禍津神ROSS 2021/11/17 21:41

擬人化競走馬の紹介その11「ハイビジョン」



キャラクターデータ



 名前:ハイビジョン
 由来:【高次元の幻影】
 身長:170cm
 体重:66.0kg
  父:リファール
  母:デュアルカラー
 母の父:テスコボーイ
誕生年:1993年  引退:1997年
 成績:25戦13勝 GⅠ:8勝



【キャラの特徴】

・身内には丁寧な物腰の真面目な好青年。
 身内以外には悪役ムーブで煽りかかる。
・興行意識が非常に高い。
 いかに客を愉しませるかに全力を注ぐ。
・牧場の仲間が大好きで、幸せになってほしいので
 より多くのファンを獲得する為にプロデュースしてくる。
・牧場の仲間を馬鹿にされるとキレる。
・妹のフルカラーに弱く、ついつい甘くなってしまう。
 妹馬鹿にされると本気でコロしに来るので注意。



【競走馬データ】

父リファールは12戦6勝。GⅠを2勝しており、父としても
・世界最強馬ダンシングブレーヴ
・牝馬三冠を達成したメジロラモーヌの父モガミ
・ディープインパクトの母父アルザオ
を輩出している名種牡馬。



デュアルカラー

 身長:144cm
 体重:46.0kg
  B:79(D) W:52 H:78
  父:テスコボーイ
  母:モンテオーカン
 母の父:ヒンドスタン
誕生年:1983年  引退:1989年
 成績:29戦6勝 GⅠ:無し



牧場開設2年目の仔。禍津神牧場初の自家生産馬。
ブラッククラウンの全姉。
気が強いけど臆病。弟の後ろに隠れながら罵倒してくる。
その弟を下僕かなんかと思っている気性難な仔。
成績はGⅡ勝ってるくらいですが、繁殖成績が異常に良く、
これからの擬人化キャラの多くはデュアルカラーの
子孫となっている。



デュアルカラーの3番目の仔。
長女ブラウンカン
長男スパイラルニポー
が重賞を勝利しており、期待の1頭であった。

95年9月に阪神競馬場でデビューを迎えたハイビジョン。
史実馬のテイエムオオアラシと共に出走し―
ゲートで立ち上がって出遅れた。
その後物凄い勢いで先頭立つもバテて2着に。

そしてここからハイビジョン劇場が始まるのであった

未勝利戦は圧勝。次走の条件戦もまた出遅れて10着惨敗。

1996年。2連勝し、皐月賞出走の為に弥生賞に出走。
ここには父サンデーサイレンスの有力馬

バブルガムフェロー
ダンスインザダーク
ロイヤルタッチ

が出走してた。ハイビジョンは2番人気。
また立ち上がって出遅れるも、なんとか2着に。
しかしダンスインザダークとは5馬身差。
これは…皐月賞アカンか…とか思ってたら皐月賞当日、
なんと1番人気に。
観客…頭がおかしくなったんじゃないか…?
が、今回は絶好のスタート決めると終始先頭のまま、
1着でゴール。オーナーの脳が破壊された。
この皐月賞終了後、欧州競馬の関係者がニコニコ顔で
「ハイビジョン、イギリスダービーに出てみない?」
とか言ってきやがった。
その挑発に乗り、とんでもないプランを発表。

「ダービー出走後にイギリスダービーに出走」
「あとキングジョージ6世&クイーンエリザベスS
 と凱旋門賞に出走してから菊花賞に出ます」

欧州三冠レースを菊花賞の前哨戦扱いである。
日本ダービー。出遅れさえしなければ勝てると誰もが
思う中、絶好のスタート。
最後の直線も引き離して先頭。
誰もがこれは二冠となる…と思った瞬間―


「外から音速の末脚が炸裂するッ!
 フサイチコンコルドぉ!!」

フサイチコンコルドの2着に敗北。

そしてこのレースから、
ハイビジョンがおかしくなっていった

イギリスダービーは後方待機の馬ばっかりで、
ハイビジョンが圧倒的に有利…だったのだが
ゲート内で立ち上がり、出遅れ……12着大惨敗。。
キングジョージ6世&クイーンエリザベスSも出遅れて惨敗。
凱旋門賞…

「出遅れました」

それでも5着になる分、この馬の強さが出たレースであった。
しかしここまでは前哨戦。本番は菊花賞。
絶好のスタートをして、勝利を確信――


ここからがハイビジョン劇場第二幕が始まった

…途中からなぜかスルスルと下がり始まるハイビジョン。

待て、待てこら!?逃げ馬だぞお前、逃げ馬だろうが!?
それ以上下がるな!絶好スタートだっただろ!
待って!止めて!?海外遠征何の為に――

4着

…あまりの出来事に、オーナーはしばらく放心していた。
長い距離が駄目なのかとマイルCSに出走。
ここでもスタート良いのに後退して6着。
アメリカ遠征でも後退して10着。


こうしてハイビジョンは観客に笑いを
起こさせる芸人扱いされるのであった。

年末。オーナーは牧場長と今後をどうすべきか話し合い、
「去勢した方がいいのでは…」という案が出た。
しかしリファールは種牡馬を引退しており、
なんとしてもリファールの血を遺したいオーナーはどんな形でも
種牡馬入りさせるつもりであり、去勢はしない事に。
しかし今のままでは種牡馬としての価値は無いに等しい。
普通の競馬をしてくれれば…そう願いながら日経新春杯に出走。


そして第3幕―ハイビジョンは覚醒した。

絶好のスタート。はいはい、どうせ後退で後退……あれ?
全然後退するそぶりを見せずに1着でゴール。勝ったよ…
いやまさか…疑心暗鬼になりながら選んだ次走はフェブラリーS。
ダートは2歳時に10着になって以来。
なんで走ったんだよと周囲から小馬鹿にされる始末。
けどお笑い芸人的な人気で1番人気に。
…2着に2馬身差で勝利。
GⅠ2勝目を挙げたハイビジョン。
ひょっとして…ひょっとするかもしれんぞ…
次走は短距離GⅠ高松宮記念。ハイビジョンには短いが、
気性の事を考えるとこのくらいがちょうどいいのも事実。
短距離での出遅れは致命的だが、絶好のスタート。
終始先頭、最後の直線引き離し…5馬身差で勝利。


「覚醒した…ハイビジョンが覚醒した!!」

これまでお笑い馬だったハイビジョンの突然のガチ走りに
競馬ファンも

「お前誰だ」
「こんなのハイビジョンじゃない」
「俺は信じてたぞ!」

と大混乱。
海外遠征しても勝利して4連勝。
けどここで問題が発生。全妹フルカラーと主戦騎手が
被っており、妹が海外遠征で騎手を連れて行って
しまった。その所為で代理騎手が騎乗して安田記念に出走。


ハイビジョン「お前誰だよ」

レース中、終始騎手の指示をガン無視して最後方まで後退。
追い上げるも4着に。


競馬ファン「俺達のハイビジョンが戻ってきた!」

宝塚記念の人気投票で1位となり出走。
2位はサクラローレル。昨年ナシダー・リミットレス・リヴァー
の引退レースで1着になった馬。
結果はハイビジョン、怒りの3馬身で勝利。
秋は全休し秋初戦はスプリンターズS。
これまでの成績から1番人気に。勝ったな、風呂入って…


6番人気、タイキシャトル

主戦騎手が乗ってないタイキシャトル相手に3着敗戦。
…これにマイルで勝ったレインボームーン強くね?
次走は天皇賞(秋)…ではなくアメリカ遠征に。
フルカラーの帯同馬としてブリーダーズカップに参戦。
芝短距離のBCターフスプリントに出走。
そしてここで事件が発生。
フルカラーとハイビジョンの主戦騎手が今年限りで騎手を
引退する影響でフルカラーの後任騎手が初騎乗。
これが仇になった。フルカラー、2着。
これがフルカラーの初敗北。


「任せろ。兄ちゃんが仇取ってやるからな」

これまでにないくらいやる気を出したハイビジョン。
スタートは見慣れた出遅れとなるも、
直線で進路が塞がれながらもダートコースを横切る際に
よれた馬の隙間をぬって先頭に立ち、一気に引き離し―
出遅れたのに3馬身差で勝利。妹の雪辱を果たした。
帰国して次走に選んだのはチャンピオンズC。
フェブラリースSを勝っているので、
春秋ダート制覇の為にジャパンCを回避。
もはやハイビジョンに敵う馬はおらず4馬身差完勝。
レコードも叩き出して春秋ダート制覇を達成。
そして有馬記念を最後に引退を表明。
人気投票は1位。2位はフルカラー。
当日、文句なしの1番人気。
リターンアナトの仔で菊花賞馬のリーフラクス。
母仔オークス制覇をした女帝エアグルーヴ。
ダービー馬レインボームーン。
全姉でありヴィクトリアマイルの覇者ブラウンカン。
天皇賞馬バブルガムフェロー。
中距離王者ジェニュイン。
2番人気のマーベラスサンデーなど、
強敵が揃ったが、サクラローレルは怪我で回避。
が、まとめて敵ではなかった。
2着に全姉ブラウンカン、1着はハイビジョン。
この瞬間、春秋グランプリ・ダート制覇を同一年で
達成するという前代未聞の大偉業を達成。
リアルどころか、ゲーム内時間でも達成したのは
ハイビジョンだけ。頭おかしい。



【産駒(擬人化)】

ランドマーシャル



といった感じで今回の紹介は以上になります。
次回をお楽しみに!

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