【雑記】近況と勉強
こんにちは! シナリオ・実装担当の愛餓え男です。
今回の雑記記事のテーマは「近況と勉強」。
・近況報告
・ゲーム制作の勉強記録
の二点をつづってみたいと思います。
近況報告
5月の頭から新しい生活を始めました。
引っ越しと就職です。
海の近くから山の中に引っ越しました。
そこから車で一時間くらいのところにあるソーセージ屋さんで働いています。
前の飲食関係の仕事を辞めてから5年くらいフリーランス的な活動をしてきましたが、ここ2年ほど『状況が停滞している感覚』に襲われ、そろそろどこかで働きたいな……と思っていたタイミングで面白そうな職場に出会ったので、そのまま就職してみました。
今のところこの選択は正しかったと感じます。仕事めっちゃ楽しいです。
通勤一時間あると創作活動の時間がほぼとれないので、しばらくこの生活をつづけたのち職場のそばに引っ越す予定です。
仕事の内容は「精肉とハム・ソーセージ作り」です。
毎週届く豚枝肉を加工して、整形肉とハム・ソーセージに加工する……という感じ。
慣れないこともあって、豚肉と器具類がめっちゃ重いです。かなりの体力勝負。
私はここ数年完全なるデスクワーカーだったので筋力と体力が無に等しいレベルまで下がっており、樽に入った数十キロのお肉を運ぶ作業で日々悶絶しています。
……ということで、ゲームの進捗は滞り気味です……。
しかし、考える時間があるので今はイベント内容やキャラクター設定を進め、土日を使って各種素材の準備をするなど次の実装に必要なパーツを集めているところです。
エネミーグラフィックのラフを用意したりとか……
必要な立ち絵を描いてみたりとか……
イベント用の新キャラクターのデザインをすすめたりとか……
あと、読書する時間を何とか確保してゲーム制作の本を読んでいます。
続いて、最近読んだゲーム関連の本を紹介します。
最近読んだ本
『美少女ゲームシナリオバイブル』鏡裕之
美少女ゲームを作るべく購入。
名著でした。書いてあることが現実的で分かりやすい。それと、作者の熱情がすごい笑
タイトルには「シナリオ」とありますが、ゲーム制作における心がまえからはじまり、「どうやって(美少女ゲームを)作っていくか?」が具体的に、論理だてて、しっかりと書いてあります。
特に面白かったのは、『エロティシズムについて』の章でした! なにしろ、エロゲー制作を扱った本をほとんど読んだことがなかったので、とても新鮮で勉強になりました。
「プロのクリエイターはこうあるべき」という心構えが書いてある章もあるのですが、こちらは実に容赦のない言葉で、骨身に染みます笑
書籍はすでに絶版ですが、作者本人が加筆修正版をboothで有料公開しています。
「ついやってしまう」体験のつくりかた 玉樹真一郎
「Wii」を作った偉人が書いた本です。「ついやってしまう」体験デザイン、つまりゲームを無意識に遊ばせる方法を解説しています(ゲームに限らずですが)。
ゲームには複雑なルール(操作方法、勝利条件、各オブジェクトの意味……)が設定されています。
どうやってプレイヤーがそれを負担に感じないように学ばせ、無意識のうちにゲームルールを理解できるように誘導するか?
これを読んで、「自分の作品もルールが複雑だし、それを自然に学習させるのは難しいなあ」と思いました。
チュートリアル部分に限らず、ゲーム全体に於いて「ゲームルールが自然と分かるような配慮」を張り巡らしているからこそ世の名作は名作たり得ているんだな……と思います。
ちなみに、この本の「伝えようとしている内容」は難しいのですが、恐ろしいことに文章がめっちゃ分かりやすいです笑
さすがWii作った人ですね……。化け物です。
読み始めたらついつい先を読みたくなってしまう、というゲームデザイン本のお手本のような神構成で、ゲームにおける体験デザインの概念と実例、実行するための考え方が書いてあります。
そんなわけで、今後もがんばります笑 ゲーム記事更新だけは堅持していく所存ですので、お付き合いくださいましたら幸いです。
ここまで読んでいただいてありがとうございます!
いいね! やコメントをいつもありがとうございます。皆さんの反応に救われています笑
次回の記事は【ゲームシステム】のカテゴリー、『エーテリアル合成システム』についてをお送りします。
よかったら来週も見てください!!