FreeLancers:Re／特別編２

【FreeLancers:Re／特別編２】

【アロエラ】
「…た…ただいま…戻りましたぁ…」

疲労困憊な様相で、
報酬カウンターへと戻って来たアロエラ。
想定していたモンスターとの、
熾烈な戦いは無かったが、
彼女には種付け行為によって意識朦朧とした、
フィレルとミルコの二人を、
地上へと連れ帰るという、
最も困難なミッションが残されていたのである。
小柄なアロエラにとって、
大人の女性２人を抱えて脱出する事は、
ほぼ不可能と言っても過言では無い。

しかし、彼女はやりきったのだ。
少ない魔力を腕力へと全振りし、
精霊さんの力も借りて、必死の形相で、
坑道を駆け上って行くアロエラ。
その甲斐もあって、何とか彼女は、
２人の救出に成功したのである。

【マイラ】
「わぁ、アロエラちゃん、お疲れ様っ！
凄いわね。たった一人で二人を救出するだなんて！」

【アロエラ】
「エヘヘ…アロエラ…頑張りましたぁ…」

【マイラ】
「フィレルさんは依頼に失敗してしまいましたが、
アロエラちゃんの頑張りで結果オーライですね！
はいっ、コレは今回の報酬ですよー！！」

成功報酬　　　２００００ver
　生活費　　　－５０００ver
　諸経費　　　－１０００ver
　手数料　　　－２０００ver
報酬残額　　　１２０００ver

　残債額　　２２００００ver

【マテリア】
「アロエラちゃんお疲れ様ね～。
調査任務中のシレーヌから、
途中経過が送られてきたから、
今回、アロエラちゃんはお休みよー」

【アロエラ】
「あっ、お休みですか。
ありがとうございますっ！
…それにしても叔母様の方は、
どんな感じになっているんですか？」

【マテリア】
「報告は記録の宝珠で送られてきたのよ～。
アロエラちゃんも一緒に見てみましょう～」

そう言って丸い水晶体を、
カウンター上に置くマテリア。
ソレはエルク教国が開発した、
目の前の光景を、
映像として記録することが出来る、
魔術法具だったのである。

【マテリア】
「それじゃ再生してみるわよ～」

………………………

………………

………

【シレーヌ】
「フリーランサーのシレーヌだ。
今回の任務はシスターの調査依頼なのだが、
どうやら当該のシスターはゴブリンに脅されて、
毎夜、卑猥な行為を強要されているらしい…」

【シレーヌ】
「幾らシスターとは言えエルク教の聖職者が、
ゴブリンのイイナリというのは実に解せない。
何か理由があると思い、数週間に渡って、
シスターとゴブリン…両方の尾行を続けていたが、
遂に真相に辿り着いた次第だ…」

【シレーヌ】
「ココはゴブリンが根城にしてる、
坑道の一つなのだが見えるだろうか？
…あまり近付くと見つかってしまうから、
空気穴からの視点になる事を許して欲しい」

ソレは坑道の壁面に、
外部から空気を取り入れる為に開けられた、
小さな横穴からの光景だったらしい。
あまりにも狭い視野の中心…、
松明の薄明かりに照らされたその中で、
一人の少女が激しく身悶えていた。

【マイナ】
「いやぁぁぁぁっ…もう許してぇぇっ！
あっ…あふぅぅぅぅっ…いけませんわっ…
…ああっ…そんな激しく吸われたらっ…ひっ…
ひいぃぃぃっ…ダメっ…ダメっ…ダメぇぇぇぇ！」

両手を後ろ手に縛られ、
両側からその豊潤な乳房を、
ゴブリンたちに蹂躙されていた、
一人の修道女…。
その修道女こそ、ユーリアデイで、
孤児たちに聖乳を振る舞っていた、
あのシスターマイナであったのだ。

今、彼女はあの時と同じ様に、
ダイレクトに乳首から、
母乳を吸われていたのだが、
前回の時とは違い、その性感は、
あまりにも激しい物だったのである。
それもその筈…今回の相手は、
性的知識に乏しい少年たちでは無く、
破廉恥極まりない性欲の塊、
ゴブリンたちなのだ。
既に何人もの女性たちを、
手籠めにしていた彼らにとって、
マイナの乳房を嬲ることなど、
造作も無い事であろう。

【マイナ】
「うっ…うぅぅっ…おやめくださいっ…ああぁんっ！
…私は聖職者っ…シスターなのですよっ…ああっ…
こっ…こんなっ…亜人なんかに…触れられては…
いけませんのにぃぃぃっ…ふっ…ふあぁぁぁっ！」

【マイナ】
「だっ…ダメですっ…もうペロペロしないでぇっ！
あふあぁぁぁっ…私の乳首にっ…唇吸い付いてぇっ！
ダメぇっ…ああぁぁっ…服っ…噛み千切らないでぇっ…
いやぁぁぁぁっ…私のっ…聖乳がぁぁぁぁっ！！」

最初の内は修道服の上から、
乳首にむしゃぶりついていた彼らは、
段々とその行動をエスカレートしていき、
遂には服と下着を噛み千切り、
ダイレクトに乳首を吸うようになっていた。
その生温かな感触に、
ビクンッと全身を震わせてしまうマイナ。
必死になってゴブリンから逃れようとするが、
緊縛されている彼女に、
逃げる術など無いのである。

【ゴブリンＡ】
「ゲヘヘヘ、こりゃ上等な母乳だぜぇぇぇっ！
お頭からは○すなって言われてるけど、
母乳を吸うなとは言われてないからなぁ！」

【ゴブリンＢ】
「キヒヒ、そうそう！
チンコ入れなきゃ何したっていいんだ。
今夜はこの女のおっぱいで、
たっぷりと楽しもうぜぇぇぇぇっ！」

【マイナ】
「ああぁぁぁんっ…誰かっ…誰かぁぁぁっ！
助けて下さいっ…私っ…ゴブリンなんかにっ…
エッチなことされちゃうっ…ああぁぁぁっ…
大事な大事なっ…聖乳っ…搾られちゃうよぉっ！」

おそらくマイナは人質なのだろう。
彼女の監視役であるゴブリンたちは、
およそ１０体前後…
もしかしたら別の部屋にも、
まだいるかもしれない…。

シレーヌは彼らを倒したい衝動に駆られたが、
今こうしている間にも、
ゼミリアもまたあの小屋で、
ゴブリンの頭領たちから、
卑猥な責め苦を受け続けているのである。
もしコイツらを今この場で倒し、
マイナを救出したとしても、
一体でも彼らを逃してしまえば、
連絡がゴブリンの頭領に届き、
今度はゼミリアが誘拐されてしまうだろう。

彼女たちを救出するには、
二人同時でなければならない…。

その判断がこの依頼を、
長期化させている原因だったのだ。

【シレーヌ】
「…見ての通りゴブリンたちは、
若いシスターを人質に取り、
シスターゼミリアを脅迫しているらしい…」

【シレーヌ】
「悪賢いゴブリンたちの事だ。
今この場でこのシスターを救出すれば、
その事を察知する手立てを、
用意しているかもしれない…」

【シレーヌ】
「救出作戦を決行するには、
二人が一緒になった時を、
狙わなくてはならないと思う…」

【シレーヌ】
「…そういった事情で、
この任務は更に継続中となる。
私からは以上だ…」

………………………

………………

………

記録の映像が消え、
記録の宝珠がただの水晶体となる。

【アロエラ】
「くぅー、ゴブリンめーっ！
アロエラが退治してやりたいデス！！」

【マテリア】
「アロエラちゃんの気持ちは分かるけど、
シレーヌが言うとおり、
ゴブリンは悪賢くて狡猾な相手よぉ。
迂闊に手を出すと悪手になり兼ねないから、
ココは彼女にお任せしましょ～」

【アロエラ】
「グヌヌ…、叔母様っ、頑張って！！」

ゴブリンという女性の敵に、
怒りを露わにするアロエラ。
しかし、今の彼女には、
シレーヌの任務成功を、
祈るしか無かったのである。

FreeLancers:Re／１５回目・依頼結果

【FreeLancers:Re／1５回目】

FreeLancers:Re／１５回目

【FreeLancers:Re／１５回目】

【アロエラ】
「あの…これは一体どういう事なんでしょうか？」

ギルド待合所の報酬カウンターで、
困惑の色を隠せないでいるアロエラ。
前回の依頼を受けてから、
既に一ヶ月近くが経過しようと言うのに、
未だにシレーヌはおろか、フィレルさえも、
ギルド待合所には帰還していなかったのである。

【マイラ】
「あっ、アロエラさん、お疲れ様です！
シレーヌさんからは定期的に報告が届いているので、
大丈夫だとは思うのですが…、
フィレルさんの方は正直心配ですね」

【アロエラ】
「叔母様はまだ尾行任務を継続中なんですね。
一体何をそんなに手間取ってるのかなァ？
まぁ…叔母様の事は大して心配してないんだけど…。
問題はフィレルさんですよ！フィレルさん！！」

【マテリア】
「そうよね～確かにフィレルちゃんは心配よねー。
あの子ちょっとドジな所あるから、
ミイラ取りがミイラになってしまったのかも…」

【マテリア】
「ひとまずギルドとしても放ってはおけないから、
今回はギルド名義で捜索任務を張り出す事にしたわ。
アロエラちゃん自身が受けてもいいけど、
どうする…行ってみる？」

【アロエラ】
「そうですね…今回はアタシ一人しかいないので、
ちょっと考えさせてくださいっ！」

【マテリア】
「いいわよー、他にも依頼はいっぱいあるから、
勿論そっちを選んでくれてもいいわ～。
その場合フィレルちゃんの捜索は、
別のフリーランサーにやって貰うことにするわ」

【マテリア】
「それじゃ、好きな依頼を選んでね！」

【ギルド依頼一覧】依頼一覧

依頼種別「調査任務」
依頼内容「フィレル捜索」
依頼主「リディア傭兵業組合」
危険度「★★★★☆」
報酬額「２００００ver」
【依頼説明】
「私たちギルド組合からの依頼よ。
鉱石学者捜索に向かったフィレルちゃんが行方不明…。
という事で、今回はミルコさんとフィレルちゃん、
二人を捜索して、救出する事が依頼よ。
おそらくモンスターに捕獲されてる可能性が高いから、
充分な準備をして依頼を受けてね！」
【任務相性】
「アロエラ・○」

依頼種別「便利屋任務」
依頼内容「臨時ウェイトレス」
依頼主「宿屋の受付嬢・リップル」
危険度「★★★☆☆」
報酬額「４０００ver」
【依頼説明】
「宿屋の受付嬢・リップルからの依頼ね。
最近、一階にある共用スペースが盛況らしくて、
人手が足りないみたいよ。
アナタたちが下宿してる所なんだから、
手伝ってあげたらどうかしら？」
【任務相性】
「アロエラ・×」

依頼種別「便利屋任務」
依頼内容「臨時メイド」
依頼主「ペイン家執事」
危険度「★★☆☆☆」
報酬額「１００００ver」
【依頼説明】
「貴族であるペイン家からの依頼ね。
ペイン家と言えばリディア王国内でも、
かなり序列の高い有力貴族よ。
…ただ現在の当主であるペイン４世の評判は、
ハッキリ言って悪いわね。
そのせいか最近はメイドの離職率が著しいわ。
今回はメイドの臨時雇用という事で、
依頼が入って来てるけど、
当主のペイン４世には充分に警戒してね」
【任務相性】
「アロエラ・×」

依頼種別「便利屋任務」
依頼内容「服飾モデル２」
依頼主「ハインツ服飾工房」
危険度「★★★☆☆」
報酬額「１００００ver」
【依頼説明】
「ハインツ服飾工房から再びの依頼ね。
今回も下着モデルの募集となっているわ。
アロエラちゃんは前にも達成してるから、
二回目も楽勝よね？」
【任務相性】
「アロエラ・×」

FreeLancers:Re／１4回目・依頼結果（再掲載）

【FreeLancers:Re／14回目】

FreeLancers:Re／１4回目・依頼結果

【FreeLancers:Re／14回目】

時間切れで今回は線画のみの公開となります。
来月の早い時期に着色版を公開する予定です！