有坂総一郎 2021/11/25 07:00

輸送機

この身は露と消えても……とある転生者たちの戦争準備《ノスタルジー》

DC-4E、深山を調べていて考えていることなのだけれども、帝国陸海軍の輸送機って基本的にボーイング247、DC-2、DC-3とその亜種なんだよね。

で、その輸送能力は精々貨物積載量が200~300kg、乗客10~20名って程度。

これは零式輸送機、一〇〇式輸送機、三菱MC-20、中島AT-2でも概ね変わらない。

一〇〇式輸送機とMC-20は原型機が九七式重爆であるから無理をすればもう少し積載出来るだろうけれど、それでもMAXで1トンは無理だろう。

二式大艇改の晴空は兵員60名の輸送能力があり、貨物輸送の場合、1トン近くは運べただろうが・・・・・・。

まぁ、結局はその辺が最大限だろう。

んで、深山改は2トンもの積載量を誇る。まぁ、元が深山で魚雷2本搭載を前提とした爆弾倉を転用しているだけあって積載量はピカイチだ。しかも胴体が太いからプロペラや発動機、各種貨物をガンガン積める。

そう考えると、満蒙戦線なんかではこういった戦略輸送機が必要なんじゃないだろうか?

流石に戦車を運んだり見たいな無茶苦茶なことはこの時代では無理だけれど・・・・・・いや空挺戦車なんて開発していたからアレだが・・・・・・深山クラスの巨大輸送機が開発されればバラした野砲くらいは運べるってことになる。

ちょっと非力かもしれんけれど、タ弾を使えば対戦車戦闘も可能な四一式山砲や九四式山砲なんかは600kg台だから理屈上で深山1機には3門程度は輸送可能だ。

6機も飛ばせば1個連隊砲大隊(山砲8門と換算)の分を砲本体と弾薬と兵員も含めて賄うことが出来るわけだ。

これ、地味に戦線に影響を与えそうな数字だ。

特に火力優勢ドクトリンを採用している「このはと」帝国陸軍の場合、砲火力の維持にも大きく貢献しそうだよね。

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