遠蛮亭 2023/10/07 06:00

23-10-07.くろてん、お狐様進捗、廃神綺譚お絵描き+小説

おはようございます!

まず、ゲームくろてんのお話。シナリオは「女神サティア篇」を使います。イベントCG枚数は瑞穂さん13枚、雫おねーちゃん12枚(フィーリアママのイベントがあるので実質13枚)、エーリカ12枚、サティア4枚とサブヒロインおよび辰馬くんが2枚ずつ。最初サブヒロインに3枚ずつ設定してたんですが、広輪さまから「減らしてくれると助かります」とやんわり窘められました。

イベント自体もエロ少ないです。メインヒロイン3人に4~5枚、サティアに1枚、サブヒロインにはお色気シーン以外のエロなし。そのほかは全部一般イベントなので、エロ目当てのユーザー様はターゲットにできないな……と痛感。広輪さまのイラストのかわいさと遠蛮のシナリオでどうにかできれば……と思っていますが……。あとはシステムですね。「会話プラグイン」がカギになりそうな気がします。

次、「お狐さま」。昨日で武器・防具の説明づけはほぼ完了しました。あとはスキルの方の説明がついてないぶんと、細かいデータの修正だけです。あと1週間はかからないかと。

1か所、皆様にお尋ねしたいことがあります。スキルの説明ですが、例えば「敵単体に炎属性の絶ダメージ」と表現するか「敵単体に炎属性のa.mat×5-b.mdfダメージ」と表現するか、どちらがいいかということなのですが……現在は前者を使っていますが、後者の数値を記述したほうがいい気もします。

次は廃神綺譚。

運命の女神イズン。広輪さまにイラスト提出したところ「タマシラ、イズンのデザインがいい感じ。画力も上がってる」とお褒めいただきました! というわけでのイズンです。個人的に好きな方ですけども、戦乙女風デザインはかなりごちゃごちゃしてて書くのが面倒と言えば面倒。 

そして廃神綺譚小説版。先日動画で1章はご紹介したので、今日は2章の前半パートです。宿屋のエロ主人は簡単にあしらわれましたし、ヴァーチュに憧れるネトラレキャラは登場しましたがまだ肝心のネトラレシーンに到達してません……というわけであんましエロいところまで行かなかったですけども。

廃神綺譚~2章前半パート

人間界東方、武毅の国アシハラ。

村主はまずここを攻略し、女神タマシラの巫女玉響志雄とその従者アンテラを陵○、奴○に堕としてアシハラを陥落させた。


アシハラの姫巫女と忍者娘が村主殺の手に落ちたとヴァーチュが知ったのは、碧霞国の旅籠に逗留中のことだった。

女神は自分の神殿から神殿に転移できるが、アシハラにヴァーチュの神殿はない。隣国碧霞国から陸路をゆく必要があったが、そのために一歩遅れる形になった。

斥候天使「……以上が、アシハラ三笠が原で行われた陵虐のあらましになります、ヴァーチュ様」
ヴァーチュ「そう……ですか……。村主殺、まさかここまでの闇を抱えているとは……ゴルダーフィードの言うように、わたしは甘かったのでしょうか?」
斥候天使の報告に、ヴァーチュは愁眉を寄せる。
斥候天使「奴○に落ちた玉響詩央は村主殺のために天使育成校・魁星学園を解放、村主は魁星学園を前線基地として現在、軍を休めている様子です。おそらく、兵員の補充を待って碧霞国への侵攻をねらうものと思われますが」
ヴァーチュ「でしょうね。十中八九……。碧霞国の腰が上がるまで待つ余裕はなさそうです。わたし一人でも……」

旅籠の主人「げひひ……ヴァーチュ様、どうですか、この部屋は快適ですかな?」
部屋を覗き込んだ宿の主人が、下卑た笑いで聞いてくる。いかにも好色を絵に描いたような、唇のめくれ上がった肥満漢の下心丸だしな顔に天使が渋面を作ったが、悪意に疎いヴァーチュは心からの優しい微笑みで主人に応じる。

ヴァーチュ「はい。祭りで忙しい中、部屋を空けてくださり感謝しています」
旅籠の主人「ぶへ、ぶへへ……。なんのなんの。世界を守護してくださる女神さまのためとあれば、部屋ぐらいいつでも空けますとも……、ふへひっ」
斥候天使「いま大事な話をしています。下がりなさい!」
ヴァーチュ「天使さん。そう邪険にしてはいけませんよ?」
斥候天使「しかし……」
旅籠の主人「ふへひ、さ、さすが女神さま。容姿だけでなく心までお美しい……!」
ヴァーチュ「お褒めにあずかり光栄です。それで、なにか御用ですか?」
旅籠の主人「へきっ……! い、いえいえ。特に用事というほどのことは。……夕食はどうなさいます?」
ヴァーチュ「御饌であれば食材に関してはなんでも。よろしくおねがいします」


ヴァーチュの前を辞した主人は厨房に向かい、料理人に声をかける。料理人はオーク。魔軍四天王トゥクタミシュの兵であったがトゥクタミシュが戦利品の女を独占、絶望して魔軍を出奔して人間界にやってきていたこのオークと旅籠の主人は宿泊客の女に薬を盛ってレ○プする悪辣な男たちであった。
旅籠の主人「女神さまは御饌しか口にできないとよ。おい、神族専用の痺れ薬、用意できるか?」
オークの料理人「へへ、問題なしですだよぉ。ただ、天使になら確実に効きますだが女神相手にどれほど効くかはわがんねぇだぁ……」
旅籠の主人「そこをどうにかするのがお前の腕だろうが。頼んだぞ」
オークの料理人「頑張ってはみるだよ。あの女神、ハメまくって喘がせたいだからなぁ」
オークの料理人は棚からいくつかの小瓶を取り出すと、無造作に料理の鍋に中身を振る。なんともえもいえない芳醇な香りが立ち上った。
オークの料理人「これで神族だけを痺れさせる特製スープの出来上がりですだ。……どれだけ効くかはわがりませんだが」
旅籠の主人「よし。ではこれを女神さまにお出ししろ」
オークの料理人「へい!」


並べられた粥と焼いた魚、温野菜とスープの御饌に、ヴァーチュは食欲をそそられる。神界からここにくるまで強行軍でソーマ……女神の力を保つ霊薬酒……以外の食事を採らなかったヴァーチュは、食欲に負けてろくに確かめることもなく食事を口にする。

旅籠の主人「ふへひっ……、ど、どうでしょうかなぁ、ヴァーチュ様? どこかお変わりは?」
ヴァーチュ「おいしいですよ。とくに変わったことは……っ!?」
上品ながらも健啖にパクパクと御饌を口にしていたヴァーチュが、突然箸を取り落とす。身体がしびれ、自由が利かない。謀られたと悟ったときにはすでに遅く、旅籠の主人はニヤリと笑うと服を脱ぎヴァーチュにすり寄った。神御衣の上から、女神のたわわな乳房がふにふにと揉みしだかれる。

ヴァーチュ「ぁ!? うっ……」
旅籠の主人「ふへひ……、油断しましたなぁ、ヴァーチュさま。その特製の痺れ薬は神族専用、いくらあんたでも身動きできねえでしょうよ」
ヴァーチュ「くっ……! 卑怯な……っ!」
旅籠の主人「卑怯?  薬入りの飯をすすめられてホイホイ口にする間抜けが悪いんだろーが。ほぉら、おっぱい見せろ!」
びりぃっ! ヴァーチュの神御衣を、旅籠の主人の汚い手が引き裂く。本来なら神力に加護されて裂くことなどできない……そもそも存在の格差から触れさせもしない……はずの神御衣とヴァーチュの身体だが、オーク特製の痺れ薬はヴァーチュの神力そのものを弱め、薄めていた。

ヴァーチュ「あぁっ……!? や、やめてください、そんな……」
旅籠の主人「うっほぉ~、でっけぇ乳だ。服の上からでもデカかったが、生チチはまた格別だな。デカいだけじゃねえ、形も極上だぜ……」

旅籠の主人はそう言って剥き出しになった爆乳を強く揉む。顔を寄せて乳首を口に含み、強く吸われるとヴァーチュは感じたことのない感覚に戸惑い、悲鳴を上げた。

ヴァーチュ「きゃう……っ! あぁっ、そ、そんな強く吸わないで……っ」

旅籠の主人「ちゅぱっ! へひひっ。いい声だすじゃねぇですかい。薬がどれだけ効くかもわからねぇ、さっさとやらせてもらいますぜ?」

旅籠の主人はヴァーチュの両足首を掴んで持ち上げ、股を大きく開かせる。巧みな愛撫で股間をねちっこく責め立てると、ヴァーチュの秘部はじっとりと濡れ始めた。

肉芽を摘まみながら入口に指を差し込んで、浅いところを責め立てる。ヴァーチュの頭の中に稲妻が走り、一瞬、意識が断絶する。

ヴァーチュ「ひあぁうっ!? な……あぁっ!?」

たまらずに甲高い嬌声をあげるヴァーチュ。主人は醜悪な顔に脂下がった笑顔を浮かべ、いよいよ本番と謀り伸し掛かろうとする。

が、そこまでだった。ヴァーチュの神力は強力無比の痺れ薬を解毒・浄化し、肉体の自由を取り戻す。ヴァーチュは主人を突き飛ばし、部屋の外に控えて見張りをしていたオークの料理人をかわして外に逃れた。裸にビリビリの服で大通りに飛び出したヴァーチュにひとびとは驚いたが、ヴァーチュにそれを気にしている余裕はない。追ってくる旅籠の主人とオークの料理人、追い詰められ、窮したヴァーチュ。普段なら人間相手に女神の力をふるうなど考えられないところだが、ヴァーチュはやむなく「詩と言葉の女神」としての権能――口にした言葉を現実のものにする能力――を行使することを心に決める。

ヴァーチュ「神詩・“心の闇を払い給え”」

しん、と主人とオークの心に聖なる詩の力が流れ込む。彼らの心を支配していた邪心が氷解し、消え去った。猛々しい欲情に燃えていた顔は晴れやかで善良なものへと変わった。

旅籠の主人「……ぉ? わ、私は?」
オークの料理人「おデは……いままでなんてことを……」

改悛した二人の悪党。しかし悪をただしたというのにヴァーチュの表情は暗い。理由はどうあれ、本人の意思を無視して「言葉」によって正しさを押し付けるという自分の能力が、ヴァーチュは嫌いだった。

旅籠の主人「……あ、あの、ヴァーチュ様?」
オークの料理人「おデたち……その……」
ヴァーチュ「いえ。あなたがたには罪はありません。悪いのはあなた方の心に付け込んだ闇。魔の力です」


すっかり善良になってしまった主人と料理人は罪の償いを誓い、まずヴァーチュの逗留中の世話を恙なく終えた後官憲に出頭する。思わぬハプニングはあったが、数日後、ヴァーチュは碧霞王都を出てアシハラ国境に入った。

ヴァーチュ「村主殺が盤踞するのは天使育成校・魁星学園でしたか……。ここからまだ数日はかかりますね……」
?「そこな女性! 1人でこのあたりは危ないですよ!」

魁星学園までの道をたどり始めたヴァーチュに、そう声がかかる。振り向けば二頭立ての馬車を御する、若々しく善良そうな青年。邪念の欠片も感じられない青年に、ヴァーチュは警戒を解いた。

ヴァーチュ「心配ありがとうございます。でも、大丈夫。わたしは女神です」
青年「女神さま!? こ、これは失礼しました!」

あわてて下馬し、平伏する青年。ヴァーチュは「無用です」と宥めるが、青年は純粋かつ熱狂的な女神信者であるらしくなかなか頭をあげない。なんとか宥めて頭をあげさせると、青年は憧れに上気した顔でヴァーチュに申し出た。
青年「女神さま、目的地はどこでしょうか? 僕の愛馬は千里駒、女神さまをお運びします!」
ヴァーチュ「それは助かります! それでは、魁星学園まで」
青年「承知しました! それでは馬車にお乗りください! 魁星学園なら1日かかりません!」



みちみち、青年はナギ・クニサキと名乗った。女神の使徒を自認するソロの冒険者で、英雄行を打ち立てて女神に認められることが夢という、純真でそれゆえにあやういところもある青年である。ナギは馬を御しながらときおりチラチラと馬車の中のヴァーチュをうかがい、目が合うと慌てて前に向き直る。挙動不審であり、明らかに恋愛初心者の挙動だった。

そして、魁星学園。

ナギ「つきました、女神さま。……しかし、これは……」
ヴァーチュに到着を告げつつ、ナギは絶句して呻く。つい先日まで王都の天使育成校として光輝に満ちていた魁星学園の空気はすっかりよどみ、学園近辺の内外には緑だったり赤かったりする肌のオーク兵がうろついている。ときどき女の鳴き声が上がるのは女学生が犯されているらしかった。

ヴァーチュ「天府に通じる学園をここまで穢しますか……村主殺……」

心優しいヴァーチュも怒りを禁じえない。押さえている神力の波動がちりちりと立ち上り、彼女が人の姿をしているがヒトとは明らかに別格の存在であるということを、馬を引くナギに思い知らせる。

「村主殺に伝えてください、女神ヴァーチュが話をしに来ました!」

馬車を降りたヴァーチュは手近のオーク兵にそう告げる。最初こそニヤニヤ笑って美少女に対したオーク兵だが、すぐにヴァーチュの神力に圧され、こけつまろびつ学園内に走り村主へと報告する。報告を受ける村主はそのとき、奴○少女である玉響詩央とアンテラのふたりを調教して暇つぶししていたが、ヴァーチュがやってきたと聞くやいやらしく相好を崩した。

「くひひひ、飛んで火にいる女神さま、だぁなぁ……。くははっ」
邪悪の化身のごとく淫笑し、腰を上げる村主。村主の号令で、すぐに会談の場が設けられた。

会談は村主殺の私室として使われている理事長室で行われた。大きな丸テーブルに座るのは村主と詩央・アンテラ、対面にヴァーチュ、そしてナギ・クニサキの五人のみ。しかし周囲にはオーク兵と精鋭である闇の種子適合者……魔徒兵……が並べられていた。ナギの近くにオーク兵を固めてあるのはヴァーチュが暴れ出した場合に人質として使うためである。ナギはヴァーチュのナイトとしてここに来たつもりったが、村主からすれば場違いなガキでしかない。

「ひゅー……っ! こりゃまたべっぴんさんなこって……」

ヴァーチュを一目見て、村主は実に嬉しそうに口笛を吹く。姫巫女・詩央と忍者娘アンテラ、とくに詩央はかなりの美少女だが、やはり女神の美貌に比べればはるかに劣る。村主は是非にもこの女神を穢し、モノにしたいと強い欲望の衝動を抱いた。

以上です。次で村主とヴァーチュの激突になるはずですが、「神詩」で口にした言葉を現実にするという能力を前に「物理で殴る」しか武器のない村主がどう戦うのかというのが悩みどころです。ヴァーチュの神具である書物をどうにかする以外の方法はなさそう。

それでは、閲読ありがとうございました!

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