社長としての契約
社長としての契約
「あなたがクライアントね。ドレス姿で来るように……という話だったけど、これでいいかしら?それで、どんな任務なの?」
「おおっ、来てくれたか。高名な便利屋68にどうしても頼みたいことがあったのだよ」
「高名な……!ふふっ、わかっているじゃない!しかも今回は私を指名ということだったから、便利屋68社長の陸八魔アル、直々に任務を遂行させてもらうわ!絶対に失敗はないと約束するわね。ふふふふっ!」
ある日のこと。
アルは大金持ちだというクライアントの依頼を受け、ある高級なホテルへと一人でやってきていた。
カヨコは嫌な予感がする、と止めようとしたのだが、クライアントに悪い噂がなかったのと、ドレスを自分で用意するように言われたため、以前にも経験したようなパーティー絡みの任務だろうということもあり、アルは一人で勝手に行ってしまったのだ。実のところ、また金欠ぎみなところに、相当に払いのいい仕事が来たため、見逃せなかっただけなのだが。
「おお、なんと頼もしい……!私はぜひ、君にデリヘルの仕事をしてもらいたいと思ったのだよ。今夜一晩だけで、ここにある金を全て払わせてもらおう」
「こ、これだけの大金を!?予定よりも多いじゃない、どういうこと?」
「君とこうして直に会うのは初めてだが、想像以上の美貌だからね。ほんの心付けと思ってもらいたい」
「そ、そうなの?ところで、デリヘルというのは……」
そういった知識に乏しいアルには、デリヘルという言葉の意味が理解できず、視線を泳がせていると。
「もしかして、デリヘルの意味がわからない、とか……?便利屋68の社長が……?」
「えっ……?ち、違うわ!別にわからないという訳ではなくって……!ただ、私とあなたで認識のズレがあるかもしれないわ。だから、具体的に何をすればいいか、教えてくれる?」
アルは、クライアントを失望させないよう、そして自分のハードボイルドなイメージを崩さないよう、必死に繕うが、男の目がギラリ、と光った。
彼女が言葉の意味がわかっていないのは明らかだったし、この性格なら上手くやれば十分いける、と判断したのだった。
男は同じように、傭兵の少女などを上手く騙し、何人も手籠めにしてきており、悪い評判がなかったのは、口止め、あるいは完全に相手を落としてしまった結果なのだった。
更に、相手も理解しているため、もしも相手が上手く操れないようなら、本当に適当な任務を与える用意もあり、今回のアルは簡単にヤれると判断したのだった。
「それなら簡単なことだよ。私を性的に満足させてくれればいい。君の美貌とスタイルのよさなら、なんてことはない」
「せ、性的……そ、それって」
「無論、女としての武器を私に見せ付けてほしいという話だ。何、少しセクシーな格好をしてもらえればいいんだ。ドレス姿で来るように言ったのもそのためだよ。君のスタイルのよさを引き立て、興奮させてもらうためにね。――さぁ、もっとセクシーな姿を見るため、ブラを脱いでこっちに寄越してもらえるかな?」
「えっ……!?ブラを……脱ぐの?」
男の要求にアルは思わず顔を赤くする。だが……。
「ふむ、君は稀代のアウトローという評判だが、そんな君が下着を付けたまま、男を興奮させると?私に言わせてみれば、そんなのはお上品な“悪役ごっこ”をしている子がしている幼稚な行為だよ。真のアウトローというなら、そう難しいことではないはずなんだが……」
「ふ、ふんっ!当然よ!私は真のハードボイルド!とはいえ、私は体を安売りしたりはしないわ。だからあなたが私の体を見るのに値するクライアントかを試したの。ふふっ、光栄に思いなさい。あなたは合格よ。そんなに見たいというのなら、見せてあげるわ」
アルは赤面しながらも必死に取り繕い、震える手つきで自らのブラのホックを外す。
そして、挑発的に男に向けて投げ捨てて見せた。
脱ぎたての生温かいブラが男の手の中に収まる。
「これで満足?全く、しょうがないクライアントね」
「ふふっ、さすが、よくわかっている。……それにしても、ドレス越しに想像するのよりもずっと大きいブラのサイズだ。それにっ……すん、すんすんっ……!」
「な、何をしているのよ!あなたの興味はそんな下着より、私の方にあるんでしょう!?」
アルの目の前で、男はブラの大きさを堪能した後、まだ熱気がこもるそれに鼻を付け、くんくんと匂いを嗅ぎ始める。
明らかに異常な行為にアルは耳まで真っ赤にして声を荒げた。
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