母の浮気/67
ヘアのあたりにシャワーを当てると、
「あっ……」
母から吐息が漏れた。
良太は、伸ばした手を、そのヘアの下あたりに当てた。目指すものがどこにあるかは、正確には知らない。しかし、おおよそは知っている。動画でも見たことがあるし、この目で覗いたこともある。そこに指を当てると、にゅるっとした感触を得た。
「はあっ……」
母から、また吐息が漏れる。おそらくここで間違いないだろう。もしも間違っていたら、母が指摘してくれるだろうからということで、良太は、秘唇らしきところに中指を当てると、ゆっくりとこするようにした。そこは、シャワーの水ではない別の粘液で濡れているようだった。
良太は感動した。感じると女は濡れるということは、知識としては、十分すぎるほど知っていたが、現実に体験したのはこれが初めてである。今濡れ出したのか、それとも、さっきから濡れていたのか。後者だとすると、良太の肉棒を撫でていたときから興奮していたということになるが、果たして……しかし、良太は、それを穿鑿する気は毛頭無かった。いずれにしても、母が今まさに濡れているということだけが重要なことであって、それに至る経緯など、どちらでもいいことである。良太が、秘裂を、中指でゆっくりとこすり続けると、
「ああっ……」
母がまた耐えられないように、甘い息を落とした。良太は、間近で、熟女の色っぽい声を聞いて、いっそう肉棒が膨れ上がるのを感じた。もういつでも、発射可能である。
初めての女性器の感触に、良太は感動していた。柔らかくてぬめらかである。いつまででも触っていたかったが、
「ああっ、良太、もういいわ、綺麗になったから……」
母にそう言われては、やめざるを得なかった。その母は、とろんとした目をしていた。良太は、その目に射られて、どきりとした。そうして、このまま、母に抱き付きたい衝動に駆られた。抱き付いて、猛り立ったモノで、思い切り母をよがらせるのだ。よしっ! と思ったそのときに、
「じゃあ、お風呂に浸かりましょう」
と母が言ってきたので、良太の思いはかわされる格好となった。
「一緒に入れるかなあ」
楽しげに疑いの声を出す母に、良太は、自分の足の間に彼女を入れるような格好で入ることを提案した。昔一緒に入っていたときの逆をやろうとしたわけである。
「じゃあ、そうしようか」
承諾を得て、良太は浴槽に入ると、足を開いて、母を待った。
「失礼しまーす」
母が、美しい背中を見せて入ってくる。髪をアップにしているので、うなじもはっきりと見えた。良太は、母の前に手を回すと、そのお腹の辺りで交差させるようにした。