【お知らせ】ふたシオがDLsiteで発売できないようです

ごめんなさい

ふたなり新妻シオンを７カ月ほど制作してまいりましたが、ここにきてAI生成フロア設置に伴う規定の変更により、思わぬところで大きな壁が現れました。

AI生成フロア自体は個人的には非常によい傾向だと思っており、AI同人ゲームの長期的な成長に繋がる（というか、制作者の1人として発展に少しでも寄与していきたい）と思っております。
なので売上が少し落ちるから発売しない、というわけではありません。

発売ができないことが分かったのです。

DLsiteの規定によれば、HCGは差分や性的な要素を含む立ち絵、その他画像のAIイラストが500枚を越えてはいけないようです。

このラインに「ふたなり新妻シオン」が触れてしまったのです。

よって発売が厳しくなったわけです。

どうしてこうなったのか

ボリューム感を売りにしているゲームであれば500枚のうちいくつかを削ればいいのですが、本作の場合は「表情差分」「アヘ顔」「細かな動作」「チンポの変形・向き変更」など、演出の根幹にあたる部分が”細かすぎて”起きてしまった事態でした。

細部にこだわりすぎたのですね。
かといって細部のこだわりの部分を無くしたら、他のAI同人ゲームからボリュームを削ったような見た目になります……。

同人ゲーム作品を研究した結果、評価されている作品は差分やシチュにこだわっているということが分かったので、それを真似してキャラクターの細微な感情の変化も描写するという制作方針でいったのが間違いでした。

さらにいえば、ふたなりモノであることも要因の一つと考えられます。
何回も射精する演出は、それだけで差分が多くなります。チンポも射精すれば精液ばべっとりと付きますし、同じアヘ顔でも1射精目と2射精目では激しさに変化をつけたりもしていました。
大好きなジャンルだったからこそ、妥協はしたくなかったんですよね……。

特に後半は主人公とヒロインたちの感情が揺れ動く展開が多く、表情の変化も多くなっていきました。ここを削れば物語全体に多大な影響を及ぼし、一気にクオリティが下がってしまうと考えています。
（そんなものを”販売”するべきではない、と思っています）

参考画像
各シーンの差分数（レイヤー分けor画像統合でもほとんど数は変わりませんでした）

ぐちゃぐちゃのExcel表でごめんなさい……。
予想CG数はだいぶ少なめに書いているので、実際は600前後だと思われます。

これからどうするのか

開発停止……にはしたくないです。
ですが、DLsiteで販売できない以上、収益は絶望的です。FANZA専売という道もありますが、そこでどれだけ売れるかも分かりません（ふたなり令嬢リリエラのFANZAの売上を参考）。

ここ数日、DLsite様と何度か問い合わせにてやりとりをさせていただきましたが、どのような方法を取ってしても現状のCG数を500枚に収めることは不可能でした。

販売できる道としては３つあると思っています。

１）CG数や要素を削ってDLsiteで販売する
　クオリティが著しく低下します。
　それだけでなくエロステやコスチュームなども削る必要が出てくるでしょう。そんなものをプレイしたいか、買いたいか？　制作者が「こだわって作っています！」と言いながら、こだわりを捨てた作品が販売されていたらそれはもう詐欺です……。
　発売前に「これは5割ぐらいのクオリティでお出ししています！」とは言えません。
　反省点はたくさんあっても良いのですが、言い訳の理由はリリース前に作りたくないです。（ごめんなさい、面倒な性格をしているのかもしれません）

２）販売プラットフォームを変更する
　Steamでは無理です。リィタの見た目を変更しなければなりませんし、英語対応しないとダメですし……。FANZAはどうなのかと言われたら、売れる見込みが薄いです。これからどのような市場になっていくのか分からないので何とも言えませんが……。
　収益が見込めないと厳しいです。
　それでも身を削れば、生活を犠牲にすれば……できるかもしれません。覚悟決めないとダメですね。

３）全て手描きイラストに置き換える
　これが一番確実な方法で、もっとも怖い方法でもあります。
　
　外注するならふたなりレズセックスで大量射精、アヘ顔……といったものを描ける方に依頼する予定です。かなりの枚数なので複数人に依頼するのが現実的かなぁ。それでも本作に使用しているAIイラストの大部分を置き換えるとなると、多い……。

　費用を自分の持っている情報と相場から予想してザッと計算したところ、目が飛び出るような数字になりました。収益の見込める作品ならこれでも良いかなとは思います（王道NTRや凌○系など……）。
　しかし百合レズNTRふたなり大量射精&ロボットRPGの本作は、AIだからこそできた冒険でもあります。元々ヒットする作品としては作っておらず、好きな人にじっくりシコシコ遊んでもらうために作ったものです。
　大手同人サークルの期待の新作……のようにはいかないでしょう。
　制作費が回収できる未来が見えません。
　値段も高くなります。

　自分で描くという選択肢は、制作者が受精卵からやり直す必要があるでしょう。もしくは20年間山にこもって絵描きの修行をしなければなりません。それでも無理かも……手が震えるし……。ともかく、それだけイラストレーターさんというのは凄い存在なんです……。

　クラウドファンディングという選択肢もあるとは思います。制作費の半分でも賄えたら……いや、それでもキツいな。爆売れするタイプの作品じゃないし。
　これも身を切る選択肢ではありますし、２とは別の覚悟が必要になってきます。

で、どうするの？

少し時間をください……色々なことがありすぎて、色々な選択肢を考えて、色々とアレコレ準備しては消して試行錯誤していました。
今は頭がオバヒ寸前なので、冷却して深呼吸して、そしたら良いアイデアが浮かぶかもしれません。前向きに考えられるかもしれないですしね……！

本当にごめんなさい。

とりあえず報告だけはしておかなければと思い、Ci-enを更新いたしました。

生活のためにゲーム制作は続けますし、そのためにイラスト外注でゲームをリリースすることも考えております。もちろん、ふたシオをなんとかリリースできないか考え続けるつもりです（ここまでたくさんの方に応援していただいているものなので、多少身を削ってでも何かできないかと……）

イラスト外注で売れ線を狙った別のゲームをリリースして、その収益を資金にふたシオのイラスト費用に当てても良いとは考えています。
（相当メガヒットしなければ無理だとは思いますが……）

ふたなりもロボットも好きなんだ……だから出したい……。
シオンの物語を、アルセナとのてぇてぇエッチも、カナンちゃんの大量射精も……出してあげたい気持ちはあるので。

もう少し考えます。せっかく七ヵ月制作してきて、ようやく半分できたかなというところだったので……。

頑張ります……！