D’s Production 2020/05/26 10:37

新作鋭意製作中5 & 過去作の売上振り返り

前までの怠慢を反省し、今週は頑張って作業をしておりました。
その甲斐あって、今日で1つのキャラの基本形が完成しました。

もちろんここから長く苦しいグロ差分の制作が始まるのですが、
・1週間でキャラの基本形完成
・さらに1週間でグロ差分作成
という予定の速度にほぼ戻すことができ、少し安堵しています。

できればこれ以上の速度を出したいのですが、なかなか厳しいですね(>ω<)

前の記事、新作ゲーム鋭意製作中2/同人絵師の差分地獄でも書いたことですが、
着衣差分はどこまでリアルに描くか、作者の本気度が問われます。

前の記事では「バスト寄せ問題」としてブラジャーによって
乳房の輪郭線が変わってしまう問題を取り上げました。

今回新たに問題になったのは「ハイヒール」でした。

基本的に前回と本質的に同じなのですが、
かかとの高い靴を履かせると、足の角度が変わってしまうので
結果的に輪郭線が変わるという問題です。

輪郭線が変わると、
単に上から「靴レイヤー」を書き足して表示するだけでは対応できず、
「身体(足)レイヤー」を靴に合わせて書き直さないといけません。

上の図では線画とベタ塗りの単純な絵なので単に輪郭が変わるだけですが、
実際にはベタ塗りの上に質感や影を表すレイヤーを何重にも付け足すので、
1つ変わるとその他も大幅に加筆しないといけないというわけです。

大変な作業ですが、ゲーム制作とはこのような大変な作業の連続です。。。
今後とも頑張っていきたいと思います!

高額路線の可能性

ツイッターで知ったのですが、
KICHUREA さんという方が1万円(+税)の同人ゲームを売り、
しかもそれが330DLされたとのこと。
●330DLされました。ありがとうございます。

昔の商業ゲームみたいな話でたまげたということなのですが
同時に夢のある話でもあります。

さらにぶったまげたことに、アンゼリ会の九条エミリアさんという方が
5万円のゲームの制作を決意されたとのこと。
●ブロマガでえみりあちゃん! 5月24日 27回目

KICHUREA さんの作品「ヴィルネーメレト」は「とにかくエロ満載」という
王道エロゲ路線の大物量戦略といった作品のようですが、
方やわが D's Production のだいずは1キャラに数週間も掛けてしまう超絶遅筆作家
かつハードコアエログロというマイナー路線ですから
方向性としては全く真逆という感じがします。

ただ、方向性は真逆でも、
高額路線は狙えるのではないかと思った次第です。

D's Production は明らかにニッチな性癖を攻めたサークルです。
つまり1万円とは言わずとも、多少価格が高くても手にとってもらいやすい
ということです。

もちろん内容が伴わなければ満足は得られませんから、
制作に注力することは変わりせんけれども
いざ作品が完成した時にいくらで売るかということを
今から考えているわけです。

過去作の販売戦略と売上

過去に制作した主要作品の売り方について振り返ってみたいと思います。

サキュバス・レ○プ残酷物語


2017年7月発売。
エログロRPG。価格は1700円(+消費税)

体験版では物語の1/3くらいまで進める事ができ、
それ以降は製品版に移行しないと進めないという
非常にオーソドックスな売り方。

サキュバス探訪譚


2017年12月発売。
エロPRG。価格は700円(+消費税)

サキュバス・レ○プ残酷物語が、その過激なグロのため
一部販売サイトで販売できなかったので急遽加筆修正して作ったのが
このサキュバス探訪譚。

実はサキュバス・レ○プ残酷物語の有料販促作品。

有料販促作品という性格のため体験版でストーリーの
最初から最後までプレイ可能だが、1/3くらいからCGに隠蔽が入る。

サキュバスシリーズの《追加パッチ》

《サキュバス・レ○プ残酷物語》と《サキュバス探訪譚》の
販売の特徴として、
2作品を両方買うと少し値段が得になるという設計になっている。

具体的には、
普通の《サキュバス・レ○プ残酷物語》 \1700
普通の《サキュバス探訪譚》 \700
・《サキュバス・レ○プ残酷物語》追加パッチ \1500
・《サキュバス探訪譚》追加パッチ \500
という4種類の商品を別個のものとして売っている。

例えば「普通の《サキュバス・レ○プ残酷物語》」を買った人は
「《サキュバス探訪譚》追加パッチ」を買うことで
200円分安く買う事ができるというわけである。

(追加パッチは、普通の方の製品版のセーブデータがなければ
起動できないようになっている)

虐殺大陸


2019年8月発売。
エログロ・戦略シミュレーションゲーム。価格は1600円(+消費税)

売り方は《サキュバス探訪譚》と同じく、
体験版で最初から最後までプレイできるが、途中からはCGに隠蔽が入る。

実際の売れ行き

この記事を書くに当たって、各作品の総売上数を調査してみました。
(一部のサイトは本当に「調査」してみないと総売上数がわからない)

はじめは各サイトごとの細かい数値をここで公開しようかと
思ったのですが、それは有料記事の方に譲り、
ここでは合計数だけをお伝えすることにしようと思います。

主要3作品売上数(2020年5月25日現在)
《サキュバス・レ○プ残酷物語》(1700円。2017年7月発売) - 218
《サキュバス探訪譚》(700円。2017年12月発売) - 140
《虐殺大陸》(1600円。2019年8月発売) - 191

《サキュバス探訪譚》は単体の作品というより、
《サキュバス・レ○プ残酷物語》との抱合せ商品ですから
売上数が少ないのは当然かと思います。
(寧ろその中では健闘しているとも言える)

注目するべきは《虐殺大陸》で、
《サキュバス・レ○プ残酷物語》が発売から3年近く経って200超えに
達しているのに対し、
《虐殺大陸》は発売から1年足らずでもう200に達しようとしています。

しかも、《虐殺大陸》は体験版で最後までプレイできます。
皆が皆というわけではありませんが、
(隠蔽があるとはいえ)無料でできる作品にわざわざお金を払ってくださるのは、
カンパ的な意味合いが強いのではないかと思います。

違法アップロード・違法ダウンロードが問題になることも多い
インターネットコンテンツですが、
このように正規にお金を支払って買ってくださる方も多数
いらっしゃるというのが否定できない事実です。

このような皆様のご期待にお応えするべく、
今後とも一層努力して参りたいと思います。
何卒、よろしくお願いたしますm(_ _)m

有料記事では、最新の制作画像と
過去作のサイト別の詳細な売上を見ることができます。

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