官能物語 2020/10/06 14:00

母の浮気/94

 そのままキスを続けていると、母の鼻息が荒くなるのが分かる。良太は、母の片方の腕が自分の背中に回されるのを感じた。一方の手は、良太の後頭部に回されている。くちゅ、くちゅと、二人の舌がこすれる音が浴室に響いた。

「はあっ……ふふ、本当に元気ね、良太。さっき、出したばかりでしょ……」

 キスをやめると、唇を放した母が、目をとろんとさせて言った。

「もう一度するよ、いいね?」

 良太は、今度は、強い口調で言った。すると、母は、うん、と素直にうなずいた。この母に対しては、少し強く言うくらいがいいのかもしれないと良太は思った。

 息子から離れた母は、自分でマットを用意すると、その上に、昨夜のようではなくて、四つん這いになった。良太は、母の尻が上がるのを見た。尻穴がはっきりと見える。

「後ろからして、良太……」

 顔を振り向かせてそれだけ言うと、母は、前を向いた。
 バックである。
 何度も動画は見たことがある良太のあこがれの体位だった。良太は膝をマットにつけた。そうして、母の尻たぶの間に、肉棒を近づけていった。近づけるのはいいにしても、正常位と比べると、入れるべきところが見えにくい。良太は、とりあえず手で探って、位置をはっきりと確認した。

「あんっ」

 母が軽く尻を揺らすようにする。そこは、ぐしょぐしょに濡れていた。良太は自分の性欲もそれなりだが、それを受け止める母の性欲も相当なものではなかろうかと思った。

 良太は手で探ったところへ、亀頭を近づけた。

 とりあえずやってみないと始まらない。亀頭を近づけていくと、ぬちゃりとした感触を得た。そこに押しつけると、正常位では簡単に入ったものが、なかなか入らない。それどころか上滑りする始末である。

「良太ぁ……焦らさないでよぉ……」

 母がふりふりと尻を軽く揺らすようにする。
 別に焦らしているわけではない。入らないのである。ふりふりされた尻を、張りたくなった良太は、気持ちのままに、軽く張ってみた。

「あんっ!」

 母から声が上がる。その声は、嫌がっているような色合いでは無かった。おや、と思った良太は、挿入の前に、もう少しスパンキングしてみることにした。パン、パン、パンと小気味よい音が出るくらいの強さで叩いてやると、

「あんっ、あんっ、あんっ!」

 と上がる声が艶っぽい。どうやら、母はM気もあるようである。一つ発見した良太だったが、良太としては、Sの気があるわけではなく、というより、経験が少ないので、SだかMだか、という話にまだならないのであって、とりあえず、経験を積むために、もう一度挿入にトライすることにした。

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