あいたい。⑦ 最終回

ぺんぎん「お願い!ゆきちゃんや娘ちゃんに会わせて!!!神様!!」


かみ「わしとて神。会わせることは簡単にできる…
   だが、実はわしよりももっと上の神がいて、
   一たび会えば、その神の怒りを買うことになるぞ。
   そしてその瞬間に、この世界は消えてなくなるのだ…
   本当にそれでもよいのか?」


ぺんぎん「え…じゃあ、ちょっとその神様に掛け合ってみてよ。」


かみ「実はわたしも、お前があまりにも不憫だから、
   一般向けで話を出せば、そもそもの理由には当たるまいと、
   メールを出してみたのだが、かる~く一蹴されたのだ…
   あの神には何を言っても無駄なのだ…」
ぺんぎん「…僕…それでも会いたい…一目だけでも会いたい!会わせて神様!!」


かみ「…わかった。お前の覚悟、今度こそ本気で受け止めたぞ!では、さらばだ!」

ペンギン「あ!!」

麗子さん「ポチ!!心配したわよ!よかったわあ!」


狼「ワオン!!」
ペンギン「神様、ポチさんの望みもかなえてくれたんだね…よかったあ…」

ペンギン「あの姿は!!!」



娘のあし「あ!こんな所にいたわ!!なにしてるの・・・」

娘のあし「って、ちょっと!ゆきちゃん!大変よ」
ゆきのあし「このままじゃ危ないわ!早く連れ帰って助けないと!」


ぺんぎん「あ…ゆきちゃん…娘ちゃんもいる…みんないる…ああ…うれしい」


ぺんぎん「あああ!、僕…思い出も…みんなの顔も思い出せたよ…」


ぺんぎん「ありがとう神様…ありがとうみんな…僕、今度はもう忘れたりなんてしないよ…」



ゆき「ダメよ!まだ行かせないから!」
ペンギン「え?」


ゆき「娘!あんたを若返らせたアレ!早くあれ使うのよ!」


娘「そうだわ!!あんた!アレだしなさいよ!ぱちもんタイム風呂敷持ってるでしょ!…って何してんの!」
宇宙人「…だって…会いたいの違うっていうんだもん…」




ゆき「これで助かればいいけど…」
娘「きっと大丈夫よ!」




こうして、ペンギンは再びみんなのもとに帰ることができたのでした。


めでたしめでたし…なのか?
でも、この先、彼らはどこへ行くというのでしょうか…

すいません。作者もひよってしまいました。

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