官能物語 2020/09/30 14:00

母の浮気/88

 自分で訊いたことでありながら、良太はびっくりした。まさか、母がイキそうだとは。これこそ、「いずれ」の話だと思っていたので、まるで降って湧いた話である。買ってもいない宝くじに当たったほどの予想外すぎる驚きに打たれた良太が、硬直していると、

「良太ぁ……動いてよぉ……そのままだと辛いの……」

 母が、泣きそうな目で言ってきた。どうやら演技ではないようである。その要求に従って、良太は、腰を動かしてやった。すると、

「はあっ、いいっ、そのまま、動いてて、良太っ!」

 母はそう言って、あご先をあげるようにした。良太は言われたままに動き、肉棒の出し入れを続けた。まだまだぎこちない動きではあるけれど、肉棒を抜かずに、リズミカルに出し入れするくらいのことはできるようになった。

「あっ、あんっ、あっ、ああっ!」

 母の声が浴室の壁にこだまする。四方八方から母の声が聞こえるようで、良太は、余計に感じるのを覚えた。肉棒への刺激もしっかりとあって、膣内はみっちりと締め付けてくる。良太は、自分もまた、絶頂に近づいていることを知った。

 すでに、4回出していて、今回は多少は持ったわけだけれど、これが限界のようだった。そのうちに慣れるのだろうか。いずれは、30分でも一時間でも出さずに、女を感じさせられるようになるのだろうか。とてもそうは思えないけれど、そう信じるしかない。

「ああっ、良太、もうダメッ……ああ、イキそう……はあっ!」

 母の声がいっそう切実さを帯びたようである。

 良太ももう少しで限界に達することが分かった。奥歯を噛みしめるようにしながら、襲い来る快感に耐えて腰を振り続けた。ピストン運動のせいで、母の体が揺れて、それに応じて、豊満な乳房も揺れた。良太は、その両の乳房をつかんだ。柔肉に指を埋めながら、さらに、腰を振り続ける。肉棒が発火するほど熱くなっているのが分かる。肉竿の根本にどろどろとして溜まるものが、出口を求めていた。

「良太……ああっ、ダメッ、イクッ……ああああっ!」

 母がイク前に、良太の方に先に限界が訪れた。限界点を超えた肉棒は、母の膣奥で、弾けた。

 どくどくどくどくっ、と精が吐き出されたその瞬間に、

「ああっ、イクッ、イクーーーーッ!」

 母の声が高く響いて、次の瞬間、ぎゅうううと膣内が締まるのを、良太は感じた。

――おおっ!

 イッた直後にさらなる締め付けを得た良太は、天国を味わった。

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