生存報告と、制作報告
お久しぶりです。DAWYです。
生存報告
ちょうど1年ぶりの投稿となってしまいました。申し訳ございません。
この1年は色々とありまして、まず元々作っていたゲームに関しては一旦お蔵入りしています。そもそも最初に制作していた「ツクールでマイクラ風ゲームを作る」というものは、個人制作としては開発規模がかなり大きいものでして、一応技術的な目処がつくところまでは出来ているのですが、残りの作業量は膨大であり、元々1年どころか数年掛かりでやる予定でした。
ちょっとそこから、また別の作品を作らなければいけない”とある事情”が発生して、実は1作目が途中のまま2作目の制作を並行していました。この事情についてはまたいつか話せる機会があるかもしれません。
しかしその2作目も事情により一旦お蔵入りしていまして、今は1,2作目は一旦止めて、3作品目のツクール作品を制作開始しています。
……お前お蔵入りばっかじゃねーか! と思うかもしれません。自分でもそう思います。
で、3作目はお蔵入りする?
3作目は割と順調で、結構完成に近づいています。
1,2作品とは違い、かなりミニマムな作品を目指しているのもあって、ツクールでやるべき作業であるマップデザインやフラグ管理やイベント動作と言ったシステム部分はすでに完成しており、後はエッチシーンの文章とグラフィックを用意して流し込めばだいたい終わりと言った感じです。
ただ、絵に関してはまだキャラクターデザインも、主人公の名前も出来ていない状態なので、まだ時間自体は掛かります……が、とはいえ残りの作業はこれまでの18禁の同人誌制作で散々やってきたところなので、時間さえかければ特に難しい部分はもうない、という所まで来ています。
じゃないとこの記事を書けません。流石にね……。
どんなゲームなのか?
今回の制作物ですが、まずコンセプトとしては「ワンコイン・エロゲー」というものをやってみようという企画をしてみました。
まず販売価格を500円以下に設定し、制作もそれに見合った工数に抑え、プレイヤー目線でも短めのプレイ時間でサクッと遊べるタイプのエロゲー。内容は簡単なパズルゲームやミニゲーム、または短編ノベルのようなものを提供できればいいかなと考えています。
そしてこの企画の最初の作品ジャンルは「8番ライク」で行こうかと思っています。
「8番ライク」とは?
8番ライクとは8番出口風のゲームを指すジャンル名です。「8番ライク」の名称は8番出口の作者も公認したジャンル名となります。
本作「8番出口」は昨年末に登場し、かなり話題になった作品でいろんな実況者がプレイした作品です。そろそろ続編も出る予定なので個人的にもそれも楽しみな作品です。作者もパロディ作品に対しては容認している事ですし、ミニマムな開発規模で作れそうなこともあって、せっかくなので自分も作ってみることにした、というわけです。
ルールについて
8番出口を知らない! という人でも大丈夫。ルールは簡単です。
まず周回するマップがあって、そこを一周歩きます。すると2周目以降からはそのマップで異変が起きることがあります。しかし起きないこともあります。そしてマップに異変が起きたと感じたら引き返す。異変が起きなかったと感じたらそのまま進みます。これを連続で8回成功すればクリア、というわけです。
魔法陣を踏むとゲームスタート。そのまま通路を南下して景色を調べてみよう。違和感があったら引き返し、ないと感じた場合はそのまま進みます。
全体マップはこんな感じ。そんなに広くないし周回しているだけなので、先に進んでも、引き返しても、最終的にはスタート地点へ帰ってきます。
正解すると松明が一つ灯る。これを8回行う。
わかりやすく言えば、これは間違い探しゲームです。まず正解の絵があって、それを記憶します。2周目以降に出た絵に間違いがあのるか正解の絵なのかを判断し、歩く方向を変える。それだけです。ルールが簡単ですので、8番出口を未プレイという人も問題なく遊ぶことが出来ます。
ちなみに判断を間違えた場合はそれまでの累積した正解カウントはリセットされますが、特にゲームオーバーはなく何度でもチャレンジ可能です。時間さえかければ地形の暗記も正確になっていき、どんどん間違いに気づきやすくなるので誰でもクリアできます。
エッチ要素!
そして私が作品を作るのですから当然、本作はもちろんエッチな要素もあります。ここがオリジナルとの違いです。特定の異変に遭遇すると、主人公にエッチな出来事があったりなかったりしますし、特定の条件を満たすことでその内容に変化が訪れたりもします。
エッチ差分を探すところは一応やりこみ要素になっており、単純にクリアするよりも、程よく難しくなっています。これに関しては別途、どうしてもめんどくさい人用にオーククリア済みのセーブデータも販売するつもりですので、ゲーム部分を飛ばして回想シーンだけ見たい人も安心してください。
セーブデータの価格設定は本編よりさらに安い予定です。
おっと!? いかにも近づいた人間を”舐め回しそうな舌”がついた花が咲いています!(この画像のキャラドット絵は、テスト用のキャラです)
キャラデザ
主人公デザインですが、とりあえずこんな感じかなとサッと書いてみました。
時間をかけないでキャラデザをすると、オーソドックスに可愛いパーツを集めた感じになってしまってひねりがないです。もっと拘ってみたい部分は多数ですが、あまり工数をかけるとワンコイン企画に反するので、我慢してここから変更点がないようにしないと……。
ちょっと気弱な感じの魔法使い系のデザインです。数少ないこだわりポイントですが、ツリ目で困り眉、まぶたのくぼみを深めにすることで、一方的に異変に襲われたときにより負けグセ感が強調され、よりエッチな感じにできるはずです。
やっぱりキャラクターは顔が大事です。
その他、差別化要素
エロゲなので、今作をプレイしてもらえるかどうかに関してはぶっちゃけエロ次第なところがウェイトの多くを占めているのため大丈夫だとは思いながらも、やはりゲームでもあるため、多少は楽しめなければいけないとも考えています。
「8番ライク作品」は無料、有料含め、既にかなりの数のパロディが世に出ています。その中でも差別化どうするか? についてはかなり悩みました。
8番出口は3Dで臨場感ある上質なリミナルスペース(バックルームのような異質な世界観)を提供しています。本作をただの間違い探しに終わらせない作品にしている最大のポイントですが、ツクール制でパロディを作ってしまうと、どうやってもそこは失われます。
そこで本作ではリミナルスペース的な方向性を諦める代わりに、異変の提供方法で面白さを打ち出す方向性で作っています。
いま世に出ている2Dの8番ライクゲームの多くは、周回ごとに暗転を用いてロードさせ、別マップへ書き換える処理をしています。これは制作上は楽な処理なのですが、いかにも「マップを切り替えてます感」が出るため、異変にワクワク感がありません。なので私の作品ではこれは行わないことにしました。
なるべく不思議な体験になるように、暗転なしのワンマップで、プレイヤーが歩き回っているのと同時進行、リアルタイムで毎回違った異変が起きたり起きなかったりするような処理にしてみます。
ワンコインのちょいエロゲーでありながらも、少しだけ刺激的な作品になっていると思います。
続報を待て
色々書きましたが今回は主には生存と制作報告だけの記事となります。
現状ではイラスト部分がほぼ未完成で、あまり出せる情報がありませんが、だんだん完成には近づいているため、続報はきっとある! ……ということでまたしばらくお待ち下さい。
この前のように1年もお待たせする、というようなことはないと思います。