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2023年 01月の記事 (4)

ダラナ 2023/01/14 20:29

BL短編集「祭りに狂い乱れる男たち」試し読み

昔から祭りずきだった俺は、社会人になってから、全国を回って参加をした。

神輿の担ぎ手をはじめ、どんなハードで難しい役を任されても大歓迎。

が、今回だけは、乗り気になれず。
なんたって、褌の着用が求められたから。

裸にはっぴを羽織ることはあれど、今の時代、褌とは、なかなかのもの。

現代っ子の俺には抵抗感が強かったとはいえ、歴史ある伝統的な祭りに参加できるのは光栄なこと。
「むしろ、いい機会だ!」と腹をくくり、 褌をつけて臨んだところ。

この祭りの内容は、神社に祀る女の神をよろこばせるため、褌の男たちが一心不乱に踊るというもの。
十人で組となり、二組ずつが、どちらのほうが華々しく踊れるかを競う。

勝敗はつかないものを、二組は喧嘩をするように踊りあって。
俺も踊り手の一人として熱中するうちに、恥じらいもくそもなくなり。

祭りが済んだころには、すっかり褌が体になじんで、そのまま打ちあげに。

神社の本殿のまえ、夜空の下、褌の男たちが酔っぱらって喚きたて大笑い。
こうして、どんちゃん騒ぎをするのも、女の神にたのしんでもらうためだとか。

さすがに俺はよそ者とあって、地元のおっちゃんらとは距離をおき、酒をちびちび。
ほろ酔いになって、ふと視線を落とし、褌を触ったもので。

「意外と絞めつけ具合がいいな」と褌を撫でていると「よお、兄ちゃあん」とおっちゃんが肩を抱き寄りかかってきた。

「勃起しちまったかあ?」

ぎょっとしたものを「ほれ」と顎をしゃくられ、見やれば、褌をもっこりさせる人らが。

眉をしかめれば、おっちゃんはけらけら笑い、酒臭い息を吹きかけ曰く「祭りでの興奮冷めやらぬでさあ」と。

「まあ、女の神さんの視線を意識して、よけい体がたぎるんやろ。
神さんも、男が元気なのを見るほうが、たのしいやろうし」

「ほれ、若い兄ちゃんも神さんをよろこばせえや」と手を重ねて、褌を揺すりだした。

「ちょ・・・!」ともう片手で引き剥がそうとするも、力がはいらず。
手首をつかんで指を震わせるうちに、俺の手ごと褌を揉み揉みされ「は、ああ 、だめえ・・・」と悶えてしまい。

「二人の手を重ねて、あえて見えんようにして、女の神さんを焦らすのも一興や。

神さん、見えんかもしれんが、よお聞き耳立ててみい。
お漏らしで濡れた褌が水音をたててるでえ」

その言葉に煽られ、また女の神の視線が意識されて「や、やあ、あふ、あん、や、らあ、やらあ・・・!」と顔をふりつつ、股からくちゅくちゅ。

調子づいたおっちゃんは「お、乳首もびんびんやんか。はっぴが擦れてよおなったか?」と胸を舐めて、もう片手で尻を揉み揉み。
揉みながら、食いこむ褌越しに尻の奥を突いて。

「やあ、おっちゃ、胸、吸、ちゃ、やああ!」と愛撫にほんろうされるまま、ヨがったものの、そう、ここは野外の宴会場。
そりゃあ、人目について「おう、兄ちゃん、えらい悩ましいさまやないの」と赤ら顔のおっちゃんたちが寄ってくる。

「若い男が射精するとこ、女の神さんも見たいやろうなあ」と一人が云えば、おっちゃんは愛撫をやめ、俺を倒して仰向けに。

二人して俺の太もも跨ぎ、褌のもっこりで、俺の股間の膨らみを挟み、擦りあげてぐちゅぐちゅ。
だけではなく、二人とも胸に顔を埋めて、乳首を舐めて吸ってしゃぶって噛んで。

「ら、らめえ、二人でえ、ひいあ、お、ちゃ、おっちゃ、俺、も、もお・・・!」

暴力的な快感に脳天まで痺れて、褌越しに大量射精。
とり囲むおっちゃんたちは「若いのう」「かわいいやんか」「けしからん体やな」とにやにやしつつ、褌を張りつめてぱんぱんに。

もちろん、一回で済まず「もっと、女の神さんに、よろこんでもらおうなあ」と大勢のおっちゃんたちに体をまさぐられて。
しゃぶり、しゃぶられて、ちんこで乳首を揺すられ、全身足のつま先まで舐めまわされ噛まれて、尻の奥を指や舌でかき回され、おもちゃでイタズラされて、などなど。

メスイキまでさせられ、過剰な快感を処理しきれず、放心していると「じゃあ、最後は活きのいいのを」と若い男が登場。

「こいつは成人したばっかで、めでたく今年から祭りに参加できたんや。
ほれ、見てみい、この褌を破りそうな巨根」

「兄ちゃん犯しまくって、神さんをよろこばせえ」と背中を押されて、おおいかぶさった彼の、ぎらついた目よ。
「おっちゃんたちのイイナリになるな!」との説得は効きそうになく、そも口を開く暇なく、褌をずらして露わになったそれで俺を貫いた。

褌のもっこりを見せびらかされながら、焦らされたあとだけに初手から「うひいいい!」と潮を吹いてしまい。

体力精力溢れる若い男の暴れ狂うような腰の打ちつけに、イきっぱなしにあひあひ。

おまけに褌をもっこりさせたまま、にやつく、おっちゃんたちが視線で○すのが○問のようで。

「は、はあ、はあん、見な、でえ、ふひいい!あ、ら、らめえ、神、さま、の、まえで、中だし、しな、でえ、うああ、くああああ!」





目が覚めると、死屍累々のように酔っぱらいどもが寝ころがっていた。

それらの褌はもっこりしていないし、俺にも体の異変はなく。

「なんだ夢だったのか」とほっとするような「俺はホモなのか」とげんなりするような。
複雑な心境を持てあまし、女の神がおわす本殿を見あげたものだ。



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ダラナ 2023/01/14 20:27

BL短編集「祭りに狂い乱れる男たち」電子書籍サンプル


↑電子書籍のサンプル(十作の冒頭を読めます)



趣味で全国の祭りに参加している男。
今回は初めて褌をつけたのだが、打ちあげのときに、酔った地元のおっちゃんが手を伸ばしてきて・・・。

2000字前後のエッチでやおいなBLショートショート集。R18。
表題作を含め、十作収録。


タイトルはこちら↓

「祭りに狂い乱れる男たち」
祭りの男たち×社会人

「成人ショタアイドルが不倫したってよ」
アイドル×記者

「ハーレムのはずが、女装マッチョに狙われています!」
女装×高校生

「淫らな俺の犬の躾け方」
犬×飼い主

「酔っぱらって『パパ』と呼ぶおまえを頂いてもいいですか」
元生徒×教師

「『兄ちゃんのエッチ』と怒っていたのが今や懐かしい」
従兄×従弟?

「煙草に酔って哀れな俺たちはエッチに耽る」
高校生×高校生

「汗を舐めて彼は発情する」
変態×高校生

「呪われたこけしに掘られちゃう!」
こけし×高校生

「怯えるおまえの骨までしゃぶりたい」
社会人×びびりの社会人

全124ページ



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ダラナ 2023/01/13 20:44

BL短編集「鬼畜な先生に筆おろしを」販売中


大人むけの習字クラブの先生に「筆おろしをしてくれ」と頼まれて・・・2000字内のエッチでやおいなショートショートを集めたBL短編集です。
基本、下ネタな内容の十作を収録。

収録しているショートショートはこちら↓

「鬼畜な先生に筆おろしを」
「口紅を塗った彼は魔性」
「俺のパンツは俺のもの!おまえのパンツも俺のもの!」
「ホモはきらいだけど、おまえは・・・」
「俺に座薬をいれてくれよ!」
「彼は飼い犬になって飼い殺しにされる」
「男の足を舐めたい男」
「アイドルのあいつ、枕営業しているってよ」
「ベッドの下を覗きこんでエロ本を引っぱりだすものではない」
「観葉植物×俺」

全113ページ。
読書時間の目安は40分です。



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ダラナ 2023/01/13 20:44

BL短編集「鬼畜な先生に筆おろしを」試し読み

俺が通う、大人むけ習字クラブの先生は鬼畜だ。

いつも不愛想で仏頂面。
指導になると、さらにフキゲンになって、口がワルクなる。

「逆にどうしたら、そんなにキタナらしく書けるんだ?
俺なら生きているのが恥ずかしいレベルだけど」

「学習しない、その手は腐っているんじゃ?
どうりで臭いと思った」

「その手癖のひどさ、もう救いようがないね。
矯正のしようもないし、ああ、どうしたものかな」

鞭をふるうように冷たい言葉を浴びせるのが、エム体質の俺にはゴホウビ。

俺だけでなくダレかが餌食になるたび「ああ・・・」と背筋を震わせて、うっとりしつつ、テーブルの下で俺の息子を宥めるのに精一杯。
おかげで習字に集中できなく「金と時間をドブに捨てるのが趣味かよ」と蔑まれて、また「ありがとうございます!」と嬉嬉とするという・・・。

まあ、ただ、俺のような特異な体質でない人がほとんどだから。

もともとの習字クラブの爺ちゃん先生がぎっくり腰になり、大学生の彼が代理をつとめているのだが。
彼が先生となって、びしばし指導したなら、辞める人が続出。

辞めずとも「爺ちゃん先生がもどってくるまでは、ちょっと・・・」と休みがちになり、ついには生徒が俺だけに。

奴○体質の俺にしたら、女王様気質な年下先生に個人指導されるのは、光栄至極なれど、やはり気まずい。
彼が「自分のせいで生徒が減った」と責任感を覚えているのではないかと思って。

表むきは、屁でもなさそうだし、鬼のようなキビシイ指導も相かわらずだったのだが・・・。

指導以外、口を利かない先生が、珍しくその日、帰り際に「用がないなら、のこってくれないか」と。
新品を多く仕入れたので、筆おろしを手伝ってほしいとのこと。

筆の毛をほぐしながら、ダメもとで「この筆、どうするんです?」と聞いたら。

「来週には先生がもどってくる。
長く休んで、生徒に迷惑をかけたから、新しい筆をプレゼントしたいんだと」

初耳だったから、びっくりして筆を落とせば「やっと俺から解放されて、うれしいだろ?」とイヤミが。
次の瞬間「うれしいわけないでしょ!」と激昂したもので。
「正直、はじめは、彼女が『字のキレイな男の人スキ』って云うから、習いはじめましたけど!
あなたのスパルタのおかげで、舐めた態度を改められたし、きちんと習字と向きあえるようになったんですよ!」

目を丸くしつつ「今、彼女は?」となぜか、聞いたのに「別れました!」と勢いのまま即答。

まだまだ語り足りなく、まくしたてようとしたものを「じゃあ」とつかんだ手を、先生の股間に添えられて、息を飲んだ。

「俺の筆おろしをしてよ」

「へえ!?」とマヌケな声をあげれば「さっきから、俺が『筆おろし』って云うたび、もじもじしてんだろ」と図星を。

「いや、それは・・・!」と慌てふためくも、かくいう先生のズボンももっこりして、かるくニギレば「はあ、あふう・・・」と頬を染め涙ぐみ、まつ毛を震わせる。

いつもの女王様ぶりはどこへやら、これでは俺がイジメているよう。
「いや、ワルクナイ!」と興奮したなら、エム体質が豹変。

「ふふ、先生こそ『筆おろし』って自分でいって、股をびちゃびちゃにしているじゃないですか」と耳元に囁き、濡れたズボンをシコシコにゅくにゅく!

「ひゃあ!あ、あ、ああ、あう、う、や、ぎゅっと、しな、でえ!ズボン、ヨゴれ、ちゃ・・・!」

「先生がキタナらしい体をしているんじゃないですか。
こうも、みっともないと、たしか、生きているのが恥ずかしいレベルでしたよね?」

まえの先生の鬼畜発言をお返しすれば「や、や、やあ、やらあ、やひゃああああ!」とウレシガッてやまずに射精。

そのあとも、ブーメランの言葉責めをしつづけ、シコりながら、その精液を使い俺は自分の尻の準備を。
十分にほぐれたところで、先生を床に仰向けにさせ、馬乗りになって、ずぼぢゅううう!と合体。

腰をあげ、体重をかけて落とすのを繰りかえし、ぢゅっぴゅう!ぢゅっぴゅうん!
突っこまれているのは俺とはいえ、鬼畜のくせにウブな童貞先生は、女役のように、あられもなく身悶えてヨガってあんあん。

いつもと立場が逆転して、俺が余裕綽々に、やや冷たい目をして見おろすのが、癇に障ったのだろう。
俺の息子を触ろうとしたので「こーら!」と手の甲を叩いた。

「ほんと、先生も手癖がひどくで、救いようがないですね。
でも、俺は見捨てないで、とことん矯正してあげますよ」

「は、はあ、やだあ、も、俺、まえ、いったの、またあ・・・!やあ、やらあ、こわ、い、矯正、て、俺、どう、な、の、あ、あん、あん、ひうあああー!」

なんて、エロ展開になるわけがなく。

ただ、うれしいことに、ジイチャン先生が復帰後も、彼は助手としてのこってくれて。
しかも、たまに筆おろしの手伝いを頼んでもくる。

「これはお誘いか!?」と浮き浮きするも、なかなか現実では踏みこめず、先生に筆おろしできる日は、まだまだ遠そうだ。




この小説を含めて2000字以内のエッチでやおいなBLショートショートを10作収録した短編集を販売中。


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