投稿記事

2023年 02月の記事 (15)

猫虎屋 2023/02/27 01:58

破壊の子

サヤを捕らえてから半日が経っていた。
捕らえたと言ってもあくまでも平和裏に軟禁しているに過ぎない。
彼女一人が無防備に単独行動していたので、飛行島に保護したのだ。
冒険家の中にもまだあの一味に恨みを覚えるものが少なからずおり、サヤの身の安全も考えてのことだった。

しかしせっかく捕らえたのに、ただ軟禁しておくのは勿体ないと思い、その身に宿る破壊の因子の在り処を探ることにした。破壊の因子を封印することで、力の暴走も抑えることができるだろう。そう説明すると、彼女も同意してくれる。

因子はどうやら体の奥深いところに埋め込まれており、容易に取り除くのは難しいらしい。できるだけ深いところを探って、その位置をはっきりと確かめなくてはならない。

【 ご支援プラン 】プラン以上限定 支援額:400円

続き+イラスト1枚

このバックナンバーを購入すると、このプランの2023/02に投稿された限定特典を閲覧できます。 バックナンバーとは?

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

猫虎屋 2023/02/23 23:40

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

猫虎屋 2023/02/21 23:51

撮影インタビュー(2)

前話:撮影インタビュー(1)

レクトはAVカメラマンである。
いつのまにか色々な撮影に付き合わされることになった。
もちろん知り合いには内緒にしている。
今日はイロメロの撮影だった。

リネアの知り合いということで、顔と名前だけはなんとなく知っていたが、直接こうして近くで見るのは初めてだ。世間は狭いものである。いつか自分の知り合いも出演してばったりと出会ってしまうのではないかと怖くなる。女の子というのはこんなに簡単にAVに出てしまうものなのか。

イロメロは本当に明るくて元気な子だと思う。

【 ご支援プラン 】プラン以上限定 支援額:400円

このバックナンバーを購入すると、このプランの2023/02に投稿された限定特典を閲覧できます。 バックナンバーとは?

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

猫虎屋 2023/02/19 00:34

校長の野望

茶熊学園に新しい校長が来たと聞いた時、リルテットはどこか違和感を覚えていた。
だがその原因に気づく前に、事は起きてしまった。

「ここは………!」
さっきまで教室に居たはずなのに、気がつけばベッドの上に寝かされていた。
しかも一切の服を身に着けておらず、身を覆うものが何もない。
そして目の前には"校長"の姿があった。

「どこ!何のつもり……!!」
「ここは懲罰空間だよ。一切の能力は力を発揮しない。ただ私の力だけが行使できる絶対空間。手に負えない生徒を処罰するために作られた空間だが、実に便利だな。」
「私が何をしたっていうの…!」
「何もしていないさ。ただ私の大いなる偉業の踏み台になってもらおうと思ってね。時間もないし手短に済ますぞ。」
「近寄るな……っ!それ以上近づいたら……」
ベッドの上に裸の男女。これから何がおきるかは察しがついてしまう。だがその男とはまるで話が通じない。そして身体を自由に動かすこともできない。

【 ご支援プラン 】プラン以上限定 支援額:400円

続き+イラスト1枚

このバックナンバーを購入すると、このプランの2023/02に投稿された限定特典を閲覧できます。 バックナンバーとは?

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

猫虎屋 2023/02/15 01:31

クライアントオーダー

冒険者ギルドに頼むことができる依頼は多岐に渡る。
ただし、例えばテロ行為や違法薬物の運搬などの犯罪へ加担をしないため、ギルドの受付嬢による簡単な依頼審査はある。
だがこの審査がなかなか甘くて、依頼文さえ工夫すればえっちな依頼でも通ってしまうことがわかってきた。

今回依頼したのは「女性のオーガズムにおける体内律動の変化の研究とその助手の募集」というもので、こんなものでも通ってしまうのだから面白いものだ。
もちろん色街に行けばもっと手軽に女性との一夜を過ごすことができるが、売春を商売としているプロの娼婦ではなく、経験の少ない素人女性とのひとときを過ごしたいという欲求がある。しかもギルドに登録されているのは選りすぐりの冒険者達で、若くて美人も多い。
依頼のオプションとして希望する冒険家の特徴も指定できるので、「できるだけ高貴で清楚な女性を希望」とした。ただし完全に特定の人物を指名することはできない。誰が来るのか毎回楽しみである。

そうしてやってきたのがアイリスだった。

「おおお!アイリスさんだ!」
「こんにちは。」
「光の王が来てくれるなんて!」
「ご迷惑だったかしら」
「とんでもない!」
アイリスといえば飛行島の主のパートナーであり、現役の光の王である。自分のような一般人にとって、まさに雲の上の人だ。そんな人を手籠にできるとは、やはりギルドは侮れない。

「それで、何をすればいいのかしら。」
「ふふふ、さっそくですが脱いでもらいますよ。これは高尚な研究でね。」
「え?ええっ!?」

【 ご支援プラン 】プラン以上限定 支援額:400円

続き+イラスト1枚

このバックナンバーを購入すると、このプランの2023/02に投稿された限定特典を閲覧できます。 バックナンバーとは?

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

« 1 2 3

月別アーカイブ

記事を検索