五月雨時雨 2024/07/15 20:10

映し出される痴態を愉しみながら悪は新たな責めを正義達に注ぐ

もう、裸体を縛める縄との格闘を試みる余力すら残されてはいない。心と身体を甘く容赦無く擦り減らされた男達は、自分と仲間の間に陣取り肩に手を回して愉しげに微笑んでいる悪の男が望む通りの悶絶を晒しながら絶頂を繰り返すだけの存在だ。
もはや、意に染まぬ快楽から意識を逸らす余裕すらも削ぎ落とされている。床に置かれた土台から伸びている金属製の柱の頂点にあてがわれている男根型の淫具に尻穴を下から貫かれた男達は、その偽の男根が腸壁に叩き込む荒々しい首振り由来の摩擦が生み出す雌の悦楽にただただ、為す術無く悶え狂わされるだけの生物でしか無い。
二の腕と胸部を短く繋ぎ背中で交差させた手首を背面へと縫い付ける縄を上半身に纏わされ、左右の足首とすね、そして太ももを遊び無く括る縄を下半身にもたらされた哀れな男達は、自分と仲間を捕らえた無慈悲な悪が注ぐ淫猥な地獄に嬲られる以外の選択肢を取れはしない。自害と共に言葉の使用を不可能にさせる男根を模した黒い枷で口を喉近くまで満たされた無様な男達は、尻穴への刺激に屈して情けなく勃起した男根を振り乱しながらくぐもった声で喘ぎ鳴く痴態を抑えられもしない。
自分達の惨めな絶頂姿を、憎き悪の男が真横で堪能している。肩に回した手と身体に伝わる淫らな痙攣を味わいながら、正面に設置されたモニターに映し出された光景を満喫している。それをありとあらゆる感覚で理解させられていても辱めから逃れられなくされた無様な男達は、囚われいたぶられる自分達とそれを支配する側に立った悪の男という三人を撮影しつつモニターに中継しているカメラで恥辱に翻弄させられ続ける己を記録されながらイかされ続ける展開を、どうすることも出来ずに受け入れさせられるしか無いのだ。

「ふふっ、二人共痙攣がまた激しくなってきたな? イきそうなんだろ? 我慢なんてせずに、思いっきりイっちまいな」
「ふぅっ! んもっ、もごぉぉっ!」
「うーっ! ふぶっ、あぼおぉ……!!」

大粒の涙を痛々しく見開いた目から零しつつ、男達が残酷に微笑みながら再度の絶頂を促す男に対して拒絶の反応を返す。これ以上イきたくないという意思を言葉にならない唸りに滲ませながら、二人の男が射精を必死で堪える。
無論、手足の自由を奪われている状態で抗ってみてもそれは何の効果も持ちはしない。あの捜査員達が、無駄に射精を遠ざけている。悪の男を悦ばせるだけの忍耐を行いながら、二人の捜査員はすでに数えきれぬ程映像に収められた痴態の提供を否定している。
そんな愉快にして痛快にして徒労以外の何物でも無い努力を独占しながら、悪の男は尻穴を嬲る紛い物の男根のせいで縄と汗に塗れた裸体を逃がすことはおろか座ることも禁じられた正義達という最高の娯楽をモニターごしに鑑賞しつつ、諦め悪く陥落を認めずにいる捜査員達に嬉々として、新たな絶頂を強要した。

「うぎゅぅぅぅーっ!? もぼっ、ほぼぉっ!」
「我慢すんなって言ったろ? 聞き分けの悪い捜査員さん達にはお仕置きだよ。ここからはケツだけじゃなくて乳首もいたぶりながらイきまくらせてやる。俺に躾けられてケツだけで精液漏らせるようになったチ〇コを、乳首でもイきっぱなしにさせてやる。自分達が俺好みの淫乱になったってことを身体で思い知らせてやりながら、その様子を全部映像にして残してやるよ。お仲間に送ってやる予定の映像になぁ……!」
「もっ、ごぼぉっ! ぶ、ふ……んみゅぅぅぅぅーっ!!」

肩に回されていた悪の手が胸元に移動し、硬く尖っていた乳首を捏ね始める。無慈悲な開発に晒され男根に負けぬ程の感度を持つ器官へと育てられてしまった乳首が、同じ改造を加えられた尻穴と合わせて悪の男の思い通りに苛まれていく。
その追い打ちの快感に甲高く鳴き喚かされながら、触られてもいないというのに射精欲を制御出来ぬ勢いで肥大化させている自身の男根に絶望を募らせながら、捜査員達はあらかじめ自身の仲間達に届けると言い渡されていた映像に、さっきまでよりも正気を失い雌の至福に溺れた状態で甘い頂点に至る惨めな自分達を、ほぼ透明に近い淫蜜の放出という形で刻み付けていくのだった。

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