レモネードオアシス Jun/05/2019 14:21

百合催○スレイブ2

百合催○スレイブの2をお送りします。

百合催○スレイブ
催○術をかけた状態でおもらしをさせて、更にはその場で意識を取り戻すようにした小説~!
と、いうことでリクエストにお答えできるかどうかは分かりませんががんばって書いていきたいと思います!

冒頭部は無料ですが、途中からドクターペッパーコース以上になっていますので、ご注意下さい。


この小説を最初から読む!


百合催○スレイブ~登場人物~

☆鷹鳥伶(たかとり れい)
高校2年の女子高生。
身長170センチ。
母方の祖母が英国系のクォーター。
金髪碧眼。

父が貿易商を営んでいるお嬢様で、学園では生徒会をたった一人で運営する。
純と二人きりのときはベタベタ。


☆瀬尾峰純(せおみね じゅん)
高校2年の女子高生。
身長140センチ。
黒髪を無造作に左右に縛ってる。

男っぽい名前だけどJK。
伶とは小さいころからの腐れ縁。
子供のころは伶のことをいじめっ子から守ってきたけど、背丈を30センチも追い抜かれてしまって、そろそろ伶には親離れならぬ『純離れ』をして欲しいと思っている。


■■■■■■■■■■■■■


それではお楽しみ下さい~。



2章目:最初の命令。





『催○アプリのご使用にあたっての諸注意』

 このたびは催○アプリをDLして頂き、誠にありがとうございます。

1.このアプリは無料コミュニケーションアプリレインと連動しています。
2.レインで相手に命令したいことをメッセージで送信します。
3.催○アプリによって自動的にメッセージが動画化され、その動画を見た相手は元のメッセージに書かれていたことを無意識のうちに実行しようとします。
4.一度再生された動画は自動的に削除されるので、相手にバレる心配がない安心設計!

「はぁ……。なんでこんな胡散臭いアプリ、DLしてるんだろ」

 翌朝。
 いつもの公園で伶を待っているあいだ、純は深いため息をついて
 伶と距離を取りたいからと思って、ゆうべDLしたアプリの使い方を読みながら、改めて胡散臭いものだとげんなりしてしまう。

 ようは命令したいことをレインで送信したら、アプリが自動的に動画に変換し、その動画を見た相手が催○術にかかる……らしい。
 そんな都合がいいことあるんだろうか。

「まぁ、ダメ元で、きかなかったらそれでいい、か……」

 そもそも。
 今回の目的は、あまりにもベタベタしてくる伶に、ちょっとでも距離を取ってもらおう……、それが目的なのだ。
 それにしても……、

「伶とは腐れ縁だよなぁ……」

 と、純自信もため息をつかざるを得ないほどの付き合いになっていた。
 出会いは小学校に入学する前のことだった。

 十年以上も前のあの日――、
 当時は家で遊ぶよりも外で跳んだり跳ねたりすることが好きだった純は、探検ごっこと称して近所を歩き回っていたのだった。
 生け垣に猫が通るような穴を見つければくぐってみたり、草むらがあったら踏み込んでみたり。

 伶と出会ったときは、そんな探検ごっこをしているときのことだった。
 あの日の純は、白猫を追いかけているうちに伶の家の敷地……と、言うよりもお屋敷だが……に迷い込んでしまった。
 それでもすぐに引き返さなかったのは、夏の日差しに青々と茂る芝生に、白亜を思わせる西洋建築は、それだけで幼い日の純の心を強烈に惹きつけたからだった。
 そこでどこからか聞こえてくるバイオリンの音色を追いかけているうちに伶と出会ったのだった。

「おはよ。純ったら、いつも早いんだから」

 昔のことを思いだしていると、いつの間にか時間が経っていたらしい。
 ぼんやりとしていた視界のピントをあわせると、水色のスカートを軽やかに離させながら伶が駆けてきているところだった。
 青空に、ブロンドが朝露をまとっているかのように輝いている。

「なんで待ってるのか、自分でも分からんぞ……」
「純のそういうところ、とてもいいと思うけど」
「そりゃどうも……」

 自分の人の良さに辟易としながらも、純は歩き出す。
 伶も並んで歩き始める。
 これがいつもの二人の登校風景だ。
 伶と距離を取りたいと思っていながらも、実は毎日伶のことを待っている。
 実はこの腐れ縁を心地いいと思っているのは、純自信なのかもしれなかった。

(いやいや、なにを考えてるんだよ、あたし……。伶は、ずっと昔に出会ってなかったら、雲の上のようなハイスペックな美少女だぞ……!? あたしと一緒にいていいわけが……っ)

 将来伶は、きっといい大学に進学して、そして海外に留学したり……、それで自分の進むべき道を選び、邁進していくのだろう。
 そこに純がいたら、絶対に邪魔になってしまうに違いない。

(まずは催○アプリが効くのかを実験しておかないと、な)

 純は人知れず決意すると、ブレザーのポケットに入れてあるスマホを握るのだった。

        ☆

(さーて、問題はいつ催○術を試してみるかだが……)

 催○アプリを試すためにはレインでメッセージを送ればいいだけというお手軽仕様だけど、その手軽さゆえにいつ試すのかなかなかタイミングがつかめずにいた。
 偽物だったら催○アプリなんてやっぱり無かったんだなと割り切ることができるけど、万が一本物だった場合が厄介だ。
 もしも催○にかかっている伶が、予測不能な行動を取ってしまった場合にフォローしきれる自信が無い。
 適当な催○術……例えばペンを落としてみろ……とかで試してみるのも考えたけど、せっかくの催○術を微妙な命令で無駄にしたくもない。

(いつ催○術を試してみる?)

 同じ教室の一つ前の席に座っている伶の華奢な背中を見つめつつチャンスをうかがっていると時間はあっという間に過ぎていき――、
 気がつけば放課後になっていた。

        ☆

(タイミングを見定めるうちに放課後になってしまうとは……)

 純は我ながら慎重すぎる性格に、辟易してしまう。
 子供のころは探検ごっこをしたり活発な少女だったけど、成長するに従って慎重な性格になっていき、いまではすっかり(外見上は)内向的な性格になっている。
 内心ではいろいろ考えているけど、それを口に出すエネルギーと器用さを持ち合わせていない……、というのが純の不器用な性格そのものだった。

(伶は綺麗でいいよなぁ……)

 円卓の上座に座りながら、圧倒的なスピードで事務処理をしていく伶を眺めながら、純は短いため息をついてしまう。
 見目麗しく、更には文武両道を地で行く『シンフォニック・ローズ』
 だがそんな伶も昔は金髪碧眼という外見ゆえに周囲に溶け込むことができず、男子からちょっかいを出されてよく泣いていたものだ。
 いつも泣いていた伶を守ってきたのが純だった。

 そんなお人形さんのように可愛かった伶も、早めの思春期を迎えるとモデル的な洗練された美しさへと変貌していき――、
 虐めていた男子たちも手のひらを返して告白を仕掛けるもあえなく撃沈。
 噂では既に好きな人がいるのだとかいう噂が立っているも、純には知りようのないことだった。
 少なくとも、悪い虫は寄っていないようだが。

(あー、なんて催○術かけようかなー)

 円卓に座って紅茶を啜りながら(伶の足元に及ばないスピードで)事務処理を片付けているうちに、窓の景色は薄暗くなってきて……、

「……んっ」

 ぶるるっ、
 切なげに伶が身体を震わせたのはそんなときのことだった。
 ああ、もうそんな時間か……。
 純は時計を見ながらそんなことを考える。
 伶はいつも夕方の5時になるとトイレに立つのだ。
 もうそろそろその時間というわけだ。
 紅茶を飲んでいるから、それだけ膀胱にはおしっこが溜まっているだろうし、純もよくトイレに立つからその気持ちはよく分かるが……。

(はっ。これはもしかしたらチャンスでは……!?)

 純の脳裏に、閃光のようなアイディリアが煌めく。
 催○術の手始めとして、伶に恥ずかしい目に遭わせる……というのはどうだろうか?
 具体的にいえばこの生理現象……尿意を催したという欲求を、トイレ以外の場所で……ここで発散させてやるのだ。
 もちろん、誰にも見られることはないから伶が漏らしてしまったという事実を知る者は純の他には誰もいない……ということになる。

(それにこの催○アプリが本物かどうか分からないし、効果のほども分からないし、な……。まずは軽いところから試してみることにするか)

 そうと決まれば善は急げだ。
 純はスマホを取り出すと、レインのアイコンをタップする。
 そして伶に気づかれないようにメッセージを入力していく。

《この場でおしっこをしても全然恥ずかしくない。全部、なんの躊躇いもなくおしっこを出し切ってしまう》

 本当にこんなもので催○術がかけられるのだろうか?
 もしもこのアプリが偽物で、メッセージが直接送信されてしまったら、それこそ大変なことになってしまう。
 ――もしも偽物だったら、どうやって誤魔化そうか?
 一瞬だけ躊躇ってしまうけど、それは『送信』ボタンを押してしまってからのことだった。後の祭りとは正にこのことだ。

(……ちゃんと効果あるんだろうな?)

 送信してから数秒後、伶のスマホに短い着信音が鳴る。
 仕事に集中していた伶は、書類に視線を落としながらもブレザーのポケットからスマホを取り出すとチェックすると――、

 ――その碧眼が、スマホの画面を受けて七色に反射した。

(か、かかったのか……!?)

 伶を横目で見つつ、純はグッとスマホを握る。その手は無意識のうちに熱い汗をかいていた。

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