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AIの記事 (2)

みぎた(五時半) 2023/05/04 18:00

AI作品だけはやめとけ

釣りっぽいですね。タイトルが。
もうちょっと正確にいうと、「AI作品の制作に手を出すのはやめとけ」とか「AI作品で儲けようとするのはやめとけ」って感じかな。

いや、わかんないけどね。どうなのかって。
実際、AI作品をつくって販売したこともないのに、こんなこと言うのは乱暴だと思うけど。


で、なんでやめとけと思うのかって話の前に、ひとつ断っておくと、僕は基本的にいわゆるAIイラストに対して否定的な立場をとってはいません。
自分自身もけっこう活用してるし。AIイラストを。背景とか資料用に。
だからまあ、AIイラストのことをまったく知らないってわけではなかったりします。
NovelAIに半年以上課金し続けてるし、今までに出力したAIイラストも何千点じゃきかないくらいの数にのぼると思う。もちろん、それをどこかに投稿するとかはないけど。

前の記事でも書いたけど、AIイラストに対しては、闘うべき敵ではなく利用すると便利な技術でしかないと。それ以上でもそれ以下でもないと僕は考えています。
だから、AIイラストのみでDL同人を制作・販売している方々についてもネガティブな感情などは持ち合わせておりません。
まあ、全面的に肯定してるってわけでもないですけど。そのへんはちょっと、うまく言葉にできない感情ももちろんからんできたりはしますが。
基本的には、まあ、各々が好きにすればいいんじゃないかなってスタンスです。否定するのも自由だと思うし。


で、なんでやめとけって思うのかというと、すごく単純な話で、売れにくいからですね。いや、わかんないんけどね。つくったことないから。
だからまあ、正直いうと、わりと適当に言ってます。多分、そうだろうなって。

売れにくい理由はいくつか考えられて、全部話すと長くなりそうだし、とりあえず思いつくところから。

まあ、前の記事でも似たようなことを書いたけど、単純にAIイラスト自体の訴求力が弱いってところですね。主観ですが。
どういうところが見る側に訴求しないのかっていうと、やっぱ顔ですね。
ここがほぼすべてなんですけど。顔が判子絵っていうか、AI顔になってしまうんですよね。

僕、いわゆるAV女優ってだめなんですよ。すごく抜きにくい。
理由は、いかにもAV女優っぽい顔をしてる人ばっかりだからですね。
妙にメカニカルというか、なんであんなに似たりよったりになるのか不思議なくらいに。
なんか自然な顔の造形にみえないから、性的な対象に入ってこない。これも主観ですが。

それと同じ理由で、僕の場合、AIイラストはどれもこれも似たような絵柄なので生理的に拒絶するところがある。
まあ、このへんは、ここ数ヶ月でだいぶ多様性をもつようにはなったと思うけど。ここでいう多様性とは、AI顔の種類というか幅がひろがってきたってことですね。
だから、今後のことはわからないけど、少なくとも現時点では、AIイラストの顔はAI的すぎて抜けないし、早晩、多くの人から敬遠されるようになる可能性が高いと考えています。


あとはまあ、AIイラストの出力がうまくいかないってことかな。
思うようなイラストを生成できないとか、仮にできたとしても時間がかかってしまう。
なんていうのかな、雑に一言でまとめると、物語の連続性を生み出すようなイラストを生成するのが苦手なんですよね。
もうちょっとわかりやすく言うと、服とか、髪型といったパーツに統一性をもたせることに限界がある。

だからAIイラストだけで物語性のある作品をつくるのは、けっこう難しいし手間と時間がかかるんじゃないかなって思う。
物語性のない作品ならつくりやすいし、それでいいじゃんって意見もあるかもしれないけど、それこそ売れにくいと考えます。

仮にAIイラストのみでDL同人(マンガでもCG集)を制作するなら、物語性のあるものじゃないとこれからは一切通用しないと思う。一切ってことはないかもしれないけど、かなりしんどいはず。
絵を羅列するだけでは物語性を付与できないので、やっぱり訴求力が落ちてしまうんですね。
まあ、AIイラストを使ってる時点で何をどうしようがしんどいよって話ではあるだけど。


長くなったのでまとめます。

・これから、AI作品をつくるなら物語性をもたせるほうがいい
・ただ、物語性に耐えうるイラストの生成(まったく同じ服、同じ髪型のイラストを連続して生成する技術)は、AIは不得手
・たとえ物語性をもたせたとしても、AIイラスト自体に魅力を感じにくい層はけっこうな数いるはずだから、やっぱり売れにくい


あと、まだ言い足りないところもあるけど、長くなるからこのへんで。
これ、最後まで読む人いるのかな。まあ、いいや。では、また!

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みぎた(五時半) 2023/05/03 12:48

DL同人においてAI作品は脅威になり得ない理由

イラストレーターの多くが、AIイラストを排斥しようとする動きは理解できるんですよ。
なぜなら構造的に絵だけの勝負になるので、競合する部分が多いから。

ただ、DL同人の場合はそうでもないと思う。
競合する部分ももちろんあるけど、内実的には、お互い、さほど重なり合わない存在ではないのかなって。

それは簡単にいうと、DL同人の場合、絵だけで勝負してるわけじゃないから。基本ね。
まあ、いわゆるAI作品のなかには、ワンクリックで出力されたイラストを羅列しただけの、枚数の暴力によって「これが新しいかたちのイラスト・CG集じゃい」って強引な手法で構成されたものも多いと思うけど。
でも、それらはあくまでイラスト・CG集もどきでしかないから、なおさら競合相手にはならないと思う。


で、なにより重要なのは、AIイラストって抜けないんですよ。
理由はわからない。いくつかあると思う。名状しがたい何かがそこにはあるんですね。
抜ける人もいると思う。そういう人たちが買ってるんだろうなと。ただ、抜けない人は一定数存在し続けると思う。
というか、これからもっと増えていくと思ってる。AIイラストは抜けないよねって層が。
戦争が長く続くと、好戦的だった銃後にもやがて厭戦ムードがひろがるみたいな話ってあるじゃないですか。それと似たような感覚で、AIイラストの氾濫によって、うんざりしてしまう層がけっこう出てくるのではと考えています。

というか、AIイラストと、人力によるイラストってやっぱ違うんですよね。
食べ物でたとえるなら、主食とスナック菓子くらい違うんじゃないかなって気がする。スナック菓子が好きで食べる人はたくさんいるけど、それだけで腹を満たせるわけではないと。あくまで間食でしかないというか。うまく言えないけど。


そうじゃなくて、本当にやっかいなのは、AIイラストを利用して、マンガ風に仕立ててある作品だと感じてる人は多いかもしれない。実際、それなり以上の売上を残す作品もあるらしいし。

ただ、そういったマンガもどきのAI作品でさえ、自分は脅威になり得ないと思っています。なぜなら、AIイラストを基調としてる時点で、非AI作品とは食い合わないから。
主食はみんな毎日食べるけど、スナック菓子はたまにでいいやっていう。でも、その逆はないですよね。スナック菓子を毎日食べるけど、主食はたまにってパターン。

まあ、AIのさらなる進化(もしくは、AI技術を工夫して活用することで作品自体の完成度が向上)によって、スナック菓子からサラダあたりに変遷していく可能性はあるけど。


とはいえ、AI作品は、AI作品でしかないと。
AIイラストを基調としているかぎり、セリフがあろうがなかろうが、マンガっぽくコマを割っていようがいまいが、そこはあまり重要ではない気もする。

どっちが上とか、そういった優劣、ましては善悪の話でもないと思う。
つまり比較対象になりづらい。ならないとも言い切れないけど。

語尾がところどころ、あいまいなのは、なんだかんだ言って未来のことはどうなるかわからないからですね。
ただ現時点では、お互い食い合わないし、そこまで敵視や不安視するものでもないかなって気がするって話で。


AI作品の氾濫によって、販売する際に、自身の作品が埋もれがちになることの危機感をもつ人もいたけど、まあ、そこも規制されたしね。

やっぱりAIは闘う相手ではなく、利用したら便利な技術でしかないと思うんですけどね。

だから多くの人が、AIを過大評価してるなって印象をもってたりします。
あくまでDL同人にかんしてはね。イラストレーターはそら怒るわって思うよ。
そこは話すと長くなるし、趣旨とも違ってくるから割愛するけど。



以上のことを簡単にまとめると、

・DL同人において、AI作品は競合相手にならない
・競合相手にはならない理由は、AIイラストと人力によるイラストとは種類が違うから
・どれくらい違うかといえば、食べ物でたとえるなら主食とスナック菓子くらい違う。毎日スナック菓子で満足って人は稀だから、非AI作品は今後も問題なく売れ続ける
・あと、AIイラストは抜けないって人がすでに一定数いて、その勢力はこれからもっと増えていく可能性が考えられる(厭戦ムード)
・ただ未来の予測は難しいため、今後、AI技術がDL同人にどう影響を与えていくかは不透明


といった按配でしょうか。
思ってた以上にうまく言えなかったですね。
難しいですね、やっぱ文章書くのって。

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