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2019年 03月の記事 (47)

whisp 2019/03/31 21:17

収録立会レポ&「たくさんあまえてくださいね」台本のご紹介です!(進行豹

こんばんわです! 進行豹です!

抱き枕カバー連動センサー対応ボイスコンテンツ開発のためのクラウドファンディング!
「ふかみちゃんと一年中!!」


http://vigorball.com/project/s/project_id/31

本日も収録お立ち会いがございました!

ご収録くださいますのはもちろん!
「まいてつ -pure station-」ふかみちゃん役の声優・永井真衣さん!!


本日の収録ご一緒くださいました支援者様は、
SさんとHさんとのお二人です。

Sさんお立ち会いの収録時の使用台本は 「かくしごと」でございました。
この台本、残念ながら内容紹介NGなものなのですが、
ちょおおおざっぱにお伝えしますと、ヤンデレものでございます。

ので、収録にあたり、「どの程度ヤンデレでいくのか」と確認させていただきますと、Sさん。
「殺される覚悟で来ました」というお返事をくださいました。

結果、わたくしは、『まいてつ -pure station-』の収録立会においてはじめて

「XX番からXXさんのセリフ」については、『静かな殺意を込めて』でお願いします」

というディレクションをさせていただくにいたりました。

――しあがりましたものは、甘さと殺意のメリハリ効いた、
大変によいヤンデレふかみになったものかと存じます!!



続きましての、Hさんお立ち会いの収録時の使用台本は、「たくさんあまえてくださいね」という、以下のものでございました!!


///


『ふかみちゃんと一年中!! XXさんのためのミニボイスドラマ 「たくさんあまえてくださいね?」』
2019/03/08 進行豹

;セリフは全てふかみ

;SE 玄関ドア閉

「あ! XXさん、おかえりなさーい。って――」

「今日、お仕事大変だったんですか?
いっつもよりも、ぐったりしてます……
お顔も、沈んだ感じだし」

「――なら! ちょうどよかったです。
今日のばんごはん、しゃぶしゃぶなんです」

「ご馳走だし、栄養もつくし、食べやすいしで、
今日のXXさんに――
XXさんに笑顔と元気!
取り戻してもらうのにぴったりかなぁって」

「あはっ! XXさん、笑ってくれた。
よかった。こんな素敵なタイミングとか、
やっぱりわたしたち、小指と小指が、赤い糸で結ばれてるんですね」

「それじゃ、食べましょ?
XXさんも、手洗いうがい、すませてきちゃってくださいね?」

;SE 着火

「カセットコンロつきました?
なら、いまお出汁の鍋、もっていっちゃいますね~」

「あ! いいですよ、XXさんは座っててください。
お仕事がんばってきてくれたんだし――――あ、はい」

「それじゃあ、甘えちゃいますね? えへへ~」

;SE コンロに鍋おく

「ありがとうございます。XXさん。
じゃ、いただきますしましょうね?
『いただきまぁす』――うふふっ」

「しゃぶしゃぶ、スタンダードに牛肉か豚肉か――
それか、鯛しゃぶとかブリしゃぶとかタコしゃぶとか――
ちょっと変わってお野菜のしゃぶしゃぶもいいなって、
結構なやんだんですけど」

「わぁ、よかったぁ! 大正解でしたかぁ。
うふふ、XXさんの好み、
わたしもだいぶ把握できてきましたね~ うれしい」

「って、お出汁煮え過ぎちゃいますね。
ね? 食べましょ、XXさん――あ!
せっかくだし、ね? 『あーん』しあってたべませんか?」

「そんな、照れることないじゃないですか。
わたしとXXさんの仲なんですし」

「それに……わたし、ちょっと――
ほんのちょっとだけ、心配なんです」

「XXさん、甘えるの下手じゃないですか。
だから――我慢して、無理してるんじゃないかって」

「『そんなことない』ですか?
ならもっと、たーくさん甘えてくださいね?
うふふっ、ほぉら。照れないで! 『あ~~ん』」

「あっ!? ごめんなさい。熱かった!?
次から、ふうふうしないとですね」

「あ……えへへ。はい。
じゃあ、わたしもXXさんに甘えちゃいます。
ええと、ポン酢の方でおねがいします」

「『あーん』……はむっ――んっ! ん~~っ!
(ごくっ)……おいしい――あまい……」

「XXさんも、今度はポン酢で試してみてください――
いいですか? うふっ、わかりましたぁ。
それじゃぁあ……んしょっ――はい、『あーーーーん』」

「んふふっ……おいそうなおかお~――あ」

「XXさん? ちょっとだけ、お顔――
こっちに近づけてもらえませんか?」

「ありがとうございます――ん……(ぺろっ)
えへへっ、XXさんのおべんと、よこどりしちゃいました」

「あ、はいです。それじゃあ今度は、ゴマダレで――
んふふっ――おねがいします――あーーん
――(はむっ!)」

;SE 洗い物
:SE 蛇口閉め

「ふうっ、あらためて。ごちそうさまでした!
XXさん、ありがとうございます。
疲れてるのに、洗い物まで一緒に――え?」

「あ……ほんとですね。
ご飯の前より、ずっと顔色がよくなって。
お顔もにこにこしあわせそうで」

「XXさんが、元気になってくれるののお手伝い。
ちょっとでもわたしが役にたててるんでしたら、
うれしいです」

「え? 『どうして』って……
そんなの、あたりまえじゃないですか」

「わたし、XXさんのことを大好き――
っていうか……愛してますから」

「大好きで、大事な人にはいつだって笑顔でいてほしいし、
しあわせでいてほしいですし――」

「それに、ね? XXさん。
わたし、XXさんのお仕事のこと、
すごく大変そうだけど、とっても素敵って思ってるから」

「……介護のお仕事って、介護が必要になっちゃった方の、
やりたいこととか叶えたいこと……
今まであたりまえに出来てたのに、できなくなっちゃったこと」

「そういうことを、ささやかなものでもひとつひとつ、
丁寧にお手伝いして、叶えてあげる――
そういうお仕事ですよね、きっと」

「XXさんからお仕事のお話……
楽しい嬉しいことだけじゃなく、
辛かったり、大変だったりなこととかも――」

「そういうの聞く度に、わたしいっつも感じるんです。
XXさんのお仕事は、介護っていうお仕事は、
誰かの願いを叶えてあげる――
とっても素敵なお仕事だって」

「だけどその分、大変なことも多いから――
叶えてあげたい思いが届かなくって、辛いこと、悲しいことも多いんだなって、思うから」

「だから、わたしは。
みんなの願いを叶えてあげる――
XXさんのこと、ささえたいですし……」

「わたしが、XXさんの願いを叶えてあげたいって。
いっつも、こころから思ってるんですよ?」

「だけど――えへへっ、
わたし年下で頼りなくって、
XXさん、とっても素敵な、大人だから……」

「逆にいっつも、わたしが甘やかされちゃうばかりで。
もっとしっかりがんばらなくちゃって――あっ!」

「……うふふ。うれしいです。
XXさんが、わたしのことを抱きしめて――
ううん、わたしに、抱きついてきてくれて」

「……男の人だって、大人だって、かっこよくったって。
甘えたいこと、ありますよね。
いいこいいこって、がんばったねって、
たくさんたくさん、ほめてもらえたらうれしいですよね」

「……世界中の、他の誰が知らなくっても。
わたしは、ふかみは、
一番近くでXXさんのことをみつめて――
だから、ちゃあんと、知ってます」

「XXさんは、介護をうけてるひとたちのため――
毎日、すごくがんばってます。
いろんなひとの願いを叶えて、困ってることをなくしてあげて、
そのしあわせを、ささえています」

「だから、XXさんは、たくさんたくさん、いいこで。
いいこ、いいこ、いいこ、いいこ――
XXさんは、がんばりやさんの、とってもいいこ。
素敵なこ」

「ご褒美に、うれしいきもちでいっぱいいっぱいに満たされるまで。
XXさんのことをわたしが、ぎゅって、ぎゅーって。
だきしめて、だっこしつづけてあげますね?」

「ぎゅーーーーーっ」

「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

「……XXさん、あったかいです。
心臓、おたがい、ひびきあってますよね――
とくん、とくんって、あったかに――あ」

「もう、いいです? 平気……ですか?
あ、よかったぁ、そうですか」

「え? あ――なんでも――
なんでもなくは、ないですね。はうっ」

「XXさんをぎゅっーっとしてるの、あったかくって、
しあわせで、とっても気持ちよかったから。
XXさんが元気になったのはうれしいけど、でも――ひゃっ!?」

「あ……えへへへへっ――ぎゅーーーーーっ」

「……うふふ。ほんとだ。こっちの方が、ずーっと素敵。
お互い、抱きしめあうほうが」

「ね? XXさん。
今度はわたしに、ご褒美ください。
甘くて素敵な――恋人同士の、ご褒美を」

「ん………………(ちゅっ)」

;おしまい

///


もう! 完全に!!! 永井さんのめっちゃ得意なラインです!

バブみ全開! バブミーテンダーなシナリオでございます!!!

ので、基本もうバッチリ組み立ててくださいまして

「おお、これはわたくしやることないぞー」という感じだったのですが一箇所!!


////////

「え? 『どうして』って……
そんなの、あたりまえじゃないですか」

「わたし、XXさんのことを大好き――
っていうか……愛してますから」

「大好きで、大事な人にはいつだって笑顔でいてほしいし、
しあわせでいてほしいですし――」

「それに、ね? XXさん。
わたし、XXさんのお仕事のこと、
すごく大変そうだけど、とっても素敵って思ってるから」

////////

を、永井さんは「ずっと笑顔」でくださったのですが、
ここはメリハリつけられるなぁ、ということで、


1:「わたし、XXさんのことを大好き――
 っていうか……愛してますから」
の、『大好き――』以降を、“真顔で、大事なことを伝えようとしているトーン”でいただく。

2:すごく大変そうだけど、とっても素敵って思ってるから」
  の『とっても素敵って思ってるから』で笑顔に戻る


――というBバージョンをいただきました。

A、Bどちらが正解というものでもない、完全に好みの問題なのですが、
わたくし的にはメリハリつくBの方が好きかなぁと思っておりましたところ、
Hさんもお聴き比べの結果「Bの方で」というご選択くださいましたので!

こちら、わたくしの趣味的にはベストな仕上がりになったかと存じます!


こんな感じで引き続き! 収録お手伝い全力でがんばってまいりますので!
なにとぞご期待のほどたまわれましたら幸いです!

よろしくお願いいたします!!!

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whisp 2019/03/31 14:22

まいてつLast Run!! クローズドアンケート


現在製作中の「まいてつ Last Run!!」のHシーンに関するクローズドアンケートとなります。4月7日までとなりますので、興味のある方は是非ご回答下さい。

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whisp 2019/03/30 22:04

ふかみちゃんと一年中!! 収録立会リポート(19/03/30)です! (進行豹

こんばんわです! 進行豹です!

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「ふかみちゃんと一年中!!」


http://vigorball.com/project/s/project_id/31

本日は収録お立ち会いがございました!


ご収録をくださったのはもちろん! 「まいてつ -pure station-」ふかみちゃん役の声優、永井真衣さん!!

クラウドファンディングのリターンとしての収録立会見学に、すずなみあなさんをお迎えしての収録となりました。

使用台本は『スイートアニバーサリーボイス すずらんの日』
https://ci-en.jp/creator/922/article/46815


結構、ふかみちゃんの「重いとこ」が前面にでてくる台本でございます!

永井さんはふかみちゃんのかわいいとこも重いとこもメリハリつけて演じてくださり、
極めてスムーズに収録は進んでまいります。



わたくしが判断まよったとことしては、


///

"「スズランみたいな女の人って、きっと、男の人には凄く魅力的ですよね。
かわいくて、可憐で――けどその中には毒がある……
怖いけど、怖いから、きっと魅力的……」" fuk_0501_at_ic_05

"「あなたは、どうです? 仮に――ですよ? もしもわたしがいなかったら、お付き合いとかしてみたいです?
スズランみたいな女の人と」" fuk_0501_at_ic_06

///

の、ic06の方

永井さんは、「ヤキモチ焼いてる感じ」でお演じくださったのですが、
イチャイチャラブラブ期のふかみちゃんであれば
「ずっと笑顔でニコニコと」というアプローチもあるのではないか、と考えました。

で、Bverをいただきまして聞きくらべて頂いた結果
「やはり、最初の、ヤキモチ焼いてる感じ」の方がよりふかみちゃんらしい!
ということとなり、そちらのバージョンを採用という運びとなりました。


また、

"「きれいで、ずっと、いたいです。
毒があっても、あなたに愛してもらえるように。
毒ごと全部、あなたに愛してもらえるように。
きれいで、ずっと、いたいです」" fuk_0501_hr_ic_08


というセリフに関しましては、
『二回目の、「きれいで、ずっと、いたいです」を立ててほしい』、という旨のリクエストをすずなさんからいただきました。


こちら、永井さん、すずなさんに、レコーディングエンジニアさんをふくめての協議の結果、
以下のような解釈とするのが、「一番ふかみちゃんらしく、かつ、最後の一行がたつ」組み立てとなるのではないか――と結論づけました。


「きれいで、ずっと、いたいです。
毒があっても、あなたに愛してもらえるように。
毒ごと全部、あなたに愛してもらえるように」

――までは「あなた」に、話しかけている。

で、最後の

「きれいで、ずっと、いたいです」

は、ふかみちゃんが、自分自身に対する願い・決意としてつぶやいている。


という構成です。


このラインで永井さんに演じていただきました結果!

最後のつぶやき――ボリューム的には一番小さく落ちるところが、けれども一番綺麗に立つ! という、
いわば引き算の演出が見事にはまり、大変にふかみちゃんらしい一言が誕生いたしました!


これこのように「見学」ではなく、がっつりと「ご参加」を頂きましての収録立会はとどこおりなくすすみまして、
お立ち会いが終わると、サインと記念撮影と――

ということになり、ご参加の時間は終了いたしました。


その後も順調にスイートアニバーサリーボイス収録すすみましたので!
もしご聴取いただける方におかれましては! ぜひぜひリリースの暁には! 「スズランの日」お楽しみいただけましたら幸いです!

よろしくお願いいたします!


そして、その日を一日でも一刻でも早められますよう!
わたくしも引き続きまして、わたくしにできることがんばります!!!

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whisp 2019/03/30 20:23

【ラフ】まいてつ_3ヒロイン_浴衣


本日も何かに使用されるイラストです。グッズとしては掛け軸になる見込みのため、
通常の版形と異なる大きさで描いております。
発表まではいま少しお待ち下さい。

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whisp 2019/03/29 20:47

「ふかみちゃんと一年中」スイートアニバーサリーボイス「読書の日(10/27)」台本(進行豹

こんばんわです!!!



抱き枕カバー連動センサー対応ボイスコンテンツ開発のためのクラウドファンディング!
「ふかみちゃんと一年中!!」


http://vigorball.com/project/s/project_id/31

イベントまわりでお休みしておりましたが!
本日からはこちら、スイートアニバーサリーボイスの90wずつをまるっと紹介! 再開していきたく思います!!

4/26 よい風呂の日までご紹介いたしましたので、
本日は!!!

『』



先日もみなさまのおかげさまで、きっちり90ワード書き上げることができましたので、
喜び勇んで!!

10/27 「読書の日」のスイートアニバーサリーボイス!
全90ワード!! どどんとご紹介させていただきます!!!


//////////

早瀬ふかみ_読書の日(10月27日)_手_日常

"「今日、10月27日は読書の日だそうですよ。
で、今日から始まる二週間が、読書週間です!」" fuk_1027_te_01

"「二週間ある読書週間の真ん中が11月3日の文化の日。
そこから数えて一週間前の今日が、読書週間のはじまりの日だから、読書の日になったんですって
なんだか、ちょっとややこしいですよね~」" fuk_1027_te_02

"「今日は、文字・活字文化の日、でもあるそうですよ?
読書と文字は切り離せないけど――活字は、むかしと今とじゃ、意味が大違いなんだそうです」" fuk_1027_te_03

"「むかしは、金属の型にインクをつけて、それで印刷をしていた活版印刷の――
その字の型のことが『活字』だったんだそうです。
でもいまは、活版印刷が廃れちゃって……
印刷用の文字のデータのことが、活字って呼ばれるようになってって、こないだ読んだ本に書いてありました」" fuk_1027_te_04

"「電子書籍も最近はすごい便利ですけど――
ページをめくる感触は……やっぱり、どうしても捨てがたいですよね~」" fuk_1027_te_05

"「小さい頃にお気に入りだった本……
いまでもときどき読み返しますし――ボロボロになっても、買い替えとかもできないんです、わたし」" fuk_1027_te_06

"「紙で指きっちゃったことって、ありますか?
あれ、地味に痛いですよね~」" fuk_1027_te_07

"「本のおすすめって、好きなの紹介して相手の気に入らないと寂しいから……
すごくむつかしいことだから、わたし、あんまりしないんですけど――
あなたのおすすめの本はわたし、きっと気に入るんじゃないかなって――えへへ。
そんな予感が、します。です」" fuk_1027_te_08

"「もしよかったら、わたしに、一冊。
本のおすすめ、してくれませんか?」" fuk_1027_te_09

"「学級文庫に、図書室に。どんな本がそろってるかで――
本好きになるかどうかとか、好きな本の傾向とか、
案外めちゃくちゃ変わるんじゃ? って、わたし、なんとなく思います。です」" fuk_1027_te_10


早瀬ふかみ_読書の日(10月27日)_頭_日常

"「本、自分で読むのもいいですけど――
読み聞かせしてもらうのも素敵ですよね~」" fuk_1027_at_01

「あなたの好きな本って――ベスト5! ベスト5選ぶなら、なんですか?」 fuk_1027_at_02

「ジャンルでいうなら、どんなジャンルの本が一番、好きですか?」 fuk_1027_at_03

"「少女小説って、読んだことあります? 代表的なのだと、コボルト文庫とか。
わたし、小説を読み始めたころは、夢中になって読んでたんです。なつかしいなぁ」" fuk_1027_at_04

"「純文学も、挿絵つけたらもっと読んでもらえるんじゃ? って、わたしおもったことあるんですけど――
それ考えると、『そもそもどこからどこまでが純文学?』ってなっちゃって――
『挿絵つかないのが純文学なのかも』って、おばかな結論に、わたし、迷い込んじゃいました」" fuk_1027_at_05

"「挿絵――物語の印象をめちゃくちゃ左右しますよね。
なにかの事情で挿絵の画家さんが変わったりすると――
結構わたしは、物語、ガラガラガラって音を立てて崩れていっちゃうタイプかもです」" fuk_1027_at_06

"「読書……一人で黙々とするものかと思ってたんですけど――
凪ちゃんとの読書はね? 『これなんて読むばい?』とか、『こいばどぎゃん意味と?』とか――うるさいの!
でもね? えへへ――それも案外楽しいんだなって、わたし、教えてもらっちゃいました!」" fuk_1027_at_07

"「作家になりたいって、ちょっと思って、新人賞とか投稿した時期もあるんですけど――
書き終わって読み返したら、好きな作家さんなぞってるだけだ――って、わたし自分で気がついちゃて。
……やっぱり読むほうが楽しいや、って――えへへ、なっちゃいましたです」" fuk_1027_at_08

"「作家さんで、わたしはおっかけて読んでく方なんですけど――
あなたは、どうです? 作家買いとか、する方ですか??」" fuk_1027_at_09

"「算数――数学――数字。わたし、本当にお仕事で必要な部分以外は、興味全然なかったんですけど。
数学者の先生が主人公の恋愛小説よんだら――あ、数学ってこういうとこが面白いんだって思えて――
えへへ、そのあとね? 成績、ググってあがったんですよ!」" fuk_1027_at_10


早瀬ふかみ_読書の日(10月27日)_腹_日常

"「二宮金次郎さんの銅像ってあるじゃないですか。本読みながら荷物運んだみたいなの。
あれ、『歩きスマホを推奨してるととられかねない』とかいって、いま、どんどん撤去されてるんだそうです。
なんていうか、時代ですね~」" fuk_1027_hr_01

「あなたの通ってた少等部にはありました? 二宮金次郎さんの銅像」 fuk_1027_hr_02

"「そもそも史実だと、『荷物を運びながら本を読んでた』んじゃなくて、
『覚えた本の内容を暗唱してた』らしいですね、二宮金次郎さん。
そう考えると最近の銅像撤去――間違った歴史への修正力が働いているかな、とかも、
わたし、ちょっとだけ思っちゃいます。です」" fuk_1027_hr_03

"「少等部のころは、休み時間の旅に、図書室いって、お気に入りの本よんでました。
お昼休みだけじゃなく、授業の間の、10分休みの間にだって、1ページでも!
……いま考えると信じられないですけど――あのころは、10分。
いまより夢中でつかえてたんだなって思います」" fuk_1027_hr_04

"「ちいさかったころ夢中だった本が、大人になると色あせちゃったり。
むかしはわからかなった本を、今読むとすっごく面白かったり。
どんな本と、いつ出会うのか――タイミング、とってもむつかしいですよね」" fuk_1027_hr_05

"「少等部の5年生のとき、図書室友達だった女の子が急に、保健室登校になっちゃってーー
そのこと良く本の貸し借りしてたから、わたし、心配でーー
そしたらある日、ね? わたしの教室の引き出しの机の中に本、入ってて。
それからは、机の引き出しを通じて、本の貸し借り。続きました、です」 " fuk_1027_hr_06

"「ポーレットさんに教えてもらったんですけどーー
機関車テエミスあるでしょお?
あれの原作になった絵本。なんと最初の一冊には、テエミス! 影も形もでてこないんですって!」" fuk_1027_hr_07

"「あなたは本。選べるときは、文庫なのか、単行本なのか。
ソフトカバーかハードカバーかとか――そのへんの趣味、どうですか?
あんまりこだわらないほうですか?」
" fuk_1027_hr_08

"「わたしは本、どっちかっていったら文庫の方が好きかもです。
どこででも、いつでも、お気に入りの物語と一緒にいたくって……です」" fuk_1027_hr_09

「あなたと本のおはなしができる。それって、うふふっ! とってもとっても幸せだなって、思います。です!」 fuk_1027_hr_10


早瀬ふかみ_読書の日(10月27日)_手_いちゃ

"「まだ少等部のとき――本屋さんで、わたし、全然知らなくて……
とある海賊マンガの――いわゆる、女性向けの同人アンソロジー。
本当に知らなくて、ただ、『新刊かな?』みたいな気持ちで手にとっちゃって……
世界、変わった……かなり広げられちゃいました、です」" fuk_1027_te_ic_01

"「男の子同士の恋愛もあるんだ、とか――
恋愛に性別は関係ないんだ、とか……
偶然手にとった一冊に教えてもらって――
本で人生、本当に変わるものですよね……」" fuk_1027_te_ic_02

"「本をダブらせちゃったこと――おんなじ本を二冊以上、間違ってかっちゃったことって、ありますか?
わたしは……えへへ――結構、あります」" fuk_1027_te_ic_03

"「ダブっちゃった本って、なんか返品、すごくし辛いんですよね~
だからわたしは二冊目は、たいてい誰かに、プレゼントしちゃいます。です」" fuk_1027_te_ic_04

"「本のプレゼントって、むつかしいですよね~
『きっと気に入ってもらえる』って思っても全然だったりで――
『わたし、わかってなかったんだー』って、そういうときは、ちょっぴり凹んだりしちゃいます。です」" fuk_1027_te_ic_05

"「ね、ね? 聞いてもいいですか?
もしもわたしに、一冊の本――プレゼントしてくれるなら、それは、何ていう本ですか?」" fuk_1027_te_ic_06

"「あのですね? おすすめの絵本、ポーレットさんに聞かれたことがあるんです。
それで、『いわしさん』って、大好きな一冊を紹介したら――
なんとそれを! れいなちゃんへのお誕生日プレゼントに採用してくれたんですよ!!」" fuk_1027_te_ic_07

"「『いわしさん』っていう絵本。わたしがポーレットさんに紹介したのをきっかけに、
ポーレットさんかられいなちゃん、れいなちゃんからハチロクちゃん、
ハチロクちゃんから……っていうふうにどんどん広がって、
いまはもう、御一夜鉄道の人たち、みんなが読んでるみたいになってて――えへへ、とっても嬉しいです!」" fuk_1027_te_ic_08

"「内容じゃなくて、物理的に重い本って、結構好きです。
机の上にどっしりおいて、ページめくるの……
なんだか、学者さんみたいな感じで、頭よくなったように思えて――うふふっ、こどもっぽいですね」" fuk_1027_te_ic_09

"「今度、ね? あなたのお膝の上に座って、わたし、読書したいです。
そうして――うふふっ? あなたの指に、ページ、めくってもらっちゃいます!」" fuk_1027_te_ic_10


早瀬ふかみ_読書の日(10月27日)_頭_いちゃ

"「たくさんたくさん、恋愛小説を読み込んで。
自分が将来、どんな素敵な恋をすることになるのかな? って、たくさんたくさんたくさん想像してきましたけど。
あなたとこうしている今が、想像してたどんなものより、ずうっと素敵な物語です!」" fuk_1027_at_ic_01

"「今はネット通販でなんでも買えちゃいますけど――わたしが少等部だったころは、
学園向けの……普通には買えない本とかも、図書室にはおいてあったんです。
そういうのの図鑑の蝶の写真が綺麗で綺麗で……すごくすっごく欲しかったの、今でもはっきり覚えてます。です」" fuk_1027_at_ic_02

"「……いわゆるひとつの薄い本……って。
あなたも……買ったり、読んだりしたりしてます――か?」" fuk_1027_at_ic_03

"「あの……ね? わたし。
男性向け同人誌って、興味……ないことはないことはないことはないんですけど――恥ずかしくって、買えなくて。
それで……あの……あなたがもしも――っ!!! や、やっぱりなんでも! なんでもない! です!!」" fuk_1027_at_ic_04

"「図書館って本だけじゃなく、DVDとか音楽CDとかもあるじゃないですか。
うっかり視聴コーナーとか座っちゃうと……一日、余裕でたっちゃいますよね~」" fuk_1027_at_ic_05

"「本を読むとき、音読することってありますか?
わたし、ね? ひとりのときはときどき……結構、音読しちゃう方なんですよ~」" fuk_1027_at_ic_06

"「声に実際ださなくっても――あたまの中で音読してる……頭の中に声を響かせるタイプの人と、
そうじゃなく、音をイメージしないで文字が読める人と、両方のタイプがいるって、わたし、本でよんだんですよ。
わたしは脳内音読派なんですけど――ね? ね? あなたはどうですか?」" fuk_1027_at_ic_07

"「あなたの声に、鼓膜を、こころをゆすられちゃったら……
どきどきしちゃって、本の内容、ぜんぜん入ってこないかも、です」" fuk_1027_at_ic_08

"「どんなにドキドキしちゃっても、本の内容わからなくても――
それでも、ね? わたし、あなたに……読み聞かせして、ほしいです」" fuk_1027_at_ic_09

"「今夜――この本、読んでもらっていいですか?
一緒のふとんにくるまって……大好きなあなたの声で、大好きなお話よんでもらって――
わたし、眠ってみたいです」" fuk_1027_at_ic_10


早瀬ふかみ_読書の日(10月27日)_腹_いちゃ

"「兄妹とか姉妹がいたら、本、貸し借りとか、きっとすごく気軽にできるんでしょうね~。
わたしひとりっこだから。そういうの、すごく羨ましいです」" fuk_1027_hr_ic_01

"「『読めなかった物語』っていうタイトルの本。本屋さんで偶然見つけて、お金足りなくて買えなくて……
お小遣い日に急いで買いに行ったら、売れちゃってて、みつけられなくて――
いまだにわたし、タイトルしか知らないんですけど……
読めてたらきっと、こんなに鮮明に覚えてないかもって思います」" fuk_1027_hr_ic_02

"「タイトルも表紙も覚えてないんですけど――
その本の中に、ぼんやり移る影みたいな不思議な写真があって――
その写真に、『著者の居間にうつった影。正体は未だ不明』ってキャプションが添えられてて。
……それは、いまも思い出してときどき――ぞーってします。」" fuk_1027_hr_ic_03

"「図書館デート、今度あなたとしてみたいです。
大きな声を出せなくて、けどもりあがりたくて筆談で、とか――
むかーしマンガで読んだことあって……えへへ、ちょっとあこがれのシチュエーションなんですよ」" fuk_1027_hr_ic_04

"「読書感想文って……どうでした?
わたしは、感想文って書くと――自分の中で、その物語が動かない塊になっちゃいそうで――
けっこう、書きたくなかったかも、です」" fuk_1027_hr_ic_05

"「学園の図書館で、サイコロころころころがしてる子たちがいて――
賭け事かなにか? って思ったら、テーブルトークRPG……
みんなでリアルタイムで物語をつくっていくっていうゲーム、やってたんですよ。
わたしも興味あったんですけど――すぐに禁止令がでちゃって、まだ遊んだことないんです」" fuk_1027_hr_ic_06

"「……学園図書館のリクエストボックスに、一回だけ――
男の子同士の恋愛をテーマにした恋愛小説をリクエストしたことがあったんですけど――
なんでかな? まだ入架連絡がこないんですよね~」" fuk_1027_hr_ic_07

"「図書委員。おうちのお仕事がなかったら、わたし、絶対やってみたかったです。
誰がどんな本をかりてるのかとか、一番人気はどの本なのかとか――
知ってみたいじゃないですか」" fuk_1027_hr_ic_08

"「本の匂い。落ち着きますよね。
人によっては――うふふっ、トイレにいきたくなったりとか、不思議とあるって話ですけど」" fuk_1027_hr_ic_09

"「羊皮紙の本って、一冊も持ってないんですよ。
わたしが読める内容のとか、存在しないかもですけど――
アンティークとして一冊は、いつか手に入れて、読めるようになってみたいです」" fuk_1027_hr_ic_10


早瀬ふかみ_読書の日(10月27日)_手_家族

"「……押し花でしおりつくるの。むかぁしおばあちゃんに教わったこと。
いつかわたしたちにこどもが出来たら――
きっと、おしえてあげたいです」" fuk_1027_te_kz_01

"「こども向けの絵本! みたいな感じで、でも中身は相当にぶっとんでる――
教育によくなさそう~なのも、実はけっこうあるんですよ。
大人が読む分には楽しいんですけど……あなたとわたしにこどもができたら、
本――自分で選んで読めるようになるまでは、身長に選んであげなくちゃですよね」" fuk_1027_te_kz_02

"「わたしがすきな絵本は、『いわしさん』っていう絵本です!
いわしがただただ泳ぎつづけるだけの絵本なんですけど――
ものすごく! ものすごーくかっこいいんです!!!」" fuk_1027_te_kz_03

"「図書館で『アルニナ国物語』っていう本を借りたとき、すごくいいおはなしだったから、
貸出カードに並んだ名前、なんとなく見てみたことがあるんです。
そうしたら、ね? 『早瀬翠』って――
おかあさんも借りてたんです! おんなじ本! ずうっと昔に」" fuk_1027_te_kz_04

"「図書館の貸出カード。御一夜鉄道の他の人とはかぶったことないんですけど――
日々姫さんだけ。2、3回。わたしが後輩になってたこと、あったりします。
かぶってたのですか? 絵本でした、全部」" fuk_1027_te_kz_05

"「乗り物の絵本ってあるじゃないですか。機関車とか、お船とか、消防自動車とか、ブルドーザーとか!
わたしも結構好きなんですけど――
男の方がきっともっとずっと! 夢中になって読むんでしょうね~。
なんだか、ちょこっとうらやましいです!」" fuk_1027_te_kz_06

"「こないだね? 図書館にいったら、ちっちゃな子が、栞紐……
ハードカバーの本の、栞にするあの紐のこと見て、
『本にしっぽがはえてる~』って! うふふふふっ、ねー。かわいいですよね~」" fuk_1027_te_kz_07

"「古本に、栞とかチラシとか挟まってるの、素敵ですよね。
時代を感じる古いのだとか、知らない町の知らない本屋さんのオリジナルのとか――
タイムスリップも小さな旅も、もう、その時点でできちゃいますよね!」" fuk_1027_te_kz_08

"「むかーし買った古本のマンガ本に、すっごくかわいい手描きのファンアートが挟まってて。
最初の一瞬、『わ、すごい!』ってうれしくなって。だけどね? そのつぎの瞬間に――
『こんなに大好きな一冊を、古本屋さんに売らなくちゃいけなくなったんだ……』って。
気づいて、少し、寂しい気持ちにもなっちゃいました――です」" fuk_1027_te_kz_09

"「あなたは、古本ってどうですか?
新本も古本も買える状況で、古本はお値段が半額だったら――
そのとき、どっちを買いますか?」" fuk_1027_te_kz_10


早瀬ふかみ_読書の日(10月27日)_頭_家族

"「あなたとわたしに赤ちゃんできたら――
一番最初にプレゼントする一冊は……一番最初に、読み聞かせてあげるお話は――
ね? 何がいいって、思います?」" fuk_1027_at_kz_01

"「読み聞かせって、しあわせですよね。
文字がよめるようになるまえから、物語といっしょにいさせてもらえて――
うふふ、わたし、とってもしあわせなこども時代を過ごしてたんですね~」" fuk_1027_at_kz_02

"「お母さんがよく読み聞かせしてくれてたおはなし――『6羽のカラス』って。
偶然にもね? 教育実習の先生にも読み聞かせしてもらったことがあるんです。
読み聞かせって! 誰が読んでくれるのかで、登場人物、全然別人になるんだなぁって――
すごく、面白い経験でした」" fuk_1027_at_kz_03

"「お布団の中で本を読むの。
目が悪くなる~って怒られちゃうけど、わたし、ときどきやっちゃってました――
えへへ、いまでもやっちゃいます、です」" fuk_1027_at_kz_04

"「スタンドつけて本読むの、わたし、好きです。
実家の勉強机のスタンド……こんど、もってこようかなぁ」" fuk_1027_at_kz_05

"「古本……わたし、結構好きなんですけど――
舟運についてのふるぅい和綴本買って。読んでて。
しばらくしたあったかい日に、そこから虫が大発生したことがあって!!
それからはもう、古い和綴本――物凄く扱いに気をつけるようになりました~」" fuk_1027_at_kz_06

"「古本……特に和綴本には虫の卵とかついてる可能性ありますから――
わたしは買ってから一週間は、ジップロックの中に防虫剤と一緒にいれて、
少しでも被害防げるようにって、工夫してます。です」" fuk_1027_at_kz_07

"「4/23日は、こども読書の日、なんですよね……
もしも赤ちゃん、わたしたちに授かったら――
その日と今日と、一年に二日も! 本のお祝いができちゃいますね」" fuk_1027_at_kz_08

"「わたしの実家――もう読まないかもなマンガがいっぱい、山積みだから――
湯医の図書館に寄贈……するのもいいかもですね」" fuk_1027_at_kz_09

"「作家になるのはもう完全にあきらめましたけど――でもね? いまも本。描いてるんですよ? わたし。
日記、ずうっと――あなたとわたしの、いままでとこれからの物語を!!」" fuk_1027_at_kz_10


早瀬ふかみ_読書の日(10月27日)_腹_家族

"「わたし、ね? もしもいつか赤ちゃんをさずかったら。
そのこがおなかにいるうちからもう!
たくさんたくさん、絶対読みきかせしちゃいます!」" fuk_1027_hr_kz_01

"「おかあさんがこどもだったころの同級生に、『歩く図書館』ってあだなのこがいたそうなんですよ。
いえいえ、本好きとかそういうのじゃなく――あ、本好きはもちろん、本好きなんでしょうけど……
お気に入りの本、40冊とか50冊とか専用のバックにいれてどこにだって持ち歩いてたそうなんです。
ですです。物理的に、『歩く図書館』だったんですって!" fuk_1027_hr_kz_02

"「おじいちゃんたち、わたしに辞書をプレゼントしてくれたことがあるんです。
三人それぞれ一冊ずつ! 国語辞典で、全然別のメーカーの。
かぶせないでよ~って、そのときはわたし、思ったんですけど――
辞書を見比べる面白さ。あれで、わたしは教えてもらいましたです」" fuk_1027_hr_kz_03

"「もしもわたしたちにこどもが出来たら。
本のプレゼント、したいです。毎年この日に、読書の日に。一冊ずつ。
その子が大きくなって、大人になっても――ずっと、毎年一冊ずつ」" fuk_1027_hr_kz_04

"「本の貸出期日って、わたし、絶対守るんですけど――
一回だけ、返却してくださいっておハガキをうけとっちゃったことがあって――
『絶対返したはずなのに~』って、すっごく慌てて、問い合わせして。
……わたしがね? まちがって。図書館の本、図書室に返却しちゃってたんです。あはは~」" fuk_1027_hr_kz_05

"「むかぁし、お父さんの方の実家にわたし、預けられてたことがあるんです。
お母さんの病気がすごく悪かった時期。
そのときは、本当に怖くって――
おばあちゃんの町の図書館に入り浸って……物語の中に、逃げ込んでましたです」" fuk_1027_hr_kz_06

"「おばあちゃんの町の図書館には、階段をのぼった中二階みたいなところに休憩所があって。
休憩所へと続くわたり廊下から、一階にある図書館を見下ろせたんですよ。
そこからぼんやり、本と真剣に向き合ってるひとたちを見てると……ね?
なんだかわたし、一人じゃないって気持ちになれて――すごく、安心できてたんです」" fuk_1027_hr_kz_07

"「縁起でもない話でちょっと、アレなんですけど――
もしもいつか、棺桶の中に入るとき。
一緒に焼いてほしい本って、ね? あなたにはありますか?」" fuk_1027_hr_kz_08

"「わたしはね? わたしがもしも死んじゃったなら、棺桶にいれてほしい本、あるんです。
お父さんの形見にもらった、写真集。『川の名前』っていう、写真集。です」" fuk_1027_hr_kz_09

"「棺桶に本、入れてほしい気もしますけど――やっぱり、本を焼いちゃ、ダメですよね。
だから、わたしの大事な本は――いつかさずかる、あなたとわたしのこどもに。
できることなら気に入って――大事に読んでもらえたら、うれしいな、って、思いますです」" fuk_1027_hr_kz_10



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