プロキオン 2022/05/31 16:44

進捗メモ 赤猫小説

春までに終わらせたいと言いながら終わらない「探偵赤猫 ストレイキャット・ブルース」の進捗報告です。

小説は今年のエイプリルフールにも公開したADV「探偵赤猫」シリーズの前日譚で、探偵の赤井小虎と助手の犬飼美沙緒の出会いをえがいたものです。

ADV「探偵赤猫と恋の二重奏」(2022)
ADV「探偵赤猫 楽園からの挑戦状」「探偵赤猫と××しないと出られない部屋」(2021)

父親が殺人犯として逮捕され、加害者家族として世間からの激しいバッシングに晒された美沙緒たち家族。憔悴しきった母親は不倫相手に庇護を求め、それを拒絶したために一人取り残された十八才の美沙緒。
脅迫電話や貼り紙、嫌がらせの続く家にくじけず一人で暮らせるはずもなく、だからといって頼れるあてもない。遠くへ逃げたい一心で美沙緒は着の身着のまま片道切符で故郷を離れる。
雨に濡れ、他人に怯えて、知らない町の路地にうずくまる美沙緒。そんな美沙緒に声をかけたのが探偵の赤井小虎、通称「赤猫」だった――

というような、探偵ミーツ助手から、美沙緒の父親の事件を共に追う話です。
刑事の岩亀やカフェ「アルタイル」を経営する赤井の幼なじみ、家政夫の鈴村などADVに散りばめた要素も回収しているのでゲームと合わせてお楽しみいただければと思っています。書き……終わったら。

2021年のADVのおまけとして書き出したものを設定から見直して書き直し、現在約85,000字で中盤までたどり着きました。これを終わらせないと気持ちよく「Yo,Hollow!」作業に戻れないので、もう本当になんとかして書き切りたい。シナリオならもう少しペース上げられるかなと思うのですが、小説難しいですね。一生満足に書ける気がしません。こうやってズルズル自主締め切り伸ばしてしまう……僕の悪いクセ……。
そもそも5万字くらいで終わるかな、10万字くらいで終わるかな、いや終わらねえな。という具合で来てしまっていますが、さすがに15万字には収まると思うので来月の自分を信じたいと思います。

学ぶものが多いのもペースが上がらない要因なのかもしれません。「これはアリなのか?」「実際どうなんだ?」フィクションとはいえあまりにもデタラメすぎると内容が面白くても冷めてしまうじゃないですか。そこを搔い潜って書いていくというのが非常に難しい。もちろんフィクションだから、と割り切るのも必要で、ただ何も知らずにデタラメを書くのと分かっていてあえてそう書くのとでは完成度が段違いだと思うんですよ。そう考え始めるとジャンルに対する自分の知識量が足りな過ぎて「本当にこれでいいのか?」という疑問の渦に巻き込まれてしまう……。一朝一夕で専門家になれるワケがないのだから仕方ないんですけどね。

経験はもちろん、インプットは大切だなとしみじみ思い知らされる初夏であります。つまり真面目な凡才なんです僕ァ……。

ひとつひとつの積み重ねですね。精進します。

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