党首よもやま話 第3回 イラストの製作過程

＊2020年11月のバックナンバーです＊

幹部の方のリクエストで、僕のイラストの製作過程（下描き～ペン入れ～着色）を公開します。
党員以外の方もご覧になれます。
興味ある方は見てやってください。

『党首よもやま話』は、気が向いた時に僕の作品に関するちょっとしたトピックを紹介する企画です。

第1回と第2回は、僕の作品に登場するキャラクターの名前の由来について書きましたが、今回は違う話題と言う事で、ある幹部の方からのリクエストで、僕のイラストの製作過程（下描き～ペン入れ～着色）を公開します。
実は作品の製作過程は、幹部の方には「幹部用discordグループ」で普段から公開しているのですが、リクエストしてくださった幹部の方は事情でdiscordグループに入れないとの事で、「是非見たい」とのリクエストに応える形で「よもやま話」の枠で公開する事にしました。

僕がアナログ作画からデジタル作画に移行して、丁度3年位になります。
当初は（今も）試行錯誤の連続で、一枚の絵を仕上げるのにも1週間以上かかったりしていましたが、最近はどうにかある程度作業のルーチンが出来てきつつあります。
友人の作家さんに部分的な技術を教わったりはしているものの、きちんと系統的にデジタル作画を教わった事はなく、殆どが我流です。
なので、絵を描く方の参考にはあまりならないと思いますがｗ、興味ある方は見てやってください。

先日こちらでも公開した、『小学五年生乳首&くぱぁ要録』の矢野さんのくぱぁ編イラストの製作過程です。
クリップスタジオ（クリスタ）と言うツールを使用しています。
党員用に公開したものより、ちょっと修正大きめです。

1枚目：
下描きです。以前は下描きまではアナログで描いてましたが、1年位前から下書きもデジタルです。黒で描きますが、ペン入れ前に色を薄くします。

2枚目：
ペン入れします。クリスタのGペンで入れて行きます。目と眉と陰毛だけ黒で入れて、主線はセピアっぽい色にしています。当初は全部の線を黒で描いていたのですが、色々試行錯誤の末、最近は今の色に落ち着いています。
ほほの線はピンクっぽい色で入れてます。乳首と性器の線はキャラ毎に細かく調整するので、とりあえず主線と同じ色で入れます。

3枚目：
ペン入れが終わったら、下描きの線を消します。あと、肌を塗るとき邪魔になるので、陰毛とほほの線も一旦消します。
その後まずは肌の基本色から塗って行きます。

4枚目：
肌の基本色を塗ったら、陰毛とほほの線を戻します。

5枚目：
上履きの白部分等の白く塗る箇所は、背景が白いとちゃんと塗れているか分からないので、塗る前に判別用に背景を入れます。
背景のない絵や（学校等の）背景を後から入れる絵の場合は、適当な色で塗りつぶした仮の背景を一旦置きます。

6枚目：
白い部分を含めて基本色を全て塗り終えたら、キャラの周囲の白抜きをします。感覚的な話ですが、そのままだとキャラが背景に埋もれてしまうので、こうして白抜きするとキャラが引き立つ感じになります。
ここから仕上げです。僕の場合、まず肌の影から入れて行きます。

7枚目：
エアブラシで影を二重に塗って行きます。明るい部分を白いエアブラシで塗ります。
当初はかなり色々なやり方を試したのですが、最近は結構ルーチン化してきています。
作画速度が上がるのは非常に良い事なのですが、マンネリ化してしまうのも良くないので、余裕のある時は色々新たな工夫を試してみたいです。

8枚目：
続いて、髪の仕上げをして、靴や靴下の影を入れて行きます。
あと、うっかり靴下を白で塗ってたのに気付いて（このシリーズは原作に合わせて靴下は黒っぽい色です）、こっそり直してますｗ

9枚目：
乳首と性器を塗ります。クリッピングという機能を使って、線の色も直します。線の色は単色ではなく、部分的に濃淡を着けたり微妙に色のグラデーションをつけます。
勿論乳首と性器の色も細かく変化をつけます。この辺は、特にこだわりまくるのが作風ですｗ

10枚目：
最後に目や頬、乳首、性器、身体の出っ張りや明るい部分等にハイライト（テカり）を入れてイラスト完成です。
部分によっては、ハイライトの下に薄いピンクを入れて、テカりを強調しています。
更にテキスト文章を入れて、本当の完成になります。

11枚目：
おまけです。
先日党員用に公開した『小学五年生乳首&くぱぁ要録』第7回の下描きラフです。
学年で一番背の低い子ですｗｗ

大分はしょりましたので、細かな作業のやり方とか知りたい方は、遠慮なくご質問ください^^
正直まだまだデジタル作画は勉強中で、クリスタについてもよく分かってない機能も多いんですがｗ