【フリー台本】文化祭で耳かき屋をしている話 後輩ちゃん編（仮）
みなさま、いつもお世話になっております。
同人シナリオライターの雪本深白です。
フリー台本
◇タイトル／文化祭で耳かき屋をしている話 後輩ちゃん編（仮）
◇注意事項
【本作品はシナリオサンプル兼フリー台本です。
練習や配信等で自由に活用して頂いて構いません。】
【ご使用の際はご連絡していただけると、
宣伝等のお手伝いが出来ます。】
【台本中において、
【演技指示】で演技指示、
〈位置、距離〉で位置、距離の指定、
『単語』で単語の強調、
［ＳＥ］で効果音の指定をしております。】
【ト書きや位置などの指定はイメージです。
収録環境に応じて変更していただいて構いません。】
【タイトルや語尾などの細部につきましても、
お好みに応じてアレンジして頂いて問題ありません。】
【耳かきのシーンにつきましても用途に応じて、
表現や長さを調整していただいて構いません。】
【台本は一部箇所だけのご使用も可能です。】
【不明な点やご確認したいことなどございましたら、
Ｔｗｉｔｔｅｒ、
もしくはメールでお気軽にご連絡ください。】
【PDF、Word、Pages、TXTファイルはこちらからダウンロード可能です
↓】
FS20240626.zip (2.16MB)
ダウンロード◇共通事項
【文化祭で耳かき屋さんが開催されている世界観です。】
【昨今のご時世を考慮して、
所属している学校に関する具体的な明言は避けています。】
【全体を通してからかうような雰囲気で進行していきます。】
【後輩系のヒロインです。】
【ヒロインは主人公へ好意を持っています。】
【好意があるからこそ、ちょっかいをかけているイメージです】
◇シナリオ本文
○ＴＲＡＣＫ ０１／くすぐり→耳かき／教室（外→個室）／昼 － ５，８０８文字
【ここから雑談するような雰囲気】
〈位置／正面〉
〈距離／通常〉
あれ？
おーい、せーんぱい。
こんなところで会うなんて奇遇ですねぇ。
文化祭、楽しんでますかぁ？
私はめっちゃ楽しんでます。
うちの学校の文化祭って、
盛り上がるとは聞いてましたけど、
ほんとスゴイですね。
そういえば、バインミー食べました？
ベトナム式のサンドイッチです。
一組（いちくみ）がやってるんですけど、
絶品でしたよ。
本格的な味でお店並みでした。
パクチーめっちゃ入ってるんで、
ダメな人はダメかもですけど、
私は好きな味でしたねー。
【ここまで雑談するような雰囲気】
【ここからからかうような雰囲気】
おや、そのチケット
もしかして、耳かき屋さんのですか？
ふふっ、知ってますよぉ。
有名ですから。
二組（にくみ）の先輩たちが、
企画したんですよね？
『ヤバすぎる』って、
話題になってましたから。
文化祭で耳かきとか、
本当にぶっ飛んだ発想しますよねぇ。
ん？
ついてきてるわけじゃないですよ。
いく方向が同じなんです。
【ここまでからかうような雰囲気】
【ここから雑談するような雰囲気】
私も二組（にくみ）に用事があったんですよ。
ふふっ、実は、
私も耳かき屋さんに、
参加することになりましたぁ。
驚きましたか？
なんだか人手が足りないみたいでー、
先輩たちに誘われちゃいました。
ほら、うちの文化祭って、
三日間あるじゃないですか？
昨日が初日なのに、盛り上がりすぎて、
お客さんの切間が無かったみたいです。
大盛況なのも大変ですよね。
それで、
『このままだとキャスト役の人たちが持たないから、
他クラスからも人員補充する』、
って話になったみたいですよ。
こういうのってほんと、
やってみないとわからないですよねー。
【ここまで雑談するような雰囲気】
【ここから別の人に話しかける】
あ、今から助っ人で入りまーす。
今日はよろしくお願いまーす。
受付ですね？
わかりましたー。
一生懸命がんばりまーす。
あ、こっちの人はお客さんです。
今から案内するので、
よろしくお願いします。
【ここまで別の人に話しかける】
【ここから雑談するような雰囲気】
意外ですか？
私、こう見えても、
先輩たちと仲良いんですよ。
それに話を聞いたら、
面白そうでしたしね。
というわけで、
ここからは私が案内します。
チケットお預かりしますねー。
【ここまで雑談するような雰囲気】
指名はどうします？
写真ありますよ？
見てみます？
おー、さすが二組（にくみ）。
みんな可愛いですねぇ。
レベル高いって聞いてましたけど、
ここまでとは。
写真の準備ができてない子は、
私と同じで代打組ですかね？
……ふふっ、それで？
先輩は誰を指名するんですかぁ？
決まってませんか？
みんな可愛いから、
迷っちゃいますよねぇ。
じゃあ、私とか、どうですか？
私、今来たばかりだから、
すぐ入れますよ。
私の初めてになれるって、
よくないですか？
あ、受付は男子でも問題ないらしいので、
誰かに代わって貰えば大丈夫です。
ふふっ、その辺りは問題ないですよ。
【ここから誘惑するような雰囲気】
どうですかぁ？
指名してくれたらぁ、
私が、先輩のこと、
満足させてあげますよぉ。
【ここまで誘惑するような雰囲気】
決まりですね。
はーい、一名様ご案内でーす！
ちょっと待っててください。
【ここから他の人に話しかける】
すいません。
私、今から入るんですけど、
どこに行ったらいいですか？
はい、はい、わかりました。
部屋は……５番ですね。
あ、大丈夫です。
手順は昨日聞いてるので。
【ここまで他の人に話しかける】
お待たせしました。
じゃあ、ご案内しますねー。
〈位置／正面→左〉
〈距離／近い〉
ふふっ、腕組みくらい普通ですよ？
ほらほら、行きましょ。
【場面転換／少し間をあける】
【廊下→教室内】
【ここから楽しそうな雰囲気】
うわー、内装すっごい。
ねー、足元ふかふかしてますよ。
ほえー、いいカーペットですねぇ。
レンタルって聞きましたけど、
まさかこんないいの借りてくるなんて、
びっくりです。
ここまでやってるとは思いませんでした。
ほら、先輩も触ってみてくださいよ。
ね、ふかふかで、すごいでしょ？
二組（にくみ）の企画してる人、
すごいですよねー。
ほらほらー、
いつまでもぼーっとしてないで、
こっち、来てくださいよ。
じゃあ先輩、膝枕しますね。
遠慮しないでください。
耳かき屋さんって、
そういうお店なんですから。
女の子にー、膝枕されてー、
耳かきを楽しんで、リラックスする。
そういうコンセプト、らしいですよ。
くふふ、先輩をからかう、
いえいえ、癒すには、
ピッタリじゃないですかぁ。
なので遠慮なく、どうぞ。
あ、どっちが上でも大丈夫ですよ。
上になったほうからやるだけなので。
〈位置移動／正面→左〉
あはっ、頭、先輩の頭、おもーい。
中身が詰まってるんですかねぇ？
そんなふうには見えないですけど。
あははっ、冗談ですよぉ。
私のふともも、
柔らかくて気持ちいいですか？
あ、わかります？
ベリー系の甘い匂いするでしょ？
実は家を出る時に、
ボディークリーム塗ってきたんです。
耳かき屋さんは膝枕するから、
いい匂いがしたら嬉しいかなーと思って。
先輩、ラズベリーの香り、
好きですよね？
たくさん嗅いでリラックスしてください。
おやおやー、先輩、どうしちゃったんですかぁ？
なんだかお耳が赤いですよぉ？
なんだか体も震えてるみたいですし、
もしかして、緊張してますか？
それはいけませんねぇ。
じゃあ、耳かきの前に、
ちょっと遊びましょうか？
【ここから息を吹きかける】
〈距離／耳元〉
ふぅー……。
【ここまで息を吹きかける】
〈距離／近い〉
あははっ、びくんてなった。
先輩可愛いー。
クールな見た目してるくせに、
意外と感じやすいですもんね。
ふふっ、耳敏感なの、気づいてましたよ。
【ここから息を吹きかける】
〈距離／耳元〉
ふぅー……。
【ここまで息を吹きかける】
〈距離／近い〉
んー、わりと最初から？
私、そういう勘が鋭いほうなんですよ。
だからこういうふうに、
首筋をくすぐったりとかしてー。
【ここからささやき（有声）】
〈距離／耳元〉
こちょこちょー、こちょこちょー。
ふふっ、くすぐられると、
気持ちいいですよね？
こちょこちょー、こちょこちょー。
こちょこちょー、こちょこちょー。
ついでに耳元で、
こちょこちょ、
って言われるの好きですよね？
ふふっ、先輩の弱点、
ぜーんぶ知ってるんですよ。
もっとしちゃいますからねぇ。
こちょこちょー、こちょこちょー。
こちょこちょー、こちょこちょー。
ほらほらー、声出していいんですよぉ。
強がる必要なんてありません。
先輩は私に身を任せて、
リラックスしていればいいんです。
ほーら、こちょこちょー、
こちょこちょー、
もういっちょ、
こちょこちょー、こちょこちょー。
くすぐられるたびに、
体の力が抜けていくぅー。
もう何も考えられなーい。
ふふっ、こちょこちょー、こちょこちょー、
ふぅー、ふぅー……。
こちょこちょー、こちょこちょー。
【ここまでささやき（有声）】
〈距離／近い〉
あはっ、力抜けましたか？
良かったです。
人間って笑うと、
力抜けるらしいですよ。
もちろん。
今の先輩はお客さんですからねー。
リラックスしてもらうために、
手を尽くすのは当然です。
それじゃあ、耳かきしていきますよぉ。
あ、耳かきと綿棒選べるみたいですよ。
どっちがいいですか？
耳かきですねー。
りょーかいです。
わ、先輩の耳、結構汚れてますね。
もしかして、
今日のために溜めてたりしました？
わー、先輩、ガチすぎぃ。
ちょっとキモイですよ。
ふふっ、冗談です。
私としても、
何もないよりやりがいがあります。
じゃあ、耳かきしちゃいますね。
まずは浅いところから。
【ここから耳かき】
カリカリ、カリカリ。
カリカリ、カリカリ。
【ここまで耳かき】
どうです？
気持ちいいですか？
あはっ、なんだか嬉しそうですねぇ。
人に耳かきするとか初めてです。
このまま続けていきますね。
【ここから耳かき】
カリカリ、カリカリ、
カリカリ、カリカリ。
【ここまで耳かき】
あはっ、動かすたびに、
汚れが出てきますよ。
なんか面白いです。
なんていうんですかね。
採掘作業みたいな。
先輩の耳の中には、
何が埋まってるんでしょうねぇ。
【ここから耳かき】
カリカリ、カリカリ、
カリカリ、カリカリ。
【ここまで耳かき】
それじゃあ、
もう少し奥の方やっていきますよ。
痛かったらやめますから、
遠慮なく言ってくださいねー。
【ここから耳かき】
カリカリ、カリカリ。
カリカリ、カリカリ。
【ここまで耳かき】
ふふっ、言葉にすると意識しちゃうでしょ？
なんかこのほうが、
リラックス効果あるらしいですよ。
【ここから耳かき】
カリカリ、カリカリ。
カリカリ、カリカリ。
【ここまで耳かき】
私、初めてのお客さんが先輩で良かったです。
あ、ほら、先輩優しいから、
もし、失敗しても、
謝ったら許してくれるじゃないですか。
他の人だと流石に失敗したら、
マズイですからねー。
あははっ、でも、
今のところ問題ないでしょ？
【ここから耳かき】
カリカリ、カリカリ。
カリカリ、カリカリ。
【ここまで耳かき】
こんな感じでどうですか？
し足りないところとかあったら、
しますけど、大丈夫です？
じゃあ、次は梵天しちゃいますね。
梵天って知ってますか？
裏についてるふわふわしたやつです。
私も先輩たちに教えてもらうまで、
これの使い道がわからなかったんですよ。
ずっと飾りだと思ってました。
ちゃんと意味があったんですね。
それじゃあ、やりますよー。
耳の中に梵天を入れて、
【ここから梵天をする】
くるくるー、くるくるー。
くるくるくるー。
【ここまで梵天をする】
ふふっ、これで細い汚れも取れちゃいます。
【ここから梵天をする】
くるくるー、くるくるー。
くるくるくるー。
【ここまで梵天をする】
それじゃあ最後は……
【ここから吐息を吹きかける】
〈距離／耳元〉
ふっ、ふっ、ふぅー……
【ここまで吐息を吹きかける】
〈距離／通常〉
はい、終わりましたよー。
耳、スッキリしましたか？
私もやってて楽しかったです。
なんていうか、
耳かきするのって、
結構面白いですね。
先輩の弱いところも見れて、
なんか楽しくなっちゃいます。
それじゃあ、
次は反対側していきますよー
〈位置移動／左→正面〉
私も座り直すので、
ちょっと待っててください。
逆側向いてくださいねー。
〈位置移動／正面→右〉
あはっ、先輩、耳、真っ赤ー。
耳かきされて照れちゃったんですか？
先輩、そういうところ、
本当可愛いですよね。
ほらほら、
じっとしててください。
こっち側も耳かきしちゃいますよー。
【ここから耳かき】
コソ、コソ、コソ、コソ。
コソコソ、コソコソ。
カリ、カリ、カリ、カリ。
カリカリ、カリカリ。
【ここまで耳かき】
ふふっ、こっち側もたくさん溜まってますね。
大丈夫、私がキレイにしてあげますよ。
先輩はリラックスしてー、
私の声をいっぱい楽しんでください。
【ここから耳かき】
コソコソ、コソコソ。
コソコソ、コソコソ。
カリカリ、カリカリ。
カリカリ、カリカリ。
【ここまで耳かき】
ふふっ、いっぱい出てきますねー。
【ここから耳かき】
カリ、カリ、カリ。
コリ、コリ、コリ。
カリカリ、カリカリ、
カリカリカリー。
【ここまで耳かき】
だいぶ取れましたよ。
それじゃあ、
次は梵天しますねー。
【ここから梵天】
くるくるくるー、
くるくるくるー。
【ここまで梵天】
【ここから梵天】
くるくるくるー、
くるくるくるー。
【ここまで梵天】
細かい汚れも取れましたね。
それじゃあ、息を吹きかけて、
仕上げしますよー。
準備はいいですかぁ？
いきますよぉ。
【ここから息を吹きかける】
〈距離／耳元〉
ふっ、ふっ、ふぅー。
【ここまで息を吹きかける】
【ここからささやき（有声）】
はい、おしまいでーす。
リラックスできましたかぁ？
それでは、最後にもう一回。
おまけのくすぐりを……。
【ここまでささやき（有声）】
【ここからくすぐり】
〈距離／耳元〉
こちょこちょー、こちょこちょー、
こちょこちょこちょー。
お耳の周りを、
こちょこちょこちょー。
こちょこちょー、こちょこちょー、
こちょこちょこちょー。
【ここまでくすぐり】
【ここから吐息を吹きかける】
ふぅー、ふっ、ふぅー。
【ここまで吐息を吹きかける】
【ここから楽しそうな雰囲気】
〈距離／近い〉
あははっ、終わりましたよ。
リラックスできました？
体に力が入らないくらい、
とろとろになっちゃいましたねぇ。
先輩に楽しんでもらえて、
私も嬉しいですよぉ。
【ここまで楽しそうな雰囲気】
【ここから耳にキス】
〈距離／耳元〉
ちゅっ。
【ここまで耳にキス】
【ここから嬉しそうな雰囲気】
〈距離／近い〉
おやおや、
まだ立ち上がりたくない感じですか？
もー、困った先輩ですねぇ。
クールな顔して、意外と甘えん坊ですよね。
ふふっ、それなら仕方がありません。
まだ時間ありますから、
いっぱいなでなでしてあげます。
【ここまで嬉しそうな雰囲気】
【ここから頭を撫でる】
なでなで、なでなで。
よしよし、よしよし。
【ここまで頭を撫でる】
【ここから癒すような雰囲気】
今日はお疲れ様でした。
でも、まだ仕事残ってるんですよね？
先輩が残りの作業も頑張れるように、
私がいっぱい、ナデナデしてあげます。
そうすれば、
もうちょっとだけ頑張れますよね？
ふふっ、いいお返事です。
先輩の素直なところ、好きですよ。
【ここまで癒すような雰囲気】
【ここから名残惜しそうな雰囲気】
おや、もういいんですか？
あ、ほんとだ。
そろそろ時間ですね。
楽しい時間ってあっという間です。
【ここまで名残惜しそうな雰囲気】
〈位置／右→正面〉
〈距離／近い→通常〉
【ここから恋人同士のような雰囲気】
じゃあ、お見送りをしますね。
通路が狭いから、
仕切りにぶつからないように、
気をつけてくださいね。
〈位置／正面→左〉
おっと、狭いから、
腕組みしちゃいますね。
遠慮しないでください。
ここはそういうお店なので。
ふふっ、なんだか狭いところで、
腕組みしていると、
恋人同士みたいで、
ドキドキしちゃいますね。
おやおや、先輩も意識しちゃいますか？
じゃあ、最後におまけを……。
【ここまで恋人同士のような雰囲気】
【ここから頬にキス】
〈距離／密着〉
ちゅっ。
【ここから頬にキス】
【ここから恋人同士のような雰囲気】
〈距離／近い〉
キス、しちゃいました。
ここだと暗くて、
先輩の顔が見えないのが残念です。
〈位置／左→正面〉
〈距離／通常〉
ふふっ、それじゃあ、
残りの仕事も頑張ってください。
私は先輩のこと、
ちゃーんと応援してますからね。
【ここまで恋人同士のような雰囲気】
以上、雪本深白でした。
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