MoonCat 2019/08/22 04:37

データセットの作り方&ダンまちデータセット配布

シナリオファクトリーのデータパックの作り方を”ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか”こと「ダンまち」を例にして紹介します。

1.データパック用のフォルダを作成

今回は「ダンまち」にします。

2.基本的なデータや色々フォルダやファイルをコピーします。

・[基本シナリオパック]にある以下のファイルをコピーします。
 novelフォルダ
 テンプレート.json
 置換_共通.rpl
 
・キャラクタデータを保存するフォルダを作成します。今回は「DM」で。
※これは整理のための理由だけなので、キャラクターデータフォルダはなくてもOKです。
 
3.データを作ります。DMフォルダにキャラクタデータを作っていきます。様々なキャラクタを羅列した[DM一覧.rpl]と、個別キャラ情報を記載した[置換_キャラ名.rpl]を作ります。拡張子.rplとなっていますが、普通のテキストファイルです。

[DM一覧.rpl]の中身例

$DM1,ヘスティア
$DM2,ベル
$DM3,リリルカ
$DM4,ヴェルフ
……

という具合に、[置換前文字],[置換後文字] で記述していきます。[置換前文字]の前には"$"を付けてください。

置換キャラデータの例です。ここではヘスティアで作ってみます。

[置換_ヘスティア.rpl]


ヒロイン

$c2,ヘスティア,
$c2自称,ヘスティア,
$c2苗字,ヘスティア,
$c2名前,ヘスティア,
$c2相方,$c1くん,
$c2相方2,$c1,
$c2別名,,
$c2口癖,,
$c2語尾,,
$c2ファミリア,ヘスティア・ファミリア


「俺xヒロイン」というお話しのスタイルを想定しているので、ここではヘスティアを$c2で設定しています。例えばヘスティアが主人公となる場合は$c1に設定した方が良いかもしれません。

※置換前文字で、$c1は主人公、$c2はヒロインは、ゆるい共通設定となっており、他のデータセットでも共有することができます。

4.サンプルシナリオの作成

これでデータセットを作るための準備が整いました。あとはガンガンお話しのパーツを増やしていくだけです。

とりあえず今回は「サンプル.txt」を作成して、次のように書いて保存してください。

*replace=DM\DM一覧
こんにちは、$DM%d[51]だよ!

保存できたら、シナリオファクトリーを起動して、[DM]フォルダに移動した後、[サンプル.txt]をダブルクリックします。

シナリオスクリプトに上記の内容がコピーされたら、[シナリオ作成]してみましょう。DM一覧に登録されているキャラのいずれかによる挨拶が返されるはずです。


※ちなみにエディタ上の文字拡大/縮小は[CTRL] + [+/-]です。

それでは今回はこの辺で。ここまでのデータをダウンロードできるようにしておきます。次回からは、このデータを使ってデータセットを作っていきましょう。

ダウンロード

ダンまち.zip (55.35MB)

ダウンロード

※注意※
版権モノなので本データセット及び本データセットを使って作成された文章は、商用・再配布共に不可となります。

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