(R18skeb)『クールな魔法使いの女の子が情報屋の改造ちんぽでめちゃくちゃにされてしまうお話』

 からん。
 グラスの中の氷がくずれて、高い音を立てた。
 その音を綺麗だと思うことで、少女は少しだけ不愉快を和らげることができた。

「いやあ、ミナちゃんは良い子だね、幼なじみの男の子のために、こんな小汚いおじさんにお酌までするなんて」
「……どうも」

 自身を『小汚い』と称した男の言葉を肯定するでも否定するでもなく、ただ自慢の黒髪に通される指の感覚を不快だと思う。
 しかしその不愉快が少女の顔に、感情として出ることはない。もともと表情があまり動かないたちな上に、今は我慢もしているからだ。
 空になったグラスに追加を注いでやると、決してきれいとはいえない身なりと体型をした男は上機嫌に酒をあおった。

「ぷはぁ……んん、それでなんだっけ、ミナちゃんは薬師の情報が欲しいんだったね」
「……はい」
「涙ぐましいねえ。たしか冒険者としての相棒で、幼い頃から知り合いの男の子の、お姉さんの病気を治したいんだったね」
「っ……」

 少女の眉が、ぴくりと動いた。
 氷のような無表情が少しでも動いたことに気を良くしたのか、男は酒の作用で赤らんだ顔を笑みにして、

「はっはっは、びっくりしたいかい? おじさんはね、物知りなんだよ。『情報屋』だからね。だからもちろん、お姉さんの病気がどんなものかも、ミナちゃんが自分の魔法でお姉さんを治そうとしてできなかったことも知ってるよ」
「…………」
「あの病気はちょっと特殊だからねえ。解毒魔法でも回復魔法でもなく、特別な薬じゃなきゃ治せない。そしてそれを作れるのは、一握りの薬学者だけ……だね?」

 年若く、麗しい少女が、明らかに怪しげな、それも自分の親ほども年の離れた男の自宅で酒を注がねばならないのか。
 それは彼女が欲しい『情報』を、その男だけが持っているからだった。
 自身の力でなんとかすることができなかった少女は、幼なじみであり、旅をする仲間であり、また密かに想っている相手でもある少年のために、不快感をこらえて男に奉仕していた。

「約束通り、一晩だ。一晩おじさんの『相手』をしてくれれば、キミの相棒のお姉さんの病気を治せるお薬をつくれる人を紹介しよう。もちろん、先に話は通しておくよ。ふつうに頼んでも無理だろうし、とても気軽に買えるような値段じゃないからね。お薬代を負担するところまで、サービスしてあげよう」

 自分に一晩『つきあって』くれれば、薬師を紹介し、しかも薬の代金まで負担してくれる。
 男の提示した条件に対して、少女が示したのは『自分がなにを対価にするのか、幼なじみには秘密にしてほしい』ということだけ。
 こうして、密約のように情報交換は成立した。

「……早く終わらせてください」

 男に『つきあう』というのが、どういうことか。
 充分に理解している少女は、表情を崩さないままでそう言い放った。

「まあまあ、未成年のキミに飲めと言わないだけ、だいぶマシだと思ってほしいなあ。それにこういう時間は必要なんだよ、男と女で楽しむためにはね?」
「……私はただ、薬師を紹介して欲しいだけです。楽しさなんて、いりません」
「そう、じゃあおじさんの望んだとおりにするしかない。わかるよね?」 
「っ……はい」

 片手で肩を抱かれて、少女は身体をびくりと震わせながらも、空になったグラスに酒を注いだ。いっそこのままこいつが酔い潰れれば良いのに、と淡い期待を抱きながら。

「いやあ、良いねえ、そのきれいでクールなお顔でも隠しきれないほどの不快感。本当はおじさんなんて魔法で一発で殺せちゃうのに、情報のために我慢するしかないもんね」
「…………」

 分かりきったことをわざわざ口にされるのは、不愉快を超えて屈辱だった。
 それでも、少女は男に従うしかない。せめて媚びないことが、唯一のプライドの置き場となっていた。

 男の情報屋としての評判は非常に高く、多くの冒険者が利用し、その情報の信憑性は今までの実績と、年若い少女でも聞いたことのあるような有名な銘柄の酒瓶が並んだ自宅が証明している。
 そして同時に、男は非常に女好きで有名だった。法外な情報料を払うことを嫌った冒険者が、自分の女や自身の身体を差し出すことも少なくないという噂があるほどに。

「まあ、時間が勿体ないのも本当だから、そろそろ始めようか」

 期待は空しく、男は空になったグラスを置いた。
 ふたりが並んで座っているバーカウンターの後ろには、大人三人が並んで寝ても余裕であろうほどの広さの巨大なベッドが鎮座している。酔わせた女をすぐに抱く、という意図しか感じない配置だ。

「……分かりました」

 内心はともあれ、無表情を崩すことなく、ミナは頷いた。
 男に続くように席を立ち、背後にあるベッドに迷いなく近づく。

「……よろしくお願いします」

 不愉快も屈辱も、少女の中からなくなったわけではない。
 それでも、やると決めたらやり通す意志の強さが少女にはあり、男が持つ情報には彼女にとってそれだけの価値があった。
 ためらいなく、ミナは自身が羽織っているフードつきのローブを脱ぎ、その下にある肌着のボタンに手をかけて、

「わ、待った待った、ミナちゃん。気が早すぎるよ」
「……時間がもったいない、のでは?」
「それはそうなんだけど、もう少し情緒が……あー、もうぜんぶ脱いでるし」

 男が言葉をいっているうちに、ミナはさっさと下着まで脱いでいた。
 早く終わらせたいし、他人に脱がされるのは屈辱だとも思ったからだ。
 情報屋は若干呆れたような顔をしたが、すぐに笑顔に戻って、

「まあ、そういう冷たいところがミナちゃんの魅力だね。それじゃ、好きにさせてもらうし……夜が明けるまで、おじさんのお願いは聞いてもらうよ? ああ、もちろん無茶なことは言わないから、安心してね」
「……どうぞ」

 既に、取引は成立している。
 拒否はできず、覚悟も済ませている少女は、薄く、麗しい裸体を隠すこともせずにベッドに座った。

「んんん、いいねぇ……」

 発展途上のなだらかな膨らみを、穢れのない白い肌を、男はじっくりと見つめる。
 まだ、女らしさを持ち合わせていない自分の身体なぞを見て何が楽しいのか、という疑問を持ちつつも、ミナは口を挟まないことにした。会話する気がなかったからだ。

「それじゃあ、触らせてもらうからね」

 情報屋の男は、その醜形とは裏腹に紳士的に少女に触れた。
 がさがさした指の腹が、まだ衰えをしらないきめ細やかな白い肌に触れる。
 品質の悪い紙でこすられたような感覚だが、ミナは眉ひとつ動かさずに受け入れた。

「ふう……とても瑞々しくて、柔らかくて……本当なら合法でも触れてはいけないような、神聖な若い身体だ……」

 腹を、足を、手を、指差しを、首筋を、耳裏、鼻先まで。
 入念で熱心な手つきは愛撫というよりも、身体の形を確かめているかのようだった。
 男の手指は背中や尻にも触れていき、その間ミナは天井をぼんやりと眺めていた。

「ふうむ、嫌な顔もしないけど、気持ちいいって感じでもなさそうかな?」
「触られているだけで、なにも」
「ほう、じゃあ、こことかつついても……?」

 無反応な少女の、なだらかな乳房。
 その頂点にある桜色のちいさなつぼみを、男の指が優しく潰した。

「…………」

 悲鳴でも、嬌声でもなく、無言。
 唇をぴくりと動かすことすらない、無の表情だった。

(ふむ……これはなかなか強敵だ)

 経験豊富な情報屋にとって、感度が良ければ堕とすのは容易い。
 そして相手の拒絶が強い場合、反応が大袈裟だからこそ『弱いところ』が探しやすいという利点もある。
 そのどちらでもないとなると、正面からの突破は難しいかもしれないと、男は考えた。

(まあまだ、セックスの良さなんて微塵も分からない年齢だ。元々が不感症で、性に興味も無くてオナニーもせず自己開発が行き届いてなければ、こんなものだろうな)

 焦る必要は無い。
 むしろ、こんなふうに全くの無反応というのは珍しくて、貴重だ。
 不愉快に思うことはなく、むしろこの無表情という氷を崩した先にどんな顔があるのかと、情報屋は俄然やる気を出した。

「んふーっ……ミナちゃん、ベロ出せるかな?」
「んべ……?」
「ぶちゅっ」

 疑問符をこぼしながらも素直に舌を出した少女に、男はむしゃぶりついた。
 酒と、ケアしていない男の口の風味が、少女の舌にべっとりとからみつき、鼻の粘膜まで抜けていく。

「っ……」

 さすがに少し驚いたように、ミナは目を大きく開けた。

「んぶ、ぶっ、ちむ」
「ん……う……」

 しかし、驚きはほんの一瞬。
 品のない音を立てて吸いつかれ、口を閉じられなくなったことでお互いの唾が身体を流れても、少女は特に反応しなかった。
 息をしづらいために少しくぐもった吐息を漏らすだけで、舌を絡めることも、引っ込めることもしない。
 蹂躙されるがままに、ミナは数分の間、舌を徹底的に味見された。

「じゅるるっ、んぐ、ぷはぁ……んん、若い子のベロは美味しいねぇ」
「……そうですか」

 多少は驚きの成果があるのか、あるいは呼吸を整えるための一拍か、ミナの返事は少し遅れた。
 舌に残る酒と他人の味を飲み込んだ少女を、情報屋は優しく押し倒した。

「……ん」

 背中に柔らかな感触が来ることで、今からなにをされるかがより鮮明になる。
 それでも少女は不愉快を顔に出さず、ただされるがままに受け入れた。
 情報交換である以上、拒否はできないのだと、既に納得しているから。

「それじゃあ、もっと大事なところを触らせてもらうね。優しくはするけど、痛かったら遠慮無く言って」
「……はい」

 直接口に出されなくても、どこを触られるかはわかる。
 胸に触れられ、舌を舐められた。あと残っている大事な場所と言えば、秘所以外にないだろう。

 足を開かれることに、ミナはやはり抗わなかった。
 ランタンの薄い明かりが、少女の未発達で無毛の秘所を照らす。

「……なるほど」
「……なにか?」
「いいや、小さいから、ちゃんとほぐさないといけないなと思ってね」
「……べつに、気にしません」
「おじさんが気にするのさ。ミナちゃんの初物を、痛いだけの想い出にはしたくないからねえ。まあ、おじさんに捧げる時点で、そう良い想い出にもならないだろうけど」

 至極まっとうなことを言いつつもやめる気は無いようで、男は少女の内股を撫でた。
 加齢した瑞々しくない指先が少女の柔肌をかすめる。
 少女が痛くならない程度に強弱や緩急をつけ、性器の周辺をほぐしていく。
 敏感な部分の近くに触れているので、通常であれば少しは反応があるはずだが、魔法使いの少女は無表情のままだった。

(……こっちも『イイ』反応はナシか。こりゃあ慣れてないというよりは本当に不感症か、あるいはもっと厄介なことかもしれないなあ)

 今まで情報を餌に何十人と女を『喰って』きた男の手管は、それなりに的確だ。
 その男の経験の中にも、ここまでの無反応は無かった。事実、性器にまったく濡れの気配はなく、無毛の割れ目はつるりとした美しさを保ったままでいる。

「んっ……」

 入口の肉ビラに触れられて、少しだけ大きな声が少女の口から出た。

「おっと、ごめんね。痛かったかい?」
「……平気です」
「そう。それなら、続けるね」

 女性器の外側も十分に敏感な場所で、粘膜の一部だ。
 濡れていれば愛部は容易だが、無遠慮に触れば傷つけてしまう。
 情報屋の男は己の性欲をひとまず抑えて、ゆっくりと少女の硬い性器をほぐすことにした。

「ん……」

 優しく、性器の入口だけを指の腹でもみほぐされる。
 どれだけ感じていなくても、膣内部は粘膜を保護するために液が分泌されているため、くちゅ、くちゅ、と浅いながらも湿った音がひびき始めた。

「……んっ、う」

 これまで無反応だったミナも、自分ですら排泄時くらいしか触れることのない場所をやさしくこねられて、声をこぼす。
 それは痛みや快楽ではなく、未知の刺激に対してどう反応していいのかわからずにこぼれてしまう、というふうな吐息じみた声だったが、情報屋にとっては反応があるというだけで有益だった。

「お……少しづつ、濡れてきたね」

 感じているというよりは、腟内にある液が溢れてきたというのが正しいような、薄くさらさらとした愛液。
 それでも乾いた指のすべりを多少はよくしてくれるし、進捗があったことで男は気を良くした。

「ん……もう、いいですから」
「だめだめ、こんなにがっちんがっちんの子供マンコ、無茶できないよ」
「別に……痛くても、構いませんから」
「痛いとか以前に、こんなに硬かったら最悪『はいらない』よ。おじさんが満足しなかったら情報は渡せないから、それじゃミナちゃんも困るでしょ?」
「…………はい」

 あくまでこの行為の上位者はおじさんである、ということを示されて、ミナは諦めた。
 早く終わってくれれば楽なのに、という少女の淡い期待は叶えられることはなく、男はその後もねちっこくミナの秘部に触れ続けた。

「ん……ふ、ぅ……」
「うーん、だいぶ濡れてきたね。ちょっと愛液の濃さも上がってきたよ」
「これ……いつ、まで……」
「ミナちゃんの息も少しあがってきたかな? いやぁ、時間かかっちゃったね」

 少女の膣から充分に蜜液があふれてくるまで、男は愛部をし続けた。
 刺激に耐えつづけていたミナは気づいていないが、二時間以上をかけてじっくりとほぐされた雌の部分は、たとえミナ本人が望んでいない行為であっても充分に受け入れられるほどに高まっていた。

 どれだけ不感症であったとしても、刺激は刺激。
 そして情報屋の男は経験豊富で、どれだけ感度が悪くても処女の娘ひとりを相手取るくらいは容易いことだった。

「ふーっ……本当は前戯だけで何回かイかせてあげたいんだけど、これ以上は無理そうかな」

 指先についた愛液をこねながら、情報屋の男は汗をぬぐう。
 性行為の経験どころか、興味すらない不感症の少女をここまで『下処理』できただけでも、男の手管は充分に洗練されたものだ。
 なによりもやや立ち上った少女の淫臭に、男の劣情が限界近くなっていた。

「よっと」
「っ……」
「おっと、びっくりしちゃったかい? はは、オスが本気を出しているところなんて、キミくらいの年でそんなに見る機会もないもんね。大丈夫、くわえろとか、触れなんて言わないから」

 いい加減窮屈だとばかりに外に出された肉竿に、ミナは思わず息を呑んだ。
 情報屋の言うとおり、勃起した男性器を見るのは人生ではじめてだったのだ。

(こんなものが、はいる……本当に……?)

 同年代と比べれば異様なほど冷静で将来有望な魔法使いと言っても、所詮ミナも性知識のないひとりの少女である。
 勃起した肉竿はあきらかに少女の内臓を抉るのに充分な大きさと、えらばった凶悪な形をしており、さすがの少女も恐怖を覚えた。

「ふふ、今日一番びっくりした顔だね、ミナちゃん」
「……気にしないでください、大丈夫ですから」   

 動揺を指摘されて、少女はすぐに無表情の仮面をかぶる。
 もともと感情の揺らぎが少ない彼女ではあるが、当然好きでもない男に抱かれるという事情に嫌悪感を抱かないはずがない。
 少女の今の反応で、『いつも以上に冷たい対応をろることで自分を保っている』ということは、完全に情報屋の男に露見した。

 もちろんそんなことは男はとっくに理解していたが、やはり実際に動揺が見えると多少気分が良いものである。
 情報屋は見せつけるように、己の肉竿で少女のしろく、柔らかな肌をぺちりと打った。

「ほら、ミナちゃんのおへそを余裕で通過するくらいあるね。大丈夫だよ、チンポって意外と奥まで入るし、入らなくても無茶はしないから」
「あ……く……」

 二時間以上の愛撫は、それだけの時間、男もお預けを喰らっているということでもある。
 ペニスからは既に先走りの汁が垂れており、ミナの腹に温度と粘り気のある液がすりつけられる。
 まるでマーキングのように汚い汁をこすりつけられる不快感と、男性器のサイズという恐怖で、ミナは歯がみした。

「さて、それじゃあミナちゃん、自分でおまんこ広げてくれるかな? ミナちゃんが手伝ってくれないと、ちゃんと入らないかもしれないからね。入らなかったら……わかるよね?」
「……はい」

 どれだけ不快でも、既に契約はなされている。
 それが屈辱的であるということは経験のない少女の頭でも理解できたが、自分の望む情報のためには中年男の言いなりになるしかない。

「ん……」

 足を開いた姿勢のままで、ミナは己の肉びらを押し広げた。
 小さな少女の膣道が少しだけ中身をのぞかせ、外気が粘液ごしに膣壁に触れる。
 すうすうした感覚を味わいつつ、ミナは自分に覆い被さる男を見た。

「……どうぞ」
「うーん、素っ気ない対応。まあでも、そこがキミの魅力かな、リップサービスなんて最初から期待してないし」
「っ……」

 入り口に肉竿があてがわれて、身体がこわばる。
 経験の無いミナですら、そこが『進入口』だということは嫌でもわかる。
 今から自分は、人生でたった一度の機会を捧げてしまうのだということを、思い知らされる。

「おっ……おうっ……」

 ぐ、と体重をかけて、少女の未開通な膣穴が押し広げられる。
 まるで野にいる動物のような声をあげて、男が少女の身体に肉の杭を押し込んでいく。

「いっ、ぎ……」

 組み敷かれている少女は、人生で味わったことのない痛みを感じていた。
 冒険で魔物につけられる傷とも、かつて親にひっぱたかれたときとも違う、内臓をむりくりに広げられる痛みだ。
 多少濡れていても、初物な上に、本来はまだそんな行為をするような年齢ではない。痛みがあるのは、当然だった。

「ふぅ、うっ……おっ、きっつ、さすが初物がきまんこっ……チンポめちゃくちゃ押し返してくるっ……ふん、ぬっ」
「っ、あ、ひっ……」
「ふうぅ……お、処女膜やぶけるよ、ミナちゃん。人生で一回きりだから、ちゃんと味わおうね、おらっ……!」
「おっ、ぐ……!?」

 ぶづん、という音が、自分の体内から聞こえた。
 それが気のせいなのか、本当にはじめてを失った音なのか、ミナにはわからなかった。
 ただ圧迫感だけは、確実に事実として自分の処女が散ったことを教えてくる。

「ふう……やっぱ奥までは入らないか。子宮の入り口もがちがちだし、中は痛いほどぎちぎちだ……」
「っ、ふ……」
「おっと、ミナちゃん、大丈夫かな?」
「……へいき、です」

 押し広げられる感覚はあるが、耐えられないほどではない。
 なにより、自分が必要だと思うからやったことだと自分を納得させることで、ミナは気を保っていた。

「ふむ、ふむ……ふーむ……」
「ふぐっ……あ、の……なに、を……?」
「いやぁ、少しね。おじさんのチンポでじっくりとミナちゃんのおまんこの中を確認してるのさ」

 これ以上は入らないというところまで挿入した状態で、情報屋は軽く腰をゆすった。
 もっと乱暴にされると思っていたのか、ミナはわけもわからず首を傾げる。
 情報屋はそのまま、ペニスを抜き差しするのではなく、膣内を優しくかき回すように腰を動かす。
 最奥にある子宮の入り口を亀頭で撫でまわされる感覚に、ミナは少しだけ震えながらも耐えた。

「うーん……なるほど。……ねえミナちゃん」
「なん、ですか……?」
「おじさん、ズルはいけないと思うなぁ」
「っ……!?」

 覗き込んできた相手の言葉の意味を、ミナは分かっていた。
 そして冷静な少女の仮面が剥がれたのを、情報屋は見逃さなかった。

「ミナちゃん、自分の身体に防御魔法をかけてるだろう? それでおじさんに触られても感じなかったし、結構無理に入れたのに少しの痛みで済んでる、違うかな?」
「あ、う……そんな、ことは」
「ウソついちゃダメだよ、おじさんのチンポは特別なんだ。魔法やお薬で改造してて、挿入した相手の情報を簡単に読み取れちゃうの」
「あ……」

 言われてから、ミナはようやく魔力の波動を感じた。
 自分に打ち込まれている肉の棒が、あきらかになにか魔法を使っているのだ。

「いくらなんでも不感症過ぎると思ったけど、やっぱりね……だめじゃないか、そういうズルしたら。おじさんは自分のチンポで、生意気でクールなミナちゃんをめちゃくちゃにするのを楽しみにしてたんだから」
「……ま、魔法を使ってはいけないとは、言われてませんから」
「おっと……」
「あ……」

 口ごたえをしてから、それがまずかったと悟った。
 確かにそんな約束はしていなかったが、情報屋の男にとって自分がしていたことはルール違反だったのだ。

 自分が相手の気持ちを逆撫でるようなことを言ってしまったことを悟った瞬間、情報屋はニッコリと笑って、

「なるほど、たしかにおじさんもちゃんと言ってなかったね。じゃあ魔法を使ったことは許してあげるよ」
「え、あ……」

 てっきり怒られると思っていたので、ミナは拍子抜けした。

 しかし、怒られる以上にひどい目に合わされるのが確定したことに、少女はまだ気づいていなかった。
 情報屋の男は、彼女が思う以上に趣味が悪かったのだ。

「それじゃあ、おじさんも魔法使ってもいいよね。だってミナちゃんが使ったんだから、そうじゃないと不公平だもんね」
「え……あっ」

 異常を感じたのは、男が腰を揺すってからすぐのことだった。
 自分がかけた防御魔法が、一瞬で『奪われた』感覚があった。

「驚いたかな。ふつうなら他人の魔法を奪うなんてできないんだけど、おじさんのチンポは特別だからね。相手に挿入している間なら、これくらいはできるんだよ」
「あ……う、そ、そん、な……」
「ああ、安心してね。今すぐ解除したりしないよ。そんなことしたら、おまんこが痛むだろうからね。むしろ一時的に、魔法の効果を高めてあげよう」
「ふ、ぇ……?」

 高める、という言葉どおりに、腟内から感じる痛みが消ええ、ミナは目を白黒させる。

「なんで……こんな、ことを……」
「あんまり痛がらせる趣味は……無いわけじゃないんだけど、おじさんはミナちゃんみたいにクールで静かで……大人を騙せるなんて勘違いしたメ○ガキは、めちゃくちゃにしてやりたいって気持ちの方が強くてね 」
「あ……これ、感覚、が……」
「お、気づいた? 今ミナちゃんの使った防御魔法の効果を爆上げして、感覚が遮断されるようにしてるんだよね」

 痛みを感じないどころではなく、感覚が消失している。
 さきほどまで腟内に感じていた肉竿の圧迫感や、温度すらも感じない。
 まるで自分の腰から下が消失してしまったかにも思えるような、喪失感。
 高まりすぎた防御力が、少女の身体から感覚そのものを失わせているのだ。

「おじさんのチンポの力はこれだけじゃないよ。おじさんは自分のチンポから、媚薬を分泌できるんだ」
「び、やく……?」
「女の子を無理やり気持ちよくするお薬のことだよ。それも、人間どころか魔獣のメスも発情しちゃうような強力なやつをね。もちろんキミみたいな経験のない子供にも、めちゃくちゃ効いちゃうよ」
「っ……!?」
「びっくりしたかな? 実はおじさんはこのチンポで、いろんな女のひとを虜にして情報を集めてるんだよね」

 戦闘力もなく、顔がいいわけでもない情報屋が優秀な理由。
 それは自慢の性器で女を篭絡することで、情報を得ているからだった。
 真実を聞かされて、ミナはようやく今自分がどれだけ危険な状態かを悟る。

「今、感覚を遮断したミナちゃんの子供オマンコに、おじさんの特性媚薬を馴染ませてる最中だよ。感覚が遮断されてるから、わからないだろうけどね」
「っ……!!」

 獣すら狂わせてしまう、特性の薬。
 そんなものを使われたらどうなるか、知識のないミナには想像はつかない。
 しかし想像ができなくても、確実によくないことがおきることはわかる。

「おーっと、さすがにヤバいって気づいたかな? でも逃がさないからね」
「あっ……はな、しっ……」
「ダメだよ、先におじさんを騙したのはミナちゃんなんだからね」

 抜け出そうとしても、しっかりと体重をかけられている上に、肉竿をくさびのように挿入されたままだ。
 身体を動かすこともできず、ミナは媚薬を打ち込まれるしかない。

「あ、うっ……」

 感覚を遮断されているミナには、今自分の身体がどうなっているのかわからない。

 魔物すら発情させるほど強烈な媚薬が、すでにたっぷりと入口から子宮口まで塗り付けられていることも。
 そのせいで彼女の蜜穴が、先程まで未貫通だったとはおもえないほどに貪欲に激しく、淫らに蠢いていることも。
 がちがちだったはずの子宮口はすっかりとろけきって、中年のペニスに精液を強請るようにちゅうちゅうと吸い付いていることも。

 なにひとつわからないまま、ミナの女性器は薬漬けにされているのだ。

「おっ、おっ……いい感じだよミナちゃん、おまんこすごくキュウキュウしてきた。お薬注入されて、おしっこ出すだけの未熟まんこからスケベな雌穴になってきたね」
「あ……そ、そん、な……」
 
 既に、クールで冷静な、不感症の少女の仮面は見る影もない。
 今ベッドにいるのは、自分の秘部がどうなっているのかを見ることも出来ず、いつ感覚遮断の魔法を解除されるかの恐怖に震える、あわれな女の子だ。

「ふー……充分馴染んだし、少しづつ防御魔法を解除してあげるね」
「あ、いや、やめっ……」
「やめないよ。まだ夜はあけてないんだから、オジサンとミナちゃんの契約は終わってないからね」
「ひっ……」

 死刑宣告のような言葉に、少女の顔がひきつる。
 素直に抱かれていればもうすこし『手心』はあったはずだが、それはもう望めない。

「せっかくだから、思いっきり突いた瞬間に少しだけ魔法を緩めてあげようか。頭がおかしくならないように加減してあげるから、人生で初めてのアクメ、お薬ブーストこみでしっかり味わおうね」
「あ、やっ、まって、おね──」
「えいっ」
「──あぃっ」

 懇願を言い終える前に、肉竿をひとうちされた。

「あっ、うっ、おおおおぉっ……!?」

 戻ってきた感覚は、ミナが知らないものだった。
 己の内側、下半身で起きている刺激で、なぜか頭の中身が真っ白になってしまうという矛盾。
 人生ではじめての絶頂を、強○的に、しかもいきなり叩き込まれて、ミナは白目を向いた。

「っ!? あ、いっ、ぐうんっ!? おっ、ほ……!?」

 熱い、寒い、苦しい、そして、瞬き。
 全身の毛穴が開き、冷や汗が一気にあふれた。
 強すぎる快感が未熟な脳を焼き舐めて、意識が明滅する。
 それが気持ちいいのだということすらわからず、幼い膣が潮を噴き上げた。
 喉奥からせり上がるのは、嬌声とすら呼べない悲鳴じみた情けない声。

 初物の少女が味わうべきではない、破滅的な快感だった。

「おっ、やっぱり自覚のあるなしで締め付けがぜんぜん違うなぁ。ミナちゃんのまんこ、えっぐい食いつきしてるよ。秒でざこまんこに堕ちて負け宣言してて可愛いねぇ」
「ほひっ、いっ、うごかにゃい、でぇん!?」
「ははは、カエルつぶしてるみたいだ。クールな顔はどこにいっちゃったのかなぁ」

 ミナの悲鳴じみた叫び声を無視して、情報屋は幼い少女の浅いポルチオに、媚薬まみれのペニスをぐりぐりと押しつけた。
 数分は降りて来れないほどの高みにいる状態で、さらなる快感をすりこまれる。
 己の意志など関係なく媚薬で強○的に熟された膣道が、子宮が、目の前のオスに媚びてしまう。
 こんなことを続けられたら、二度と頭が動かなくなる。そんな危機感が湧くほどに、何度も頭の奥が白く、暗くを繰り返す。

「うっ、うううっ、うぐーっ、あいっ、うっ!?」
「おお、まだ逃げようとするのか。強いねぇ、ミナちゃん」

 このままでは、確実に『壊される』。
 消えては浮かぶ意識の中で、ミナは必死に腰をひいて快楽から逃げようと試みた。
 もはや契約とか約束なんて言ってはいられない。一刻も早く、この危険な肉の暴力から逃れなくてはならない。

「おー、すごいすごい、頑張って腰逃がしてるね」
「ふぃ、いいっ、おっ、ほぅ……!」

 男が感心する中、ミナは必死で、少しずつペニスを抜いていく。
 ほんの少し動くだけで脳の中身が削られていくような感覚がするが、ミナは歯を食いしばり、情けない声をあげながらも必死で快楽から逃亡する。

「おじさんの改造チンポ、えらばってる上につぶつぶがいっぱいついてて、抜くときにおまんこの中をがりがりーってひっかいちゃうから、お薬でとろけきったまんこにすっごくキくだろうに、頑張るねえ」
「ふーっ、ふぅ、ふっ……!!」
「おお、そうそうその顔。ようやくこっちを睨んでくれたね、ミナちゃんがおじさんに熱い視線を向けてくれておじさんはとっても嬉しいよ」

 改造された男の肉竿は、女を堕とすためのありとあらゆる機能を備えていた。
 膣内の弱い部分を的確に探りあてるセンサーや、どんなに未熟なメスでも発情させる強力な媚薬。
 一度挿入したが最後、抽挿するたびに女を狂わせる、亀頭とカリ首に備えられた柔らかな突起の群れ。しかもその突起の一本一本は自由に動かすことが出来る上、媚薬を分泌することももちろん可能。
 おまけに魔法の杖のような役割も果たし、セックス中に限り大魔法使いに匹敵する強力な魔法すら操れる。

 耐えることなどできないのだから、逃げるしかないというミナの判断は間違っていない。
 三桁を超えるメスを壊してきた肉竿に、ちょっと魔法が上手いだけの子供が勝てるわけがないのだから。

「あー、すご……ミナちゃんは必死で逃げようとしてるのに、おまんこは媚薬で発情してるから、はなれたくないよってチンポにめちゃくちゃ吸い付いてくるよ」
「うっ、いっ……はひっ……あっ!」
「お、イッた? 入り口のびらびら、カリ首がひっかいちゃったからね。でもほら、もう少しで逃げられるよ、ミナちゃん。もうおじさんの亀頭……先っぽしかおまんこに入ってないからね?」
「ひ、ひぃ……あ、うっ、ぬ、ぬく……これ、ぬか、ないとぉ――」
「――逃がすわけないでしょメ○ガキ」
「え……かひゅっ」

 腰を掴まれたということを認識した瞬間、ふたたびミナの意識は飛んだ。

「おっ、あっ!? いぎっ、いぐっ、ぐうぅぅぅんんっ!?」

 けだもののような悲鳴をあげてから、ようやくミナはふたたび己に肉竿がねじ込まれたことを理解した。

「なんでっ、なんれぇ、あ、いっ、ぐっ、おおおおっ!?」
「なんでもなにも、おじさんを満足させるまで終わるわけないでしょ。そういう約束なんだから」
「ひっ、やめっ、あっ、いいっ! もおいい!? いかせっ、にゃいで! あ、やだぁ、イッ……おおぉんっ!? まだぢかぢかしてるのにぃ、ぐいぐりやあああぁ!?」
「まったく、セックスにズルを持ち込むなんて、幼なじみ……彼氏くんだっけ? まあどっちでも良いんだけど、ミナちゃんがセックスなんてチョロい、なんて変な勘違いをした悪いメ○ガキになっちゃったらその子にも悪いからね、今からオスに絶対勝てない媚び媚び雑魚奴○雌穴にしておかないと、立派なお嫁さんになれないもんね」
「はひ、いっ、あああああああぁああああ……!?」

 逃げるというミナの判断は、間違っていない。
 間違いがあるとすれば、『逃げられるわけがない』ということを理解していなかったことだ。
 既に契約はなされており、情報屋にはミナを許してやる理由などどこにもないのだから。
 長い時間をかけて引き離した距離はあっさりとゼロになり、少女の肢体には大きすぎる肉竿が、ふたたび雌割れを蹂躙しはじめた。

「ところでミナちゃん、キミの防御魔法なんだけど……まだ半分も解除してないんだよね」
「っ……!?」
「なんか喋れるくらいの余裕が出たってことは慣れたってことだから、もう少し緩めるね?」
「やっ、やめてぇ、おねが、おねがい、だからぁっ……もぉ、もぉむりぃ……」

 涙と、それを遥かに超える量の愛液をこぼしながら、ミナは必死に懇願した。
 可愛らしく、冷たい美貌が見る影もなくなった少女の頬を撫でて、情報屋は人当たりの良さそうな笑みで、

「ミナちゃん。年上のひとにものを頼むときはお願いしますでしょ、口の利き方に気をつけないと、おじさんのチンポでクソ雑魚子宮ぶん殴るよ?」
「ひっ、おねがいしまっ……じゅううっ!?」
「ははっ、ごめん、もう殴ってたわ。大人は行動が早いからね」
「いっ、いっだっ、いったのにぃ、ひど、おっ、おおあぁっ!?」
「おー、言ったしイッたねえ。いいよいいよ、ベッドどれだけ汚しても良いから、たくさんイッちゃいな。はい、魔法も少し緩めてポルチオにどーんっ」
「あっ、ああああああぁああああやだああああああああああああああああああっ!!! いっぐううううううううううぅぅ!?」

 気まぐれに、ぞんざいに扱われる玩具のように、ミナは簡単にイかされてしまう。
 ようやく慣れ始めた快感がもう一段階引き上げられ、また意識の明滅がはじまる。
 気持ち良いことに恐怖すら覚えてしまうほどの快楽の濁流が、少女のプライドも、決意も、相手に対する嫌悪感すら砕いていく。
 そしてそんな少女の意志とは関係なく、薬によって蕩けさせられた雌穴は、己を満たしてくれる肉竿に媚び、吸いつき、甘えるようにしがみつく。

「ふー、よしよし、これで完全に生意気なところはなくなったね。あー、屈服メ○ガキまんこ気持ち良い、これならおじさんもすっきりと精液出せそうだよ。あ、おじさんチンポ改造しちゃってるから生殖能力ないから、生射精でも安心してね」
「ひ、ひぃ……あ、おっ……はぁぉ……」
「うーん、また慣れるまで会話は難しいかな? まあいっか、カワイイ声で鳴くオナホはそれだけで価値があるし」

 反応はあるが意思疎通はできなくなった少女の蜜壺を、男は遠慮無くかき回し、膣壁をこすりあげ、容赦なくイかせる。
 少女の浅い膣は男の肉竿をすべて飲み込むことはできないが、媚薬によってほぐれ、媚びるようになった膣穴は、充分な刺激をもってペニスを歓待している。

「それじゃあミナちゃんの子供まんこ、もう二度と生意気ができないように徹底的にしつけてあげるからね」
「おっ、おおおっ、あえ、らめ、ごわれりゅ……あいっ、あああっ……ひ、んっ!?」
「なに言ってるの、おじさんは余裕のある大人で紳士なんだから、壊れないようにちゃんと手加減して教育してあげるよ。……壊れないだけに大変だろうけど、それはそれで頑張ってね」

 懇願することもできずに全身をびくつかせる少女の身体を抑えつけて、情報屋は『教育』をしはじめた。
 既に少女の雌穴は二桁をゆうに超える回数絶頂しているが、男はまだ一度も射精していない。情報屋が満足するのは、まだまだ先だろう。

「まだまだおじさんの改造チンポには秘密の機能があるから、一回おじさんがイッたら今度は膣穴だけじゃなくてクリとか乳首もせめてあげるね。触手化とかすごいよ、吸引触手でクリしゃぶってあげると、媚薬なしでも女の子が許してしか言わなくなるから。……ミナちゃんはなんて言うようになるのかな?」
「あっ、あっ、ああああぁ!? ひぎ、いうっ、あおおおんっ……!?」
「おーおー、メ○ガキがメス犬になっちゃって。チンポには絶対勝てないってちゃんとガキまんこで覚えろよ、おらっ、出すぞっ!」
「あづ、いいいっ!? あああぁああひああぁっ!? ゆるし、あ、しぬ、しんぢゃ……」
「死なない死なない、ただの特濃媚薬精液だから。ああでも大人を舐めた態度には死んでもらおうかな、ほら精液飲んで奴○まんこに生まれ変わろうねぇ」

 約束の時間が来るまで、ミナは気絶することすら許されずに手加減をされ、徹底的に快楽を刻まれることになったのだった。
 夜を過ぎ、日が昇ってからもしばらくの間、男の家からは獣のような嬌声が響き続けていた。
 そしてそれは情報屋の近所に住むものたちにとってはいつものことであり、ご近所はただ哀れな少女の悲鳴を日常として消化した。



◇◆◇

「…………」
「……ミナちゃん!」
「はっ……!?」

 聞き覚えのある声で、少女は目覚める。
 開けた視界に映るのは、よく知っている顔だった。

「……オウル?」

 幼なじみの名前を呼ぶと、少年はまだ可愛らしさを色濃く遺した顔を、ふにゃ、と緩めて、

「おはよう、ミナちゃん。もう、こんなところで寝たらダメだよ」
「……ごめん」

 こんなところ、と言われて、ミナは周囲を見る。
 そこは現在自分たちが拠点としている街の、公園だった。
 冒険の合間に幼なじみの彼とよく訪れる憩いの場であり、情報屋の男と待ち合わせをした場所。
 いつも幼なじみとお弁当と食べているベンチに、ミナは腰かけた状態で眠っていた。

(……夢? いや、そんなはず無い、よね)

 身体に倦怠感はなく、衣服に乱れはない。
 しかし記憶の中に、あの夜は確かにある。
 意識は途切れ途切れだったが、起こったことは夢なんかではないと、頭の奥に刻み込まれた恐怖心が教えてくれている。

「情報屋のひとが、今朝僕の部屋にきてくれて、ここにいるって教えてくれたから迎えに来たんだよ」
「あ……え、と」
「ミナちゃん、情報屋さんの『お手伝い』をしてきたんだよね。書類整理とかして、そのお礼として情報を渡してあるって聞いてるよ」
「……そういうこと、うん。そう、それで……疲れちゃって、ここで寝てたの」

 自分がなにを犠牲にしたのか秘密にして欲しい、という要望を、情報屋の男は守ってくれているようだった。
 であれば、取引したものも確かにあるはず。そう思い、ローブのポケットをまさぐると、中年の男の肌のようにがさついた感触が指へと触れた。

「…………」

 取り出してみると、紙には丁寧な字で、人名と住所が書かれている。
 おそらくはそれが、彼の姉の病を治すための薬をつくることができる人の所在と名前だろう。

「……オウル、これ。お姉さんを治せる人の情報」
「……ありがとう、ミナちゃん。ぜんぶミナちゃんのお陰だよ。僕の家のことなのに、手伝わせちゃって、ほんとうにごめん」
「ん……気にしないで、大丈夫だから」

 涙ぐみながら頭をさげる幼なじみを見て、ミナは自分のしたことを受け入れる。
 消えない記憶を刻みつけられ、一生に一度の機会を穢された。それでも、彼がこんなにも喜んでくれたのだ。
 若く、幼い、しかしそれゆえにまっすぐな気持ち。それはどんなに汚れた手段に手を染めたとしても、変わることはない。

 たとえそのまっすぐさが故に、穢れることになったのだとしても。

「ミナちゃん……」
「あ、オウル……」

 感極まった少年が、昔なじみであり、もっとも信頼を置くパートナーでもある少女を抱きしめる。
 ミナは近付いてくる体温と感触を素直に受け止めて――

「……あっ、んっ!?」

 ――刻まれた傷の重大さに、ようやく気付いた。

「ふ、あ……うっ……」

 オウルに触れられた部分が、ひどく熱い。
 押しつけられてきた身体で衣擦れして、それだけで乳首が大げさに勃起した。
 記憶が曖昧でも、身体はしっかりと覚えている。徹底的にしつけられ、発情期のメス犬のようになった自分のことを。

「み、ミナちゃん?」
「あ、ご、ごめん……だいじょうぶ、ちょっと強かった、から……」
「こっちこそごめん、嬉しすぎて加減できてなかったかも……」
「ん……だいじょうぶ、だから。ほら、すぐに行こう、オウル」
「……わかった。このお礼はぜったいするからね」
「……うん。たのしみにしてる」 

 おそらくはこの先、二度と消えないであろう傷。
 それでも、彼の笑顔のためにしたことで、彼女に後悔は無い。

(防御魔法で……感覚を遮断して……うん、大丈夫、大丈夫だから……)

 幼なじみに気付かれないように、ぐっと杖を握りしめて。
 少年に手を引かれて、彼女は歩き出すのだった。 

☆改造チンポ感想戦+キャラ設定資料

触手チンポまでは尺が足りなかったワ(挨拶)
ご依頼ありがとうございます、ちょきんぎょ。です。

気がつくとめっちゃ長くなりましたが、勝手に長くなる分にはサービスと言うことで、楽しんでいただければ幸いです。
せっかくなので流行(流行ってるのか?)の感覚遮断も取り入れてみました。わけもわからず壊されていく少女、とても趣があります。

NTR的な展開でも良かったんですが、愛なので耐えました。でも愛があるんだから壊れた彼女の相手はキミがしてくれるんだよね、幼なじみくん?


●設定資料
☆オジ・サンズリバー
おじさん。
自身をおじさんと呼称するが、そもそも名前が「オジ・サンズリバー」である。だからオジサン。

肉体年齢は中年、実際中年。
小太りのくせに指や肌はうるおいが少なくがさがさで、まあ言ってしまえば「ぶおとこ」という風体。
オシャレに気を使っている様子もなく、よれよれの着回した服でいる。
しかし優秀な情報屋で、数多くの冒険者が彼を頼る。

性豪で、しかも性癖のNGがほとんどない。
メ○ガキには分からせ、という好みの傾向は一定あるが、メ○ガキに分からせられるのも別に嫌いでは無い程度の雑食。

魔法や伝説のアイテム、秘薬を使いチンポを改造しており、あらゆる機能で女を堕とす抜きゲーでそこそこいるタイプのひと。
そこまでするなら見た目も改造すればいいのだが、「おじさんの気持ち悪さに嫌がりながらも堕ちていくメスがみたい」という歪んだ思想のため、整形する気はまったくない。

情報屋としての収入もそうだが、堕とした女のコネクションが太くかなり良い生活をしている。そのバックには大きな貴族も着いているんだとか……。

酒好きで舌も超えており、実は美食家としても有名。彼の著作『世界美食名店巡り』は毎年新作が発刊され、そこで紹介されるのは料理人にとってかなり誉れ高いらしい。ミシュランおじさん。

紳士なのにばちくそ気持ち悪いクズのおじさんを書けて作者は大変楽しかったです。


☆ミナ・ブラックウォーター
ブラックウォーター家一人娘。
良家出身であり、幼い頃から魔法の才覚を見せる。
ブラックウォーター家は由緒正しい家柄ながら、地域に根ざした、いわゆる『住民と結構距離近くてOK』な貴族であり、喧騒よりのんびりとした時間を好む。

そのため彼女も都会から程よく離れた田舎で育ち、その中で幼なじみの平民のオウルとも両親公認で仲良く暮らしていた。
姉の治療法と、失踪した父を探すために冒険者になるといったオウルを補佐する形で冒険者となる。
冒険者にならなければ魔法学園に進学し、おそらくは歴史に名を残せたであろうほどの高い才能を持つが、まだ若くあるためやや持て余している。
魔法力は高いが細かいことは苦手としていて、もっぱら攻撃と防御にのみ魔法を使う。
得意魔法は爆破と土。土壁で魔物を囲ってから爆撃するなど、敵には一切の手心がない。

元々クールで、表情筋が動きづらい。しかし無感情というわけではなく、幼なじみや家族には優しい笑顔を見せることも多い。
発育があまり良くないのが悩みで、ギルドの受付嬢(巨乳)や道具屋のエルフ(巨乳)や武器屋のドワーフ(巨乳)がオウルを誘惑するのに内心キレている。

情報屋の噂を聞き、その手管も知っていたので対策していったものの、子供なので考えが甘かった。

おじさんには手加減をされたので壊れることは無かったが、一晩の調教の結果、全身の感度が非常に敏感になり、衣擦れだけで甘く疼くようになってしまいオナニー中毒と化す。
そして、毎晩宿屋で幼なじみの名前を呼びながら夜明けまで自分を慰める日々を過ごしている……。
なお、おじさんにされたことがトラウマなため指でクリオナしかできないが、絶頂のたびにまだ幼い膣穴が肉棒を求めて疼いている。
幼なじみを襲う日は、そう遠くないと思われる。


☆オウル・ガルウイング
田舎出身の若き冒険者。
ミナとともに、自身の失踪した父や病気の姉を救う方法を探すために冒険者となった。
失踪した父に関しては各地に痕跡があるが、姉については治すための薬のありかがわからず、また命のリミットもあるため、とても困っていた。

魔法は使えないが持ち前の身体の柔らかさや素早さをいかした我流の剣術はなかなかに鋭く、若手の中ではかなり有望らしい。
愛用武器は短めの剣だが、器用なため槍などの扱いも得意であり、最近は小型で腕に装着できるタイプのボウガン(かなり高級品で貯金をはたいた)を購入し、自身の剣術との組み合わせを模索しているところ。
環境を利用するのがうまく、そのへんに落ちている石を投げるなど、機転が効くタイプ。

甘い、というよりは可愛らしい(ひとめでは女の子のような)顔立ちをしており、ギルドの受付嬢などの年上に人気。街中ではたまに女装を迫られて追いかけられる彼を見かける。

人当たりも柔らかく、人懐っこいため、お姉様たちのオウルくん推しは捗るのである。

性知識は皆無。
……皆無なのだが、実はめちゃくちゃ性豪。顔に似合わずデカい上におじさんと違ってナチュラル絶倫。まだ女の味を知らないだけの危険物である。
そのため本編後、ミナに襲われて最初は翻弄されてしまうが返り討ちにし、その後は毎日のようにミナの幼く熟れた身体に朝まで性欲をぶつけることになる。ハッピーエンド!!

女装した巨根な子ってのもありですよね

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索