サーチライト 2023/06/26 23:30

活動報告231回目 (簡易的だけど深海の話)

こんばんは。坂下です。


今日は簡易的な報告となりますが、先週一番気になったニュースはタイタニック号への潜航を行ったタイタン号の遭難事故です。


どうやら水圧によって潜水艇が壊れ、「爆縮」という現象が起きて大破してしまった、という事ですが、やっぱり深海ってすごい世界なんだなと、本当に小学生みたいな感想を覚えました。


30ミリ秒の間に途方もない圧力がかかり(3,800mだと380気圧。これは小指の上に380kmの物が乗っかるレベル。って書かれてもよくわかんないんだけど)、酸素の圧縮によって太陽の表面レベルまで温度が上昇。体組織すら発見できないレベルで燃え尽きてしまうとかなんとか……


苦しむ余裕すらない内に全てが終わった、と考えればまだ救いがあるのかもしれません。というかそう思うしかない。4000mの海底に航行不能で不時着したとしても、そこから助ける技術はないようで(潜水艦も大体600m~900mくらいの深度しか潜れないらしい)、光の届かない深海で死出の時を待つ、なんて最後と比べるとよほどマシなのかもしれません。


日本の深海潜水艇として有名なのは「しんかい6500」ですが、かつてはどうしようもなくなった時用の「末期の酒」が搭載されていたとの事です。いや本当怖すぎ。


(ちなみに6500はもう30年くらい運用しているので、後継機であるしんかい12000という構想があるみたいですが予算措置が付かなくて止まっているようです。最近の日本! って感じがして悲しすぎる…)



ですがたまに見る深海の映像には目と心を奪われるのも事実。行ってみたいか行ってみたくないかと言われれば行ってみたいです。怖いですが行ってみたい。これはロマンと呼ぶものでしょう。一番近い異世界かもしれませんね。
研究者・技術者の努力やパイロットの勇気には尊敬の念しかありません。この事故で深海探査が止まらない事を祈ります。



……これは雑談なんですけど(全部雑談ですけど)、深海映像で砂ほこりが舞っているシーン、あるじゃないですか。
あれ、水圧がやばい程あるのに舞い上がるのはなんでなんですかね? 全部がびっちびちに固まったりするんじゃ……
と思っていたところ、どうやら圧力差で説明が出来るようです。

うーん、もうちょっとちゃんと物理学やっておけばよかった。これからも勉強ですな。

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