メロリア琵琶乃のヒロカリポート#4 恐怖! 路地裏に潜む粘体怪人!?
お久しぶりです! チェストウッドTimesリポーター、メロリア琵琶乃です!
本日はここ、DE旧市街区からお送りします!
皆さんは、最近チェストウッドを騒がせる怪しい怪物をご存知でしょうか?
市内の下水道や港湾区の波止場で、相次いで目撃される、粘体上の怪生物……触手を失ったクラゲのようなフォルムをした、大型犬程度のサイズの生物です!
チェストウッド市警、ならびにHe&Roes社はこれらの怪生物を『スライム型怪生物』と名付け、対応を検討中とのことですが……なんと、我々チェストウッドTimesは、これらの怪生物について、驚きの情報を入手しました!
なんと、この怪生物はチェストウッド市内で独自の進化を遂げ、粘体怪人として市内を徘徊しているらしいのです!
恐るべき事実を知らせてくださったのは、DE旧市街区にお住まいのOさん!
早速、その証言を検証していきましょう!
恐怖の粘体怪人、旧市街に現る!
あれは先週の夜頃だったかな。
旧市街区を歩いていた時、ビルの陰から物音が聞こえてさ。
強盗かなにかかもしれないから、様子を窺ってみたら……ビックリしたよ。
人型のなにかが、激しく動きながら粘液を噴き散らしていたんだ!
*Oさんの証言を元に作成したイメージ画像
あれは絶対、怪生物から進化した粘体怪人だよ!
服も着ていなかったし、なにより人間があんな風に粘液を噴くわけがない!
やつが噴出させた粘液は、僕の足下近くにまで飛び散ってきた。
すごく粘っこくて、なにより甘ったるい匂いがしてさ。
とても良い香りだったんだけど、それが逆に怖くて、つい逃げ出しちゃったんだ。
今思えば、He&Roes社に通報すべきだったな……
街を徘徊する粘体怪人……これはもしやHe&Roes社の陰謀!?
この証言はまさしく、独自の進化を遂げた怪生物が、市内に潜伏しているという動かぬ証拠でしょう!
そして、He&Roes社はその事実を隠蔽して……いや! むしろ、これらの怪生物を産み出しているのは、He&Roes社なのではないでしょうか!?
英雄、飛鳥井マホを失い、治安維持能力が大幅に低下したHe&Roes社は、様々な手段を用いて戦力増強を試みているともっぱらの噂になっていますからね!
こうしてはいられません!
我々取材班は、He&Roes社の本社に決死の直撃取材を試みます!
その結果は、次回のチェストウッドTimesにて! 待て、次回!