BGMにも拘っていきたい所存 記事:りょーちん
みなさんこんばんは(こんにちは・おはようございます)。
ANAGRAM代表・ディレクターのりょーちんです。
前回は少しスクリプトについてのお話をしましたが、今回はBGMについてのお話でもしてみようかなと思います。
まずは現在、誰そらで使用されているBGMがいくつあるか? というお話ですが、ちょっと数えてみたところ、なんとすでに40曲以上もありました。
おいおい、なんでこんなにあるんだよって思いますよね?
私も思います。
理由を整理してみましょう。
まず気が付いている人も多いと思うのですが、誰そらはキャラ毎にBGMを設定している点があります。綴莉ならこれ、ゆにきゅんならこれ……といったように、各キャラ専用のBGMがあるんですね。聞いたことがない人、気が付いていなかった人は下のサンプルを聞いてみてください。
サンプル1:澪専用BGM
サンプル2:真樹志専用BGM
こんな感じでキャラの印象に合わせたBGMを都度切り替えて流しています。もちろん複数キャラが登場している時には共通BGMを使ったりしています。まぁコストもかかるのであまりオススメしないのですが、よりキャラの印象をつけられるのかなと勝手に思っています。
一方、『だれそらっ(月舎夢FULLE)』の方にはキャラ毎のBGMはありません。その代わり、こっちはこっちの専用BGMを用意して使用しています。こっちは全体的にきゃぴきゃぴしてるので、雰囲気に合わせるとどうしてもそうなりますよね。
サンプル3:月舎夢FULLE
ゲームBGMってしっかり聞くというよりは、自然に耳に入ってきて、雰囲気を盛り上げてくれるものだと考えています。シリアスなシーンでは緊迫感のあるものだったり、楽し気なシーンではコミカルだったり色々あります。
出来るだけ空気感を壊さないように、たくさん用意しておきたいんですよね。もちろん狙って無音だけで進行させることもありますが。
BGM全般を手掛けてくれている優碧くんと、「100曲くらい作りたいですね!」なんて以前笑いながら話したことがあります。さすがに100曲はいかないと思いますが、あと20曲くらいは増える気はしています。
こうなるとやっぱりサントラを作るときがものすごい大変なんですよね。
CDの収録時間は基本的に74分と言われています。ベートーヴェン「交響曲第9番ニ短調作品125」が収録出来る長さに設定されているというのは有名なお話ですよね。
※現在では80分を超えるものもありますが
まぁやっぱり作るなら2枚組でしょうね。
売価は変えないようにするつもりなので、もし誰そらのサントラが発売された時にはみなさんよろしくね。
BGMのひとつひとつが大切な作品の一部で、こんなところにも拘りを持って作っていますので、今まであまり気にしていなかった方も少し耳を傾けていただければ嬉しいです。
それでは今回はこの辺で!