寝るときには電気を夕方にする。

みぃちゃんは電気を消して真っ暗にするとコワくて寝られない展開になる
『かぎっコ ろんりぃ Case.2』。

シナリオを書いた時点ではあんまり深く考えていなかったのですが、「常夜灯色」が必要になるんですよねこういうキャラづけをすると。

電気を夕方にする（昭和的表現）。

家庭菜園のえっちなアニメでも色替え自体はさほど珍しいことじゃないですし、必要なら当然作るわけですが、えっちシーンの初っ端からいきなり色替えというのは、覚えてる限りでは『湯けむり！妹×紀行』が夕景色でスタートしたくらいですかね。

ただ今回は色替えでのスタートを想定してなかったので色設定の用意もしてない状態で塗り作業に入ったらいきなり常夜灯色で塗らなきゃいけない事態になってしまってちょっと手間取りました。

割とアッサリとした感じに見えますけど、この後で肉感処理やら色々と重ねるのでこの程度にしておかないと最終的な撮影上がりがかなりクドイことになっちゃうという計算の下での色設定なので、とりあえず塗っただけで状態はこんな感じ。

実はいきなりこの常夜灯色を塗った訳じゃなくて、一旦ノーマル色でこのシーンのセルを全部塗ってあります。

なにせ会話シーン以外ではノーマル色で塗るのも今作はこれが初めてですし、影の面積とかで当初の色設定では違和感が出る箇所もあるだろう、だったら初っ端で検証してしまおう……と。

あと「ノーマル色で塗ったセルがないと撮影用のエフェクト関連もひっくるめたテンプレプロジェクトファイルが作れない」という事情もあります。

せっかく塗ったから使う。

作画1人、そこから先の工程も1人（背景、音声は除く）というマンパワーが限られている家庭菜園なので、労力を無駄にできる余裕は1nmもありません。

従いまして、常夜灯色を作るために塗ったノーマル色のセルも無駄にしないために「どっかで使えねーかなー……。」と、演出として使える箇所を作り出しました。

モッタイナイ精神がアタマをぐるぐるしながら常夜灯色を作ってる最中に思いついた演出なのですが、コレが加わることによってより一層みぃちゃんのカワイイぱわぁがアップすることになります、ヤッタネ！

代償として、肉感処理やエフェクト設定の労力は倍増。ヤラレタネ！！

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