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♡喘ぎの記事 (4)

たがわリウ(星月夜) 2024/08/13 13:56

BL新作の進捗【義父×婿】

現在書いているBLの進捗です!
今月中に完成できるように頑張ってます🔥


⬇成人向けシーン


「結真くん、せっかくの機会だ。二人でお互いを知り、仲良しになろう」
「仲良し……? どうやってですか?」
「大丈夫、すべて僕に任せて」
 また腰を優しくスリスリと触られる。お義父さんは空いていた右手も俺の方に動かしたかと思うと、浴衣の襟から中に滑り込ませた。
「あっ♡ お義父さん、だめです♡」
「ここを触られるのは初めてかい?」
「やっ♡ あぁっ♡」
 浴衣の中に入ってきた手はすぐに左胸を撫でる。逞しい大きな手が優しくすべり、乳首をサワサワ撫でた。
「あん♡ なんで、こんなことっ♡」
「僕は結真くんと仲良くなりたいんだよ♡ お互いのことを知るために、僕とキモチイイことをしようか♡」
「はぁっ♡ っあぁ♡」
 キモチイイこと。それってどんなことだろう。
 今の状況は普通ではないと思うのに、甘く囁くお義父さんをもっと近くで感じたいと思った。
 仲良くなるためのキモチイイことを、してみたい。
「結真くんは浴衣が良く似合うね……とても色っぽくて素敵だ♡」
「あっ♡ ほんと、ですか?♡」
「うんうん本当だよ♡ 脱ぐのは勿体ないね♡」
 布の中でモゾモゾと手が動く。見えない部分を見えないまま好きにされているのはすごく卑猥だった。
「んっ♡ ぁっ♡」
「すべすべの肌だね……ずっと触っていたい♡」
「あんっ♡ っぁあ♡」
 肌を優しく撫でられ人差し指が乳輪をくるくる擦る。硬くなってきた部分は避け、乳輪だけを何度も触られると、物足りない疼きが腰の奥に生まれた。
「っぅ♡ お義父さん……♡ っ♡」
「なんだい?♡ なんだか辛そうだね……結真くんはどこを触って欲しいのかな♡」
「ん♡ ち……くび……です♡」
「うん?♡ もう少し大きな声で言えるかい?♡」
 羞恥心でモゴモゴと喋る俺にお義父さんは聞き返す。今ので伝わったと思うけど、俺に言わせたいのだと察する。
 一回り以上年上の男性に、乳首を触って欲しいとお願いするなんて恥ずかしすぎる。でも俺はその恥ずかしさ以上に、お義父さんに触れて欲しかった。
「乳首……♡ お義父さん、俺の乳首触ってください♡」
「よく言えたね、偉いよ結真くん♡ よし、たくさん乳首触ってあげよう♡」
「あぁっ♡ っん♡」
 乳輪をすべっていた指がすぐに乳首を弾く。指の腹で、くにくにくに♡ と押し込まれ、指先でカリカリされる。
「っぅ♡ あ♡ カリカリきもちい♡」
「ほら、カリカリ♡ カリカリ♡ どんどん硬くなる可愛い乳首だ♡」
「あぁっ♡ お義父さんの指♡ きもちい♡」
「乳首だけでこんなにくったりするなんて……結真くんは本当に愛らしくて、エッチな子だ♡」
 乳首を弄られる度にビリビリと痺れる。こんな風に触られたのは初めてだから、ここまで気持ち良いものなのだと知らなかった。
 まるで俺の反応を楽しむかのように、お義父さんは手を動かした。手のひらが軽く押し付けられたまま、乳首を転がすみたいに行き来する。
 ビンッと硬くなった乳首が擦られてじんじんと熱を大きくした。
「っはぁ♡ お義父さん♡ っ♡」
「思った通り、結真くんは初々しくて可愛いな♡ もう一度キスしようか♡」
「っん♡ ちゅーする♡ っあ♡」
 腰が抱き寄せられ、更にお義父さんへ体を押し付ける。熱い体を押し付けあったまま、再び唇が塞がれた。
「っ♡ ぅ♡ はぁっ♡」
「ちゅっ♡ ちゅうっ♡」
 濃密なキスに俺は夢中になる。舌を吸われながら乳首をぎゅーっ♡ とつままれ、ビクッと腰が揺れた。
「んんーっ♡ ぁっ♡ ん♡」
「はぁッ♡ 結真くん♡ れろっ♡」
 卑猥な音をたて貪り合うようなキスを繰り返しながら、ずっと乳首を弄られる続ける。この甘くて心地良い行為にしばらく浸っていたいとぼんやりする俺は、モゾモゾと這う手に気づかなかった。
「っんぅ♡ はぁっ♡ お義父さん、っ、ソコは♡」
「うん、勃起しているね♡ 恥ずかしがることはない、嬉しいよ♡」
 腰を抱いていたお義父さんの左手がいつの間にか腰の中心に移動していた。
 浴衣の上から手の甲でサワサワと撫でつけられる。布が押し上げられているのは見ただけでもわかった。さすがに恥ずかしくて俺は首を小さく振る。
「だ、だめです、そんなとこ♡ っん♡ や♡ 触っちゃだめ♡」
「どうしてだい?♡ こんなに気持ち良さそうなのに♡」
 男の人の手がソコにある。お義父さんの手が触れている。恥ずかしさでイヤイヤと首を振る俺をあやすみたいに、お義父さんは優しく性器を撫でた。
「んぁっ♡ お義父さん♡ ちんこ勃起しちゃう♡ っ♡」
「恥ずかしがらなくていいんだよ♡ 僕に結真くんの元気になったちんこを見せてごらん?♡」
「あっあっ♡ はずかしい♡ っん♡」
 お義父さんの手がゆっくり動き、腰部分の布をめくる。ぺろんとめくられた浴衣の下には盛り上がったボクサーパンツがあった。
「少し窮屈そうだ……外に出そうか?♡」
「やぁっ♡ あ♡ っん♡」
 盛り上がるボクサーパンツにねっとりと指が這う。まるで勃起していることをこちらに分からせるみたいに、形にそって指が動いた。
 静かな動きなのに、ゾワゾワと背中が粟立つ。
「で、でも♡ 誰か入ってきたら♡ はぁっ♡」
「大丈夫、莉子たちはまだまだ帰ってこないよ♡」
 耳元で甘く囁くお義父さんをどうしてか拒めない。こんなとこ普通じゃないとわかっているのに、俺はこくんと頷いた。
 大丈夫、これは変なことじゃない。俺とお義父さんが仲良しになるための行為だ。
「じゃあ外に出しちゃうよ♡ 結真くんの可愛いちんこ、たくさんよしよししてあげるからね♡」
「あぁっ♡ お義父さんに勃起ちんこ見られちゃう♡ あんっ♡」
 下着に指がかかる。ごくりと俺が喉を鳴らしたのを合図としたかのように、最後の布もずり下ろされた。まだ完全ではないけど、硬くなった性器がお義父さんの目に晒されてしまう。
「僕の手で気持ち良くなってくれて嬉しいよ♡ このままシコシコしても良いかな?♡」
「んぅ♡ さわって♡ お義父さん、シコシコして♡」
「結真くんのオネダリは可愛くてしかたないな♡ なんでもしてあげたくなってしまうよ♡」
 さっきまで莉子ちゃんとお義母さんがいた宿の部屋で、ちんこを出している。お義父さんにちんこを触ってくれと懇願している。
 自分でもどこか現実離れして感じるのに、性器に触れてくる手の感触は本物だ。
 下着からすべてを出すと、お義父さんの手が優しく包み込んだ。
「あっあっ♡ お義父さん♡ お義父さんの手♡」
「ちんこも乳首もたくさん触ってあげよう♡」
「ぅうっ♡ っあぁ♡ はぁっ♡」
 指が絡みつき、握られたちんこは優しく扱かれる。それと同時に左胸の乳首も二本の指でぎゅーっ♡ と挟まれた。
「ああぁっ♡ はっ♡ どっちもいっしょはだめぇ♡ っあ♡」
「うん、気持ちいいね♡ 乳首もちんこもどんどん勃起して、とってもエッチだよ♡」
 お義父さんの手が動く度にじんじんした熱が大きくなっていく。元から恋愛経験は多くない方だけど、こんなに気持ち良い行為は初めてだった。
 このままお義父さんの手に翻弄されれば、自分でも知らない自分が見えてしまいそうで恐怖もある。
「んんっ♡ ちくびぎゅってしながら♡ ちんこシコシコされてる♡ あぁっん♡」
「さぁ、たくさん気持ち良くなろうか♡ 結真くんの可愛い声をたくさん聞かせておくれ♡」
「はぁっ♡ っ♡ っあん♡」
 ちんこを握る手が優しく前後に動かされる。最初は俺の様子を見ながらだったが、気持ち良さそうに喘ぎ続けていると手の速度が増した。
 乳首を指でカリカリされながら、ちんこの先端もカリカリと指で軽くひっかかれる。あまりの気持ち良さに喉が仰け反った。
「やぁあっ♡ ふーっ♡ こんなの知らない♡ お義父さん、イッちゃうからぁ♡」
「もうイキそうかい?♡ じゃあこのままカリカリしてあげるから、イッてみようか、結真くん♡」
「カリカリだめぇ♡ イク♡ イッちゃうからぁ♡」
 執拗に乳首を何度もカリカリと人差し指が擦る。張り詰めた性器の先端には、くるくると円を描くように指が触れた。そしてまた三本の指でカリカリとひっかかれる。

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たがわリウ(星月夜) 2023/09/24 14:03

J庭54新刊サンプル

10-8開催 J.GARDEN54で発行する新刊のサンプルです。
サークル 星月夜
スペース ひ10a

年下コンビニ店員×社畜サラリーマン
R18 ♡喘ぎ A5二段組26P 300円
美形×平凡/年下攻め

22時過ぎに寄るコンビニには、いつも同じ店員がいる。
会計時に少し会話する仲になった店員は年下の専門学生だった。
毎日コンビニで弁当を買う食生活を気にかけた店員は、明日部屋に食事を作りに行くと言い――。

J庭53の無配を元に続きを書いた小説本です。
イベント後に通販・電子版配信も予定しています。


いつものコンビニ、いつもの店員


 弁当ひとつ、お茶のペットボトルひとつ。レジに置かれた物を見た店員は、顔を上げた。
「またコンビニ弁当っすか? 体壊しますよー」
「店員がそれ言っちゃっていいの?」
 二十二時を過ぎたコンビニは静かで、ゆるい空気が流れている。毎日のようにこのコンビニで弁当を買っているから、店員――浦河くんとは顔見知りのような間柄になっていた。
「しかもいつもこんな時間じゃないっすか。やばくないすか?」
「浦河くんもいつも夜勤じゃん」
「俺は昼間、専門行ってるんで、この時間しか入れないんすよ」
「あ、専門の学生さんなんだ」
 それなら歳は俺の四、五こくらい下だろうか。いつも気怠げな雰囲気だけど、どこか若々しい感じもするから腑に落ちる。
 いくつもピアスを付けていて黒髪に金のメッシュの彼に最初は怖い人なのかと思っていたが、今では俺は、仕事帰りのこのなんてことない会話を楽しみにしていた。
 弁当とペットボトルをレジに通しながら、浦河くんは会話を続ける。
「ちょっとは体に良いモン食ったほうがいいすよ。おにーさんまだ若いんだし」
「浦河くんこそコンビニの弁当食ってそうだけど」
「あー、ひど。俺こうみえて料理するんすよ。それにウチ、廃棄もらえないんで」
「へー意外だなぁ」
 電子マネーを選択し、スマホをかざす。軽快な音とともに決済が行われた。袋も頼んでいたから、浦河くんが入れてくれるのを待つ。
「あ、じゃあおにーさんのご飯、俺がつくりましょっか?」
「え? 浦河くんが?」
「そっす。明日は二十二時上がりなんで、その後おにーさんの部屋で夕飯つくるっすよ」
 どうしてそういうことになるのかわからず俺は戸惑う。だいたい俺と浦河くんはコンビニで少し会話するくらいだし、浦河くんなんて俺の名前すら知らない。そんな相手の部屋で飯を作るなんて、俺には理解が追いつかない。
 でも五つくらい歳下の子たちだったら、こういう感覚なんだろうか。
「明日もこの時間にここ寄ってください。俺、合流するんで」
「あ、あぁ、うん」
 知らないヤツの部屋になんか行っちゃダメだとか、バイト後に飯作ってもらうなんて悪いよとか、色々言葉は浮かんでくる。しかし浦河くんとの関係が変わってしまうかもと思うと、俺は何も言うことはできなかった。
「今日もお疲れっす。ありがとうございましたー」
「う、うん、ありがと……浦河くんもお疲れ」
「明日、忘れちゃダメっすよー」
 受け取ったビニール袋が音をたてる。笑顔で見送ってくれる浦河くんに、何故か胸のあたりがうわつく。
 いつもと同じ時間、同じコンビニ、同じ店員。しかし確実に何かが変わる予感を俺に抱かせた。



 柔らかいものが唇にくっつく。この感覚なんだっけと思いながらぼんやりする。視界いっぱいに映る浦河くんを見て、あぁ、キスだと気づいた。
「ん……」
 ちゅっ、と音をたてるキスはどんどん深くなる。差し入れられた舌が熱くて、頭が痺れた。
「浦河くん……?」
「おにーさん、俺、コンビニで喋るだけじゃ我慢できないんす」
 目をぎらぎらと光らせた浦河くんは俺の体を倒していく。アルコールでぼうっとしたまま、倒す手に従った。
 視界の端に映るテーブルには、ビールの缶と浦河くんが作ってくれたチャーハンの残りが見える。
 明日も食べられるように多めに作ったと言った時はいつも通りの浦河くんだったのに、何故か今は俺に跨り、俺の服を脱がしていた。
「おにーさん、名前教えてよ」
「名前? ……学」
 名前って名字? 下の名前?
 よくわからないうちに、俺は下の名前を口にしていた。満足そうに笑う浦河くんを見て、どうやら下の名前であっていたのだと知る。
「俺のこと好きになって、学くん」
「っ」
 身を寄せてきた浦河くんは俺の耳元で声を吐く。ゾワゾワとした感覚が全身を駆け、俺は降参したかのように体から力を抜いた。
「……浦河くんは俺のこと好きなの?」
「うん、好き。好きだからこうしたい」
「っ! んっ♡」
 気づけばスラックスがずらされ、紺色の下着が見えていた。その中心を突然撫でられ、短い声が漏れる。
「お、気持ちいい?」
「あっ、ん♡」
 俺の反応を確かめた浦河くんは、今度は下着の中に手を入れてきた。邪魔だと言わんばかりに下着をずらし、俺の熱を扱いていく。
「んっ、あぁっ♡ 浦河くん、気持ちいいっ♡」
「やば、興奮する」
 何度も何度も手で刺激され、俺は熱を昂らせていく。最近は忙しかったから、こうして気持ち良くなるのは久々だった。
 だからか、すぐに限界がやってくる。
「あ、あっ、んんっ♡♡」
 体が震え、頭も真っ白になる。熱を吐き出し、ハァハァと荒い息を繰り返した。
「あー、すげぇくる……」
「ん……浦河くん?」
 だらりと脱力した体がうつ伏せにされる。気持ち良かったということしか考えられないでいると、尻に何か硬いものが押し付けられた。
「俺たち絶対相性いいっすよ」
「え……? っ、あぁっ♡」
 ずずず、と硬く熱いものが俺の中を侵食するように入ってくる。
 初めてのことで戸惑いも大きいが、そのなかに、相手が浦河くんであることに対する喜びもあった。
「ほら、すげぇ気持ち良い」
「あっあっ♡ っん♡♡」
 浦河くんに流されての行為だが、中の熱は気遣うようにゆっくり進められる。根元まで収まると、ゆるい抜き差しが始まった。
「おにーさん、おにーさん……学くんっ」
「あ、あぁっ♡♡ うらかわ、くんっ♡」
 中の熱が動かされる度に俺は自然と声を漏らす。ふたりとも荒い息を吐き、お互いを味わうように堪能する。
 どうして俺なんだろう。もしかしたら俺以外にもこういう相手がいるのかもしれない。
 そんな不安に見て見ぬふりをして、今はただ浦河くんのことを感じていた。



 明るい液晶から視線を外し、手元を見る。持ち上げたコップが空になっていることに気づいた。ノートパソコンの電源を落とし立ち上がる。
 持ち帰った仕事が終わり、やっと休日が訪れる。時計を見ればもう十五時だった。
「コーヒーのおかわりいる?」
「いるー」
 振り返ればベッドから返事がある。俺のベッドで寛ぐ浦河くんは、自分の部屋かのように自由に漫画を読んでいた。チラッと見えたページで「あぁ、そこ面白いとこだよな」と内心呟く。
 固まった体をほぐすように伸びをして、空になっているマグカップを二つ手にした。ケトルに残っていたお湯を注ぎ、インスタントコーヒーを作る。
「あ、学くん今日も泊まってっていい?」
「俺はいいけど、家族が心配しないの? 漫画貸すから持って帰れば?」
 茶色い液体で満たされたコップを持ち、ベッドに近づく。ベッド脇のミニテーブルに浦河くんが使っていたコップを置いた。
 芳ばしい匂いに引き寄せられ、自分のコップに口をつける。やっぱりぬるいコーヒーだった。
「んー、あとちょっとで読み終わるから……俺よく友達の家泊まるし心配しないと思う。連絡入れてるし」
「そっか……」
 漫画から顔を上げずに返事をする浦河くん。本人がそう言うのならと俺は口を噤んだ。
 浦河くんが初めて部屋に来た日から二週間が経っていた。あれから浦河くんは何度か部屋に夕飯を作りに来てくれて、こうしてダラダラ過ごして、泊まっていった。
 家に帰りたくないのかと思ったけど、電話で連絡している時もあるし、家族を避けているというわけではないらしい。
 だからこそ、どうして俺の部屋に来るのかが不思議だった。スマホは連絡アプリの通知音がしょっちゅう鳴っているし、電話もかかってくる。たくさんいる友達のところに行かず、何故か俺の部屋で料理をし、いつでも読めるような漫画を楽しんでいる。

(中略)

「あ……あのさー、学くん……ごめん」
「え、何? 何のごめん?」
 バツが悪そうに謝る浦河くん。何に対しての「ごめん」なのか俺には見当もつかなかった。
「いや、さっきあいつらに話して気づいたんだけど、俺、すげぇ強引だったなって……好きになってって言いながら押し倒しちゃったしさ」
「あぁ……」
 メッシュが入った髪を撫で付ける浦河くんは目を伏せる。肩を落とす姿なんて初めてだった。
「なんか、これじゃ体目的っていうか、大切にする気がないって思われても仕方ねぇのかなって……学くんには嫌われたくないのに」
「浦河くん……」
 人に対して必要以上に気を遣わないというか、いつも自然体に見える浦河くんにも、嫌われたくないと思う相手がいるなんて驚きだった。しかもそれが俺だなんて。
 切なげに眉根を寄せる浦河くんに、俺の胸にも痛みが走る。そんな顔をして欲しくなかった。俺は咄嗟に、浦河くんの手を掴む。

(中略)

「ん♡ きもちいい……浦河くんの手きもちいい♡」
「あー、きゅんきゅんして俺も勃っちゃうよ。いやもう勃ってるけどさ」
 下着から顔を出した性器に指が絡みついてくる。浦河くんに見られ触られていると思うだけで、また硬く熱くなった。好きな人に見られるのは恥ずかしいのに喜びが勝る。
「じゃあ一緒に気持ち良くなろっか」
 ずらしていただけの下着を足から抜き取り、自分も服を脱ぐ浦河くん。乱雑に服を脱ぎ捨て、下着も床に落とした。
「あー、興奮する。学くんのえっちな顔最高にクる」
「おれ、えっちな顔してんの……?」
「自分じゃわかんないか。学くんのえっちな顔も大好きだよ」
 俺は今どんな顔をしているのだろう。自分ではわからない。無防備な顔を浦河くんに見られるのは恥ずかしいのに、彼と気持ち良くなっているからこそだと思うと、この時間のすべてが愛しい。
 また俺に跨った浦河くんは、自分の性器と俺のを手でぴったりそわせた。お互いの勃起している性器がくっつく。
「あ♡ あぁっ♡ これ、じんじんする♡」
「はぁっ、学くん」
 性器を擦り合わせるように動く浦河くん。熱く、膨張した彼のものと擦れる度に、俺の頭は甘く痺れた。
「っん♡ んん♡」
「きもちーね」
「あ、あっ♡ きもちよくて、俺……っ♡」
「あ、出そう? いつでもイッていいからね」
 卑猥な動きで擦り付けられる度、俺の中には快感が積もっていく。お互いの荒い息も生々しく感じて、もう限界を迎えそうだった。
「ふっ♡ でる♡ 浦河くん、でちゃうっ♡」
「っ、あー、学くんえろいなぁ……いいよ、だして」
「あぁっ♡ んー♡ っんん♡♡」
 ビクビクっと体が震える。浦河くんの甘い囁き声に促されて、俺はついに熱を吐き出した。
「はぁっ♡ はぁっ♡」
「学くんのイキ顔ほんとたまんない」
 弾ける快感にぎゅうっと目を閉じて耐える。荒い息を整えながら薄く目を開けると、浦河くんは愛しそうに俺を見ていた。その甘く色っぽい目に胸が切なく軋む。
「挿れたい。挿れてもっと近くに、もっと強く学くんを感じたい」
 情欲を隠さない雄の顔。浦河くんとひとつになれる。浦河くんに求められている。果てたばかりだというのに、俺もより強く浦河くんを欲する。
 腰の下に枕が差し込まれたかと思うと、すぐに大きく足を開かれた。
「学くん、挿れるよ……学くん」
「欲しい、浦河くんが欲しい」
 開かれた足の先に熱がぴったりくっつく。渇いた欲とお互いの愛しさに支配された俺たちは、視線を重ねる。
 ごくりと喉を鳴らした俺の中へ、浦河くんが入ってきた。
「はぁっ、学くん、好き……好き」
「あぁっ、ん♡♡ 俺の中、入ってきてる♡」
「っ……ね、手つなご」
 中へと侵入してくる浦河くんは、ベッドの上にあった俺の両手に自分の手を置いた。指と指が絡み合い、甘えるように握り合う。

(後略)

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たがわリウ(星月夜) 2023/04/05 13:10

J庭53お礼+無配SS

4/2のJ庭53お疲れ様でした&ありがとうございました!


前回はコミティアと合同だったからか参加者もサークルさんも多かったけど、今回はどうなんだろうと思っていましたが、だいぶコロナ禍前に戻った感じがしますね!

皆さんの勢いやエネルギッシュさが伝わってきて、イベントって良いなって改めて感じました☺️


一年前のJ庭51は雨ですごく寒くて大変だったので天気が心配でした☁
晴れてくれて良かったです!

今回スペースが久しぶりにシャッターの近くだったので風でお品書きが倒れそうになって、そういえば場所によっては風あるんだったと思い出しました😮
何とかなって良かったです👌


企業ブースにがるまにさんもいらっしゃって興味あったのですが、分からないことは既に教えて貰って今は特に相談事ないな~となったのでチラ見させてもらうだけになりました😺


⬇は当日配布した無配SSです。
画像だと読みづらいかもなので下に文章でも載せています。
もう少し書きたくなったので🔞シーンを追加しました!
こちらでは♡バージョン、投稿サイトでは♡なしバージョンになります。



 弁当ひとつ、お茶のペットボトルひとつ。レジに置かれた物を見た店員は、顔を上げた。
「またコンビニ弁当っすか? 体壊しますよー」
「店員がそれ言っちゃっていいの?」
 二十二時を過ぎたコンビニは静かで、ゆるい空気が流れている。毎日のようにこのコンビニで弁当を買っているから、店員――浦河(うらかわ)くんとは顔見知りのような間柄になっていた。
「しかもいつもこんな時間じゃないっすか。やばくないすか?」
「浦河くんもいつも夜勤じゃん」
「俺は昼間、専門行ってるんで、この時間しか入れないんすよ」
「あ、専門の学生さんなんだ」
 それなら歳は俺の四、五こくらい下だろうか。いつも気怠げな雰囲気だけど、どこか若々しい感じもするから腑に落ちる。
 いくつもピアスを付けていて黒髪に金のメッシュの彼に最初は怖い人なのかと思っていたが、今では俺は、仕事帰りのこのなんてことない会話を楽しみにしていた。
 弁当とペットボトルをレジに通しながら、浦河くんは会話を続ける。
「ちょっとは体に良いモン食ったほうがいいすよ。おにーさんまだ若いんだし」
「浦河くんこそコンビニの弁当食ってそうだけど」
「あー、ひど。俺こうみえて料理するんすよ。それにウチ、廃棄もらえないんで」
「へー意外だなぁ」
 電子マネーを選択し、スマホをかざす。軽快な音とともに決済が行われた。袋も頼んでいたから、浦河くんが入れてくれるのを待つ。
「あ、じゃあおにーさんのご飯、俺がつくりましょっか?」
「え? 浦河くんが?」
「そっす。明日は二十二時上がりなんで、その後おにーさんの部屋で夕飯つくるっすよ」
 どうしてそういうことになるのかわからず俺は戸惑う。だいたい俺と浦河くんはコンビニで少し会話するくらいだし、浦河くんなんて俺の名前すら知らない。そんな相手の部屋で飯を作るなんて、俺には理解が追いつかない。
 でも五つくらい年下の子たちだったら、こういう感覚なんだろうか。
「明日もこの時間にここ寄ってください。俺、合流するんで」
「あ、あぁ、うん」
 知らないヤツの部屋になんか行っちゃダメだとか、バイト後に飯作ってもらうなんて悪いよとか、色々言葉は浮かんでくる。しかし浦河くんとの関係が変わってしまうかもと思うと、俺は何も言うことはできなかった。
「今日もお疲れっす。ありがとうございましたー」
「う、うん、ありがと……浦河くんもお疲れ」
「明日、忘れちゃダメっすよー」
 受け取ったビニール袋が音をたてる。笑顔で見送ってくれる浦河くんに、何故か胸のあたりがうわつく。
 いつもと同じ時間、同じコンビニ、同じ店員。しかし確実に何かが変わる予感を俺に抱かせた。


 何かが唇にくっつく。この感覚なんだっけと思いながらぼんやりする。視界いっぱいに映る浦河くんを見て、あぁ、キスだと気づいた。
「ん……」
 ちゅっ、と音をたてるキスはどんどん深くなる。差し入れられた舌が熱くて、頭が痺れた。
「浦河くん……?」
「おにーさん、俺、コンビニで喋るだけじゃ我慢できないんす」
 目をぎらぎらと光らせた浦河くんは俺の体を倒していく。アルコールでぼうっとしたまま、倒す手に従った。
 視界の端に映るテーブルには、ビールの缶と浦河くんが作ってくれたチャーハンの残りが見える。
 明日も食べられるように多めに作ったと言った時はいつも通りの浦河くんだったのに、何故か今は俺に跨り、俺の服を脱がしていた。
「おにーさん、名前教えてよ」
「名前? ……学(まなぶ)」
 名前って名字? 下の名前?
 よくわからないちに、俺は下の名前を口にしていた。満足そうに笑う浦河くんを見て、どうやら下の名前であっていたのだと知る。
「俺のこと好きになって、学くん」
「っ」
 身を寄せてきた浦河くんは俺の耳元で声を吐く。ゾワゾワとした感覚が全身を駆け、俺は降参したかのように体から力を抜いた。
「……浦河くんは俺のこと好きなの?」
「うん、好き。好きだからこうしたい」
「っ! んっ♡」
 気づけばスラックスがずらされ、紺色の下着が見えていた。その中心を突然撫でられ、短い声が漏れる。
「お、気持ちいい?」
「あっ、ん♡」
 俺の反応を確かめた浦河くんは、今度は下着の中に手を入れてきた。邪魔だと言わんばかりに下着をずらし、俺の熱を扱いていく。
「んっ♡ あぁっ♡」
「やば、興奮する」
 何度も何度も手で刺激され、俺は熱を昂らせていく。最近は忙しかったから、こうして気持ち良くなるのは久々だった。
 だからか、すぐに限界がやってくる。
「あ♡ あっ♡ んんっ♡♡」
 体が震え、頭も真っ白になる。熱を吐き出し、ハァハァと荒い息を繰り返した。
「あー、すげぇくる……」
「ん♡ ……浦河くん?」
 だらりと脱力した体がうつ伏せにされる。気持ち良かったということしか考えられないでいると、尻に何か硬いものが押し付けられた。
「俺たち絶対相性いいっすよ」
「え……? っ♡ あぁっ♡♡」
 ずずず、と硬く熱いものが俺の中を侵食するように入ってくる。
 初めてのことで戸惑いも大きいが、そのなかに、相手が浦河くんであることに対する喜びもあった。
「ほら、すげぇ気持ち良い」
「あっあっ♡♡ ……っん♡」
 浦河くんに流されての行為だが、中の熱は気遣うようにゆっくり進められる。根元まで収まると、ゆるい抜き差しが始まった。
「おにーさん、おにーさん……学くんっ」
「あ♡ あぁっ♡♡ うらかわ、くんっ♡♡」
 中の熱が動かされる度に俺は自然と声を漏らす。ふたりとも荒い息を吐き、お互いを味わうように堪能する。
 どうして俺なんだろう。もしかしたら俺以外にもこういう相手がいるのかもしれない。
 そんな不安に見て見ぬふりをして、今はただ浦河くんのことを感じていた。

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たがわリウ(星月夜) 2022/09/11 18:11

モブ×青年(NTR)短編

モブ×青年
モブレ/寝取られ/♡喘ぎ

※性的な描写があるため18歳以上・高校生以外の方のみご覧ください。
いつかモブレ数本をまとめてとごかに置くかもしれません。


とあるマッサージ店で


「ん……」
「けっこう硬くなってますねー」

 簡易的なベッドに横たわる俺の肩を分厚い手が行き来する。上から体重を掛けられると少し苦しくて、短い声がもれてしまった。

「中川さん、お久しぶりですよね? 忙しかったんですか?」
「あ、まぁ……もうすぐ恋人と旅行なんで、その前にと思いまして」
「へぇ、恋人と旅行……どこ行くんです?」
「温泉です。車の運転交代しながら行くことになってて」
「あー、それなら体ほぐしておいた方が良いですね」
「ですよね……ん、」
「あ、痛いですか?」
「いえ、平気です……」

 肩にあった手が移動し、今度は腰をほぐしていく。心地良さを堪能するため、目を閉じてゆっくり呼吸する。凝り固まった体がほぐれていく気がした。

「じゃあ今日は特別サービスです。普段はやらないんですけど、中川さんには、特別にね」
「え、いいんですか?」
「はい。最初はちょっと気持ち悪いかもしれないけど、すぐに良くなるので」

 この店に通って半年。常連と言える間柄になったからなのか、ちょうど他に客が居ない時間帯だからなのか、特別扱いは初めてだった。

「それじゃあちょっと体勢変えますよー」

 腰に手がそえられたかと思うと、グイッと持ち上げられる。俺は尻を突き出す格好になり、突然のことに羞恥心と焦りで顔を赤くした。

「え? あの、え?」
「大丈夫、そのままで結構ですよ」

 施術でこんな体勢になるものなのか。頭の中には沢山の疑問が浮かぶが、担当の先生は至って冷静に言葉を返す。
 恥ずかしいけどこういうものなのだろうと、俺はうつ伏せのまま先生に身を委ねた。
 しかしすぐに、さらなる混乱が訪れる。

「そのまま、力抜いてくださいねー」
「え? あの、なんか、変って言うか……」

 穿いていたスウェット生地のパンツがずり下ろされる。俺が反応できないでいるうちに、下着も太ももまでおろされた。
 隠さなきゃいけない部分が外気に触れ、ひやりとする。

「え、なに……ん、やだ、なんか……」
「せっかくならここもほぐしていきましょう」

 こんなの絶対おかしい。人に見せた事がない格好で、見せたことがないところを弄られている。
 ローションなのかぬめった指がソコをほぐし、侵入を試しだした。

「ん♡ やだ、なんか、変です……♡」
「お、中川さん、可愛い声ですね……ほら、僕の指入っちゃいますよ」
「あ♡ やだ、はじめては、とっておかなきゃ、なんです……っ♡」
「もう遅いですよ、ほら、僕の指、わかります?」
「んん♡ だめ、抜いてくださいっ♡」

 俺の中に入ってきた指は抜かれるどころか奥を目指す。こんなこと、拒絶しなきゃなのに。旅行を楽しみにしていた恋人の顔が浮かぶ。
 今すぐやめるべきだと頭ではわかっているが、じんじんした熱がせりあがってくるのを感じていた。

「ちょっとキツいけど、僕の指飲み込んじゃいましたよ。中川さん、恋人ともう経験済みですか?」
「ちが、まだ……っん♡ こんどの旅行で、しようねって♡」
「じゃあ僕が一番か。よかった、ずっと狙ってたんですよ、中川さんのこと」
「あ、あ♡ 動かしちゃっ♡♡」

 中にうずめられた指が前後に抜き差しされる。くちゅくちゅと音が鳴る度に、背徳感でゾクゾクした。やめて欲しいのにやめて欲しくない。

「すご、初めてなのに絡みついてきますよ」
「や、ぁ♡♡ こすっちゃだめ♡♡」

 好き勝手に中を擦られ、俺はぎゅうっとシーツを握る。いやいやと首を振りながら、下腹部に灯る熱に渇きを覚えた。どんどん息も乱れてくる。

「えろいなぁ、中川さん。ほら、気持ち良いでしょう?」
「や♡ あ♡ ぬいてっ♡♡ ぬいてくださいっ♡♡」
「うーん、そうですか? じゃあ抜きますよ?」
「っ、え……?♡」

 つぷん。中で蠢いていた指が出ていく。抜いてくれと言ったのは自分だけど持て余した熱が辛くて、物足りなさに疼いた。

「これで終わりますか? それとも……これ、欲しいですか?」

 指が出ていったところに押し付けられた硬いもの。首を捻って後ろを見れば、先生が腰を押し付けていた。
 入るか入らないかのところで止められている感覚に、勝手に腰が動きそうになる。

「……っ♡」

 先生の手は俺の腰を掴んでいる。そのまま強引に中に入れて欲しい。激しく中を突いて欲しい。
 欲求に逆らうことができない俺は、小さく頷いた。懇願するように声を出す。

「ほしい、です♡」
「いいんですか? はじめてじゃなくなっちゃいますよ?」
「……でも、ほしいんです♡♡ おねがい♡♡」
「そんな可愛くお願いされたんじゃ終われないですね……いきますよ、ほらッ」
「ああぁっ♡♡♡ あついっ♡♡♡ ふといの、きたっ♡♡♡」

 ぬぷり。太く熱いものが押し入ってくる。待ち望んでいたものに俺の体は喜び、びりびりと痺れた。

「ずっと俺が狙ってたのに、恋人つくったなんて……でもこれで俺が一番ですねッ」
「あっ♡ あっ♡ あぁっ♡♡♡」

 すべてをおさめた余韻もなく、後ろから何度も何度も突かれる。あまりの気持ち良さに涙を溢れさせながら、俺はただ喘いだ。まだ恋人にも聞かせたことがない声をこぼし続ける。

「あぁっ♡♡ ん、んっ♡♡ きもちい♡♡♡」
「ねっとり絡みつくの、わかります? ほら、俺の形覚えろッ」
「ん、んーっ♡♡ やぁっ♡♡ はげしっ♡♡♡」

 怖いくらいの快感に襲われ何も考えられなくなる。ずん、ずん、と奥を目指される度、切なさに似た痛みが走った。きゅん、と体で咥えるものを締め付ける。

「ああぁっ♡♡♡ そこっ、そこだめっ♡♡♡」
「お、ここか? 恋人とヤる前に中川さんのきもちいいとこ、見つかっちゃいましたねッ」
「んん~~っ♡♡♡ だめ、だめぇっ♡♡♡ いっちゃうっ♡♡♡」

 ある一点を擦られると体が大きく跳ね、視界が白くなる。こんな感覚は初めてで自分がどうなってしまうのか怖かった。
 だめだと首を振る俺に、容赦なく腰の動きは繰り返される。体の熱はパンパンに膨らんでいつ弾けてもおかしくなかった。

「ほら、俺のでイッてみましょうッ……いまここで、イッてみせてくださいよッ」
「そんな、はげしくされたらっ♡♡♡ ほんとに、イクっ♡♡♡ イッちゃうぅっ♡♡♡」
「いいですよ、いつでもッ……中川さんのイクとこ、ちゃんと見てますからッ」

 気持ち良いところを狙って擦られ、耳には熱い息が触れる。ハァハァと荒い息が肌を撫で、それすらも快感になった。
 ずくっと中に押し込まれた瞬間、俺は大きく体を震わせる。我慢していたものがついに決壊し、俺を飲み込んだ。

「っあ♡♡ あ♡♡ ああぁ~~っ♡♡♡♡」
「お、イッてるッ、中川さん、ちゃんと見てますからねッ」
「んん~~っ♡♡♡ いってる♡♡♡ いってる、からぁっ♡♡♡ うごいちゃ、だめっ♡♡♡♡」
「ほら、俺も出しますからねッ」

 限界を迎えた俺に構わず、ぐちゅぐちゅと腰を動かし続けた先生。思わず、おかしくなると口走った。
 いっそう腰の動きを速めた先生は、ようやく動きを止める。俺が果てている姿を見ながら先生も中に熱を吐き出したらしかった。

「はぁっ、はぁっ♡♡♡」
「長距離の運転は疲れますからね。旅行から帰ったら、ちゃんとほぐしにくるんですよ、中川さん」
「……はい♡♡♡」

 旅行のことなんて俺の頭からは抜け落ちていた。あんなに楽しみだった恋人とのデートなのに、今は煩わしいとさえ思う。
 太ももを撫でつける分厚い手に、俺のすべては囚われてしまった。

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