初のデリヘルがジバニャンだった話
こんばんは。
活動報告?ねぇよ、んなもん。
なので、今回は初めてのデリヘル体験のお話でも。
あれは確か、8年前の夏。
当時、飲食店の店長をしていた私は金はあるが時間がない日々を過ごしておりました。
そんな、蒸し暑い夜、会社の同僚から電話が掛かってきます。
「なぁ、デリヘル行かね?」
私は首を傾げます。
店の閉店は23時、そこからラブホテルを借り、電話でデリヘルを呼んだとしてプレイ開始が最短1時。
翌日の仕事が6時からと考えると、睡眠する時間などありません。
当然私は答えました。
「行く!!!!!!」
そう、深夜テンションと若さも相まって、私のオチンポはビンビン丸だったのです。
加えて、同僚は風俗のプロ。
〜ちゃんと〜ちゃんは、名前違うけど同一人物、実年齢は〜歳など聞きたくも無い情報を自慢気に話す人間のクズです。
寺の後継みたいな見た目と名前の彼でしたが、煩悩の塊であり、エロに対しては大変真摯でした。
──コイツなら俺に、最高のデリヘル体験を提供してくれる。
仕事が終わり、ラブホ街で集合。
下半身を膨らませながらスマホを弄る様は、側から見れば不審者同然でしょう。
しかし、今の私たちは無敵の夜。
女子を抱く為なら、どんな恥も捨てる覚悟でした。
「どんな子がいい?」
「プロ、を感じさせてくれる人。後、俺と同調できそうな人」
今思い返しても難しい注文だったと思います。
しかし彼は、仮面ライダークウガの如く、優しく、そして力強く親指を立て言いました。
「安心して部屋で待ってろ」
きっと、正義の味方に助けられる市民はこんな気持ちなんだな。
僕は彼に感謝しながら、ラブホのテレビで仮面ライダー平成vs昭和を見ながら女の子を待ちました。
そして、40分後、チャイムが鳴ります。
──来た!
田舎のラブホは自分で鍵を開けるタイプでしたので、扉の前に行き恐る恐る開きます。
するとそこには……
「よろしくお願いしま〜す」
とびっっっきり可愛い女の子が立っていました。私の息子も立っていました。
年齢は20前半、身長は140センチ程度、小柄で細身、胸は小さめだが確かにある。
いわゆる、当たりでした。
「ど、ど、ど、どうぞ」
「お邪魔しまーす、わ〜いいホテル〜!」
緊張する私とは裏腹に、軽快な足取りでベッドに向かう女の子。
一体これからどんな手順で、私を天国へと導いてくれるのか。
期待に胸躍らせながら彼女の言葉を待っていると、ソファーに鞄を置いた後、スマホを取り出し私に見せながら言いました。
「ジバニャン!!!」
「──ッ!!」
この時、八木に電流走る。
私はしっかりと覚えています。
何を思ったのか。
「知ってる?」
「……もちろん!ジバニャン!!」
ジバニャンとは妖怪ウォッチのピカチュウ。
以上。
私が持っている知識はこれだけでしたが、彼女は天使のような笑顔を見せると「もんげ〜」と言いながらベッドの上で跳ね始めました。
あぁ、なんということでしょう。
彼女は、変な人です。
そして、奇遇ですが、私も変な人でした。
「もんげ〜!!」
「もんげ〜!!」
以降、10分間、私と彼女のもんげパーティーが始まります。
軋むベッドの音は、腰を打ちつけ奏でられたものではなく、変人2人が飛び跳ねて鳴らす音でした。
私と同調する女、くされ坊主の采配は最良だったのです。
「もんげ〜!!」
「もんげ〜!!」
「ねぇ、ねぇ!!」
「どうしました?」
「エッチなことしよ!!」
彼女からの提案は、突然でした。
続き需要あれば、また書きます〜