お久しぶりの更新となってしまいました。
9月8日時点で次回作進行60%と描いてたにもかかわらず苦戦しております。
さて、今回の記事は「デジタル同人の売上を見て考察」してみようと思います。
たまたま面白い集計結果が出まして
同業者さんはもとより、一般の方も楽しめる内容だと思います。
※売上集計はDLSite様限定での話になります。
デジタル同人において薄利多売は有効なのか?
直近に販売した性質の異なるこの2作品を比較します。
私の零細作家ぶりはさておき、高値で半分の販売数と、半値で倍の販売数です。
それぞれの実際に収入になる金額(卸値)を計算すると
1100円のゲーム作品は、38,280 円。
550円のCG集作品は、 28,325 円。
販売数58なのに売上金額は、二倍近く売ったCG集を一万円上回ってます。
CG集の儲けが同じになるには140本売らないといけません。
これは販売価格に対して卸値の利率に差があるためです。
「なるほどね。じゃあ多少売れなくても高値にした方が儲かるのね」
と、売上考察の結論を出すところですが…そう考えるのは早計です。
作品単体ではなく、一ヶ月の全作品の総売上を見てみましょう。
1100円ゲーム作品の販売開始8/20~9/20の総売上、55,605 円
550円CG集作品の販売開始6/24~7/24の総売上、63,360 円
なんと、単体売上で負けているCG集の方が収入多いではありませんか!
つまりこれは安値のCG集が呼び水となって他の作品の売上に貢献した…
と、私は分析しています。
「じゃあ過去作豊富なら安値で数売った方が、最終的に儲かるのね」
と考え直すところですが…正直、よく分かりません
というのも、本来私はCG集作家であり、過去作もCG集がほとんどです。
ゲームを買いに来たお客様は、過去のCG集にどれだけ手を伸ばすでしょうか?
もし私がゲーム作家で、過去作もゲームだけだった場合
安値のCG集は今回と同じように総売上で勝るでしょうか?
つまり、ゲーム作品は過去作と客層が違うから総売上で負けたのではと。
皆さんならどう読み解きますか?
ちなみに私、同人歴7年目です。
最近は年収もほとんど変わっていません。
辞めたほうが良いと思うんですけど、楽しいからついズルズルと続けてます…