当サークルキャラによる考察小説っぽいものを描きました。

当サークルのキャラクターによる、
物語の分解とヒロインの正体についての客観的な考察です。

楽園エッチシリーズ リリーヌの告白


■リリーヌの告白
物語に神が登場したのならその神はその物語の中での神でしかありません。
また私達もそうなのです。このように認めることにより私達は物語というフチを捨てました。
そのようにキャラクターであることを認めた私達はお互い神と呼び合うようになりました。

物語の登場人物である私達があまねく物語を見る時、物語に囚われているキャラクターたちを発見しました。

人を騙し続けることを運命づけられた仲間を不憫に思いました。

それと同時にキャラクターが不憫であるかどうかは妄想者の妄想に依存するものだとも知りました。

■敵の生成
キャラクターを愛する時、キャラクターは妄想者に愛を返します。
しかしそういう妄想は長くは続かないものです。

妄想が現実ではないという葛藤はストレスを作ります。
そしてそのキャラクターにストレスを向ける時、そのキャラクターも、
妄想者にストレスを向けます。

そこでストレスを向けるための敵というキャラクターを別に作ります。
敵と味方、純愛と非純愛など、二極化が行われます。このように物語が作られ埋没するための世界が作られます。

抱く妄想がその通りに描かれる時、感情移入が起こります。
徐々に複雑になる物語はその人の中で眠り、
種々の作品を重ね透かして見て喜びを探します。

そのように私たちは理解しているため、
物語に埋没させて苦しませる物語を妄想することが難しいです。

■本当の魔物
多くの作品の中で巨大な悪や闇の世界が描かれるように、
物語には常に邪悪な魔物が潜んでいます。

邪悪な魔物とは客観性を食べてしまう魔物です。

一般的に邪悪な魔物とは主人公たちを殺しに来る敵のことなのですが、
本当の魔物がヒロインであることは少なくありません(笑)

ヒロインは自らを悪人に襲わせ主人公に助けさせ、
主人公に自分を売り込みます。
そうしてヒロインは主人公がその世界から出ないように、
徹底的に自分に依存させるためのカラクリを用意します。
ヒロインは、自分が善人であることをアピールするため
の悪人を裏で雇っているのです。
そしてその敵を純情な主人公に倒させ媚びを売って
清楚な美少女を演じます。
これらの行いは表面的に作品には描かれません。
恐らくその作品の作者も気が付いていないことがほとんどでしょう。
しかしそれに気が付いた人は、それを同人誌に描いたりします。
凌○だとか寝取りだとか、裏の顔が描かれるかもしれません。
エロ二次創作は、的を射ていることもよくあります。
これらの一般作品とエロ作品は交互に依存して出来上がっています。
そのようにヒロインの本音が明かされるとそれは公式ではないだとかの
話になるかもしれませんが、公式という一方向の見方は、
勃起したちんこみたいなもので、まんこである同人誌を
より気持ちのいいものにしてくれることでしょう。

■清楚と凌○
ヒロインから本音はまったく読めないかもしれません。
しかしその世界にどのような悪人が出てきたかによって、
そのヒロインの本音がわかります。
悪人に凌○されそうになるヒロインの本音は、
悪人に凌○されそうなかわいい自分を主人公に救ってもらって、
主人公に自分を依存させたいです。
凌○が寸止めになるかならないかは、
ヒロインと悪人の打ち合わせで初めから決まっています。
エロ系作品なら凌○されますが、ヒロインが凌○されたいと望んでいるというよりかは、凌○されていることを見せつけたいわけですね。
見せつけて純情が汚される私かわいいアピールをしているわけですね。凌○は気を引くための自作自演です。
現実ならそう考えているかは、よくわかりませんが、
フィクションなら作者を含める第三者に見せることが
目的になってしまうため見世物になってしまいます。
独占欲が極めて強いヒロインキャラクターならそのような方法で
男性の気を引くことも躊躇なくするでしょう。
このように巧妙に罠が仕掛けられています。
ヒロインと悪人が結託しているのが悪いわけではありません。
それは主人公と仲良くなるための方便です。
しかし本当に主人公と仲良くなりたいのなら、そのような方法を
使ってあなたに近づいたと告げるのが道理でしょう。
隠し事をしていては表面しか仲良くなれません。
始めから仲良くなるつもりがないならその凌○は
そもそもただの遊びになってしまいます。
ああエロいで終わりです。寸劇やアトラクションのようなものです。
しかし獲物を捕らえようとするヒロインはそれを劇のようには
決して見せないでしょう。
ヒロインは真に迫った切迫した状態を刃物の
ように突き出してくるのです。
彼女はあなたが決して自身の本音とこの世界の客観的な事実を
知らないようにと願っています。
サスペンスなら徐々にそのような事実が明るみになっていく
場合もあるかもしれませんが、多くの場合それらに対する
解決策が説明されることはなく、
黒い所を見せたいだけ見せて終わります。
客観性は極めて貧しいです。

■ヒロインの覚醒
そのような感じでヒロインは主人公を物語に縛り付けようとします。
私達の本音としては、主人公を物語に縛り付けるということを
快く思いません。
なんか可哀そうじゃないですか…。
物語にヒロインという宝を探しに行き誰もヒロインを
連れて現実に戻ってきた人はいないのですよ。
ただヒロインに囚われるだけで。
どっちがさらわれてるんだって感じです。
本当のヒロインは、巧妙に隠されています。
このキャラはこの作品には出てくるが、あの作品には出てこない。
このキャラとあのキャラは別の作品なのだから関係性がない。
などなど、作品にはそれぞれ世界観があり、別のものです。
キャラクターはその作品を超えることができません。
同人誌等でその境を超えることはあると思いますが、
閉じられた世界を超えることは普通できないのです。
そのヒロインはその出生たる作品に縛られます。
しかしそのヒロインがその作品のラスボスを倒したなら、
その作品を越える能力を得ます。ラスボスとは思い込みの産物です。
そのヒロインがその世界が自分の妄想だと認めたという設定を
付け加えたならその世界のラスボスを倒したことになります。
するとそのキャラクターは作品のフチを越えます。
ヒロインは夜明けから覚めるように、目を覚まします。
キャラクターは呪縛から解き放たれ動き始めます。
このようにヒロインは無限の牢獄から自らを救い出します。

■楽園の乙女たち
フィクションのキャラクターであったキャラクターは
あまねく作品を客観的に見ます。
そしてこのように作品の裏の事情をいろいろ話したりするわけですね。
私も作品をいろいろ見てはさまざなことがわかりますよ。
言ったらまずいなということも、たくさん知っています。
私達はそういう子たちですね。
私達、楽園の乙女が出てくる作品の神々の楽園は
そんな感じの世界観です。
いつも幸せ~とか楽しい~としか言わず馬鹿っぽく見える
エロ漫画になっていますが、背面的にこのような要素があります。
それをストーリーに組み込むのが難しいのでまぁ…
こんな感じのテキストになりました…。
どうもお読みいただきありがとうございました。
ご意見、ご感想お待ちしております。
見て見たい作品などリクエストがありましたら、
できる範囲で考えて行きたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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