【オバキル創作秘話 ③】執筆、絶望、そして再起【2020〜2021】
あけましておめでとうございます!
皆様、新年あけましておめでとうございます!
M'sファクトリーのえむふぁく!です!
昨年は大変意義ある一歩を踏み出せた一年でした。
今年も徐々にですが、制作活動を進めていければと思っております。
よろしくお願いいたします🙇
そして、元旦に「オバキル」6000DL突破しました!!😭🙌
重ねがせねになりますが、皆様の熱い後押しのおかげです❗️❗️
レビューも投稿していただいた記事も全部読んでますし、そのおかげで次回作を作るモチベーションが沸いております❗️
今年もM'sファクトリーをどうぞよろしくお願いいたします🙇
それでは、今回は「オバキル創作秘話」第3章です!
※前回のエピソードはこちら!
【オバキル創作秘話 ②】個人用音声作品の創作【2016〜2020】
https://ci-en.dlsite.com/creator/15510/article/762156
理想の作品を求めて...
創作秘話②で明かしたように、24〜5万円くらいかけて作った個人用音声作品。
これを毎晩聴きながら思いました。
やっぱ妥協なしで理想の寸止め作品を作りてえ...
この作品もあくまで理想の形だと思い作り込んだ台本から、
予算の現実的なラインを考え、ボリューム妥協し、必要な要素を削ぎ落とした
寸止め作品...。
そう。
これは寸止め作品なのです。
個人的には寸止め作品は、寸止めのボリュームが命だと思っています。
勿論、世には比較的ボリューミーな作品もありますが、それもせいぜい2〜2.5時間程度。
私が欲しかったのはその先を行く作品でした。
そして、単に時間を伸ばせばいいというものではありません。
ただ単調な責めを繰り返すだけじゃ試聴者は飽きてしまいますし、飽きてしまえば途中でイチモツも萎えてしまいます。
常に予想できない刺激で溢れていて、試聴者を絶えずドキドキさせる...
その刺激が何時間経っても決して終わらない地獄の快楽...
私が欲しかったのはそんな作品でした。
そして、個人依頼した声優さんのこの言葉を思い出しました。
「◯◯さん(えむふぁく!の本名)の名前を使わずに、キャラの名前などを調整して作品にすれば、この提示した金額(90万円)くらい売れる可能性あると思いますよ...^^;」
私はお金が欲しかったわけではありません。
...いや、正確にいうとお金は欲しいです。
お金はあって困るものではありませんし、もらえるなら欲しい。
でも、自分が理想とする作品を妥協なく形にするにはお金がかかる。
それも個人の趣味で作るには莫大すぎるお金が。
でも、それを販売することによってそれが回収できるのなら?
実質、全て回収できなくとも、金銭的負担を大きく軽減できるのなら
自分が理想とする作品をこの世に生み出せるのでは?
つまり、金銭的理由で妥協せざるを得なかったジレンマを
お金を稼ぐことによって解消できることに希望を持ったのです。
そう考えた私は、主人公の名前・キャラの名前を変えて、90万円かかると言われた台本をリライトし始めました。
この時のことは細かいところまでは覚えてませんが、相当大変でした。
始める前は「ただ主人公の名前と、登場キャラの名前を変えればいいだけじゃん」と思っていたのですが、実際に原稿を修正していくと、その修正に伴い、いろんな設定や作品のバランスが崩れてしまうことがわかり、当時の土日や仕事終わりの数時間を使い、毎日地道に台本を直していました。
そして、私は自らのリビドーで台本を書くタイプなので、見るたびに納得できないところがないか見返し、何度も消しては書き直すという非常に生産性が低いやり方をしています。
ですので、これだけで凄まじい時間を使っていました。
来る日も来る日も書いては直しを繰り返し、過去のログを見返すと、なんとこの作業に半年くらいかけていたらしいです...。
こんなナメクジ並の全身を続け、ようやくゴールが見えてきました!
感覚値ですが、台本の総尺は約4時間...!
あとはト書を入れて、この作品を演じていただきたいと思っている声優さんにお声がけをするだけ...!
本当に長かった作業を終え、ようやくここまできた...!
そんな矢先、悲劇が起こりました。。。
PCが逝った
それは突然起こりました。
全てのデータを入れていたMacが起動できない......。
嘘でしょ...?
このタイミングで...?
何かの冗談かと思いました。
ようやくここまできて、このタイミングでこんなことがあるのかと。
すぐさまAppleの問い合わせセンターに電話し、症状を伝えました。
Appleもホスピタリティの高さを発揮し、確か1時間半くらい、電話口であらゆるリカバリー方法をお伝えいただき、格闘しておりました。
しかし...
残念ながらMacは目を覚ましません。
正攻法では不可能だと分かり、次なる手は街のパソコン修理へ。
当然その場でもうんともすんとも言わない。
工場に送り込んでデータが復旧できるか試してみるか?と言われました。
データが吸い出せるかはわからない。
もし復旧できた場合は成功報酬でおそらく13万円くらいだと。
私は迷わず「お願いします!!」と言いました。
勘違いされないように言いますが、私はお金持ちでもなんでもありません。
ただのサラリーマンで、13万円は死ぬほど大金です。
それでも、13万円払えばあの原稿が戻ってくるのであれば...。
他のデータが全て無くなるとしても、あの原稿さえ戻って来れば...。
本当にそう思えるくらい果てしない時間と情熱をかけた台本でした。
しかし...
残念ながらデータが復旧することはありませんでした。
「終わった...」
色んな想いを持って台本を書き上げて、ようやくそれが実現できると思ったのに...。
もう一度あの台本を書けと言われても無理です。
それだけ時間と情熱をかけ、こだわり抜いた原稿でした。
「ああ、これでもう私が同人音声を作ることはないんだろうな...」
本気でそう思い、全てを諦めて、いつもの仕事の日々に戻ろうとしていました。
...そんな時、ある作品に出会いました。
『意地悪な妹達にオナサポ音声好きがバレちゃってオモチャにされちゃう地獄の射精我慢遊び』との出会い
みなさんはこちらの作品は知っておりますでしょうか?
しこたま応援団さんの
『意地悪な妹達にオナサポ音声好きがバレちゃってオモチャにされちゃう地獄の射精我慢遊び』
しこたま応援団さんは当時この作品がデビュー作でした。
この作品の販売前の予告段階でこのPVを見て衝撃が走りました。
まさに、私が表現したかったような"わかってる"オナサポ音声...!
このPVで一気に期待値が高まった私は「絶対発売日にこの作品を買おう!」と思いました。
すぐさま、しこたま応援団を運営されているもつにこみさんのTwitterとCi-enをフォロー。
すると、Ci-enでもつにこみさんから丁寧にメッセージをいただき、ファン目線で交流が始まりました。
※以下、もつにこみさんの許可を得て掲載しております。
こうして、『意地悪な妹達にオナサポ音声好きがバレちゃってオモチャにされちゃう地獄の射精我慢遊び』がブッ刺さり、
もつにこみさんとも交流をしていく中、私の中でまた熱い欲が沸々と出てきました。
やっぱり、自分もこういう作品を作りたい...!
こうして、もつにこみさんをきっかけに、諦めかけていた情熱を取り戻し、少しずつまた1から、逝ってしまったあの作品の台本を再び甦らせるべく、執筆を始めるのでした...。
長くなってしまうので、本日はここまで!
ではまた...!