりと溢れ出た。
 
「ほら、私の植えた芽が出ますよ」
「あなたが植えた?」
 
 えぇ、と執事が私のスカートの中に手を入れ、下履きの上から指を滑らせる。

※続きはお茶会プランからどうぞ!

それではまた!

今月はもう少し浮上したいと思います。何かしらお届けできたら良いなあ。
相変わらず寒暖差激しいので、皆様お体大切に!

【 お茶会プラン 】プラン以上限定 支援額:500円

R18【女神にされたお嬢様】執事×お嬢様。お嬢様に執着した執事が女神の種を体内に植え、お嬢様を女神化する話。

プランに加入すると、この限定特典に加え、今月の限定特典も閲覧できます 有料プラン退会後、
閲覧できなくなる特典が
あります

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黒鉦サクヤ 2024/01/05 16:15

新年のご挨拶

ご挨拶

すでに年明けて5日となりましたが、あけましておめでとうございます。
そして、能登半島地震の御見舞を申し上げます。
寒い時期の災害は宮城で東日本大震災を経験してるので、まったく同じ気持ちとは言えないものの、容易に想像することができます。
早い復興を祈ることと寄付などできることは少ないですが、一刻も早く支援が行き届き、心穏やかな日が訪れますように。

雑記

さて、年末のご挨拶もできないまま年が明けてしまったんですが、年末に祖父が入院したりとバタバタしておりました。すみません。
お正月はお猫様とまったり過ごす予定でいたのに、気圧がギュンギュンしてて「おのれ、また気圧、オマエかー!!!」って発狂して5日過ぎました。
おかしい……またこのパターン。
あと、「元旦から新しくバレットジャーナル書くぞ!」って意気込んでいたのに、三日坊主どころか何も書かないまま5日経ちました。
毎年スケジュール帳やバレットジャーナル用のノートを買うくせに、途中で飽きたり面倒になって最後まで使えた試しがないんですよね。
今年こそはと思ったんですが、それ以前の問題でした。無念。
とりあえず、明日からでも(今日からやれよ、私)書いていきたいと思います。

2024年の予定

今年の予定としましては、春くらいにまた同人誌作ってオンラインイベント出たいなと。
オフラインのイベントは昔から出るの大好きなんですけど、まだ少しおやすみ予定です。
虚弱の民は、最近の暑さ厳しい夏コミなどのイベント参加は無理すぎるんですよね。溶ける。あと、冬は行けそうなんですけど時期的になー。
そんな訳で、同人誌の自家通販関係も春以降に復活するかもしれません。あくまで予定ですが実現させたいです。
また、skebなどのコミッション系は常時開けつつ、相談可能な依頼枠も開けていきたいと思っております。
文体などがお好みでしたら、ぜひお声がけくださいませ。誠心誠意取り組ませていただきます。
あとは、いつもの好きなものを好きに書くスタイルで、のんびり創作していきたいと思います。ダークファンタジーのショートショートメインなのは変わりないと思います。

新年初ピッタリ140字SS

ある日、右目から花が咲いた。
どうやら僕は植物化する病にかかっていたらしい。
根が出るよりも前に花が咲き、たちまち研究対象になった。
やがて右半身が植物化し、脳も半分動いていないのか思考も言葉もひどく曖昧になる。
変わりゆく体が心地よく、天にも昇る心地とはこのことか、と快感に身を委ねた。

次回はまたすぐの予定

遅くなりましたが、今回は新年のご挨拶でした。
のんびりまったり更新して参りますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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黒鉦サクヤ 2023/12/11 18:07

異形に連れ去られる話

ご挨拶

お久しぶりです、黒鉦サクヤです。新たにフォローしてくださった方々もありがとうございます。
ドライアイがひどくなる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
先月、だいぶくたばってて生きる屍でした。ほぼ更新できず申し訳ありません。
生首毎日書くね!って言っていたあの気持ちは本当だったんですけど、体力がついていきませんでした。無念。
今月も細々と生きていこうと思います。


140字ピッタリを膨らませてお話を!

【皆が要らないあの子が欲しい。二つの世界が繋がる時しか視えないあの子が欲しいんだ。仲間外れにされて泣いてる顔が可愛いけど、笑った顔も見たいからドロドロに甘やかしてどうなるのか試してみたい。僕の側がきっとあの子にはピッタリだ。優しく声をかけた僕の手を、泣いてたあの子はギュッと握った。】

上記をSNSに流してたんですけど、これを膨らませてお話を書きました。こういったことは以前からやってて、それで同人誌も出したりしてるんですけど楽しいです。
いつものダークファンタジーですが、今回は異形サイドと人間サイドがあります。
両方読むと印象変わる感じに仕上げてるので、フォローだけで読めますので、良ければどっちもご覧くださいませ。
異形が健気です。可愛く書きました!(嘘を言うな、私)
少しでも楽しんでいただけたら幸いです。


要らない子

【異形サイド】

 かごめかごめ、と歌いながら小さな人間は輪を作って回る。
 その輪を羨ましそうに眺めている子が一人いた。近くの木に寄りかかり静かに見つめているが、誰もその子のことを気にしない。空気のようにただそこに居る。たまに泣いていたりするけれど、誰も声をかけない。
 僕は無視をされて遊びの輪に入れない子を毎日眺め続けた。
 二つの世界が重なるときに見える光景は、次第に僕の心をときめかせる。
 そっちの世界で要らない子なら、僕が貰ってしまおう。泣き顔が可愛いし、おとなしそう。あの子だってそこにいるより僕の隣のほうが良いに違いない。
 でも、僕の容姿はあの子を怖がらせてしまうだろうか。前に姿を見られたとき、大きめの人間はその場で大声をあげ失禁し、発狂してしまった。それよりも小さいあの子は耐えられるだろうか。
 僕は少し容姿を整える必要があるかもしれない。発狂されたら可愛い泣き顔も、甘やかしたときの表情も笑顔も見れなくなる。だから少なくとも、発狂されないようにしなくては。
 その日から、僕はあの子を眺める時間以外は人間の姿に近づけるように訓練した。
 頭は一つ、目と耳、手と足は二つずつ。人間は腕が二本以上あったり、頭が触手だったりしない。見るのは頭にある二つの目で、僕のようにすべての触手の先にある目で見たり匂いを感じたりしないらしい。なんて不便なんだろう。
 でも、あの子と一緒にいるために僕は人間の姿を維持できるようにしなくちゃいけない。本当の姿を隠したまま、あの子と一緒に過ごすんだから。
 そうやって特訓した結果、少しずつその姿を保てる時間が伸びてきた。
 もうあと少ししたら、あの子を迎えに行こう。こっちの世界に連れてきたら喜ぶかな。あの子をいじめる者はいないし、きっと楽しく過ごせるに違いない。甘やかして、僕がいないと駄目な子にしちゃうんだ。ああ、あの子が来るのが待ち遠しい。
 そして、人を真似た僕は二つの世界が重なったとき、泣いてるあの子に近付いた。声をかける練習もしていたけれど、人間にちゃんと届くか分からなかったから不安だ。でも、あの子を手に入れるために頑張らなくては。
「ねぇ、行き場がないなら僕と一緒においでよ」
 ちゃんと聞こえたかな。伝わったかな。
 なるべく優しいと思う声を出したけれど、正解だったろうか。人間の姿を借りて、人間の言葉で甘い言葉を囁いて。
 不安のせいで人間の姿を保てなくなりそうになったとき、震えるあの子が僕の差し出した手を握った。
 その瞬間、僕は歓喜に震える。
 欲しかった、ずっと欲しかったものが手に入った。僕の声に反応し、僕を選んでしまったあの子は、もう元の世界に戻れない。
 ニィっと口元が上がるのを抑えられなかったけれど、あの子は俯いていたから見えていないはず。
 これであの子は僕のもの。
 偽りの姿をした僕を見て甘い言葉に騙されて、僕に囚われ元の世界を捨ててしまった。可哀想だけれど幸せな子。
 僕は手を引き、こちらの世界に引きずり込む。
 消えていく重なり合う世界の向こうで、怯えた表情の子どもたちが僕たちを見ていた。
 なぁに、その顔。君たちが要らないって言うから、僕が貰っただけなんだよ。
 僕がこの子を幸せにしてあげる。愛してあげる。
 繋いだ手に舌を這わせて。震える手を握りしめて。
 僕は偽りの顔で笑みを作り、手に入れた子を逃さぬように抱き上げた。

▶人間サイドはフォローいただければ無料で読めます。


委託のお知らせ

現在、自家通販はお休み中です。
そちらで販売していない委託オンリーで発行している本は、架空ストアさんにあります。
発行済みの本から抜粋しているので、重複にお気をつけくださいませ。
ダークファンタジーのショートショート詰め合わせとなっております。人喰い天使や人喰い人魚などが出てきます。残酷描写は美しさ重視でエグさ控えめ。
他の方の本も一緒に購入できますので、ぜひご利用くださいませ。


ちょこちょこ発信します

今月はもう少しテンポよく、作品や情報を発信できたらいいなと思っております。
先日すごーく久々にバンギャをやってきたんですが、やはりライブは生きる糧。今月も来年も色々と頑張ろう〜という気持ちになりました。楽しかったです。
それではまた!

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異形に連れ去られる話の人間サイド。両方読むと印象が変わります。

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