母の浮気/30
確かに、その言葉通り、江藤さんの肉棒は、今出したばかりだというのに、もう立っていた。しかし、良太には、それがそれほどすごいことなのかどうか、よく分からなかった。一度に三回くらいオナニーする良太にとって、出したばかりですぐ勃起するというのは、ごく普通のことである。大人は違うのだろうかと不思議に思った良太の目に、江藤さんが自らのモノに、何やらゴム製品を装着しているのが見えた。
「そんなものを持ち歩いているって、どういうことなの?」
母が、いたずらっぽい声を出した。
「男のたしなみですよ。他意はありません」
「どうやら、わたし以外ともこういうことをしているみたいね」
「誤解ですよ。うちのと、外でするときのための用意です」
「えっ、外って……青姦?」
「どういう勘違いですか。違いますよ、ラブホですよ」
「あ、そうなんだ」
「それより、いいですか、奥さん? 奥さんの中に入っても」
「どうしようかな、ふふ」
「意地悪言わないでください」
そう言うと、江藤さんは、自らも膝立ちになると、母と目線を合わせて、唇を重ねた。軽く重ねられたキスは、すぐに激しいものになり、くちゅ、くちゅといういやらしい音を立てて、舌が絡み合った。
「はあっ……ああっ……」
江藤さんの手が、母の秘所にかかっている。唇を離した江藤さんが、
「濡れてますね、奥さん」
と笑いながら言った。
「誰のせいよ……責任取ってもらうからね」
そう言うと、母は、江藤さんに抱き付いた。
江藤さんは、母を抱いたまま、ゆっくりと畳の上に寝かせた。そうして、母の足の間に入ると、
「入れますよ」
簡単に言って、腰を進めるようにした。
「はあああっ……ああああっ」
ただ挿入が為されただけのはずなのに、母は悲鳴のような声を上げた。
「ああっ、これ、すごいっ……ひああああんっ」
「痛くないですか? 奥さん?」
江藤さんが上から声をかけるが、母には聞こえていないようだった。ただ、背を弓反りにして、乳房を張り出すようにしている。
「ああっ、すごいっ……すごいっ……」
母は、むやみと、「すごい」を繰り返して、息を荒くした。
江藤さんは、両手を伸ばして、母の豊かな乳房を、ゆっくりと大きく揉みしだいた。男の手によって形を変えられる母の乳房のいやらしさは格別であって、良太の幼いペニスは痛いほど勃起している。
「ああ、最高ですよ、奥さんのナカ……すごく、締め付けてきます」
江藤さんは、余裕のある顔立ちで言うと、
「動きますよ」
と言って、腰を動かし始めた。