禍津神ROSS 2022/09/25 22:37

擬人化競走馬の紹介その28「プレシャスオパール」


こんにちは。本日も擬人化した競走馬を紹介していきます。

関係性


ブラッククラウン。父親。あまり接点が無いが、優しい人と教えられている。
いつかお話したいと思いつつ、なかなか機会に恵まれていない。


レインボーインク。母親。性格が似ているのもあって母というより姉の感覚。
一緒に興味のあるモノを調べたりしながら過ごしている。


レインボームーン。全兄。男性がよく分からないので、女性と変わりない
存在と思っている。男性の判断基準にしており、盛大に勘違いしている。


フラットサーブ。全弟。一生懸命努力していてカッコいいと思っている。
スケベな悪戯についてよく理解していないが当事者になると涙目になりながら
怒る。


クーバーペディ。娘。病弱なのでいつも気にかけている。
それでいてこちらの話はあまり聞いてくれないのでとっても困っている。


カラードペナルティ。息子。臆病で流されがちな部分を理解しており、
怖がっている時はギュっと抱きしめてあやしてあげている。


カステーラ。同期。よく男性と遊んでいて、男性について教えてくれる。
色々間違った知識を教え込まれており、男性を勘違いしている原因。


スティレット。同期。とっても懐いており、プレシャスがお姉ちゃんとして
色々世話してあげている。男性について間違った知識を口にしてくる。

幼駒時代

評価額は1億9400万円。
ダービー馬レインボームーン、
ホープフルS勝ち馬クレセントスタート、
エリザベス女王杯勝ち馬エフシックスを輩出してきた
ブラッククラウンとレインボーインクの配合。
近年は有力馬を輩出できなかったが今年は当たり。
しかしカスティーリャⅡとアドミラルアナトの仔も
素晴らしく、3頭とも牝馬であり路線が重複しないか
頭を悩ませる事となる。

その3頭揃ってトレーニングをさせていたが、喧嘩も
する事無く仲良く走っており、3頭それぞれが幼少期
から「強い相手と走る」という事を意識していた。

名前は公募によって決められ、
カスティーリャⅡの仔は「カステーラ」。
アドミラルアナトの仔は「スティレット」。
レインボーインクの仔は「プレシャスオパール」と決まった。



2歳時

2005年8月にデビュー。ここを9馬身差で圧勝。
牡馬も交えたGⅢ札幌2歳Sも4馬身差で勝ち来年クラシックの
主役と競馬ファンから注目されるように。
しかし次のサウジアラビアロイヤルCは2着、
GⅡ京王杯2歳Sは3着に敗れてしまう。
京王杯で勝利したメテオリセスはエルフィンアナトの産駒で、


オーナーが売却した馬だけに悔しさは割増といったところ。

2歳女王決定戦、阪神JFは他に敵は無しと1番人気に。
その期待に応えるように2着に5馬身差で圧勝。
来年のクラシック最有力候補となった。



3歳時

レインボーインク産駒は早熟傾向で早く引退しやすい。
プレシャスはそれを踏まえ、レース数を限定する事となった。
前哨戦を使わずに桜花賞へ直行。4ヶ月ぶりのレースであったが
1番人気に選ばれる。
レースは阪神JFの焼き増しとなり、5馬身差で圧勝。
これは三冠確実と期待されるのであった。

迎えたオークス。1番人気で勝利は確実と思われた。
直線で抜け出し後続に差を広げていき勝利―と思った直後、
急に減速し、後続3頭に躱されて4着となってしまった。
スタミナ切れは明らかであり、この後のレースも2000mより長い
レースでの勝利は1度も無いのであった。

夏を全休して秋華賞へ直行。オークス4着で久しぶりのレース
なのに1番人気に選ばれる。
それに応えて1着で勝利。二冠牝馬となった。
次走のエリザベス女王杯は、距離が長かったかセカンドアナトの


2着となった。

来年を見越し海外に慣れさせる為に遠征。アメリカにて芝の3歳
牝馬最強決定戦アメリカンオークスに出走。
海外初挑戦ながら勝利し、その強さを世界へと見せつけた。



4歳時

アメリカでの快進撃は続く。
ガルフストリームパークTH、フランクEキルローMS、
ジェニーワイリーSを3連勝。牡馬混合でも問題ない事を証明。
次は欧州へ。ファルマスSに出走するもここでは2着。
アメリカに戻りビヴァリーD.Sで勝利。
これはうまく走らせれば凱旋門賞狙えるか?と考えて
同条件の牝馬限定GⅠヴェルメイユ賞に出走させる事に。
しかし体力切れで4着に敗北。また欧州レースでは相性が悪いと
判断しアメリカにてBCフィリー&メアターフに出走させる事に。
同期のスティレットはBCフィリー&メアスプリントへ、
カステーラはBCダートマイルに参戦しており、
スティレットが勝利した事で勢いがついたのか、
最後の直線でグングン伸びて1着となった。

引退試合として香港マイルに出走。だがここはマイル王である
ダイワメジャーの3着に敗れてしまう。
これで引退となったプレシャスオパール。その良血から産駒に
多大な期待が寄せられる事となった。



補遺

2002年の年末。1頭の種牡馬のシンジケートが解散となった。
シンジケートとは、その種牡馬の種付け権利を株分けし、
株を持つ者が優先的に種付けできるようにする組織の事である。
将来有望な種牡馬を多額で囲い込むのが目的だが、活躍できない
と分かると権利を売りに出す事がある。

この年売りに出されたのは―トウカイテイオーであった。
無敗二冠、ジャパンCに奇跡の有馬記念を制した名馬であるが、
その素質を仔に伝える事ができず、失敗種牡馬の烙印を押されて
しまった。
こういう馬は大抵功労馬としてオーナーの下に戻るのだが…
禍津神牧場が2億出してテイオーの権利を獲得したのである。
テイオーの父系、シンボリルドルフの血筋は日本で衰退し続ける
パーソロン系で、世間ではもう古い血として扱われていたが、
サンデーサイレンスの台頭で日本の血統に偏りが出ているのを
危惧して、血統を保護する為に購入したのである。

当初は活躍馬をまったく輩出できなかったテイオーであったが、
菊花賞馬サードクロニクルを輩出して復活を果たす事になる。

そのトウカイテイオーだが、プレシャスオパールが引退すると
ジッとプレシャスを見つめるようになった。
どうやらプレシャスに恋をしたようで、プレシャスの産駒が
あまり活躍していなかった為、流れを変えようと2頭の配合を
行う事にした。

【帝王】と【名家の御令嬢】から産まれたのは、2頭にはまったく
似ていない赤みのある栃栗毛の牝馬であった。
だがその美しさは帝王譲りで、気品の良さはプレシャス譲りと、
まさしく2頭の血を引いた仔であった。

デビュー前から【赤髪皇女】の異名で親しまれたその仔は―


父を捨てた競馬界に、とんでもない衝撃を与える事となる。

産駒(擬人化)

クーバーペディ





カラードペナルティ





といった感じで今回の紹介は以上になります。
次回をお楽しみに!

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