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母子の記事 (177)

官能物語 2021/01/12 14:00

母さんでもいいや/25

 乳房に触れられるのは、里穂は、あまり好きではなかった。そもそも論として、乳房に触れられても別に気持ちよくないのである。それなのに、男性はそこに執着して、揉みしだくようにしてくる。それが滑稽であり、夢中でしているのを見ると、冷めるところもあった。

 しかし、息子に乳房に触れられることは、これまでの経験とはまったく趣が異なっていた。まるで乳房を通して心臓をつかまれているような、自分の中心をしっかりと握られているかのようなそんな妖しい気持ちになるのだった。里穂の腰はますます激しさを増した。

「いいよ、母さん、上手だよ。ああ、イキそうだ」

 言葉では「イキそうだ」と言っている割には、息子は、うっすらと笑みを浮かべていた。まだまだ余裕があるのかもしれない。対して、自分は余裕がほとんどない状態であることが、里穂には分かっていた。体の中に熱が溜まってきて、それがもう少しで破裂しそうな勢いである。

「ああっ、すごい……あんっ、あんっ、あんっ!」

 里穂は自ら腰を動かしながら、声を上げた。自分で腰を振って、自分で声を上げる淫らさといったらない。自分の中にこんな淫性が眠っていたのかと思うと驚くばかりであるけれど、その驚きも快感の波間に消えてしまう。

「上手だよ、母さん。初めてとは思えないくらいだ」

 息子の声がただただ嬉しくて、里穂は、腰を振り続けた。そのとき、乳房から離れた息子の手が、こちらの手を取るのを認めた。母子は、両手を握り合った。

 自分が腰を振るたびに、息子のたくましいモノが、膣内のさまざまなところをこするようにしているのを感じながら、里穂は、絶頂に向かって加速していくのを感じた。どうやら、限界は近いらしい。

「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ!」

 里穂は、止めようもなく腰を動かしながら、喘ぎ声を上げ続けた。ぎゅっと息子の手を握るようにしながら、ベッドをきしませて、ぐちゅぐちゅといった淫猥な音を部屋中に響かせる。

「ああっ、イクッ、イクッ……ダメッ、ああっ、イグゥゥゥ!」

 里穂は、にごった声を上げながら、オーガズムに達した。体を引き裂くような快感の一撃に打たれた里穂は、目の前が真っ白になるのを覚えた。何も考えられないし、体に力が入らない。

 どのくらいそうしていたのか、気がつくと、里穂は、息子に抱き締められているのを感じた。いつのまにか体を倒して、ぴったりと彼と肌を合わせている。息子の体の熱が心地よく伝わってくるのを感じながら、里穂は、しばらくの間、抱き締められたままでいた。

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官能物語 2021/01/10 14:00

母さんでもいいや/23

 いつの間にか、うなじを押さえていた手が、背中に回されているのを、里穂は感じた。背と尻を押さえられた状態で、里穂は乳首を吸われた。遠い昔に彼に対してしてあげていたことを思い出したけれど、これはまったく趣の異なるものであって、あのとき感じなかったものを、里穂は、感じていた。もちろん、性感である。

「はあっ……!」

 息子は、その声に、いったん、乳首から唇を離すと、

「乳首、弱いの、母さん?」

 やはり、微笑を含んで訊いてきた。弱いも何も、それが分かるほど責められたことがない里穂は、あいまいにうなずいたが、息子は母の反応に構うことなく、再び、乳首へと向かった。

 息子の舌は、里穂の乳首を存分に責めた。舌でレロレロと乳頭を舐めるようにしたかと思うと、舌先を使って乳首を倒すようにしたり、唇で吸ってきたりした。軽く歯を当てられたときには、

「はあっ!」

 びくんっ、と体を震わせて、里穂は小さくイッてしまうほどだった。

「気持ちいいんだね、母さん。乳首、立ってるよ」

 乳首から口を離した息子が意地悪い声を出した。彼の言うとおり、確かに乳首はピンと勃起していた。まるで、もっと舐めてほしいと言わんばかりである。乳首はテカテカと光っている。もちろん、息子の唾液のせいだった。彼の性戯のあとを自分の目で見て、里穂はぞくぞくとするのを覚えた。相変わらず、膣内にはたくましさがあって、そこからは、際限なく性感が送り込まれてくる。

「母さんの乳首って綺麗だよな。全然、黒ずんでなくてさ」

 里穂は、綺麗と言われて嬉しくなるのを覚えつつ、黒ずんだ乳首を見たことがあるのだろうかと、また息子の性遍歴の一端を見るような思いだった。この年で、どれくらいの女性と経験しているのだろうか。あまり息子の女性関係に干渉したことなどない里穂が、一つだけ注意して言っておいたことがあって、それは避妊の件だったのだけれど、いままさに生でシているわけだから、そのアドバイスはあまり彼に対して効果がなかったということである。

 息子は、みたび乳首へと向かって、自分の母親に嬌声を上げさせ続けた。

 里穂は、だんだんとたまらない気持ちになってきた。乳首へのたわむれは、まさにたわむれという程度のものであって、もっとちゃんとした快感がほしくなったのである。里穂は、知らず自ら腰を動かすようにしていた。その動きに反応した息子が、唇を離して、

「欲しいの、母さん?」

 と訊いてきた。

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官能物語 2021/01/09 14:00

母さんでもいいや/22

 里穂はつながったまま体を起こして、息子と向かい合う格好になった。いわゆる対面座位である。こんな格好でシたことなどない里穂は、初体験に緊張しながらも、楽しい気持ちも覚えていた。

――楽しがるなんて……。

 相手は息子なのである。いけないことだと思いながらも、浮き浮きとした気持ちを抑えることができない。

「なに、にやにやしているの、母さん?」
「べ、別ににやにやなんて……はあっ!」

 里穂は、息子の手が、尻へと回り、片方の尻たぶをがしっと掴むのを感じた。

「本当に気持ちいいな、母さんのナカ。おれ、はまりそうだよ」
「な、何言ってるの。わたしたち、親子なのよ」
「親子だから、こんなにいいのかもな。禁断の交わり的なさ」

 「的」ではなくて、もろ禁断の交わりだった。里穂は、頭では、今すぐにでも息子の体から離れなければならないと思いつつも、心には喜びがあり、体にも悦びがあって、とても離れられる状況ではなかった。

「母さんも気持ちいいだろ?」
「…………」
「なんだよ、さっき、気持ちいいってはっきり言ってたじゃん」
「た、たとえ、気持ちよくても、親子でシちゃダメなのよ」
「でも、もうシちゃってるわけだし。一回シたらさ、あとは、もう何回シても一緒だろ」

 そう言うと、息子は、母親のうなじにもう一方の手を回してきた。里穂は、顔が彼のそれに引きつけられるのを感じた。そうして、すぐに唇が奪われるのを認めた。舌を入れられると、頭の奥に霞のようなものがかかって、何も考えることができなくなる。息子の舌は、丹念に母の口内をねぶった。まるで内側から里穂を食べようとでもしているかのようである。

――ああ、すごいっ……。

 里穂は、体の内側から湧き上がる快感に、体を震わせることしかできない。キスがこんなに気持ちいいものだったなんて、信じられないくらいである。さっきイッたばかりであるというのに、また性感が高まって、オーガズムへ至る階段へと足がかかるのを、里穂は認めた。

「ふうっ……」

 長いキスをやめた息子が口を離すと、二人の唇には唾液の糸が引かれていた。自分の欲望の表れを見せつけられた思いの里穂は恥ずかしくなったが、その恥ずかしさがさらなる性感を呼んだ。

「母さんのナカ、めちゃくちゃ締め付けてくるよ」

 息子が、笑いながら言った。
 そんなこと言わないでほしいと思った里穂は、ぷいっと横を向いたが、すぐに、

「ひあんっ!」

 と声を上げさせられた。

 見ると、乳首に吸い付いている息子の姿があった。

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官能物語 2021/01/08 14:00

母さんでもいいや/21

 ぐちゅぐちゅと卑猥な音が上がる。肉棒は、小刻みに膣口をこすり、膣奥をえぐった。里穂は、息子にしっかりとしがみついたまま、声を上げた。一突きごとに性感の電流が、頭のてっぺんから爪先まで走るようであって、どうにかなってしまいそうである。

「はあっ、いいっ、ああっ、もっと、もっとぉ!」
「気持ちいいか、里穂?」
「いいっ、気持ちいいっ!」

 恥も外聞も無く里穂は声を上げ続けた。
 ベッドがギシギシと揺れるのも心地よい。
 里穂は、息子の腕にしっかりと抱かれた状態で、心からの満足感を得ていた。もうこのまま死んでもいいと思えるような幸福感の中で、しかし、しっかりと生きている証である性感を得続けている。

――ああ、すごい……。

「里穂のナカ、すごく気持ちいいよ、最高だ」

 耳に息子の声が聞こえる。相手が、自分の体で気持ちよくなっているということが分かって、里穂はさらなる満足を覚えた。

 それにしても、本当に息子のたくましさと言ったら無い。こんなに硬くて太い肉棒があるのだろうかと疑いたくなるようなものである。それが、膣内をひっきりなしにこするようにする。

「はあっ、ああっ、すごいっ、ああっ、ダメッ、ダメッ!」

 里穂は、首を打ち振るようにした。何もダメなことはないのだけれど、どうしてもそう言ってしまう。このままだと自分が自分でなくなってしまうような瞬間が来るのである。それが怖いような気持ちになるのだけれど、とはいえ、だからと言って、ここで終わりにされることなど考えられない。

「イケよ、里穂、イケっ!」

 息子の腰使いが、速く力強くなる。里穂は、短時間に、何度も何度も膣口をこすられて、膣奥を突かれることで、急激に快感を大きくなるのを覚えた。

「ああっ、イクッ、イクッ……ダメ、ダメッ、あああ、イクッ、イクーーーーッ!」

 外にまで聞こえそうなほどの声量を出して、里穂は、絶頂に達した。
 体が弾けるような快感を得た里穂は、しばらくは何も考えることができず、体を動かすことができなかった。

「ふうっ、気持ちよかった、母さん?」

 しばらくしてから、里穂は、息子の顔をとらえた。その顔には、微笑がある。里穂は、うん、と素直にうなずいた。あれだけ乱れたのだから、もう隠し立てしてもしょうがない。

「おれもよかったよ。ていっても、まだ出してないけどさ」

 と息子が言った。確かに、彼のモノはまだ同じ迫力を保って、膣内にある。

「体位を変えようか」

 そう言った彼によって、里穂は、自分の体が起き上がるのを感じた。

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官能物語 2021/01/06 14:00

母さんでもいいや/19

 里穂はたまらない気持ちになってきた。息子の指も気持ちいいと言えばいいのだけれど、やはり体が求めているものはそれではないのだった。

「どうする、母さん。指でイカせてやろうか?」

 息子が、笑いながら言ってくる。まるでこちらの気持ちを見透かしているかのようなその笑みに、里穂は、反感を持ったけれど、とはいえ、どう言い返せばいいのか。Yesとは答えられないし、かといって、Noと言えば、指よりたくましいものを欲しがっていることが分かってしまう。

「どうなんだよ、母さん? 指がいいの?」

 そのとき、里穂は、膣内にさらなる挿入感を得た。息子の指が二本に増えたのである。彼は、その二本の指をまとめて、抜き差しするようにしてきた。里穂は、耐えられず声を上げた。

「ああ、いい声。もっと、聞かせてよ、母さんの声」

 息子の言葉に、里穂は、ぐっと自らの嬌声を抑えようとするのだけれど、どうしても、抑えきれず、

「はあっ……ああっ!」

 と声を上げてしまう。
 息子は、二本の指を動かして、いっそう膣内をかき回し始めた。里穂は、相応の快感を得ながらも、やはり欲しいものは、これではないのだという気持ちを捨てきれなかった。それでも、このままイケば気持ちも収まるかも知れない。だんだんと高みに昇っていく里穂は、

――このまま……このまま……。

 と祈るような気持ちであったけれど、その祈りは届かずに、

「ふうっ……」

 息子の指は止まってしまった。

「ああっ……」

 里穂は、がっかりして、吐息を漏らした。それを耳ざとく聞き取った息子が、

「もっと続けて欲しかった、母さん?」

 と訊いてくる。里穂は、やはり、顔をそば向けて答えとした。その首筋に、息子の顔が落ちて、里穂は、チュッチュッとキスされるのを感じた。優しい快感にピクッピクッと体を震わせていたところ、秘唇に硬い感触を得たのが分かった。

――あっ……。

 と思った瞬間に、里穂は、待ち望んでいたモノが自らの体の中に埋め込まれるのが分かった。

「はあああっ!」

 里穂は、体をのけぞらせるようにして、声を上げた。それは、圧倒的な迫力で、里穂の体をたちまち征服してしまう。硬いモノが奥まで挿入されると、里穂は、指一本たりとも自らの意志では動かせないような気持ちになった。

「ああ、母さんのナカ、やっぱ気持ちいいな」

 すぐ近くにいるはずの息子の声も、里穂にとっては、どこか遠くから響いてくるように聞こえていた。

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