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2015年 08月の記事 (3)

F・A 2015/08/24 06:07

「ある若い詩人のためのレクイエム」日本初演!

本日待ちにまった B.A.ツィンマーマン:ある若い詩人のためのレクイエム(日本初演)
行ってまいりました~!
17:15頃サントリーホールに到着、なんと当日券に数十人が並んでいた。
こういった公演には珍しい …何があったのだ?
まぁしかし…こっちはもうあまりの期待と興奮で緊張が…



















17:30開場!ホールに入る…おおっ!凄い!
オルガン前の巨大スクリーン、客席を取り囲むスピーカー群、ステージを埋め尽くす
大編成の巨大オーケストラ、各指揮者前に置かれたモニターや時間表示用のパソコン…etc
もう言葉だけでは表現できないが見た目だけで凄すぎる!…もう興奮も最高潮!
はぁ~許されるなら資料用に写真撮りたかったなぁ…

18:00開演、演奏…の前に指揮者の大野和士 氏とプロデューサーの長木誠司 氏の
約30分ほどのプレトーク、で15分の休憩。
楽団、合唱団入場…。
う~ん、凄いなぁ…バイオリンとビオラを除いた大編成のオーケストラに指揮者前に
ハの字におかれた2台のピアノ(奏者は客席に背を向けた形)、
そして脇に置かれたジャズコンボ、二人のソリストと二人のナレーター。
ちなみにナレーターは一人はテレビ等でもよく見かける俳優の長谷川初範 氏。
もう一人は塩田泰久 氏。…こっちの人は知らない…舞台俳優さん?
そして客席を囲むように配置された4群の合唱
(Pブロック:合唱Ⅰ、Cブロック後方:合唱Ⅱ、LB,RB(左右)ブロック:合唱Ⅲ)
それぞれの合唱に副指揮者がついている。
…しかしバイオリンとビオラを除いた状態でもステージぎっしり。
もしこれでバイオリンとビオラが入ってたらステージにのったのか?
…しかし3群のティンパニや多数の銅鑼にはちょっとおどろいた。CD聞いてても
ここまで多いとは思っても見なかった。

演奏開始…テープとコントラバスの持続音とともに始まる「プロローグ」…。
そしてスピーカー1からのヴィトゲンシュタイン「哲学探究」の朗読から
流れ始め、合唱Ⅲがレクイエムを歌う重く暗いプロローグの終盤
トロンボーン群と全合唱のすさまじい最強奏とともに
「レクイエムⅠ」へ、もうここではほぼテープのみ、各種の演説や語り、電子ノイズ
音楽がそれぞれ各スピーカから流れまくるだけだが、まったく飽きることは無い。
あとここではナレータが「ドイツ基本法」や「毛沢東語録」の断片を語る部分が
あるがここでは日本語訳。

…ちなみにステージ後方の巨大スクリーンには字幕が流されているのだが、
わざと読めないように作りましたとの解説通り、普通に下から上へゆっくり流れる
読める字幕だけではなく高速で移動する字幕や蛇のようにうねる字幕…等
本当に読めない…というか笑えてしまう字幕映像が流されておりました。

そして続く「レクイエムⅡ」<リチェルカーレ>ようやく曲の半分を過ぎたところで
ジャズコンボ登場。数分ジャズコンボが活躍したと思うと再びテープにもどり
40分続いた主要なテープ音響も一時お休み。
ここからやっと大管弦楽が活躍…しかし残り…20分。
<ラプレゼンタツィオーネ><エレジア><トラット><ラメント>と
テープ以外の管弦楽、ソリスト、合唱、ナレータのみが唯一活躍するこの4曲をへて
そして終曲「ドナ・ノビス・パーチェム」です!
合唱が歌い始めると同時にベートーベン「交響曲第九番」、ビートルズ「ヘイ・ジュード」
が流れ、スターリンやゲッペルス、チャーチルの演説が次々と流れていく中どんどん
大管弦楽も巨大になってき、もうすさまじい大音響のカオスに!
その巨大な音響もハンマーの三度の強打と共に終了。
大衆のデモの叫びだけが流れ消えるとともにコントラ・バイヤー「第六感」の一説が流れ
大管弦楽の一瞬の凄まじい強奏、そして合唱の「dona nobis pacem!」で
全曲終了。
凄い…凄かった…。約二十年待ちに待ったかいがありました…。

ふつうこのままカーテンコールで終わりですが最後珍しいことに
長く続いたカーテンコールおわりにジャズコンボのスガタクロー・クインテットによる
アンコール?…の演奏があり、それはもう盛り上がりました。

はぁ~いまだに興奮冷めやらぬ…といった感じです…。
また聞きたいですが今後日本で演奏される可能性はかなり低いですよねぇ
これだけ色々に大変な曲。
しかし生で聞いたら凄いですよこの360°立体大音響!
どうやっても、どんないいシステム持ってても、家ではこの音響は再生不可能ですからねぇ。
まぁそれ以前に録音も困難ですが…。

しかし今回の役得は演奏ばかりではございませんでして…今までこの曲の資料と言えば
ほとんど3種の輸入版CDのブックレットぐらいでして、普通に訳そうにも音楽や政治 等
専門的な用語や内容が多いので、難しかったのですが…。
今回この公演のおかげでこのサントリーサマーフェスティバルの公式ホームページに
詳しい内容、解説が日本語で読めます。今回のホールの配置や各スピーカーから流れる
それぞれの内容と順番もあり、しかもパンフレットには詳しい解説以外にも
この曲の今まで世界で演奏された年代や場所の表までついており資料的価値大です!。
…しかし、初演者のギーレンが一番多く演奏してるんですねぇ、12回とダントツの多さで
演奏しています。(本日の公演を含め初演から世界で計38回…この資料に基づく。)
いやぁ日本語の予想以上に詳しい資料がたくさんあって感激ですよ。
普通ならここまで詳しくこまかく解説なんてあまり無いんですけどね
あまりにも複雑、巨大すぎる作品のために逆にいい結果になった訳で…まぁとにかく良かった。

もしこの曲が日本語で詳しく知りたいのならこのサマーフェスティバルの公式ホームページを
見てくださいませ…貴重なんでお勧めですよ。ただしこれがいつまで読めるのかは
わからないのでお早めに。
http://www.suntory.co.jp/sfa/music/summer/2015/index.html

ちなみにこの曲のCDは現在3種持っていますが、たぶん知る限りでは録音はこの
3種のみと思われます。
ギーレン盤、ベルティー二盤、コンタルスキー盤、いずれも輸入版のみ。
いずれもたぶん店舗では入手困難なはず。通販なら購入できそうですが
一番のお勧めのギーレン盤はかなり昔に廃盤になってるはずなんで
かなり入手は困難かと思います。探せば中古とかであるのかなぁ?
…しかしまぁ本日の公演のおかげで今までテープなのか演奏なのか不明だった部分
もすべてわかってすっきりです。音楽やナレーションまでテープの部分あったりで
ややっこしいことこの上なし…。

いやぁ…まぁ…よかったぁ…もう今年は終わった!

まぁ…本当に興奮で無駄に長文になってしまった…。

長文ついでに今月のBBC MUSIC MAGAZINEの事。
今月号のCDは今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンで聞いてきた
「ヨハネ受難曲」のアルヴォ・ペルトの管弦楽と合唱の作品集。



















「ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌」、「スンマ」など6曲を収録
すべて2010年以降のライブ録音で拍手入り。
いずれも録音、演奏ともに良質。
ライブ特有のノイズもほとんどなく静寂で美しい演奏を堪能できるし
ペルトの作品集で拍手入りライブ、かつ録音も鮮明で良好なCDは
あまり見かけないので貴重なCDかも。あっても静かに消えるように終わる
曲が多いので拍手カットが大半と思われる。
まぁライブ録音で拍手なしを好まれる方には嬉しくないのであろうけど…。
そろそろ来月号が入荷される時期なんでお買い求めはお早めに。

では本当にもう無駄な長文お付き合いいただきありがとうございました。

ではおやすみなさ~い。

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F・A 2015/08/18 04:21

夏コミお疲れさまでした~。

昨日…と言うか正確にはもう一昨日になりますか
無事コミケ88終わりました~ …
来ていただいた皆様どうもありがとうございました。
参加者も多く、配置も良かった為人通りも多く
色々盛り上がり非常に楽しい一日でございましたですよ
いやぁ開場からあの人の多さでかなり湿気と温度が上がりましたが
あまりつらい感じも無く無事に過ごせましたね…そして例のコミケ雲は
出来ませんでしたな。
まぁ残念な事と言えば、西ホールにいる知人のサークルさんには
あいさつ回りが出来なかったことでしょうか

さてさて今回の新刊、「ビッチな~」総集編1です。
今回はページ数の多さやカラーページを入れたりした為印刷代が
高くなった上、そのときの手持ちが少なかったもんで部数を減らしたり 等で
本の値段がやや高めになってしまいました…ごめんなさい









…という事もあってやや不安もありましたが
多くの皆さんに買っていただきまして、どうもありがとうございました。
そして、今回はありがたい事に万札を使われた方が少なく
皆さん千円札と小銭でまったくお釣りに困ることなく終わりましたです。
どうもありがとうございましたです。

さてさて帰りはいつもの居酒屋で打ち上げ

















ここ最近ほとんど一日一食でそばばかりとかだったり
外食しても、ほとんど蒙古タンメン中本ばかりだったりで
久々にまともなものを食べたような気が…
…ちなみに6月からこんな感じだったんで2ヶ月で体重7キロ減った…

…11時前打ち上げ終了。
自宅近くの駅に着いたとたん豪雨…
本当に、バケツをひっくり返したような雨…一応折りたたみ傘もってて良かった …が
体びしょびしょ…
持ってたかばんとかも濡れたが、本等、紙類が無事だったのはなにより。

さて、通販に関してですがもし少量でも取り扱ってくれるのならば
委託販売を頼もうかと思っています。…いつもより少ないのでどうなるか。
…もしこの少ない部数ではだめと言われたら諦めます。
とりあえずこれから冬コミの申し込み 等あるので、落ち着いたら
虎の穴 様に問い合わせしますので、通販の可否については
もう少しお待ちくださいませ。

では次はコミティア、コミックトレジャーの参加となります。
たぶん新刊は無理かと思いますが、コミケ新刊や既刊はもって行きますんで
よろしくでございます。

では、おやすみなさ~い。

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F・A 2015/08/06 13:41

コミケ88!…と新刊…とか今期のアニメ。

さぁ、夏コミ開催まで残り1週間程…って言うかもう来週に迫りましたねっ!
無事原稿の入稿も終わり、これからポスターやら値札やらとイベントの準備です。

さてさて今回の新刊ですが「ビッチな姉妹~」の総集編一冊になりますです。
え~っ、本当ならもう一冊出したかったところなんですが、
この総集編、いろいろ加筆修正やら、表紙、編集…結構時間がかかってしまったのと
まぁ、こういう本なんで印刷代がかかってしまったので二冊目は断念です

さて今回の本は総集編ですがせっかくのオフセット化ですので
上記の通り加筆修正をいろいろしていますんでDL版を読まれた方でも改めて
楽しんでいてだければ…と、思いますがデジタル派の人はオフセットって読まないんでしょうね…
で、一部セリフも変えてあるんですが大半があえぎ声とかなんであまり心配されなくてもですが
諸事情で1話目の玄関のシーンの最後「続きは姉さんの部屋で~」を「僕の部屋~」に変えています。
つまりあの後は姉ではなく自分の部屋と言う事になっていますんで若干ですが
内容に関わるかな…と思われるのはこの部分でしょうか?
一応今後のこの本の新作の時のあとがきにも書いておきます。
それと同じく1話目前半のカラーページはモノクロでの掲載になります。
そして同じく1話目の事なんですが本文の最後のページだけ行方不明になってしまいました。
探したんですが結局出てこず…
そう言う事でこのページのみDL用にスキャンしていたものを使っています。
こうしたスキャンした画像を印刷するとどうなるか初めてなんでわかりませんが、もしかしたら
他のページより画質が荒れてる 等、違ってるかもしれませんがご了承くださいませ。

そして通販なんですがいつもならイベント後、虎の穴 様にて販売しておりますが
今回の本に関しまして予算の都合上印刷部数を減らしてます。
つまり現在の予定ではイベント販売のみになる予定です。
もしコミケにて通販分の印刷代が出たらその分だけ再販して虎の穴 様での
販売を予定しております…が、すべては売り上げ次第なんであまり期待とかは
しないでくださいませ…通販で買われてる方ごめんなさい。
通販の可否についてはコミケ終了後にこのブログにて告知します。


いやぁ、まぁとりあえず原稿も終わり、まったりモードでアニメ鑑賞中ですが
今期、今までに比べると観るアニメ多いわぁ…。
しかしなんかほとんど「下ネタ~」にもってかれてるなぁ。
いやぁあのアニメほんと酷いわ…もちろんいい意味で…ほんと凄いわ。
ただまぁ舞台設定が現実でも今後のこと考えると微妙に笑えない
後、原作が好きだったんで若干心配していた「モンスター娘」も始まってみれば
思ったより結構いい感じなんで楽しんでますよ。
なんかこういったモンスター系で一度描いてみたいですなぁ…。
同じく原作が好きな「監獄学園」はまぁ原作の作画が凄すぎるんで
どうしてもアニメ版は若干見劣りしてしまうのは残念か…。
…しかし今度実写ドラマ化もするそうで…もういいよ実写化…
そして結構気に入っている「GANGSTA」…画太郎先生…反則…吹いたわ。
「がっこうぐらし!」は原作まったく知らなかったんで1話目の展開は面白かったな。
…やっぱりショッピングモールネタは出てきたか…。
しかしあまりはっきり写らないゾンビの皆さんはロメロよりフルチ系と言ったところか…。
ちなみに先生は妄想?と言うか「ゾンゲリア」的にも見えてしまうが。
そしてフィギュアの出来がいい「ビキニ~」は色々残念…。
いやぁ…まぁ新作、再放送…アニメ多すぎて観るのも大変だわ…。


さてさて目の前に迫ったコミケですが、この酷暑の中ですが体調に気をつけて来てくださいませ。
そして毎回言っておりますが出来たら万札はくずして来てくれると助かりますです。
お約束というかこういう時って連続で万札がきてお釣りが足りなくなる事が多いんで
ご協力お願いいたしますです
…しかし今年はコミケよりコミケ翌週のコンサートの方の事がもう頭いっぱいで
コミケがどうでも良くなってたり…とか。
もう二十年近くまちにまった ツィンマーマン:「ある若い詩人の為のレクイエム」日本初演
…コミケよりもう興奮しまくりです。なんだかコミケが頭に入ってこないわ…。

…まぁそんな感じでチョイぐだぐだですが、コミケ当日はよろしくお願いいたしますですです。
ではコミケ会場にて!

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