母の浮気/118
そうして、肉棒を上下にゆっくりとこするようにした。
「ううっ……」
良太は、喘ぎ声を漏らした。ローションがまみれた手で、ねっとりと肉棒をこすられると、その柔らかな性感がじれったく、返って性感が高まるような気がする。
「気持ちいい? 良太?」
「うん……」
「出したくなったら、いつでも出していいからね」
出すとしたら、母のナカに出したい良太は、母が肉棒をいじるのに飽きて、あるいは、彼女の方から交わりたくなるまで耐えることにした。幸い、と言っていいかどうか分からないが、さきほど一度射精したばかりであるし、また、手コキによる快感は膣内のそれよりはずっと優しいので、ある程度は耐えることができそうだった。そんなことを考えていた矢先に、
「ああっ!」
良太は、思わず腰を震わせた。亀頭から、鋭い快感が起こったのである。見ると、母は肉棒をこする手を休めて、その底を握るようにすると、もう一方の手で、指先を使って、亀頭を撫でるようにしていた。
ぬるぬるした指で、亀頭表面、そして、尿道口を責められた良太は、髪を掻きむしりたいようなじりじりとした気持ちを味わった。
「ふふっ、良太のおちんちんの先から何か出てきているわよ。これって、ローションじゃないみたいだけど、何かなあ」
息子をからかうようにしながら、なおも尿道口を中心として亀頭回りを撫でる母は、うっとりとした目をしていた。彼女のS的な部分である。良太は、美しい熟女に責められる自分に興奮を覚えた。
自分にもM性があることを認めた良太は、母が、亀頭から手を放すのを見た。いよいよ合体だろうかと思った良太は、母がまだ手コキに執心しているらしいことが分かった。肉竿の底を握っていた手を上下に動かすようにする。その手はさっきよりもリズミカルに動いて、しかもカリ首のあたりまで刺激するので、これもまたこれで気持ちがいい。
「ああっ、本当に、硬い……ステキよ、良太……欲しくなってきちゃった……」
母は手を動かしながら言う。
欲しくなってきたのだったら、もう挿入させてくれたらいいのにと思った良太は、彼女のもう一方の手が肉棒の下に回るのを感じた。玉袋を握るようにするのが分かって、良太は、肉竿に熱が溜まるのを感じた。どうやら、射精の準備が整いつつあるらしい。手コキではイカないだろうと思っていたけれど、母の手技は想像以上に気持ちがいいということだった。
「母さん……そろそろ……」
良太は、こちらから催促することにした。このままだと、外で射精してしまうことになる。
母の手の動きがやむ。
ようやくかと思った良太は、玉袋のそのさらに下に、母の指が当てられるのが分かった。