有坂総一郎 2023/05/25 09:00

歩兵戦闘車

歩兵戦闘車

「このはと」世界では米帝が支那という泥沼に足を踏み入れているのだけれども、その場合、いわゆる巡航戦車や戦後のMBTといった対戦車戦闘を意識したものよりもどちらかと言えば歩兵戦闘車(IFV)や装甲兵員輸送車(APC)の類いこそ必要になる筈だ。

しかし、史実ベースで考えてみたとき、そもそも37年時点で米帝は戦車ですらまともなものがない状態で、あったとしても量産状態にはない。

だが、海兵隊みたいに上陸戦を基本とする部隊ではなく、陸軍兵力を投入するという前提で考えるとIFVやAPCこそ必要になる存在だと気付かされる。

無論、ないものはどうにもならないから、当面は現存する戦車や装甲車、簡易装甲トラックなどで対応するだろうが、戦訓でそんなものではなく、IFVこそ主軸として必要と気付くことになると思う。

連射が効く機関砲、装甲に覆われた兵員室という安全地帯から銃眼を通して狙撃が可能であることはゲリラや民兵が跋扈する地域でこそ大いに活躍することだろう。

ドイツが多用したようなハーフトラックという方法論も採れるだろうし、実際手頃なM3ハーフトラックとかもあるが、所詮はAPC、戦場タクシーの枠に止まり、多くの場合戦闘時は降車して対応しないといけない。

そこを考えると、当初は軽戦車+ハーフトラックというそれで対応し、戦訓でIFVの開発、戦車の開発後回しという流れが自然ではないかと現状は判断している。

流石にいきなりM2ブラッドレーとか89式装甲戦闘車あたりが出てくることはないだろうが戦後ドイツのラングあたりが指標にはなるだろうか。

でも、そうなると歩兵科と騎兵科が殴り合いになりそうだねぇ。一番割を食うのは機甲科になるけれども。

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