新衣装作業：ラスボス

【新衣装の進捗】
新衣装アニメーション改変作業は、ラスボスのビーム死、ゲームオーバーシーン、エンディングが終わりました。

調整等の作業は後に発生すると思いますが、これで一応全ての新衣装アニメーションへの改変が終わったことになります。

リリース前後の時期よりはペースを抑えて作業しているとは言え、一ヶ月ちょっと毎日作業するのは正直消耗しました。

しかしまだ終わったのは「アニメーション」であり、「立ち絵」の作業は残っていますので、引き続きがんばります。

ただ今日明日あたりは少し休憩を頂くかもしれません。

【聖職者の悪夢について】

敵についての設定話もちょうど一区切りつきそうですね。
今日はラスボスについてです。当然ネタバレが多分に含まれます。

◆上位存在が見せる世界

聖堂の最上層に到達したラビアンが見たのは、この旅の拠点としていた教会とまったく同じ光景、しかし１点だけ明らかに異質なものがあります。

ここにたどり着くまでにも倒してきた、１匹の大きなナメクジが教会でラビアンを待っていました。

◆ナメクジと……

このエリアに入ると立ち絵が少し変化しラビアンの目が赤くなりますが、これは既に上位存在が見せる悪夢に囚われ、手中に落ちていることを示しています。

悪夢に囚われたラビアンはナメクジを敵として認識できず、ナメクジの生殖を受け入れてしまい、そこに上位存在が現れることでラスボス戦へと進みます。

ここがナメクジなのはご存知Bloodborneのオマージュというのもありますが、ここでのやられの時はラビアンが嫌がらないというのを決めていたので、だいしゅきホールドしやすく、また人間ではない相手を求めている姿が絵になりやすいと思われるナメクジにしたかったというのがありました。

◆わざとやられること

このラスボス戦への流れは、メタ的な意味も多く含みます。

この手のゲームは敗北時のやられ演出が主なコンテンツなので、プレイする時はわざと敵の攻撃に当たるような動きをしてみたり、死ににいくとまではいかないまでも多少手を抜いてみたりといった、あえて敗北しやすい操作を行う場合が多いです。

なので我々がラビアンを「見て」操作する時、これからされる事に期待しつつ、わざとやられに行くことになります。

「上位存在」に操られたラビアンがわざとナメクジにやられることは、これまでも行ってきたことであり、自分からやられに行ったラビアンがナメクジにレ○プされても嫌がらないのは、ストーリー的にもメタ的にも「上位存在」に操作されているためです。

◆ラビアンが物語を終えるということ

ラビアンが物語を終えるためには、その「上位存在」によって見させられる終わらない悪夢を打ち払い、やられを見る「目」を撃破する他ありません。

明確に正解の解釈というものはありませんが「上位存在」のシンボルが目だったり、ラスボス戦で目からの視線を避けつつ目を撃破しなければならないのも、そういったイメージから作られました。

◆悪夢と現実

「悪夢」と言っても寝て起きたら覚める夢と言うよりは「上位存在が作る世界」というほうがイメージが近いかもしれません。

ラビアンが負けた場合、悪夢は現実に近づきます。ナメクジはラビアンを孕ませ、上位存在がこの世に生を受けるための母体として利用します。

ラビアンが完全に母体として堕ちた時、上位存在の世界から抜け出す術を失い、永久的に上位存在を産み続ける現実になります。

ここで産んだモンスターは、道中にある石像と同じもので、成長すれば石像と同じ姿になります。

ラスボス戦後、上位存在は撃退されますが、新衣装の後は追加ステージという新たな悪夢が終わるまで、ラビアンが解放されることはありません。

以下はお題箱の返信です。

新衣装作業：上層とラスボス雑魚

ラスボスも近いので、まあまあなネタバレが含まれます。

【新衣装の進捗】

新衣装のアニメーション改変作業は、聖堂ステージの上層を終え、ラスボスエリアの各ステージの代表選手のドットを打ち終えました。

あとは大きなものは、ラスボス戦前やゲームオーバーシーンに登場するナメクジ関連のアニメーションになります。

アニメーションに関しては本当にあと少しのところまで来ましたね、次回の記事更新が行われる日曜日にはナメクジを終わらせたいです。

【セーレのお話】

◆上位存在セーレ

上層に進むと、本来人間には見ることのできない上位存在と邂逅します。
この種類の上位存在を神官達は悪魔の名前を取って「セーレ」と呼んでいます。

◆セーレの攻撃

おなじみ「Bloodborne」に登場するアメンドーズのパクリオマージュとなっていますが、あちらと違ってプレイヤーを押しつぶしたりはしません。

今作に登場する上位存在は人間に対して興味を持っている節があり、上図の小さいセーレはラビアンの口から舌のような器官を入れて人間の精気のようなものを吸い取ろうとしてきます。

ちなみに吸い取ったものはセーレの頭の中に溜まるという設定になっており、吸い取るモーションの間は、セーレの頭をドクドク動かしています。

◆大セーレ

下水ステージクリア後にマップ上に現れるシルエットがこの大セーレです。

ラスボス戦前のイベントで、同じこの大セーレと同じ「目」を撃退する点や、撃破後のエンディングでこのシルエットが崩れることなどから、この大セーレが今回の騒動に深く関わっていることがなんとなくご想像頂けるかと思います。

そしてこの「目」が、ラビアンが物語を終える上で倒さなければならない敵になるわけですが、そのあたりは次回の記事でラスボスの話になると思うので、そこでお付き合い頂きたいと思います。

◆大セーレの攻撃

大セーレに発見されたラビアンは、地面から細い触手のようなもので捕らえられ、そして触手を耳に挿入された後、頭の中を直接弄られてしまいます。

人間を理解しようとして脳を調べているのか、あるいは取り込もうとしているのか、人間の理解を越えた上位存在がラビアンの脳に何をしているか知る由もありません。

以下はお題箱の返信です。

新衣装作業：エレベーターと○☓％#

【新衣装の進捗】

新衣装のアニメーション改変作業は、魔のエレベーター地点を突破し上層の敵のやられアニメーションもあと少しで終わります。

後はほとんどラスボス関連のものですね、気を抜かずにペースを守っていきたいと思います。（これが終わると立ち絵の改変作業もあるのですが……）

【改造処刑人のおはなし】

◆処刑人＋アシュリー

神官が施した謎の術によって身体が変化してしまったこの処刑人は、鳴き声や顔の肉が１面ボスのアシュリーと同じものになっており、最初方に出会う敵もこうして終盤の神官達によって生み出された敵であることを示しています。

◆攻撃方法

改造されてた処刑人は、廃村ステージで行っていた横薙ぎの通常攻撃と、聖堂ステージ下層で行っていたすくい上げるようなホールド攻撃の両方を行います。

なのでタフになったとはいえ、回避の仕方は今までの処刑人と同様のやり方が通用します。

攻撃の回避がうまくできない場合はとにかくやられる前に攻撃しまくるのが安定すると思いますが、矢を節約したりキレイに倒そうとすると難しいエリアかもしれません。

◆たたきつけ

ホールド攻撃で掴むまでは今までの処刑人と変わりませんが、ホールド攻撃を食らった後は、力任せにラビアンを振り回して地面に叩きつけるという、より強化されたパワーを使った内容に変わっています。

圧倒的な筋力に屈するか弱い存在というやられの構図は、１つは入れたいと思っていましたが、入れられるのがかなり終盤になってしまいました。

◆ここでも卑怯な神官

正面から戦うと雑魚中の雑魚だった神官ですが、神官の卑怯で矮小なキャラづけがより伝わればと思い、ここでは強化したマッチョを盾に後ろから攻撃しまくるという少し厄介な手段を使ってきます。

けっきょく同じ位置にしか魔法攻撃は発生しないので、それに気づけばやっぱり雑魚ではあるのですが。

次回は上層で見え隠れする上位存在についてです。

以下はお題箱の返信です。

新衣装作業：神官と差分特典

【新衣装の進捗】

ひたすら新衣装アニメーションの改変を進めておりますが、神官のゲームオーバーシーンが完了したことで、残るはエレベーターと上層、そしてラスボスだけになりました。

アニメーションに関しては終わりが見えてきましたね。
引き続きペースを崩さず行きたいと思います。

【神官についてのおはなし】

◆上位存在の信徒

聖堂を占拠し、上位存在との交信や召喚を目論み、その力を利用しようとして狂った元人間という設定です。

神官自身は非常に戦闘能力が低いですが、上位存在の力のごく一端を使った魔術を使って敵を召喚したり強化したり、また改造したりすることで間接的にラビアンを苦しめます。

◆ひきょうもの

今作の敵は、基本的には話は通じず、ラビアンを見るなり捕食したり繁殖しようとするモンスターがほとんどですが、聖堂の神官だけは少し知性らしきものが存在します。

柱に隠れて襲ったり、寝込みを襲おうとしたり、自分で戦いに立つことができない卑怯で矮小な存在というキャラ付けを意識しました。（神官の攻撃は回避しやすく、こちらは攻撃を１発当てれば倒せる屈指の弱さ）

◆魔法担当

神官は、これまで登場したモンスターがなぜ発生したのか、という設定の回収のためという役割もありますが、やられのシチュエーションとしては、石化や洗脳など、魔法を使った展開をやりたいために作られた敵でもあります。

元々聖堂に居たであろうシスター達が石像にされているエリアで、プレイヤーもその石像の１体にされてしまうというのは開発を始めたての頃からやりたかったことの１つです。

◆２つ目の追加ステージ

２つ目の追加ステージは聖堂の別区画というお話を前にしたかと思いますが、そこは神官の「実験室」のような形のものを考えており、そこで神官も再登場してもらうかもしれません。

今日はお題箱の返信と、作業のキリがよかったので、簡単なものですが特典ページも更新しました。

新衣装作業：神官ゲームオーバー

【新衣装の進捗】

新衣装アニメーションの改変作業ですが、聖堂ステージ中層に入り、現在３つある神官のゲームオーバーシーンのうち２つのアニメーションが終わりました。

神官のゲームオーバーシーンは全体の作りとしては比較的贅沢なリソース量ですが、アニメーションのみでいえばいわゆる「ピストン」を繰り返すタイプなので、思ったよりも早く終えられるかもしれません。

【檻村人女についてのおはなし】

◆改造女村人

この檻を被った女村人、通称：檻村人は、廃村ステージの女村人が神官によって改造され、処刑場で働かされているという設定のエネミーになっています。

◆さらし首担当

下層エリアでやりたかったこととして「清廉なシスターが処刑されてしまう悲劇」みたいなものがあり、以前ご紹介したアイアンメイデンやデブの処刑人はその目的のために作ったエネミーで、最初はこの檻村人まで作るつもりはありませんでした。

ただ、製作中にステージ背景の装飾として磔台やさらし首の台の死体を用意したところ、やはりラビアン（プレイヤー）もその仲間にさせてあげたいなと思い、デブとは違う処刑をする役として、この檻村人が作られることになりました。

また廃村ステージでは男村人に対して女村人の活躍の場が少なかったので、女村人を何かでもう一度使いたいというのと、昨今のポリティカル・コレクトネスに配慮しました。嘘です。

◆メンシス学派？

Bloodborneに登場する特徴的な頭装備「メンシスの檻」にそっくりですが、言い訳をさせて頂くと実は最初からそうするつもりだったのではなく、廃村の女村人を処刑人っぽく改造するためにマスクを被せたいというのと、ジャンプで飛び越えて素通りされてしまうのを防止するために長くしてしまえ、というのが啓蒙の高さによって融合してしまったという事情があります。ゆるして。

以下はお題箱の返信です。