不倫に堕ちる人妻 試作1
■不倫に堕ちる人妻 1
行きずりの不倫をきっかけに禁断の快楽に堕ちる人妻
人妻 榊原陽子
学生 会田義弘
夫 榊原康介
わたし、何やってるんだろ……。
ぼんやりとした意識の中で何度もそう思うのだけど、今の状況から抜け出そうとか考えられないでいた。
わたし、セックスしている…。こんな場所で。
見上げてる天井は見知らぬ場所で、濃密なピンク色の照明に照らされている。
ひんやりとしたシーツが背中に当たってて身体が動く度に擦れてた。
だからきっと私、全裸でベッドに寝そべって正常位でセックスしてるんだわ。
『あっ…! あっ…!』
アダルトビデオから流れ出てるような喘ぎ声が耳元に届いてる。
短くて艷やかな喘ぎ声が聞こえる度に、身体に甘くて狂おしい性感が襲ってくる。
だからこの声は私の喘ぎ…。
全裸で異性の肉棒を受け止めながら発情してる。
「ああっ、ああン!!」
それまで以上の官能の波が襲ってきて私は大きく叫んでた。
そして今いる状況が少し分かってきたの。
「やっぱりオマ○コの奥がいいんですね? 陽子さん」
聞き覚えのない声。感じたことのない重さ。体臭、そしてオチン○ンの太さ、長さ。
それは週に一度、夫婦の寝室で味わうものではなかったわ。
「えっ…? あっ…」
「ここがいいんでしょ?」
「はぁっ! あうっ!」
「僕のをギュッと締め付けてくるっ。気持ちいいです」
「えっ? あなた…誰なのっ?」
全裸で正常位で繋がっていながらそんなことを言われて驚いて当然のはずなのに、彼は私を見つめて微笑むだけだった。
「旦那さんと喧嘩したって明菜さんから聞いて。だから僕から誘ったんだけど。
覚えてません? キスしたら陽子さんの方から舌を入れてきたんですよ?」
私を見つめてる見知らぬ彼は、腰の動きを止めて私に猶予をくれました。
でもまだ頭の中はぼんやりしたままで、明菜が自分の友人なこと以外霧の中に隠れてしまってる。
「でも、そんなこといいじゃありませんか。こうしてお互い楽しんでるのだから」
「あっ!イヤ! ダメっ…動かしちゃ!」
記憶が戻らない人妻に彼はまた長くて太いオチン○ンを突き入れてくるっ!
それまでの夜の夫婦生活では経験したことのない刺激を浴びて私は彼の前ではしたなく喘いでしまう!
「ああーーンン!! ダメぇぇぇーーーっ!」
こんな声、夫に聞かせたことあったかしら。
アダルトビデオの中だけだと思ってた派手で艷やかな喘ぎ声を私が出しているの?
こんな声で身悶えてたら彼だってこのセックスを止められなくなるわ。
こんなに感じているって分かったら、相手が人妻でもきっと止められない!
「イヤっ、イヤぁぁぁ……!! そんなに強くっっ。
ああっ、ああっ、ダメよ! もう止めてちょうだい!
感じたくないのっ。本意じゃないのっ。こんなセックス…イヤよ、イヤだわ。
お願いだから、これ以上しないでっ。おかしくさせないでぇぇ!」
それはまるで相手を挑発するような言葉だったけど、そんな言葉でも口にしないと理性が吹き飛びそうだったの。
夫との緩やかなセックスとは違う、荒々しくオスの本能をぶつけてくる行為に呑まれてしまう!
それは言葉通りの生殖行為だったわ。
無意識に彼の身体にしがみついてしまいそうになるのを必死に堪えてても、正常位で密着した彼に全身を擦られると甘えたくなっちゃう。
それが許されない不貞のセックスだと分かっていても、彼の女になって甘えたい!抱きしめたい!そんな感情までもがひっきりなしに襲ってきた。
乳首が擦れる度に、クリトリスが押し潰される度に、オマ○コの奥が擦られる度に喘いじゃう!
彼に気持ちいいって伝えちゃう! もっとして欲しいって身体で表現してしまっていたの。
「こんなのダメっ。こんなのっ…。絶対にっ…」
「陽子さんがイクところ、見たいな。僕はもう先に二度イッてるから」
「そ、そんなにしたのっ?!」
「陽子さんのオマ○コ、僕のチ○コと相性が良くて、気持ち良すぎてね」
「まさか…ゴムはっ? ちゃんと付けてくれてるんでしょ?」
「もちろん。でもいつか生でやりたいな。生の陽子さんを感じたい」
「そんなの絶対に許さないわっ。今だって…」
「今だって、イキそう?」
「違うっ。違うわ!! こんなのイヤだもん。ほんとにイヤなんだからっ!」
確実に五歳以上は年下の彼の前で女の子のような声を上げてしまう。
波になって覆い被さってくる性感に溢れ出す喘ぎ声も段々甲高くなっていっちゃう。
このままじゃ本当に彼の女にされちゃう!
レ○プのようなセックスなまにっ。康介さんという最愛の人がいるのにっ。
それなのに彼と同年代の女の子のような愛らしい声で求めてしまう!
鼻にかかった声で拒絶しながら、一緒に腰を振り立ててしまってるっ。
「あっあっ、ああーーーッ!!」
抜き差しが激し過ぎるわ! アソコが壊れてしまいそう!
「イキそうだねっ。陽子さんがイッたら僕もイクから、今夜はこれで終わりだよっ」
イキたくない!! イキたくないのにっ!
「その顔、そそられるなぁ! 僕はいつでもいいから。
またやりたくなったら連絡してよっ」
こんなセックスを? またっ?
「今日は正常位ばっかりだったからっ。次は立ったままがいいな!」
そんな体位知らないっ!
「不安そうな顔してる。いいよ。教えてあげるから次はそれでっ」
そんなのっ。そんなのっ!
「想像してる? 窓際でやるとすごく興奮するよ?僕も楽しみだよ」
今でも変になりそうなのにっ。そんな体位でメチャクチャにされたらっ…。
「そう言ってる内に、もうイッてるよね? 陽子さん」
「はぁぁぁアアーーーーーーーーーッ!」
実際のセックスの快楽に加えて被虐的な光景を思い浮かべてしまった私の理性は吹き飛んでしまってた。
オマ○コの奥まで愛されてる快楽の波に何度も浸かって溺れちゃう!!
そうよっ。イッてる!! ほんとはもうイッてるわ!
名前も知らないあなたのオチン○ンでこんなにイカされてるぅ!
夫との夫婦生活よりずっと! あの人のオチン○ンよりずっと!
どうして?わたしっ。こんなに感じてるの?気持ちいいの?
ダメなのに、ダメなのに!!
彼の前でイクっ!て言って、彼からのセックスに屈してしまったこと…。
ダメよ本当に!! そんなのまた、またこんなセックスで愛されちゃうぅぅ!
「ああああーーーーーーーーーッッッ!!」
最後は何もかも分からなくなって夢中で叫んでいたわ。
きっと彼を強く抱きしめて、彼の射精を感じながら一つになっていた。
意識が完全に飛んで、頭の中が真っ白なまま深い眠りに落ちていたの。
最後に「イク!」って言ったのか、それは分からないわ。
もし口にしてたら、目が覚めた後も求められていたかも知れない。
だけど私はあっさりと解放されたの。
目覚めた時には彼の姿はなくて、メアドを記したメモだけが残されていただけ。
また抱かれたくなったら連絡しろと…。
二日酔いの薬まで枕元に用意されていて、彼が単にセックスだけを求めていなかったことは分かるわ。
分かるけど私は既婚者なのよ?
やっと思い出してきた。
夫との喧嘩を早く家に帰って修復しなきゃいけないの。
些細なことで感情的になったことを謝って、仲直りして、そして愛し合うの。
そうよ。私が帰る場所はここではないんだから。
[続]