たこてい 2023/02/14 02:35

深海の勿忘草:設定と制作話

初作品『深海の勿忘草』の設定と制作話をまとめました。
作品のネタバレを大いに含みます。
未プレイの方はぜひプレイしてみてください。
ふりーむさん
ノベコレさん



キャラ設定(ふせったーと同じものです)

【かみさま】
深海に住む神様 海というか水の中にしかいられない 文字化け言語を使用するが翻訳してみると意外と気さく ダイアログは全て彼が喋っている 人の感情を吸収する…が、人間よりも人間に似せた自分の落とし子から得られる感情の方が美味しくて好き 基本的に「愛」に携わる感情を好む 特に強烈な負の感情が好き 
かなり神格が高い神であり、人間程度であれば近くにいるだけで食事などの栄養が無くても生きていけるほどのエネルギー、霊力を持つ 
目玉の中はそれぞれが折り重なった空間となっておりそこに落とし子と人を飼っている 彼らは徐々に人格と意識を失い神と同化していく そして空いた空間にまた新しい落とし子と人を入れる 食物連鎖(?)
大いなる存在であるため人間は見ただけで正気を失う 完全に発狂してしまうことを防ぐために、人間の脳は神様の瞳を青い花が群生している勿忘草だと誤認するようだ
人間のことは結構好きなので無闇には殺さない 無闇にはね


【落とし子】
かみさまの触手の先が神様本体から離れて別の意識を持った存在 かみさまが気に入った対象の大切な人の姿、人格、記憶を全てコピーして水溜りを通して深海から出てくる かみさまから切り離された時点で生命エネルギーは対象に全て依存する為、対象が死亡すると消滅してしまう 模倣した相手がこの世に存在していたという確たる証拠(血の繋がった子孫、作った創作物など)を突きつけられると宇宙的に矛盾が発生し姿が保てなくなる こうなると意識を失いまたかみさまの一部に戻る 
生き物の形を取っているがあくまで上っ面だけ似せているため食事や睡眠は不要 外から見えない内部(臓器とか)は細かい触手が蠢いているだけ


【梓くん】
ドギマギ学園物語の攻略キャラ 大体七人くらい攻略キャラがいる中での三、四番手くらいの枠 終始笑顔だが何を考えているのかいまいちわからない ゲームだと中身は割とまともでちょっと意地悪なくらいだがアニメだとややサイコパスキャラになっている その為ファンの中でも解釈が分かれ、論争のタネになりがちなキャラクターである 

【んくサズア】
超特殊例として産まれてしまった、架空の存在を模した落とし子 特殊さゆえに本来であればもっと後に手に入れるはずの自我をかなり早い段階で入手していた その事が原因でかみさまに気に入られ何度も時間を戻され満足がいく結果になるまで繰り返すことになった 存在が不安定であり、母体の元に戻った同胞の意識の残骸などが混ざる事がある また存在が不安定なので情緒も不安定


設定(以下は新規公開のものです)

【主人公】
悲しい社畜。中学時代からずっと元気なオタクだった。
が、大学生になり友人たちがオタクジャンル離れをしてしまい、流されるように大好きだった乙女ゲームから距離を置いた。それ以降は世間に流されるまま「普通」に生きている。
…しかし正直どこまで行ってもゲームオタクであり服や化粧に興味がないためセンスが無い。ピンクのシャツに青い傘を合わせてしまうのはそういうところ。
ついでに二次元の存在であると理解しているはずのキャラクターとそっくりの男が目の前で現れた際に、何の疑いもなく「あれは…ワシの元カレや…」となるのは正直頭がおかしいと思う。限界最強夢女である。



そもそもかみさまが救う(?)のは基本的に寂しがっている人間、未練を持っている人間だけなのでアズサくんが現れている時点で主人公は彼を待っていたんですよね。
けれど待っていた救済に飛びついて人生を捨てるには彼女は大人になりすぎていました。

完全に子供であった美優と雄二(海馬に出てきた女子高生と中学生です)はどの世界線でも差し伸べられた手を掴みます。逆に不完全ながらも親である松木は、実はどの世界線でも妻の偽物について行くことはありません。この三人には選択肢はありませんでした。

淡島雄二くんは美優と違って研究レポートに名前が載っていないのですがそれは親が探しておらず、行方不明になったことを誰も知らないからです。酷い話だ。


ちなみに背景の夜道ですが、割と広い道なのに何故か一方通行の看板が立っています。普通に物語の匂わせで付けたのですが、もしかしたらかみさまの触手と出会ってしまった時点でそこはもうまともな空間じゃないのかもしれませんね。


右上の見切れてるやつです。

研究所云々に関してはかなりしっかり設定があるのですが、次作にも引き継がれてるので別で語ります。

制作話

『深海の勿忘草』のテーマはCoCのシナリオでした。(実は身内用のシナリオは何回かかいたことがあったり…)なのでかみさまの設定はアズサくん以外でも使えるというか、ありえる話になってます。ついでに某財団が大好きなのでその要素もいれました。やりたい放題ですね。

初めに思いついていたのが「実はゲームのキャラでしたオチ」だったので他の要素は後から生えてきたものです。包丁も後から生えてきた。
そもそもあんなに泣いて縋るキャラじゃなかったんですけどねえ…(遠い目)相手に責任転嫁してめそめそする男しか書けないです。見返すと明らかにエンドDEが気に入りすぎてて笑えて来ます。あそこ筆がもう乗りに乗ってノリノリでした。「オレは亡霊だ~」の辺りがトゥルー以外だと一番良くかけた気がする。うんうん。

今後明確に「二次元のキャラクターである」という設定を持つキャラが出てくるかわからないのでアズサくんにその要素を沢山詰めてます。髪の毛のはハイライト結構お気に入りです。あそこまで髪の毛がどうなってるのかわからないキャラはもう二度と出せないと思います…わからん…

(…と思っていたのですが今後出す作品で梓くんの登場する「ドギマギ学園物語」を作成したゲーム会社「プロジェクト水族館」の別作品が出てくることになりました。3次元の人間としてメイキングしている他キャラとは明らかに違うデザインなのでつながりを感じていただければ幸いです。)

重瞳大好きなのでまた描きたいんですけど、今回のかみさまのトレードマークにしたので中々出せない。悔しい。


現在公開中の残りの作品が似てる男二人な上かみさま関連に関わってこないので、今作だけ仲間外れ感ありますが実は普通に逆です。パチンコで例えるならアズサくん(+他の同胞たち)は7ですしたまきくんと結斗は偶数図柄です。そういうことです。伝わってください。

今後の人外たちは大体かみさまのことを知っていますしその力に嫉妬しています。あの世界における「愛する存在との終着点」は、あのかみさまがやる同化が最適解なので。実はマジのハッピーエンドなんですよねあれ。今後はああなりたい!うらやましい!と喚きながら人を殺す人外しか出てきません。あーあ。

続編…?

というか、今作のかみさまの所為で生まれてしまった人外の話をどこかでする予定です。


(←初期案 キャラデザ練り直したやつ→)

今作の設定を大いに引き継いでいる上、CoCのクローズドサークルシナリオっぽさが強いので深海の勿忘草の雰囲気がお好きだったら気に入っていただけるかな…と…

まあ制作したいゲームが死ぬほど詰まってるのでいつ出来るかは不明ですが。
アズサくんは出てきませんがかみさまは結構メインをはる予定なのでその時にまた設定を思い出していただきたいです。

終わりに

初作品と言うことで本当に思い入れの強い作品です。本編は基本説明不足なのでこちらも合わせて少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。

他作品に比べて、アズサくんに関しては「完全に本編で完結している&本編開始時に産まれているため過去回想が無い」で追加で何かを語ってもそれは梓くんの話になっちゃうんだよな~という悲しみを抱えています。
何かするなら、自分がとんでもないものに産まれてしまったと気が付いたときの彼の話とかかな?出来たらいいな~


お付き合いいただきありがとうございました!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

記事のタグから探す

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索