母の浮気/138
ここ一両日で我ながら随分と腰の振り方も様になってきたものである、と良太は思った。あるいは、ちゃんとした腰の振り方というものがあるかもしれず、今度、ネットで調べてみようと思った。
考えてみれば、おかしなものである。セックスの動画は浴びるほどみたのに、肝心の、セックスのやり方については、きちんと調べたことがない。動画を見ているうちに自然とできる気になっているのか、あるいは、エッチはしたくても、そのための、お勉強には興味が無いのか分からないが、この先、確実に母を自分のものにしたいのなら、セックスや女体についての知識はいくらあってもいい。
そんなことを考えながら、腰を振っていると、
「あっ、あっ、あっ、良太っ、ああっ、いいっ!」
母の喘ぎ声が大きくなっているようである。ベッドのシーツをぎゅっと握るようにして、性感に耐える様子を見せているのが、愛らしい。良太は、ビンッと勃起した乳首を、つまんでやった。
「ひああんっ!」
びくんっ、と体を震わせ、唇を軽く開くようにした母の、その表情はゆるんでいる。気持ちがいいらしいと思った良太は、ぎゅっと少し強めに乳房をつぶすようにしながら、腰を動かして、硬い肉棒で、柔らかく濡れた膣壁をこすっては、奥を突き続けた。
「はあっ、ああっ、ダメッ、ああっ、もうダメッ!」
母は、顔を横に振るようにした。
ダメということはいいということである。彼女の声に力を得た良太は、しかし、腰の振り方は一定にしておいた。今のままで十分に気持ちがいいし、自分が感じることが今の目的ではない。
とはいえ、母の膣内を突くことは、さすがの快感だった。ここ一両日でさんざん射精しているので、射精感はまだまだ遠いが、これが普段だったら、ひとたまりもないことだろう。他の女のナカもここまで気持ちがいいのだろうか。良太は、久司の母とするときのことが楽しみだった。
――てか、本当にしてくれるんだろうな。
そこが、半信半疑である。久司の母は、良太の母親と違って、浮気性にも見えない。たわむれに息子の友人と体を交えるなどということをしそうにもない。しかし、たわむれでないとしたら、本気ということになって、彼女が自分に本気になることなどあるのだろうか、と思えば、そんなこともありそうにない。
――まあ、いいや、なるようになれだ。
そんなことを思いながら、腰を振り続けているうちに、
「ああっ、イクッ、イクッ、良太っ……はああっ、イッちゃう、あああっ、イクゥゥゥゥ!」
母が絶頂に達したようである。