ねんない5 2019/11/10 17:00

新衣装作業:ラスボス



【新衣装の進捗】
新衣装アニメーション改変作業は、ラスボスのビーム死、ゲームオーバーシーン、エンディングが終わりました。

調整等の作業は後に発生すると思いますが、これで一応全ての新衣装アニメーションへの改変が終わったことになります。


リリース前後の時期よりはペースを抑えて作業しているとは言え、一ヶ月ちょっと毎日作業するのは正直消耗しました。

しかしまだ終わったのは「アニメーション」であり、「立ち絵」の作業は残っていますので、引き続きがんばります。

ただ今日明日あたりは少し休憩を頂くかもしれません。





【聖職者の悪夢について】

敵についての設定話もちょうど一区切りつきそうですね。
今日はラスボスについてです。当然ネタバレが多分に含まれます。




◆上位存在が見せる世界

聖堂の最上層に到達したラビアンが見たのは、この旅の拠点としていた教会とまったく同じ光景、しかし1点だけ明らかに異質なものがあります。

ここにたどり着くまでにも倒してきた、1匹の大きなナメクジが教会でラビアンを待っていました。



◆ナメクジと……

このエリアに入ると立ち絵が少し変化しラビアンの目が赤くなりますが、これは既に上位存在が見せる悪夢に囚われ、手中に落ちていることを示しています。

悪夢に囚われたラビアンはナメクジを敵として認識できず、ナメクジの生殖を受け入れてしまい、そこに上位存在が現れることでラスボス戦へと進みます。


ここがナメクジなのはご存知Bloodborneのオマージュというのもありますが、ここでのやられの時はラビアンが嫌がらないというのを決めていたので、だいしゅきホールドしやすく、また人間ではない相手を求めている姿が絵になりやすいと思われるナメクジにしたかったというのがありました。



◆わざとやられること

このラスボス戦への流れは、メタ的な意味も多く含みます。

この手のゲームは敗北時のやられ演出が主なコンテンツなので、プレイする時はわざと敵の攻撃に当たるような動きをしてみたり、死ににいくとまではいかないまでも多少手を抜いてみたりといった、あえて敗北しやすい操作を行う場合が多いです。

なので我々がラビアンを「見て」操作する時、これからされる事に期待しつつ、わざとやられに行くことになります。

「上位存在」に操られたラビアンがわざとナメクジにやられることは、これまでも行ってきたことであり、自分からやられに行ったラビアンがナメクジにレ○プされても嫌がらないのは、ストーリー的にもメタ的にも「上位存在」に操作されているためです。



◆ラビアンが物語を終えるということ

ラビアンが物語を終えるためには、その「上位存在」によって見させられる終わらない悪夢を打ち払い、やられを見る「目」を撃破する他ありません。

明確に正解の解釈というものはありませんが「上位存在」のシンボルが目だったり、ラスボス戦で目からの視線を避けつつ目を撃破しなければならないのも、そういったイメージから作られました。



◆悪夢と現実

「悪夢」と言っても寝て起きたら覚める夢と言うよりは「上位存在が作る世界」というほうがイメージが近いかもしれません。

ラビアンが負けた場合、悪夢は現実に近づきます。ナメクジはラビアンを孕ませ、上位存在がこの世に生を受けるための母体として利用します。

ラビアンが完全に母体として堕ちた時、上位存在の世界から抜け出す術を失い、永久的に上位存在を産み続ける現実になります。

ここで産んだモンスターは、道中にある石像と同じもので、成長すれば石像と同じ姿になります。




ラスボス戦後、上位存在は撃退されますが、新衣装の後は追加ステージという新たな悪夢が終わるまで、ラビアンが解放されることはありません。




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